2016/08/06(土) - 16:48
ツール・ド・フランスを走った全22チームのロードバイク&TTマシンを、3チームごとに7回にわけて紹介。第2弾ではアスタナのスペシャライズド、AG2Rラモンディアールのフォーカス、IAMサイクリングのスコットをピックアップします。
アスタナ【スペシャライズド S-WORKS TARMAC、S-WORKS SHIV TT(TTバイク)】
ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)のスペシャライズド S-WORKS TARMAC photo:Makoto.AYANO
アルの出身地であるイタリア・サルデーニャ州の州旗をモチーフとしたグラフィックがあしらわれる photo:Makoto.AYANO
アルミのリンクを繋ぐことで抵抗を低減したアウターワイヤー「i-Link」を使用する photo:Makoto.AYANO
アスタナのバイクサプライヤーは、スペシャライズド。総合系のライダーが多いこともあり、どのライダーもオールラウンドモデル「S-WORKS TARMAC」をメインに使用。エアロロード「S-WORKS VENGE ViAS」を駆るアスタナのライダーは確認できなかった。
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)のスペシャライズド S-WORKS TARMAC photo:Makoto.AYANO
ハンドル、ステム、シートポストは2014年にツールを制した際に限定生産されたシャークモデル photo:Makoto.AYANO
3大グランツールを制覇したことを記すマークがあしらわれる photo:Makoto.AYANO
なお、変速性能を高めるためなのかリアエンドはスチール製の特別品に換装。ファビオ・アル(イタリア)には出身地サルデーニャ州の国旗を、ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)にはサメのニックネームにちなんで海をモチーフとしたスペシャルペイントのマシンが供給された。
パオロ・ティラロンゴ(イタリア、アスタナ)のスペシャライズド S-WORKS TARMAC photo:Makoto.AYANO
ホイールはフレンチブランドのコリマ。 photo:Makoto.AYANO
ディレーラーハンガーはスチール製に換装されている photo:Makoto.AYANO
パワーメーターはSRMのカンパニョーロ4アームタイプ photo:Makoto.AYANO
コンポーネントは電子式のカンパニョーロSUPERRECORD EPS。パワーメーターはクランク式のSRMで、カンパニョーロ4アーム仕様を採用する。ホイールは長年に渡ってサポートを受けるフレンチブランドのコリマで、カーボンスポーク仕様のMCCシリーズをチョイスするライダーも。組み合わせるタイヤは、スペシャライズドのハイグリップモデルTURBOシリーズ。ハンドル、ステム、シートポストは、FSAのハイエンドに位置づけられるK-FORCEシリーズ。サドルはスペシャライズドで、ペダルはルックKeo Bladeだ。
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)のスペシャライズド S-WORKS SHIV TT photo:Makoto.AYANO
表皮を張り替えロゴを消したフィジーク製と思わしきサドル photo:Makoto.AYANO
なぜか、ピットにはアレクサンドル・ヴィノクロフ大佐のTTバイクが photo:Makoto.AYANO
TTバイクはロングセラーモデルの「S-WORKS SHIV TT」。ハンドル周りはFSAのエアロパーツ部門であるヴィジョンとしている。
AG2Rラモンディアール【フォーカス IZALCO MAX、IZALCO CHRONO MAX(TTバイク)】
ミカエル・シュレル(フランス、AG2Rラモンディアール)のフォーカス IZALCO MAX photo:Makoto.AYANO
ロメン・バルデ(フランス)が総合2位に入ったAG2Rラモンディアール。メインバイクは、フォーカスが誇るハイエンドモデル「IZALCO MAX」だ。丸断面のチューブで構成されるシンプルな設計のフレームに、300gを切るフロントフォークを組み合わせ、軽量化を図ったオールラウンドな1台である。
コンポーネントはスラムで、無線式のRED eTapをメインに、eTapでは対応していない28T以上のスプロケが必要となる山岳ステージでは機械式のRED 22を使用。また、ある山岳ステージではプロトタイプのアルミ製ロングゲージを装着したeTapのリアディレーラーが使用されているのが確認された。クランク式のパワーメーターはスラム系列のクォーク製だ。
