2016/04/20(水) - 09:58
クラシックの王様ことロンド・ファン・フラーンデレンを走ったプロバイクを紹介する第3弾。ディスクブレーキ搭載バイクを投入したランプレとルームポットをはじめ、カチューシャ、スカイ、エティックス、FDJ、グリーンエッジ、CCC、ディレクトエネルジーの9チームをピックアップします。
ディスクブレーキ仕様のメリダ SCULTRAを投入したランプレ・メリダ
ルカ・ピベルニク(スロベニア、ランプレ・メリダ)のメリダ SCULTRA DISC photo:Makoto.AYANO
前後ともブレーキ台座はフラットマウントとしている photo:Makoto.AYANO
リアブレーキの台座にはアルミ製のフィンを設け、ブレーキ熱を低減 photo:Makoto.AYANO
メリダは、石畳クラシックに向けてディスクブレーキ搭載の新型ロード「SCULTRA DISC」を投入し、ロンドではランプレ・メリダの全ライダーがこれを使用。ランプレ・メリダは、ディスクブレーキ装備のバイクを全ライダーが使用した初めてのUCIワールドチームとなった。
このSCULTRA DISCの開発キーワードは、「快適性の向上」「ブレーキ熱の処理」「スルーアクスルの作業性向上」の3つ。リムブレーキ仕様を開発ベースに、ディスクブレーキを装着したことはもちろんのこと、タイヤクリアランスを拡張することで28Cタイヤを装着可能とし、リアブレーキ取付部には放熱フィンを設け、スルーアクスルにはフォーカスが開発した「R.A.T」を採用している。
ホイールはディスクブレーキに対応するフルクラムSPEED 40Tのプロトタイプ photo:Makoto.AYANO
レバーはシマノST-R785 photo:Makoto.AYANO
フロントも2:1スポーキングとし、ハブは左右でフランジ径を変えている photo:Makoto.AYANO
左右計測可能となったローターのクランク式パワーメーター2INPOWER photo:Makoto.AYANO
コンポーネントはシマノがメイン。ブレーキは、油圧式のDi2対応レバー「ST-R785」と、フラットマウント対応キャリパーBR-RS805を組み合わせている。ドライブトレインはDURA-ACE Di2をベースに、クランク及びチェーンリングにローターを採用。パワーメーターは、アクスルと右アームにセンサーを内蔵し左右計測を可能としたローターの新型「2INPOWER」を使用する。
ホイールは、ワイドリムを採用するフルクラムSPEED 40Tのディスクブレーキ仕様(プロトタイプ) 。リムブレーキ面の加工がないことや、フロントも2:1スポーキングとし、ハイローフランジのハブを採用したことがリムブレーキ仕様との違いだ。組み合わせるタイヤは、新型と思わしきオレンジサイドのコンチネンタルCOMPETITION PROLTD。ハンドル、ステム、シートポストはFSAのK-FORCEシリーズで統一。サドルはプロロゴ、ボトルケージは石畳クラシック定番のエリートCIUSSI GELだ。
シーズン序盤から継続的にディスクブレーキをテストするルームポット・オレンジプロトン
シュールト・ファンギンネケン(オランダ、ルームポット・オレンジプロトン)のアイザック Element Disc photo:Makoto.AYANO
コンポーネントはスラムRED22だ photo:Makoto.AYANO
ブレーキ台座は前後共にフラットマウント photo:Makoto.AYANO
ワイルドカードとしてロンドに出場したオランダのルームポット・オレンジプロトンは、今シーズン序盤よりディスクブレーキのバイクを積極的にテストしてきた数少ないチームの1つ。バイクサプライヤーはオランダのIsaac(アイザック)で、スルーアクスル&フラットマウントを採用するプロトタイプ「Element Disc」を駆る。
コンポーネントは機械式変速/油圧ブレーキのスラムRED22で統一され、ハンドル、ステム、シートポストは同系列のジップ。ホイールとタイヤはそれぞれオランダのファストフォワードとブレデステインという組み合わせだ。サドルはセライタリアがサプライヤーであるものの、フィジークをチョイスするライダーもいるなど、選手の好みに任せているようだ。
カチューシャ【キャニオン AEROAD CF SLX】
アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)のキャニオン AEROAD CF SLX photo:Makoto.AYANO
前回大会優勝のアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)を擁するカチューシャは、ジャーマンブランドのキャニオンのバイクを使用。同じくキャニオンのサポートを受けるモビスターは2車種が混在していたが、カチューシャはロンド出場の全ライダーがエアロロードのAEROAD CF SLXを駆った。
コンポーネントは無線変速採用のスラムRED eTapだが、AEROADがダイレクトマウントブレーキを採用しているため、ブレーキキャリパーのみシマノDURA-ACEだった。フロントの変速性能を上げるためか、より剛性の高いTT用チェーンリングに換装したバイクも散見された。パワーメーターはスラム系列のクォークだ。
セライタリアのバーテープを使用する photo:Makoto.AYANO
タイヤは新型と思わしきオレンジのコンチネンタルCOMPETITION PROLTD photo:Makoto.AYANO
フロントの変速性能向上を狙って、エアロチェーンリングを使用するライダーも photo:Makoto.AYANO
ホイールはジップで、303と404を使い分ける photo:Makoto.AYANO
ホイールも同じくスラム系列のジップで、303と404の2種類のリムハイトをが混在。タイヤはコンチネンタルCOMPETITION PROLTDで、ランプレ・メリダなどと同じく新型と思われるオレンジサイド仕様を履く。ハンドルは、キャニオン製のステム一体式モデル。サドルはセライタリアのチームカラーモデルで、ボトルケージは石畳クラシック定番のエリートCIUSSI GELだ。
エティックス・クイックステップ【スペシャライズド S-WORKS ROUBAIX、S-WORKS TARMAC】
トム・ボーネン(ベルギー、エティックス・クイックステップ)のスペシャライズド S-WORKS ROUBAIX photo:Makoto.AYANO
カナダの新興ブランド・4iiii(フォーアイ)のパワーメーターを使用する
GriptonコンパウンドとFMBのケーシングを組み合わせたスペシャライズドの特別タイヤを使用する photo:Makoto.AYANO
スペシャライズドがバイクサプライヤーを務めるエティックス・クイックステップ。石畳クラシック常勝チームは他のスペシャライズド供給チームと異なり、このロンドでもトム・ボーネン(ベルギー)ら数名のライダーがエンデュランスモデル「S-WORKS ROUBAIX」を使用した。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2で統一しているが、パワーメーターにカナダの新興メーカー「4iiii(フォーアイ)」を採用したことが話題。軽さと手頃な価格が特徴で、左クランク用の市販モデルに加え、右クランク用のプロトタイプがテストされていた。ホイールはスペシャライズドがプロデュースするロヴァールRapide CLXで、組み合わせるタイヤは、GriptonコンパウンドとFMBのケーシングを組み合わせたスペシャライズドの特別モデル。ハンドル、ステム、シートポストはFSA、サドルはスペシャライズドだ。
