2016/01/30(土) - 08:18
ツアー・ダウンアンダーを走ったバイクをゼッケン順に紹介するシリーズ第2弾はチームスカイ、ロット・ソウダル、キャノンデールプロサイクリングの3台をお届けします。
チームスカイ ピナレロ DOGMA F8
チームスカイが乗るピナレロ・ドグマF8は白とスカイブルーのラインが入ったニューデザインに。ダウンアンダーでは脚質に関係なくメンバー全員がドグマF8に乗った。コンポーネントとホイールはシマノ・デュラエースで、ブルーラインが入ったハンドル&ステムはPRO、サドルはフィジーク、タイヤはコンチネンタルと、パーツ構成に変更点はない。パワーメーターは引き続きクランク式のステージズパワーで、従来のノンドライブ側だけではなくドライブ側(右側)にもプロトタイプが装着されていた。ステム長は1mm刻みで、シーズン初戦だけにメカニックは多種ステムを用意。写真のバイクの持ち主ゲラント・トーマス(イギリス)に限らず、パッドが厚めのフィジーク・アリオネK1 TRI(トライアスロン/TT用)を愛用する選手は多い。身長183cmのトーマスのサドル高は802mm。
ロット・ソウダル リドレー NOAH SL
平坦スピードコースが多いダウンアンダーにおいて、ロット・ソウダルのメンバーの多くはリドレーのノアSLをセレクト。アダム・ハンセン(オーストラリア)とピム・リヒハルト(オランダ)は引き続きヘリウムSLを愛用している。写真はグレゴリー・ヘンダーソン(ニュージーランド)のノアSL。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSで、ホイールは同社のボーラウルトラ35と同50を使い分ける。パワーメーターはSRMで、アウターケーブルにはジャグワイヤーを採用している。シートポストやステム、ハンドルはデダ。目がいくヘビ柄のバーテープはリザードスキンズだ。2016年はサドルがサンマルコからセライタリアに変更されている。なお、ヘンダーソンもハンセンが唱える”狭いハンドル”派であり、その幅は38cm(芯-芯)。
キャノンデールプロサイクリング キャノンデール SUPERSIX EVO
キャノンデールプロサイクリングのバイクは2015年シーズンのまま。メンバー全員がキャノンデールのスーパーシックスEVOに乗った。スペイン・ジーロングのチーム拠点に戻り次第、2016年シーズンのバイクが用意されるという。コンポーネントは主にシマノ・デュラエースだが、クランクはキャノンデールのSISLクランクにSRMパワーメーター、FSAのチェーンリングの組み合わせ。何故かスポンサー外のローターのBBアダプターが装着されていた。ペダルにはガーミンと記されているものの、パワーメーターとしては使用されていない。ホイールとタイヤはマヴィック。ハンドルやステム、シートポストはFSAで、UCIワールドチームの中で唯一同社のチェーンを使用する。2015年ツール・ド・フランスで披露されたFSAの電動ワイヤレスグループセットをシーズン中盤に投入するとの噂も。
text:Kei Tsuji
チームスカイ ピナレロ DOGMA F8
チームスカイが乗るピナレロ・ドグマF8は白とスカイブルーのラインが入ったニューデザインに。ダウンアンダーでは脚質に関係なくメンバー全員がドグマF8に乗った。コンポーネントとホイールはシマノ・デュラエースで、ブルーラインが入ったハンドル&ステムはPRO、サドルはフィジーク、タイヤはコンチネンタルと、パーツ構成に変更点はない。パワーメーターは引き続きクランク式のステージズパワーで、従来のノンドライブ側だけではなくドライブ側(右側)にもプロトタイプが装着されていた。ステム長は1mm刻みで、シーズン初戦だけにメカニックは多種ステムを用意。写真のバイクの持ち主ゲラント・トーマス(イギリス)に限らず、パッドが厚めのフィジーク・アリオネK1 TRI(トライアスロン/TT用)を愛用する選手は多い。身長183cmのトーマスのサドル高は802mm。
ロット・ソウダル リドレー NOAH SL
平坦スピードコースが多いダウンアンダーにおいて、ロット・ソウダルのメンバーの多くはリドレーのノアSLをセレクト。アダム・ハンセン(オーストラリア)とピム・リヒハルト(オランダ)は引き続きヘリウムSLを愛用している。写真はグレゴリー・ヘンダーソン(ニュージーランド)のノアSL。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSで、ホイールは同社のボーラウルトラ35と同50を使い分ける。パワーメーターはSRMで、アウターケーブルにはジャグワイヤーを採用している。シートポストやステム、ハンドルはデダ。目がいくヘビ柄のバーテープはリザードスキンズだ。2016年はサドルがサンマルコからセライタリアに変更されている。なお、ヘンダーソンもハンセンが唱える”狭いハンドル”派であり、その幅は38cm(芯-芯)。
キャノンデールプロサイクリング キャノンデール SUPERSIX EVO
キャノンデールプロサイクリングのバイクは2015年シーズンのまま。メンバー全員がキャノンデールのスーパーシックスEVOに乗った。スペイン・ジーロングのチーム拠点に戻り次第、2016年シーズンのバイクが用意されるという。コンポーネントは主にシマノ・デュラエースだが、クランクはキャノンデールのSISLクランクにSRMパワーメーター、FSAのチェーンリングの組み合わせ。何故かスポンサー外のローターのBBアダプターが装着されていた。ペダルにはガーミンと記されているものの、パワーメーターとしては使用されていない。ホイールとタイヤはマヴィック。ハンドルやステム、シートポストはFSAで、UCIワールドチームの中で唯一同社のチェーンを使用する。2015年ツール・ド・フランスで披露されたFSAの電動ワイヤレスグループセットをシーズン中盤に投入するとの噂も。
text:Kei Tsuji
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