2016/06/28(火) - 09:15
オランダに本拠地を構える総合サイクルアクセサリーブランド、BBBからエアロヘルメット「TITHON(ティトノス)」がリリースされた。オールラウンドモデル、「ICARUS(イカロス)」と合わせて紹介しよう。取り扱いはライトウェイプロダクツジャパン。
BBB TITHON
UCIワールドチームのFDJやプロコンチネンタルチームのワンティ、ツール・ド・ルクセンブルクで総合優勝を果たしたルームポットなどが使用するBBBのヘルメット。同社のエアロロードヘルメットとしては処女作となるのが、今回紹介するTITHON(ティトノス)だ。
BBBがTITHONを開発するにあたり重視したのが、エアロダイナミクスとクーリング機能を両立させること。空気抵抗を極限まで減らしつつ、体力を損なわない冷却性能を持つという、相反する要素を高次元でバランスさせるために、BBBは長い年月を費やした。
TITHONの開発のために、BBBはヨーロッパでも屈指の名門校であるデルフト工科大学に協力を要請。両者は協力しながら、多くの風洞実験を重ねて理想的な形状を煮詰めていった。その中で行った、ライバルブランドのヘルメットとの比較実験においても、TITHONは優秀な数値を示したという。
TITHONの高い空力性能を実現する大きな要素がコンパクトなシェルのデザインである。従来のヘルメットと比べると、幅と高さ共に寸法を抑えたスリムなデザインを採用し、前方投影面積を大幅に減少させることに成功している。空気抵抗に大きな影響をもたらすベンチレーションホールの数は計5つ。ヘルメット前部に2つ、後部に3つという最小限のベンチレーションホールによって、最高のエアロダイナミクスを実現した。
穴の数自体は少ないものの、通気性はしっかりと確保されている。風洞実験でテストしていたのは、エアロダイナミクスのみではない。ヘルメット内のエアフローについても試行錯誤を重ね、最も効率的な通気チャンネルを生み出すことに成功した。ヘルメット前部の2つのホールに加え、額と接する部分が凹まされていることで、3つの空気の流れをヘルメット内に導入し、後部のホールから排気することで常に新鮮な空気を取り入れるようになっている。
雨や汗などによる劣化の影響を受けづらいように、帽体を構成する高密度EPSフォームには表面処理が施されている。また、さらっとした肌触りで速乾性に優れるインナーパッドはシルバープロテクション抗菌処理が施され、雑菌の繁殖による嫌な匂いの発生を抑えている。
帽体は縦長の楕円形状となっているが、横幅は広め。普段カブトのS/Mサイズを愛用している編集部員がMサイズを被ったところ、頭はすっぽりと収まる。アジャスターを強めに締めるとこめかみ部分が少し当たるものの、普通に被る分に痛みが発生することはなかった。エアチャンネルもしっかりと仕事をしており、風がヘルメット内を抜けていくのが感じられた。
カラーはマットブラックとホワイトの2種類。サイズはMとLの2種類が用意される。プロレースの一線で活躍するエアロロードヘルメットとしては、19,440円(税込)とリーズナブルな価格も魅力的な一品に仕上がっている。実測重量はMサイズが268g、Lサイズが284gだ。
BBB TITHON
サイズ:M(52-58cm)、L(58-62cm)
カラー:マットブラック、ホワイト
実測重量:268g(Mサイズ)、284g(Lサイズ)
価 格:19,440円(税込)
BBB ICARUS
BBが供給するプロチームの選手たちに山岳ステージを中心として使われているのが、オールラウンドモデルであるICARUS(イカロス)だ。29個のベンチレーションホールを備えることで、最高のエアフロー性能を実現。熱がこもりやすいヒルクライムなどでも、快適に走ることができる軽量モデルである。
多くのベンチレーションホールを配置しながらも、ヘルメットとして最も大切な安全性はおろそかにされていない。強度を確保するために、アウターシェルにはカーボン素材を採用し、軽量でありながら強靭なヘルメットとなっている。高密度EPSフォームで成型されたインナーシェルは、内部に特殊な補強材をクモの巣状に組み込む「スパイダーウェブ」構造を採用。この構造によって、強い衝撃に対する安全性を確保した。
また、さらっとした肌触りで速乾性に優れるインナーパッドはシルバープロテクション抗菌処理が施され、雑菌の繁殖による嫌な匂いの発生を抑えている。加えて、フィッティング感を高めるため、3方向から立体的に頭にフィットするフレックスクローズアジャストシステムを採用している。
TITHON同様、帽体は縦長の楕円形状となっているが、横幅は広め。だが、イカロスの方が楕円率は低いようだ。きっちりとアジャスターを締めこんでも、特にどこかが当たるという事はなく、快適に使うことができそうだった。
カラーはマットブラック、マットブラック/ホワイト、ブルー/ホワイト、マットブラック/ネオンイエロー、マットホワイト、ブラック/ブルー、ブラック/レッドの計7色。サイズはMとLの2種類となっている。実測重量はMサイズが252g、Lサイズが286g。価格は34,560円 (税込)。
BBB ICARUS
サイズ:M(52-58cm)、L(58-62cm)
カラー:マットブラック、マットブラック/ホワイト、ブルー/ホワイト、マットブラック/ネオンイエロー、マットホワイト、ブラック/ブルー、ブラック/レッド