チームスカイ【ピナレロ DOGMA K8、DOGMA F8】
イアン・スタナード(イギリス、チームスカイ)のピナレロ DOGMA K8 photo:Makoto.AYANO
昨年の石畳クラシックにリアサスペンションを搭載した「DOGMA K8-S」を投入したピナレロだが、2016年は早くも新型と思わしきエンデュランスバイクのテストが行われていた。
フレームに「DOGMA K8」と記されたプロトタイプは薄手のチェーンステーやシートステーの湾曲に「K8-S」の面影を見て取ることができるものの、アイコンでもあるリアサスペンションが無い。公式発表が無いため推測ではあるが、サスペンションではなく形状や素材面で工夫を施すことで軽量化を図った可能性が高いだろう。また、K8-Sはリアにダイレクトマウントブレーキを使用していたが、K8は前後とも通常タイプのキャリパーだった。
トップチューブに貼られたコースのダイジェスト photo:Makoto.AYANO
コンチネンタルのサポートを受けるものの、石畳クラシックではFMBのタイヤを使用する photo:Makoto.AYANO
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2、ホイールは50mmハイトのWH-9000-C50-TUで全ライダーが統一。タイヤはコンチネンタルのサポートを受けるものの、チームスカイはトラディショナルな造りのFMBを選択。パワーメーターは左クランクにセンサーを設けたステージズパワーだ。ハンドル及びステムはPROのプロ供給専用モデルで、サドルはフィジークの各モデルを選手の好みに合わせて使い分けている。
FDJ【ラピエール Xelius SL】
アルノー・デマール(フランス、FDJ)はフランスチャンピオン仕様のバイクを駆る photo:Makoto.AYANO
デマールは、剛性を追求したPROのカーボンステムを使用する photo:Makoto.AYANO
ミカエル・ドラージュ(フランス、FDJ)のラピエール Xelius SL photo:Makoto.AYANO
ミラノ~サンレモ覇者のアルノー・デマールをエースにロンドを戦ったFDJ。バイクサプライヤーはラピエールで、普段と変わらず軽量オールラウンドモデルの「Xelius SL」を全ライダーが使用した。バーテープが厚く巻かれていることを除いて、パーツアッセンブルは普段とほぼ変わりない。
シマノヨーロッパとの深い関係を持つ同チームだけあって、シマノ・PRO製品で全て統一していることが特徴で、コンポーネントはDURA-ACE Di2、ホイールはWH-9000-C35-TUを使用する。タイヤはコンチネンタルで、普段と同じく黒いサイドウォールのCOMPETITION PROLTDを履く。パワーメーターはクランク式のSRMサドルは青と白のチームカラーを纏ったフィジークだ。
オリカ・グリーンエッジ【ADDICT、FOIL】
サム・ビューリー(ニュージーランド、オリカ・グリーンエッジ)のスコット ADDICT photo:Makoto.AYANO
ステムに貼られたコースダイジェスト photo:Makoto.AYANO
シマノWH-9000-C50-TUに、コンチネンタルCOMPETITION PROLTDを組み合わせる photo:Makoto.AYANO
オリカ・グリーンエッジのバイクサプライヤーを務めるのはスコット。ロンドでは、石畳クラシックでの使用率が高い軽量モデルの「ADDICT」と、快適性が向上したエアロロード「FOIL」の新型を、ライダーの好みに応じて使い分けた。パーツアッセンブルは、タイヤとバーテープ以外は普段通りのようだ。
シマノからサポート受け、コンポーネントはDURA-ACE Di2、ホイールは50mmハイトのWH-9000-C50-TUを使用。タイヤは新型と思わしきオレンジサイドのコンチネンタルCOMPETITION PROLTDとしている。ハンドル、ステム、シートポストはPROで、サドルはフィジークだ。
CCCスプランディ・ポルコウィチェ【グエルチョッティ EUREKA SHM50】
ヨセフ・セル二ー(チェコ、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)のグエルチョッティ EUREKA SHM50 photo:Makoto.AYANO
市販品にはないトレッドパターンをもつヴィットリアのプロトタイプタイヤ photo:Makoto.AYANO
メインコンポーネントはシマノながら、ブレーキのみTRPとされている photo:Makoto.AYANO
ワイルドカードとしてロンドに出場したポーランド籍のプロコンチネンタルチーム、CCCスプランディ・ポルコウィチェ。バイクサプライヤーはイタリアのグエルチョッティで、60t、46t、30tと3種類のカーボンを使用した軽量オールラウンドモデル「EUREKA SHM50」をメインバイクとして使用する。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2をメインとしながらも、ブレーキのみTRP。ホイールは昨年から引き続きイタリアのウルサスを使用。タイヤはヴィットリアのプロトタイプで、センターは進行方向に溝が切ってあり、サイドは杉目という、現行ラインアップにはないトレッドパターンの製品。ハンドル、ステム、シートポストはデダ・エレメンティから、サドルはセライタリアからサポートを受ける。
ディレクトエネルジー【BH Ultralight Evo】
ロメン・カーディス(フランス、ディレクトエネルジー)のBH Ultralight Evo photo:Makoto.AYANO
FSAのサポート受け、クランクはPower2maxのパワーメーター仕様のK-FORCE LIGHTを使用する photo:Makoto.AYANO
タイヤはハッチンソンPRO TOURチューブラーだ photo:Makoto.AYANO
昨年までユーロップカーとして活動していたディレクトエネルジーは、チーム名変更に伴って使用機材が大幅に変更となっている。バイクサプライヤーはコルナゴからBHにスイッチし、ロンドでは全ライダーが軽量ハイエンドモデルの「Ultralight Evo」をチョイスした。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2をメインとしつつも、FSAからサポート受けているため、クランクをK-FORCE LIGHT(Power2maxのパワーメーター仕様)、ブレーキをSL-Kとしている。もちろん、ハンドル、ステム、シートポストもFSAで、ホイールはFSAの別ブランドであるヴィジョンのMetronシリーズだ。タイヤはチームと同じくフランスを拠点とするハッチンソン。その他サドル及びバーテープはプロロゴ、ペダルはルックKEO、ボトル及びケージはタックスだ。
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
ディスクブレーキ仕様のメリダ SCULTRAを投入したランプレ・メリダ



