2016/04/27(水) - 12:53
結果を分けたのは天候とバイク選択。ツール・ド・ロマンディのプロローグでヨン・イサギーレがトップタイムで優勝し首位発進。総合勢は後半スタート組が雨によってタイムを落とす結果になった。
勾配のあるプロローグコースを走るバウク・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード） photo:CorVos
ツール・ド・ロマンディ2016プロローグ コースプロフィール 
ハイペースで走り抜けるヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター） photo:www.tourderomandie.ch
トム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン）は6秒差の2位に photo:www.tourderomandie.ch
ステージ4位のゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ） photo:www.tourderomandie.ch
ティボー・ピノ（フランス、FDJ）は12秒差の11位と好発進 photo:www.tourderomandie.chスイス西部のロマンディ地方でツール・ド・ロマンディ（UCIワールドツアー）が開幕。スイス時計産業の中心地として、近隣のル・ロックルと共にユネスコ世界遺産にも登録されたラ・ショー＝ド＝フォン街を舞台にロマンディ第70回大会が幕を開けた。
コースは碁盤目状の整然とした市街地を縫うように走る3.95km。山間に位置する坂の多い街だけに、プロローグながら3級山岳ルー・ド・ラ・モンターニュ（標高差72m）が設けられていることが特徴で、平坦部分は全体の半分以下。街中の直角コーナーも数多く、テクニカルなコースに加えて下り坂の天気もレースを大きく左右した。
後半スタートのおよそ20名が雪まじりの雨に見舞われる一方、トップタイムをマークしたのはヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター）。「TTバイクかノーマルバイクかは最後まで悩んでいたけれど、スタート台にノーマルバイクをセットした後に（兄弟の）ゴルカがTTバイクで好記録を出したのを見て、最後の最後でTTバイクに換えた。彼のスプリットタイムはとても役に立ったし、今日の勝利は彼による部分もとても大きい」と兄弟による勝利だったことをアピールする。
「クラシックを走ってから非常に調子が良く、それが今回の結果に繋がった。短距離で登りもあり、テクニカルな下りを含むコースは完璧に僕向きで、試走の段階から好感触を得ていたんだ。自分がどこまで総合首位を守れるか分からないけれど、ナイロと共にチーム内でジャージを守っていきたい」というイサギーレ。
今シーズンはヴォルタ・アルガルヴェで総合2位に入り、パリ〜ニースでは総合5位。GPインデュラインでの優勝からアルデンヌ3連戦を走り、ロマンディへと挑んでいた。今回はプロ通算6勝目の勝利だ。
06秒差の2位に入ったのはTTスペシャリストのトム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン）。「今日は調子が良かったけれど、イサギーレのパフォーマンスが素晴らしかった」とレースを振り返る。今シーズンまだ勝ちがないチームを勝利に導くことはできなかった。
総合勢の中でタイムを伸ばしたのは概ねコースがドライの状況で走ったティージェイ・ヴァンガーデレン（アメリカ、BMCレーシング）。TTバイクにディスクホイールというフル装備で走り、イサギーレから11秒遅れの5分44秒でフィニッシュしている。
雨によってミハエル・アルバジーニ（スイス、オリカ・グリーンエッジ）が転倒を喫する難コンディションとなった後半組では、バウク・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード）が24秒差46位、クリス・フルーム（イギリス、チームスカイ）が26秒差60位、リッチー・ポート（オーストラリア、BMCレーシング）が37秒差101位とタイムを伸ばすことができず。
その前にスタートしたティボー・ピノ（フランス、FDJ）は12秒差の11位と好発進。ナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）は16秒差18位だった。別府史之（トレック・セガフレード）は47秒遅れの137位と無難にレースを終えている。
クリス・フルーム（イギリス、チームスカイ）は26秒差の60位でフィニッシュ photo:CorVos
転倒でタイムを失ったミハエル・アルバジーニ（スイス、オリカ・グリーンエッジ） photo:www.tourderomandie.ch
リーダージャージを受けとったヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター） photo:www.tourderomandie.ch
ツール・ド・ロマンディ2016プロローグ結果
個人総合成績
ポイント賞
1位 ヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター）
山岳賞
1位 ルイス・フェルファーク（ベルギー、ロット・ソウダル）
ヤングライダー賞
1位 ルイス・フェルファーク（ベルギー、ロット・ソウダル）
チーム総合成績
1位 モビスター
text:So.Isobe
勾配のあるプロローグコースを走るバウク・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード） photo:CorVosツール・ド・ロマンディ2016プロローグ コースプロフィール ハイペースで走り抜けるヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター） photo:www.tourderomandie.chトム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン）は6秒差の2位に photo:www.tourderomandie.chステージ4位のゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ） photo:www.tourderomandie.chティボー・ピノ（フランス、FDJ）は12秒差の11位と好発進 photo:www.tourderomandie.chスイス西部のロマンディ地方でツール・ド・ロマンディ（UCIワールドツアー）が開幕。スイス時計産業の中心地として、近隣のル・ロックルと共にユネスコ世界遺産にも登録されたラ・ショー＝ド＝フォン街を舞台にロマンディ第70回大会が幕を開けた。コースは碁盤目状の整然とした市街地を縫うように走る3.95km。山間に位置する坂の多い街だけに、プロローグながら3級山岳ルー・ド・ラ・モンターニュ（標高差72m）が設けられていることが特徴で、平坦部分は全体の半分以下。街中の直角コーナーも数多く、テクニカルなコースに加えて下り坂の天気もレースを大きく左右した。
後半スタートのおよそ20名が雪まじりの雨に見舞われる一方、トップタイムをマークしたのはヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター）。「TTバイクかノーマルバイクかは最後まで悩んでいたけれど、スタート台にノーマルバイクをセットした後に（兄弟の）ゴルカがTTバイクで好記録を出したのを見て、最後の最後でTTバイクに換えた。彼のスプリットタイムはとても役に立ったし、今日の勝利は彼による部分もとても大きい」と兄弟による勝利だったことをアピールする。
