2015/12/30(水) - 14:05
2015年にUCIレースやJプロツアーで活躍したマトリックスパワータグ。2016年は佐野淳哉、土井雪広ら4人を加えさらなる勝利を目指す。
ツール・ド・熊野2015個人総合優勝のマトリックスパワータグ photo:Hideaki TAKAGI
2015年で創立10年目を迎えたマトリックスパワータグ。セミアクティブタグを使用したレーススポーツ自動計測分野でトップシェアを誇る、株式会社マトリックス(本社大阪市)がメインスポンサーのUCIコンチネンタルチーム。
過去には三船雅彦、橋川健、阿部良之、マリウス・ヴィズィアック、ヴィンツェンツォ・ガロッファロらが所属。また、早くから外国人選手を登用し若手育成に努めてきた。2013年からはスペイン人選手も登用し2014年はJPT4勝、セバスチャン・モラは2015年に帰国後ヨーロッパトラック選手権で2冠達成などその後も活躍している。
2015年は、開幕前の3月に将来を嘱望されていた和田力を不慮の事故で亡くす。だがその後にチームはまとまりJPTで群馬CSC、熊野、栂池、富士山、東日本南魚沼と5勝でチーム総合成績2位。ツアー・オブ・ジャパン南信州ステージ優勝、ツール・ド・熊野第2ステージ優勝と個人総合優勝と、チーム結成10年目でトップチームにふさわしい成績を出した。
急逝した和田力選手とともに戦ったマトリックスパワータグ。前日が四十九日 photo:Hideaki TAKAGI
JPT栂池高原ヒルクライムで1,3位のマトリックスパワータグ photo:Hideaki TAKAGI
国体スプリントを連覇した橋本凌甫 photo:Hideaki TAKAGI
男子オムニアム 4km個人追抜 2位 近谷涼(マトリックスパワータグ)4分30秒087 日本新記録 photo:Hideaki TAKAGI
チームはトラックレースにも力を入れており、和歌山国体ではスプリントで橋本凌甫が優勝。全日本オムニアム選手権では近谷涼が4km個人追抜きで4分30秒087の日本記録を樹立し、JPT群馬CSCロードで優勝の吉田隼人とともにJCFのエリートトラック強化指定選手だ。
2016年は4勝したベンジャミン・プラデスが抜けたが、佐野淳哉、土井雪広に加え平坦に強い中川智、JPT美浜クリテリウム3位の金子大介の4名が加入し15名のチームに。JPTの各レース参加人数は8名までのため、毎回選抜するほどのメンバーになった。プラデスが抜けたものの2人の元全日本ロードチャンピオンの加入はそれを上回る戦力の強化だ。チームは2月のスペインでのレース、ブエルタ・ムルシア(1.1)とブエルタ・アンダルシア(1.1)でシーズンが始まる。
歓喜の雄叫びを上げてゴールに飛び込む佐野淳哉(那須ブラーゼン) (c)Makoto.AYANO
2012年全日本ロードチャンピオンの土井雪広 photo:Hideaki.TAKAGI
シエルヴォ奈良から移籍する中川智 photo:Hideaki TAKAGI
JPT美浜クリテリウム2015で3位の金子大介 photo:Hideaki TAKAGI
以下、チームからのリリースを紹介しよう。
マトリックスパワータグ2016年体制
監督 安原昌弘
選手 15名 (以下名前、年齢、出身or所属、2015年チーム、監督コメント)
アイラン・フェルナンデス 27歳 スペイン 強力アシスト
ホセ・ヴィセンテ・トリビオ 30歳 スペイン ステージレースの総合狙い
佐野淳哉 33歳 静岡 那須ブラーゼンから移籍 ビックレースでの一発
土井雪広 31歳 山形 チーム右京から移籍 強力アシスト&自らの勝利
吉田隼人 26歳 奈良 もちろん強力スプリント
安原大貴 24歳 大阪 親の血統を引き継いでない得意の登りの一発&アシスト
永良大誠 41歳 兵庫 実はゴールスプリント以外はオールラウンダすべてに期待
田窪賢次 20歳 大阪 登りのアシスト
向川尚樹 35歳 大阪 特にない
橋本凌甫 24歳 和歌山 国体スプリント連覇
真鍋和幸 46歳 香川 まあうちのレジェンド
中川智 37歳 大阪 シエルボ奈良 社会経験豊富チーム員の兄貴分
北西佳輔 19歳 和歌山 う~ん伸び悩み
金子大輔 24歳 群馬グリフィン スプリント
近谷涼 22歳 富山 オリンピック出場
和田力 和歌山 苦しいときの和田頼み 永遠の22歳