プロトタイプのアルミ製ロングゲージを装着したRED eTapのリアディレーラー photo:Makoto.AYANO
「Blips」をスプリンタースイッチとして使用 photo:Makoto.AYANO
ホイ-ルにはジップを採用する photo:Makoto.AYANO
山岳ステージでは、最大32Tに対応する機械式変速のRED 22が多く使用された photo:Makoto.AYANO
ホイ-ルはジップで、303や404をメインに使用。組み合わせるタイヤはプロ供給専用のコンチネンタル COMPETITION PRO LTD。ハンドルとステムもジップから供給を受けるが、大きな開口部が特徴のシートポストはCONCEPT CPX PLUSというフォーカスのオリジナル品。サドルとバーテープはフィジーク
、ペダルはルック Keo Blade、ボトルとケージはエリートとしている。
TTバイクはフォーカス IZALCO CHRONO MAX photo:Makoto.AYANO
パワーメーターはスラム系列のクォーク。TTでは多くのライダーがエアロチェーンリングを使用する photo:Makoto.AYANO
eTapの変速スイッチ「Blips」を取り付け、操作性を高めている photo:Makoto.AYANO
TTバイクは、ヘッドチューブと一体化したステムや、エアロタイプのVブレーキなど、トレンドの設計を網羅した「IZALCO CHRONO MAX」。昨年のツールではコンポーネントが機械式のRED 22だったが、今ツールではRED eTapとなっている。eTapの変速スイッチ「Blips」をDHバー先端とベースバーの計4箇所に取り付け、ハンドルのどこを握っていても変速できるセッティングとされていた。
IAMサイクリング【スコット FOIL、ADDICT、PLASMA 5(TTバイク)】
ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、IAMサイクリング)のスコット ADDICT TEAM ISSUE photo:Makoto.AYANO
コロンビア人クライマーのヤルリンソン・パンタノの活躍が光ったIAMサイクリング。バイクサプライヤーはチームと同じくスイスを拠点とするスコット。今大会では軽量クライミングモデルの「ADDICT」がメインで使用された他、エアロロードの「FOIL」をチョイスするライダーもいた。
コンポーネントは、シマノDURA-ACEでペダルまで統一され、リアディレーラーのプーリーはサイクリングセラミックス社の製品に換装されている。パワーメーターはプロチームの定番であるクランク式のSRM。ホイールはDTスイスのRCシリーズで、55mmハイトや38mmハイトを中心に、コースプロフィールに応じて使い分けていた。組み合わせるタイヤはプロ供給専用のコンチネンタル COMPETITION PRO LTDだ。
トライアスロン界でシェアの高いISMのサドルを使用するライダーも photo:Makoto.AYANO
FOILの超大径コラムに対応するシンクロスの専用ステム photo:Makoto.AYANO
プーリーはサイクリングセラミックス社のものに換装される photo:Makoto.AYANO
ホイールはDTスイスを採用する photo:Makoto.AYANO
オリバー・ナーセン(ベルギー、IAMサイクリング)のスコット FOIL TEAM ISSUE photo:Makoto.AYANO
ハンドル、ステム、シートポスト、サドル、バーテープに至るまで、コックピット系パーツはスコット傘下のパーツブランドであるシンクロスで固められる。ただ、中にはトライアスロン界でシェアの高いISM社のサドルを使用するライダーも。ボトル&ケージはエリートを採用する。
TTバイクは、スコットが誇る空力テクノロジーを駆使し設計された「PLASMA 5」。組み合わせるリア用ディスクホイールは、DTスイスとライトウェイトとコラボレーションした「RRC 2.0 DISC DICUT」のように見える。だが、ライトウェイト関係者からの情報によると、IAMサイクリングはライトウェイトのディスクホイール「AUTOBAHN」をツール開幕前に自費購入したのだとか。真相は不明だ。
IAMサイクリングのスコット PLASMA 5 TEAM ISSUE photo:Makoto.AYANO
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
アスタナ【スペシャライズド S-WORKS TARMAC、S-WORKS SHIV TT(TTバイク)】



