2016/06/01(水) - 09:03
今回のインプレッションで取り上げるのは、デローザの新型コンプリートバイク「Nick」。カーボンフレームにシマノ105コンポを組み合わせ、手に取りやすい価格を実現した「新世代のデローザ」の実力は如何に?
イタリア・ミラノに工房を構える「デローザ」。創業から60年以上に渡ってレーシングバイクを作り続け、その中で勝利してきたレースは枚挙に暇がない老舗ブランドだ。カーボン製のフラッグシップ「PROTOS」や軽合メタルのレースモデル「SCANDIUM」など、今もなおイタリア国内で製造されるハイグレードモデル達は「高嶺の花」として多くのサイクリストから羨望の眼差しで見られている。
一方で、より多くのサイクリストに自らのバイクを楽しんでもらいたいと、近年ではエントリー~ミドルグレード帯の拡充にも活発だ。古くから同郷のコンポーネントメーカーであるカンパニョーロとの強い協力関係にあるが、2015年からはシマノコンポーネント搭載の完成車を展開している。2016ラインアップでは2モデルのシマノ105完成車が用意されており、その上位グレードにあたるのが今回インプレッションを行う「Nick(ニック)」だ。
ニックという親しみやすい社名はデローザ創業者ウーゴ氏の孫にあたるニコラス氏のニックネームで、「新世代のデローザ」としての意味合いが込められているという。そして、より若い層のサイクリストに手にとって欲しいとの狙いから、グラフィックにはニコラス氏自身の意見が取り入れられており、シンプルながらもイタリアを感じさせる凝った塗り分けペイントがなされている。
フレーム素材には3Kカーボンを採用し、これをモノコック工法で成型。同じシマノ105完成車としてほぼ同価格でラインアップされていた2015モデルのPLANETと比較して、フレーム単体で100gを削減してみせた。エントリーグレードのカーボンバイクでありながら、軽量化を果たした意味合いは小さくない。
フレーム全体の設計は昨今のトレンドである、上部に快適性を、下部に剛性を担わせるもの。角のアールが大きな正方形断面のダウンチューブや、目一杯にシェル幅を拡大したBB386規格のハンガー部、縦方向に高さを持たせたチェーンステーにより、ペダリング剛性を高めている。
一方、緩やかにカーブする扁平形状のトップチューブや、内側にベンドさせた細身のシートステー、細身のシートチューブによって振動吸収性を確保。週末のサイクリングからロングライド、ヒルクライム、ロードレースにと、様々なシチュエーションに対応する懐の深い乗り味に仕上がったという。
ワイヤー類は全て内装式で、エントリーグレードながらも、シマノDi2とカンパニョーロEPSの両電動コンポーネントのケーブルも全て内装可能と、先のアップグレードも考慮されている点は嬉しいポイントだ。各ケーブル出入口の配置やグロメットの形状を整え、スムーズな操作感を追い求めていることはさすが老舗ブランドと言えるだろう。
コンポーネントにはシマノ105を採用し、クランクやブレーキ、ケーブル、チェーンなどコストダウンの対象となりがちなパーツも全て同グレードで整えられている。ホイールは同じくシマノのWH-RS11。ハンドル、ステム、シートポストはFSA Gossamerとブランドの統一感も上々だ。
そしてスマートなルックスのセライタリアSLサドルやヘッドパーツ、付属するボトルゲージにはデローザのロゴが入る特別仕様とされるほか、ホイール用のデローザロゴステッカーが付属するなど、所有欲を高めるポイントにも妥協が無い。
サイズは46、48、50、52、54.5の5種類が用意されるほか、国内限定カラーを含む4つのカラーバリエーションがある。いずれも3色を塗り分けており、デローザらしいデザイン性の高い仕上がりだ。それでは早速インプレッションに移ろう。
ー インプレッション
「エントリーモデルよりもワンランク上の走行性能 30万円台のバイクにはない仕上がりの良さがある」
早坂 賢(ベルエキップ)
いわゆるエントリーグレードと比較して、ワンランク上の走行性能だと感じました。同じく105仕様の完成車で下位グレードであるAVANTのしなやかさと比べると、Nickはもう少しシャキッとした乗り味で、全体的に軽快感があります。
ペダリング剛性は高すぎず低すぎず。踏み味が硬いわけではありませんが、芯があり、素直に進んでくれます。反応性は良いといっても差し支えないでしょう。恐らくチェーンステーを後方にかけて絞ることで、意図的にウィップさせ、剛性バランスを整えていると考えられます。