メリダは、石畳クラシックに向けてディスクブレーキ搭載の新型ロード「SCULTRA DISC」を投入し、ロンドではランプレ・メリダの全ライダーがこれを使用。ランプレ・メリダは、ディスクブレーキ装備のバイクを全ライダーが使用した初めてのUCIワールドチームとなった。
このSCULTRA DISCの開発キーワードは、「快適性の向上」「ブレーキ熱の処理」「スルーアクスルの作業性向上」の3つ。リムブレーキ仕様を開発ベースに、ディスクブレーキを装着したことはもちろんのこと、タイヤクリアランスを拡張することで28Cタイヤを装着可能とし、リアブレーキ取付部には放熱フィンを設け、スルーアクスルにはフォーカスが開発した「R.A.T」を採用している。




コンポーネントはシマノがメイン。ブレーキは、油圧式のDi2対応レバー「ST-R785」と、フラットマウント対応キャリパーBR-RS805を組み合わせている。ドライブトレインはDURA-ACE Di2をベースに、クランク及びチェーンリングにローターを採用。パワーメーターは、アクスルと右アームにセンサーを内蔵し左右計測を可能としたローターの新型「2INPOWER」を使用する。
ホイールは、ワイドリムを採用するフルクラムSPEED 40Tのディスクブレーキ仕様(プロトタイプ) 。リムブレーキ面の加工がないことや、フロントも2:1スポーキングとし、ハイローフランジのハブを採用したことがリムブレーキ仕様との違いだ。組み合わせるタイヤは、新型と思わしきオレンジサイドのコンチネンタルCOMPETITION PROLTD。ハンドル、ステム、シートポストはFSAのK-FORCEシリーズで統一。サドルはプロロゴ、ボトルケージは石畳クラシック定番のエリートCIUSSI GELだ。
シーズン序盤から継続的にディスクブレーキをテストするルームポット・オレンジプロトン