実測重量:252g(Mサイズ)、286g(Lサイズ)
価 格:34,560円(税込)
BBB TITHON
UCIワールドチームのFDJやプロコンチネンタルチームのワンティ、ツール・ド・ルクセンブルクで総合優勝を果たしたルームポットなどが使用するBBBのヘルメット。同社のエアロロードヘルメットとしては処女作となるのが、今回紹介するTITHON(ティトノス)だ。
BBBがTITHONを開発するにあたり重視したのが、エアロダイナミクスとクーリング機能を両立させること。空気抵抗を極限まで減らしつつ、体力を損なわない冷却性能を持つという、相反する要素を高次元でバランスさせるために、BBBは長い年月を費やした。
TITHONの開発のために、BBBはヨーロッパでも屈指の名門校であるデルフト工科大学に協力を要請。両者は協力しながら、多くの風洞実験を重ねて理想的な形状を煮詰めていった。その中で行った、ライバルブランドのヘルメットとの比較実験においても、TITHONは優秀な数値を示したという。
TITHONの高い空力性能を実現する大きな要素がコンパクトなシェルのデザインである。従来のヘルメットと比べると、幅と高さ共に寸法を抑えたスリムなデザインを採用し、前方投影面積を大幅に減少させることに成功している。空気抵抗に大きな影響をもたらすベンチレーションホールの数は計5つ。ヘルメット前部に2つ、後部に3つという最小限のベンチレーションホールによって、最高のエアロダイナミクスを実現した。
穴の数自体は少ないものの、通気性はしっかりと確保されている。風洞実験でテストしていたのは、エアロダイナミクスのみではない。ヘルメット内のエアフローについても試行錯誤を重ね、最も効率的な通気チャンネルを生み出すことに成功した。ヘルメット前部の2つのホールに加え、額と接する部分が凹まされていることで、3つの空気の流れをヘルメット内に導入し、後部のホールから排気することで常に新鮮な空気を取り入れるようになっている。
雨や汗などによる劣化の影響を受けづらいように、帽体を構成する高密度EPSフォームには表面処理が施されている。また、さらっとした肌触りで速乾性に優れるインナーパッドはシルバープロテクション抗菌処理が施され、雑菌の繁殖による嫌な匂いの発生を抑えている。
帽体は縦長の楕円形状となっているが、横幅は広め。普段カブトのS/Mサイズを愛用している編集部員がMサイズを被ったところ、頭はすっぽりと収まる。アジャスターを強めに締めるとこめかみ部分が少し当たるものの、普通に被る分に痛みが発生することはなかった。エアチャンネルもしっかりと仕事をしており、風がヘルメット内を抜けていくのが感じられた。
カラーはマットブラックとホワイトの2種類。サイズはMとLの2種類が用意される。プロレースの一線で活躍するエアロロードヘルメットとしては、19,440円(税込)とリーズナブルな価格も魅力的な一品に仕上がっている。実測重量はMサイズが268g、Lサイズが284gだ。
BBB TITHON
サイズ:M(52-58cm)、L(58-62cm)
カラー:マットブラック、ホワイト
実測重量:268g(Mサイズ)、284g(Lサイズ)
価 格:19,440円(税込)
BBB ICARUS
BBが供給するプロチームの選手たちに山岳ステージを中心として使われているのが、オールラウンドモデルであるICARUS(イカロス)だ。29個のベンチレーションホールを備えることで、最高のエアフロー性能を実現。熱がこもりやすいヒルクライムなどでも、快適に走ることができる軽量モデルである。
多くのベンチレーションホールを配置しながらも、ヘルメットとして最も大切な安全性はおろそかにされていない。強度を確保するために、アウターシェルにはカーボン素材を採用し、軽量でありながら強靭なヘルメットとなっている。高密度EPSフォームで成型されたインナーシェルは、内部に特殊な補強材をクモの巣状に組み込む「スパイダーウェブ」構造を採用。この構造によって、強い衝撃に対する安全性を確保した。
また、さらっとした肌触りで速乾性に優れるインナーパッドはシルバープロテクション抗菌処理が施され、雑菌の繁殖による嫌な匂いの発生を抑えている。加えて、フィッティング感を高めるため、3方向から立体的に頭にフィットするフレックスクローズアジャストシステムを採用している。
TITHON同様、帽体は縦長の楕円形状となっているが、横幅は広め。だが、イカロスの方が楕円率は低いようだ。きっちりとアジャスターを締めこんでも、特にどこかが当たるという事はなく、快適に使うことができそうだった。
カラーはマットブラック、マットブラック/ホワイト、ブルー/ホワイト、マットブラック/ネオンイエロー、マットホワイト、ブラック/ブルー、ブラック/レッドの計7色。サイズはMとLの2種類となっている。実測重量はMサイズが252g、Lサイズが286g。価格は34,560円 (税込)。
BBB ICARUS
サイズ:M(52-58cm)、L(58-62cm)
カラー:マットブラック、マットブラック/ホワイト、ブルー/ホワイト、マットブラック/ネオンイエロー、マットホワイト、ブラック/ブルー、ブラック/レッド
実測重量:252g(Mサイズ)、286g(Lサイズ)
価 格:34,560円(税込)
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