ヘッド周りは充分に剛性があり、カッチリとした印象を受けます。直進安定性が高く、速度が上がるにつれてよりスムーズさが増していくため、高速の下りでも不安は感じません。そのためヒラヒラとしたハンドリングは少し苦手ですが、ハンドルから手を放してもふらつきづらいので、ビギナーでも降り怖いとは感じにくいはずです。フルブレーキを掛けてもでもフレームとフォークが制動力をがっちりと受け止めてくれるので不安はありません。
登りでは重いギアを踏み込むというよりも、サドルに座りながら軽めのギアを高ケイデンスで回すと、より良く進んでくれました。ダンシングのリズムは少し遅めでしょうか。優れた快適性はカーボンバイクならでは。バイク全体で振動をいなしているように感じました。これだけの振動吸収性があれば、ロングライドも快適にこなせるはずです。
総じて、Nickは幅広いシチュエーションに対応するバイクだと評価できます。登りでもよく走ってくれることからヒルクライムにも良いでしょうし、振動をよく吸収してくれることから長距離・長時間のライドにもピッタリ。30万円台でシマノ105仕様のカーボンバイクは他社からも多くリリースされていますが、3色を塗り分けたグラフィックや、他ブランドとは違う色使い、ハートマークのロゴはデローザならでは。購入した方の所有欲を存分に満たしてくれることでしょう。
オススメしたいユーザー層は、これから2台目を購入しようと考えている方ですね。1台目として低価格帯のアルミバイクを乗っていた方が、カーボンバイクを欲しくなってきたという時には、有力な選択肢になるはず。もちろん、予算が許すのであれば1台目にも良いでしょう。
そして、アップグレードにも充分に対応してくれます。シマノとの組み合わせも違和感はないのですが、デローザといえばやっぱりカンパニョーロ。フレームが持つ巡航性能を更に引き出すという意味でも、ホイールをリムハイト40mmほどのエアロ系モデルに交換したいところ。性能的にも、見た目的にも、BORA 35がおすすめですね。POTENZAやCHORUSあたりへとアップグレードしてあげても、よりフレームが引き立つと感じます。
「ヒルクライムやロングライドに 様々なシーンに対応するオールラウンダー」
寺西 剛(シミズサイクル サイクルスポーツ本館)
カーボンバイクらしい乗り味を持ち、どんなシチュエーションもソツなくこなしてくれるオールラウンドな1台です。満遍なくバランスがとれた乗り味ですが、その中でも登りの軽やかさと、振動吸収性の高さが好印象でした。
登りでは、トルクを掛けて踏み込むよりも、高ケイデンスでリズム良く回してあげると、スッスッと気持よく進むフィーリングです。ハイパワーで踏みこんだ場合には僅かなウィップが生まれるため、ビギナーの方や、ロングライド志向の方に向く味付けですね。加えて、長距離を登るヒルクライムにも向いているように思います。
シートステーの扁平形状とベンドが効いているのか、試しに小さな凹凸のある白線の上を走ってみたのですが、振動がほとんど身体に伝わってきませんでした。十分に乗り心地は良好ですし、ロングライドでの疲労低減効果はかなり大きいはずです。
フレーム剛性は硬すぎることもなく柔らかすぎることもなく、初級〜中級者に適度なレベルです。ヘッド周りの剛性も十二分に確保されており、ハードなブレーキングでも問題無く制動力を受け止めてくれます。ハンドリングはとてもニュートラルで、コーナーで急に切れこんだり、なかなかバイクが倒れなかったりというような不安に感じる挙動はありません。ワイヤリングも無理がなく、綺麗に組むことができますね。
シマノ105仕様のカーボン完成車という枠組みで他ブランドと比較すれば、やや高価な印象がありますが、走りとルックスのどちらも良く、価格に見合うだけの価値はあるのではないでしょうか。初めての1台というよりも、2台目にカーボンバイクを探しているという方にオススメですね。
また、デローザを含めた欧州ブランドに共通する特長ですが、3~4年乗り続けたとしても、見た目に古さを感じることはないでしょう。差し色の入れ方がデローザらしく、個人的には昔のIDOLを思い起こしました。カラーバリエーションが多いのも好印象です。
デローザ Nick(完成車)
フレーム素材:3Kカーボン
BBシェル:BB386(86.5x46)
コンポーネント:シマノ 105