ワイルドカードとしてロンドに出場したオランダのルームポット・オレンジプロトンは、今シーズン序盤よりディスクブレーキのバイクを積極的にテストしてきた数少ないチームの1つ。バイクサプライヤーはオランダのIsaac(アイザック)で、スルーアクスル&フラットマウントを採用するプロトタイプ「Element Disc」を駆る。
コンポーネントは機械式変速/油圧ブレーキのスラムRED22で統一され、ハンドル、ステム、シートポストは同系列のジップ。ホイールとタイヤはそれぞれオランダのファストフォワードとブレデステインという組み合わせだ。サドルはセライタリアがサプライヤーであるものの、フィジークをチョイスするライダーもいるなど、選手の好みに任せているようだ。
カチューシャ【キャニオン AEROAD CF SLX】

前回大会優勝のアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)を擁するカチューシャは、ジャーマンブランドのキャニオンのバイクを使用。同じくキャニオンのサポートを受けるモビスターは2車種が混在していたが、カチューシャはロンド出場の全ライダーがエアロロードのAEROAD CF SLXを駆った。
コンポーネントは無線変速採用のスラムRED eTapだが、AEROADがダイレクトマウントブレーキを採用しているため、ブレーキキャリパーのみシマノDURA-ACEだった。フロントの変速性能を上げるためか、より剛性の高いTT用チェーンリングに換装したバイクも散見された。パワーメーターはスラム系列のクォークだ。




ホイールも同じくスラム系列のジップで、303と404の2種類のリムハイトをが混在。タイヤはコンチネンタルCOMPETITION PROLTDで、ランプレ・メリダなどと同じく新型と思われるオレンジサイド仕様を履く。ハンドルは、キャニオン製のステム一体式モデル。サドルはセライタリアのチームカラーモデルで、ボトルケージは石畳クラシック定番のエリートCIUSSI GELだ。
エティックス・クイックステップ【スペシャライズド S-WORKS ROUBAIX、S-WORKS TARMAC】



スペシャライズドがバイクサプライヤーを務めるエティックス・クイックステップ。石畳クラシック常勝チームは他のスペシャライズド供給チームと異なり、このロンドでもトム・ボーネン(ベルギー)ら数名のライダーがエンデュランスモデル「S-WORKS ROUBAIX」を使用した。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2で統一しているが、パワーメーターにカナダの新興メーカー「4iiii(フォーアイ)」を採用したことが話題。軽さと手頃な価格が特徴で、左クランク用の市販モデルに加え、右クランク用のプロトタイプがテストされていた。ホイールはスペシャライズドがプロデュースするロヴァールRapide CLXで、組み合わせるタイヤは、GriptonコンパウンドとFMBのケーシングを組み合わせたスペシャライズドの特別モデル。ハンドル、ステム、シートポストはFSA、サドルはスペシャライズドだ。
チームスカイ【ピナレロ DOGMA K8、DOGMA F8】