安原昌弘監督のコメント
2015年春先は大きな事故があり、大切な仲間がなくなり皆一様に落ち込んだけれども立て直してくれて好成績でしたが、夏場以降若干下降気味に。2016年、メンバーは去るものも出たけれども新たに来るものもいて2015年よりも強化したと思います。全選手と監督は、和田力の魂を胸にまだ取れてないJプロツアー年間優勝と再びUCIステージレース、ワンデーレースで優勝目指して進んで行きたい考えです。
text:マトリックスパワータグ edit:高木秀彰
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2015年で創立10年目を迎えたマトリックスパワータグ。セミアクティブタグを使用したレーススポーツ自動計測分野でトップシェアを誇る、株式会社マトリックス(本社大阪市)がメインスポンサーのUCIコンチネンタルチーム。
過去には三船雅彦、橋川健、阿部良之、マリウス・ヴィズィアック、ヴィンツェンツォ・ガロッファロらが所属。また、早くから外国人選手を登用し若手育成に努めてきた。2013年からはスペイン人選手も登用し2014年はJPT4勝、セバスチャン・モラは2015年に帰国後ヨーロッパトラック選手権で2冠達成などその後も活躍している。
2015年は、開幕前の3月に将来を嘱望されていた和田力を不慮の事故で亡くす。だがその後にチームはまとまりJPTで群馬CSC、熊野、栂池、富士山、東日本南魚沼と5勝でチーム総合成績2位。ツアー・オブ・ジャパン南信州ステージ優勝、ツール・ド・熊野第2ステージ優勝と個人総合優勝と、チーム結成10年目でトップチームにふさわしい成績を出した。
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2016年は4勝したベンジャミン・プラデスが抜けたが、佐野淳哉、土井雪広に加え平坦に強い中川智、JPT美浜クリテリウム3位の金子大介の4名が加入し15名のチームに。JPTの各レース参加人数は8名までのため、毎回選抜するほどのメンバーになった。プラデスが抜けたものの2人の元全日本ロードチャンピオンの加入はそれを上回る戦力の強化だ。チームは2月のスペインでのレース、ブエルタ・ムルシア(1.1)とブエルタ・アンダルシア(1.1)でシーズンが始まる。
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以下、チームからのリリースを紹介しよう。
マトリックスパワータグ2016年体制
監督 安原昌弘
選手 15名 (以下名前、年齢、出身or所属、2015年チーム、監督コメント)
アイラン・フェルナンデス 27歳 スペイン 強力アシスト
ホセ・ヴィセンテ・トリビオ 30歳 スペイン ステージレースの総合狙い
佐野淳哉 33歳 静岡 那須ブラーゼンから移籍 ビックレースでの一発
土井雪広 31歳 山形 チーム右京から移籍 強力アシスト&自らの勝利
吉田隼人 26歳 奈良 もちろん強力スプリント
安原大貴 24歳 大阪 親の血統を引き継いでない得意の登りの一発&アシスト
永良大誠 41歳 兵庫 実はゴールスプリント以外はオールラウンダすべてに期待
田窪賢次 20歳 大阪 登りのアシスト
向川尚樹 35歳 大阪 特にない
橋本凌甫 24歳 和歌山 国体スプリント連覇
真鍋和幸 46歳 香川 まあうちのレジェンド
中川智 37歳 大阪 シエルボ奈良 社会経験豊富チーム員の兄貴分
北西佳輔 19歳 和歌山 う~ん伸び悩み
金子大輔 24歳 群馬グリフィン スプリント
近谷涼 22歳 富山 オリンピック出場
和田力 和歌山 苦しいときの和田頼み 永遠の22歳
安原昌弘監督のコメント
2015年春先は大きな事故があり、大切な仲間がなくなり皆一様に落ち込んだけれども立て直してくれて好成績でしたが、夏場以降若干下降気味に。2016年、メンバーは去るものも出たけれども新たに来るものもいて2015年よりも強化したと思います。全選手と監督は、和田力の魂を胸にまだ取れてないJプロツアー年間優勝と再びUCIステージレース、ワンデーレースで優勝目指して進んで行きたい考えです。
text:マトリックスパワータグ edit:高木秀彰
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