ホイール:シマノ RS-11
ハンドル、ステム、シートポスト:FSA Gossamer
サドル:セライタリア SL De Rosa
カラー:Black Green Glossy、Black Blue Red Glossy、Silver Blue Matt、White Red Glossy(国内限定)
サイズ:46、48、50、52、54.5(クランク長は46、48、50が170mm、52、54.5が172.5mm)
付属品:リム用De Rosaロゴステッカー
価 格:329,000円(税別)
インプレライダーのプロフィール
早坂賢(ベルエキップ)
欧州のプロチームでメカニックを務めてきた遠藤徹さんがオーナーを務める、宮城県仙台市のプロショップ「ベルエキップ」のスタッフ。趣味として始めたスポーツサイクルの魅力にどっぷりはまり、ショップスタッフになりたいとベルエキップの門を叩き、今年で6年目。現在は店長代理を努め、主にメカニック作業やビギナー向け走行会を担当する。普段はラーメンやコーヒーなど美味しいものを求めグルメライドを楽しむ一方で、ヒルクライムイベントに参加することも。平坦よりも登りが得意で、快適性が高くバネ感のあるソフトな自転車が好み。現在の愛車はボーマRapid-R。
CWレコメンドショップページ
ショップHP
寺西剛(シミズサイクル サイクルスポーツ本館)
愛知県大府市にあるシミズサイクル サイクルスポーツ本館のスタッフ。同店の最古参スタッフとして、主にロードバイクのメカニック作業や、上級者向けの走行会を担当している。高校2年生の時にスポーツバイクを始め、大学時代はサイクリング部に所属し、日本各地をツーリングする。大学時代からアルバイトとしてシミズサイクルに勤務し、大学卒業後に一般企業に2年務めたあと、現職に。脚質はクライマーで、硬めの乗り味の自転車を好む。現在の愛車はエヴァディオBacchas。
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ショップHP
ウェア協力:リオン・ド・カペルミュール
ヘルメット&アイウェア協力:SH+
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
イタリア・ミラノに工房を構える「デローザ」。創業から60年以上に渡ってレーシングバイクを作り続け、その中で勝利してきたレースは枚挙に暇がない老舗ブランドだ。カーボン製のフラッグシップ「PROTOS」や軽合メタルのレースモデル「SCANDIUM」など、今もなおイタリア国内で製造されるハイグレードモデル達は「高嶺の花」として多くのサイクリストから羨望の眼差しで見られている。
一方で、より多くのサイクリストに自らのバイクを楽しんでもらいたいと、近年ではエントリー~ミドルグレード帯の拡充にも活発だ。古くから同郷のコンポーネントメーカーであるカンパニョーロとの強い協力関係にあるが、2015年からはシマノコンポーネント搭載の完成車を展開している。2016ラインアップでは2モデルのシマノ105完成車が用意されており、その上位グレードにあたるのが今回インプレッションを行う「Nick(ニック)」だ。
ニックという親しみやすい社名はデローザ創業者ウーゴ氏の孫にあたるニコラス氏のニックネームで、「新世代のデローザ」としての意味合いが込められているという。そして、より若い層のサイクリストに手にとって欲しいとの狙いから、グラフィックにはニコラス氏自身の意見が取り入れられており、シンプルながらもイタリアを感じさせる凝った塗り分けペイントがなされている。
フレーム素材には3Kカーボンを採用し、これをモノコック工法で成型。同じシマノ105完成車としてほぼ同価格でラインアップされていた2015モデルのPLANETと比較して、フレーム単体で100gを削減してみせた。エントリーグレードのカーボンバイクでありながら、軽量化を果たした意味合いは小さくない。
フレーム全体の設計は昨今のトレンドである、上部に快適性を、下部に剛性を担わせるもの。角のアールが大きな正方形断面のダウンチューブや、目一杯にシェル幅を拡大したBB386規格のハンガー部、縦方向に高さを持たせたチェーンステーにより、ペダリング剛性を高めている。
一方、緩やかにカーブする扁平形状のトップチューブや、内側にベンドさせた細身のシートステー、細身のシートチューブによって振動吸収性を確保。週末のサイクリングからロングライド、ヒルクライム、ロードレースにと、様々なシチュエーションに対応する懐の深い乗り味に仕上がったという。