「クラシックを走ってから非常に調子が良く、それが今回の結果に繋がった。短距離で登りもあり、テクニカルな下りを含むコースは完璧に僕向きで、試走の段階から好感触を得ていたんだ。自分がどこまで総合首位を守れるか分からないけれど、ナイロと共にチーム内でジャージを守っていきたい」というイサギーレ。
今シーズンはヴォルタ・アルガルヴェで総合2位に入り、パリ〜ニースでは総合5位。GPインデュラインでの優勝からアルデンヌ3連戦を走り、ロマンディへと挑んでいた。今回はプロ通算6勝目の勝利だ。
06秒差の2位に入ったのはTTスペシャリストのトム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン）。「今日は調子が良かったけれど、イサギーレのパフォーマンスが素晴らしかった」とレースを振り返る。今シーズンまだ勝ちがないチームを勝利に導くことはできなかった。
総合勢の中でタイムを伸ばしたのは概ねコースがドライの状況で走ったティージェイ・ヴァンガーデレン（アメリカ、BMCレーシング）。TTバイクにディスクホイールというフル装備で走り、イサギーレから11秒遅れの5分44秒でフィニッシュしている。
雨によってミハエル・アルバジーニ（スイス、オリカ・グリーンエッジ）が転倒を喫する難コンディションとなった後半組では、バウク・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード）が24秒差46位、クリス・フルーム（イギリス、チームスカイ）が26秒差60位、リッチー・ポート（オーストラリア、BMCレーシング）が37秒差101位とタイムを伸ばすことができず。
その前にスタートしたティボー・ピノ（フランス、FDJ）は12秒差の11位と好発進。ナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）は16秒差18位だった。別府史之（トレック・セガフレード）は47秒遅れの137位と無難にレースを終えている。
クリス・フルーム（イギリス、チームスカイ）は26秒差の60位でフィニッシュ photo:CorVos転倒でタイムを失ったミハエル・アルバジーニ（スイス、オリカ・グリーンエッジ） photo:www.tourderomandie.chリーダージャージを受けとったヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター） photo:www.tourderomandie.chツール・ド・ロマンディ2016プロローグ結果
1位 ヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター）
2位 トム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン）
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、チームスカイ）
4位 ゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ）
5位 ゴルカ・イサギーレ（スペイン、モビスター）
6位 モレノ・モゼール（イタリア、キャノンデール）
7位 レト・ホーレンシュタイン（スイス、IAMサイクリング）
8位 ルイス・フェルファーク（ベルギー、ロット・ソウダル）
9位 ティージェイ・ヴァンガーデレン（アメリカ、BMCレーシング）
10位 マルティン・ケイゼル（オランダ、ロットNLユンボ）
137位 別府史之
2位 トム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン）
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、チームスカイ）
4位 ゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ）
5位 ゴルカ・イサギーレ（スペイン、モビスター）
6位 モレノ・モゼール（イタリア、キャノンデール）
7位 レト・ホーレンシュタイン（スイス、IAMサイクリング）
8位 ルイス・フェルファーク（ベルギー、ロット・ソウダル）
9位 ティージェイ・ヴァンガーデレン（アメリカ、BMCレーシング）
10位 マルティン・ケイゼル（オランダ、ロットNLユンボ）
137位 別府史之
5’33”
+06”
+07”
+08”
+09”
+11”
+12”
+47"
+06”
+07”
+08”
+09”
+11”
+12”
+47"
個人総合成績
1位 ヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター）
2位 トム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン）
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、チームスカイ）
4位 ゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ）
5位 ゴルカ・イサギーレ（スペイン、モビスター）
6位 モレノ・モゼール（イタリア、キャノンデール）
7位 レト・ホーレンシュタイン（スイス、IAMサイクリング）
8位 ルイス・フェルファーク（ベルギー、ロット・ソウダル）
9位 ティージェイ・ヴァンガーデレン（アメリカ、BMCレーシング）
10位 マルティン・ケイゼル（オランダ、ロットNLユンボ）
2位 トム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン）
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、チームスカイ）
4位 ゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ）
5位 ゴルカ・イサギーレ（スペイン、モビスター）
6位 モレノ・モゼール（イタリア、キャノンデール）
7位 レト・ホーレンシュタイン（スイス、IAMサイクリング）
8位 ルイス・フェルファーク（ベルギー、ロット・ソウダル）
9位 ティージェイ・ヴァンガーデレン（アメリカ、BMCレーシング）
10位 マルティン・ケイゼル（オランダ、ロットNLユンボ）
5’33”
+06”
+07”
+08”
+09”
+11”
+12”
+06”
+07”
+08”
+09”
+11”
+12”
ポイント賞
1位 ヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター）
山岳賞
1位 ルイス・フェルファーク（ベルギー、ロット・ソウダル）
ヤングライダー賞
1位 ルイス・フェルファーク（ベルギー、ロット・ソウダル）
チーム総合成績
1位 モビスター
text:So.Isobe
![Maisto 1:18 2014 Movistar Yamaha MotoGP Diecast ダイキャスト Motorcycle Vehicle [並行輸入品]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Lz%2Bhz2WgL._SL160_.jpg "Maisto 1:18 2014 Movistar Yamaha MotoGP Diecast ダイキャスト Motorcycle Vehicle [並行輸入品]")