昨年の石畳クラシックにリアサスペンションを搭載した「DOGMA K8-S」を投入したピナレロだが、2016年は早くも新型と思わしきエンデュランスバイクのテストが行われていた。
フレームに「DOGMA K8」と記されたプロトタイプは薄手のチェーンステーやシートステーの湾曲に「K8-S」の面影を見て取ることができるものの、アイコンでもあるリアサスペンションが無い。公式発表が無いため推測ではあるが、サスペンションではなく形状や素材面で工夫を施すことで軽量化を図った可能性が高いだろう。また、K8-Sはリアにダイレクトマウントブレーキを使用していたが、K8は前後とも通常タイプのキャリパーだった。


コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2、ホイールは50mmハイトのWH-9000-C50-TUで全ライダーが統一。タイヤはコンチネンタルのサポートを受けるものの、チームスカイはトラディショナルな造りのFMBを選択。パワーメーターは左クランクにセンサーを設けたステージズパワーだ。ハンドル及びステムはPROのプロ供給専用モデルで、サドルはフィジークの各モデルを選手の好みに合わせて使い分けている。
FDJ【ラピエール Xelius SL】



ミラノ~サンレモ覇者のアルノー・デマールをエースにロンドを戦ったFDJ。バイクサプライヤーはラピエールで、普段と変わらず軽量オールラウンドモデルの「Xelius SL」を全ライダーが使用した。バーテープが厚く巻かれていることを除いて、パーツアッセンブルは普段とほぼ変わりない。
シマノヨーロッパとの深い関係を持つ同チームだけあって、シマノ・PRO製品で全て統一していることが特徴で、コンポーネントはDURA-ACE Di2、ホイールはWH-9000-C35-TUを使用する。タイヤはコンチネンタルで、普段と同じく黒いサイドウォールのCOMPETITION PROLTDを履く。パワーメーターはクランク式のSRMサドルは青と白のチームカラーを纏ったフィジークだ。
オリカ・グリーンエッジ【ADDICT、FOIL】



オリカ・グリーンエッジのバイクサプライヤーを務めるのはスコット。ロンドでは、石畳クラシックでの使用率が高い軽量モデルの「ADDICT」と、快適性が向上したエアロロード「FOIL」の新型を、ライダーの好みに応じて使い分けた。パーツアッセンブルは、タイヤとバーテープ以外は普段通りのようだ。
シマノからサポート受け、コンポーネントはDURA-ACE Di2、ホイールは50mmハイトのWH-9000-C50-TUを使用。タイヤは新型と思わしきオレンジサイドのコンチネンタルCOMPETITION PROLTDとしている。ハンドル、ステム、シートポストはPROで、サドルはフィジークだ。
CCCスプランディ・ポルコウィチェ【グエルチョッティ EUREKA SHM50】



ワイルドカードとしてロンドに出場したポーランド籍のプロコンチネンタルチーム、CCCスプランディ・ポルコウィチェ。バイクサプライヤーはイタリアのグエルチョッティで、60t、46t、30tと3種類のカーボンを使用した軽量オールラウンドモデル「EUREKA SHM50」をメインバイクとして使用する。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2をメインとしながらも、ブレーキのみTRP。ホイールは昨年から引き続きイタリアのウルサスを使用。タイヤはヴィットリアのプロトタイプで、センターは進行方向に溝が切ってあり、サイドは杉目という、現行ラインアップにはないトレッドパターンの製品。ハンドル、ステム、シートポストはデダ・エレメンティから、サドルはセライタリアからサポートを受ける。
ディレクトエネルジー【BH Ultralight Evo】



昨年までユーロップカーとして活動していたディレクトエネルジーは、チーム名変更に伴って使用機材が大幅に変更となっている。バイクサプライヤーはコルナゴからBHにスイッチし、ロンドでは全ライダーが軽量ハイエンドモデルの「Ultralight Evo」をチョイスした。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2をメインとしつつも、FSAからサポート受けているため、クランクをK-FORCE LIGHT(Power2maxのパワーメーター仕様)、ブレーキをSL-Kとしている。もちろん、ハンドル、ステム、シートポストもFSAで、ホイールはFSAの別ブランドであるヴィジョンのMetronシリーズだ。タイヤはチームと同じくフランスを拠点とするハッチンソン。その他サドル及びバーテープはプロロゴ、ペダルはルックKEO、ボトル及びケージはタックスだ。
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
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