ワイヤー類は全て内装式で、エントリーグレードながらも、シマノDi2とカンパニョーロEPSの両電動コンポーネントのケーブルも全て内装可能と、先のアップグレードも考慮されている点は嬉しいポイントだ。各ケーブル出入口の配置やグロメットの形状を整え、スムーズな操作感を追い求めていることはさすが老舗ブランドと言えるだろう。
コンポーネントにはシマノ105を採用し、クランクやブレーキ、ケーブル、チェーンなどコストダウンの対象となりがちなパーツも全て同グレードで整えられている。ホイールは同じくシマノのWH-RS11。ハンドル、ステム、シートポストはFSA Gossamerとブランドの統一感も上々だ。
そしてスマートなルックスのセライタリアSLサドルやヘッドパーツ、付属するボトルゲージにはデローザのロゴが入る特別仕様とされるほか、ホイール用のデローザロゴステッカーが付属するなど、所有欲を高めるポイントにも妥協が無い。
サイズは46、48、50、52、54.5の5種類が用意されるほか、国内限定カラーを含む4つのカラーバリエーションがある。いずれも3色を塗り分けており、デローザらしいデザイン性の高い仕上がりだ。それでは早速インプレッションに移ろう。
ー インプレッション
「エントリーモデルよりもワンランク上の走行性能 30万円台のバイクにはない仕上がりの良さがある」
早坂 賢(ベルエキップ)
いわゆるエントリーグレードと比較して、ワンランク上の走行性能だと感じました。同じく105仕様の完成車で下位グレードであるAVANTのしなやかさと比べると、Nickはもう少しシャキッとした乗り味で、全体的に軽快感があります。
ペダリング剛性は高すぎず低すぎず。踏み味が硬いわけではありませんが、芯があり、素直に進んでくれます。反応性は良いといっても差し支えないでしょう。恐らくチェーンステーを後方にかけて絞ることで、意図的にウィップさせ、剛性バランスを整えていると考えられます。
ヘッド周りは充分に剛性があり、カッチリとした印象を受けます。直進安定性が高く、速度が上がるにつれてよりスムーズさが増していくため、高速の下りでも不安は感じません。そのためヒラヒラとしたハンドリングは少し苦手ですが、ハンドルから手を放してもふらつきづらいので、ビギナーでも降り怖いとは感じにくいはずです。フルブレーキを掛けてもでもフレームとフォークが制動力をがっちりと受け止めてくれるので不安はありません。
登りでは重いギアを踏み込むというよりも、サドルに座りながら軽めのギアを高ケイデンスで回すと、より良く進んでくれました。ダンシングのリズムは少し遅めでしょうか。優れた快適性はカーボンバイクならでは。バイク全体で振動をいなしているように感じました。これだけの振動吸収性があれば、ロングライドも快適にこなせるはずです。
総じて、Nickは幅広いシチュエーションに対応するバイクだと評価できます。登りでもよく走ってくれることからヒルクライムにも良いでしょうし、振動をよく吸収してくれることから長距離・長時間のライドにもピッタリ。30万円台でシマノ105仕様のカーボンバイクは他社からも多くリリースされていますが、3色を塗り分けたグラフィックや、他ブランドとは違う色使い、ハートマークのロゴはデローザならでは。購入した方の所有欲を存分に満たしてくれることでしょう。
オススメしたいユーザー層は、これから2台目を購入しようと考えている方ですね。1台目として低価格帯のアルミバイクを乗っていた方が、カーボンバイクを欲しくなってきたという時には、有力な選択肢になるはず。もちろん、予算が許すのであれば1台目にも良いでしょう。
そして、アップグレードにも充分に対応してくれます。シマノとの組み合わせも違和感はないのですが、デローザといえばやっぱりカンパニョーロ。フレームが持つ巡航性能を更に引き出すという意味でも、ホイールをリムハイト40mmほどのエアロ系モデルに交換したいところ。性能的にも、見た目的にも、BORA 35がおすすめですね。POTENZAやCHORUSあたりへとアップグレードしてあげても、よりフレームが引き立つと感じます。
「ヒルクライムやロングライドに 様々なシーンに対応するオールラウンダー」
寺西 剛(シミズサイクル サイクルスポーツ本館)