アスタナのバイクサプライヤーは、スペシャライズド。総合系のライダーが多いこともあり、どのライダーもオールラウンドモデル「S-WORKS TARMAC」をメインに使用。エアロロード「S-WORKS VENGE ViAS」を駆るアスタナのライダーは確認できなかった。



なお、変速性能を高めるためなのかリアエンドはスチール製の特別品に換装。ファビオ・アル(イタリア)には出身地サルデーニャ州の国旗を、ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)にはサメのニックネームにちなんで海をモチーフとしたスペシャルペイントのマシンが供給された。




コンポーネントは電子式のカンパニョーロSUPERRECORD EPS。パワーメーターはクランク式のSRMで、カンパニョーロ4アーム仕様を採用する。ホイールは長年に渡ってサポートを受けるフレンチブランドのコリマで、カーボンスポーク仕様のMCCシリーズをチョイスするライダーも。組み合わせるタイヤは、スペシャライズドのハイグリップモデルTURBOシリーズ。ハンドル、ステム、シートポストは、FSAのハイエンドに位置づけられるK-FORCEシリーズ。サドルはスペシャライズドで、ペダルはルックKeo Bladeだ。



TTバイクはロングセラーモデルの「S-WORKS SHIV TT」。ハンドル周りはFSAのエアロパーツ部門であるヴィジョンとしている。
AG2Rラモンディアール【フォーカス IZALCO MAX、IZALCO CHRONO MAX(TTバイク)】

ロメン・バルデ(フランス)が総合2位に入ったAG2Rラモンディアール。メインバイクは、フォーカスが誇るハイエンドモデル「IZALCO MAX」だ。丸断面のチューブで構成されるシンプルな設計のフレームに、300gを切るフロントフォークを組み合わせ、軽量化を図ったオールラウンドな1台である。
コンポーネントはスラムで、無線式のRED eTapをメインに、eTapでは対応していない28T以上のスプロケが必要となる山岳ステージでは機械式のRED 22を使用。また、ある山岳ステージではプロトタイプのアルミ製ロングゲージを装着したeTapのリアディレーラーが使用されているのが確認された。クランク式のパワーメーターはスラム系列のクォーク製だ。




ホイ-ルはジップで、303や404をメインに使用。組み合わせるタイヤはプロ供給専用のコンチネンタル COMPETITION PRO LTD。ハンドルとステムもジップから供給を受けるが、大きな開口部が特徴のシートポストはCONCEPT CPX PLUSというフォーカスのオリジナル品。サドルとバーテープはフィジーク
、ペダルはルック Keo Blade、ボトルとケージはエリートとしている。



TTバイクは、ヘッドチューブと一体化したステムや、エアロタイプのVブレーキなど、トレンドの設計を網羅した「IZALCO CHRONO MAX」。昨年のツールではコンポーネントが機械式のRED 22だったが、今ツールではRED eTapとなっている。eTapの変速スイッチ「Blips」をDHバー先端とベースバーの計4箇所に取り付け、ハンドルのどこを握っていても変速できるセッティングとされていた。
IAMサイクリング【スコット FOIL、ADDICT、PLASMA 5(TTバイク)】

コロンビア人クライマーのヤルリンソン・パンタノの活躍が光ったIAMサイクリング。バイクサプライヤーはチームと同じくスイスを拠点とするスコット。今大会では軽量クライミングモデルの「ADDICT」がメインで使用された他、エアロロードの「FOIL」をチョイスするライダーもいた。
コンポーネントは、シマノDURA-ACEでペダルまで統一され、リアディレーラーのプーリーはサイクリングセラミックス社の製品に換装されている。パワーメーターはプロチームの定番であるクランク式のSRM。ホイールはDTスイスのRCシリーズで、55mmハイトや38mmハイトを中心に、コースプロフィールに応じて使い分けていた。組み合わせるタイヤはプロ供給専用のコンチネンタル COMPETITION PRO LTDだ。





ハンドル、ステム、シートポスト、サドル、バーテープに至るまで、コックピット系パーツはスコット傘下のパーツブランドであるシンクロスで固められる。ただ、中にはトライアスロン界でシェアの高いISM社のサドルを使用するライダーも。ボトル&ケージはエリートを採用する。
TTバイクは、スコットが誇る空力テクノロジーを駆使し設計された「PLASMA 5」。組み合わせるリア用ディスクホイールは、DTスイスとライトウェイトとコラボレーションした「RRC 2.0 DISC DICUT」のように見える。だが、ライトウェイト関係者からの情報によると、IAMサイクリングはライトウェイトのディスクホイール「AUTOBAHN」をツール開幕前に自費購入したのだとか。真相は不明だ。

photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
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