カーボンバイクらしい乗り味を持ち、どんなシチュエーションもソツなくこなしてくれるオールラウンドな1台です。満遍なくバランスがとれた乗り味ですが、その中でも登りの軽やかさと、振動吸収性の高さが好印象でした。
登りでは、トルクを掛けて踏み込むよりも、高ケイデンスでリズム良く回してあげると、スッスッと気持よく進むフィーリングです。ハイパワーで踏みこんだ場合には僅かなウィップが生まれるため、ビギナーの方や、ロングライド志向の方に向く味付けですね。加えて、長距離を登るヒルクライムにも向いているように思います。
シートステーの扁平形状とベンドが効いているのか、試しに小さな凹凸のある白線の上を走ってみたのですが、振動がほとんど身体に伝わってきませんでした。十分に乗り心地は良好ですし、ロングライドでの疲労低減効果はかなり大きいはずです。
フレーム剛性は硬すぎることもなく柔らかすぎることもなく、初級〜中級者に適度なレベルです。ヘッド周りの剛性も十二分に確保されており、ハードなブレーキングでも問題無く制動力を受け止めてくれます。ハンドリングはとてもニュートラルで、コーナーで急に切れこんだり、なかなかバイクが倒れなかったりというような不安に感じる挙動はありません。ワイヤリングも無理がなく、綺麗に組むことができますね。
シマノ105仕様のカーボン完成車という枠組みで他ブランドと比較すれば、やや高価な印象がありますが、走りとルックスのどちらも良く、価格に見合うだけの価値はあるのではないでしょうか。初めての1台というよりも、2台目にカーボンバイクを探しているという方にオススメですね。
また、デローザを含めた欧州ブランドに共通する特長ですが、3~4年乗り続けたとしても、見た目に古さを感じることはないでしょう。差し色の入れ方がデローザらしく、個人的には昔のIDOLを思い起こしました。カラーバリエーションが多いのも好印象です。
デローザ Nick(完成車)
フレーム素材:3Kカーボン
BBシェル:BB386(86.5x46)
コンポーネント:シマノ 105
ホイール:シマノ RS-11
ハンドル、ステム、シートポスト:FSA Gossamer
サドル:セライタリア SL De Rosa
カラー:Black Green Glossy、Black Blue Red Glossy、Silver Blue Matt、White Red Glossy(国内限定)
サイズ:46、48、50、52、54.5(クランク長は46、48、50が170mm、52、54.5が172.5mm)
付属品:リム用De Rosaロゴステッカー
価 格:329,000円(税別)
インプレライダーのプロフィール
早坂賢(ベルエキップ)
欧州のプロチームでメカニックを務めてきた遠藤徹さんがオーナーを務める、宮城県仙台市のプロショップ「ベルエキップ」のスタッフ。趣味として始めたスポーツサイクルの魅力にどっぷりはまり、ショップスタッフになりたいとベルエキップの門を叩き、今年で6年目。現在は店長代理を努め、主にメカニック作業やビギナー向け走行会を担当する。普段はラーメンやコーヒーなど美味しいものを求めグルメライドを楽しむ一方で、ヒルクライムイベントに参加することも。平坦よりも登りが得意で、快適性が高くバネ感のあるソフトな自転車が好み。現在の愛車はボーマRapid-R。
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寺西剛(シミズサイクル サイクルスポーツ本館)
愛知県大府市にあるシミズサイクル サイクルスポーツ本館のスタッフ。同店の最古参スタッフとして、主にロードバイクのメカニック作業や、上級者向けの走行会を担当している。高校2年生の時にスポーツバイクを始め、大学時代はサイクリング部に所属し、日本各地をツーリングする。大学時代からアルバイトとしてシミズサイクルに勤務し、大学卒業後に一般企業に2年務めたあと、現職に。脚質はクライマーで、硬めの乗り味の自転車を好む。現在の愛車はエヴァディオBacchas。
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ウェア協力:リオン・ド・カペルミュール
ヘルメット&アイウェア協力:SH+
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
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