サイクルモードに集まった各種ブースから、注目のアイテムをピックアップして紹介する第6弾。ガノーをメインとしたブースを展開するアキコーポレーション、コアなパーツが盛り沢山のトライスポーツ、新型レースタイヤRACE EVO3シリーズがイチオシのパナレーサー、イタリアンパーツの雄・カンパニョーロを紹介します。
アキコーポレーション
ガノーはエントリーグレードのAXISが人気を得ているようだ
ルイガノは使用用途が一目でわかる大きなパネルとともにバイクが飾られている
ガノー GENNIX TR1には各ブランドの最新パーツが装備されているため、要注目だ
サイクルモードの中でも大きなブースを構えているのがアキコーポレーションだ。ガノーや国内オリジナルモデルのルイガノ、3T、DARE、KONA、バーズマンなどが集まった。ガノーはGENNIX R1や、受注生産品のTTバイクGENNIX TR1などレーシングバイクを中心に展示。エントリーモデルのAXISなども注目だ。
今年のルイガノは使用用途やシチュエーション別にバイクが並べられているため、お気に入りの自転車を見つけやすい。また、ラインアップが拡充されており、レディースのロードバイクやMTBなど種類が多くなったため、見ごたえは十分だ。
今年は3Tのハイエンドカーボンホイールハイエンドモデル「MERCURIO」の後継品で、2016年モデルの「ORBIS2」が展示されている。組み方から一新した新型のハブにはセラミックスピード社製のベアリングが搭載されており、「回転性能も非常にスムーズになっています」と担当の森さん。
「3TはORBIS2とDISCUSが注目です」と担当の森さん
フルカーボンのディスクホイール「DISCUS」にも注目したい。ロード用ディスクブレーキの規格が定まらない中、DISCUSは既存のクイックリリースはもちろんのこと、アダプターを使用することで12㎜や15mmスルーアクスルに対応し、さらにエンド幅も135mm、142mmに変更することができるという、他に類を見ない汎用性の高いホイールとなっている。
今年からアキコーポレーションはオーシンメトリックの取り扱いを開始する。クリス・フルームがロゴを消してまでも使用している楕円チェーンリングには注目だ。PC用のベアリングやスラムのコンポーネント開発にも携わった経験のあるベアリングブランド、トライピークも登場。シマノ11速専用のプーリーや、各社の独自規格に対応するBBなど回転性能を高めたいという方にはおススメのブランドだ。
クリス・フルームが使用しているオーシンメトリックを取り扱い始める
ガノーはTEAM CUSTOM ORDERの一つとしてオリジナルウェアを作ることができる。展示されているのはU23チャンピオン中井路雅(京都産業大学)のナショナルカラージャージだ
シグマではトレーニングデータの解析シミュレーションを行っている
GIYOからはスマホで空気圧を確認できるポンプが登場した
Gueeやバーズマン、ムーンなどアクセサリー類が充実しているのもアキコーポレーションである。Gueeからは周辺光にあわせて光量が変化するライトTHETAや、強く引っ張っても白くならないシリコンバーテープSioなどが並べられている。そして、ポンプブランドGIYOはポンプとスマホをBluetoothで連携させることで、スマホの画面にエアゲージを表示させることができるハンドポンプが展示されていた。
そして、KONAからはPRECEPTやPROCESSなど下り系MTBが中心に並べられている。また、KONAは弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLE MODEにも出展しており、シクロクロス会場では実際に試乗可能だ。
トライスポーツ
所狭しと取り扱いブランドが並べられたトライスポーツ
トライスポーツ取り扱いのパーツで固められたこちらのバイクは4.1㎏!
TNIの新型TTバイクに興味津々
数多くのサイクルブランドを取り扱うトライスポーツ。中でも来場者の注目を集めていたのは、AX-ライトネスやTHM-カーボネスなどの超軽量パーツで組上げられた軽量バイク。4.1㎏と恐るべき重量に仕上げられたバイクを前に、来場した人々はおそるおそる持ち上げてみて、その手ごたえに一様に驚いていた。
トライスポーツの主力製品であるエンヴィは、2015年モデルよりラインアップをはじめたMTB用リムを展示。特にDH用のリムの頑丈さをアピールするために、カットサンプルを思い切りコンクリートブロックにたたきつけて割れてしまったら粗品をプレゼントというデモを実施していた。ちなみに私も思い切りやってみたところ、すごい音がしたもののリムの表面にコンクリートブロックの削りかすがついただけ。ヒビらしきものは一切見当たらず、むしろ自分の手首のほうが痛いだけという結果に。
エンヴィのDHリムを思い切り地面に叩きつける!
でも、クラックはどこにもありませんでした!
タービンはその場でサイズを判断してもらえる
デックスシェルの防水性を実感できる
他には、鼻に装着するだけで空気の吸入量がアップし、出力を増大させる効果があるタービンのフィッティング販売や、デックスシェルの完全防水ソックスや手袋を実際に水につけて試すデモコーナーなど、多彩な取り扱い製品それぞれの特長を実際に体験できるブースづくりが今年のトライスポーツブースの魅力だ。
パナレーサー
パナレーサーでは、新型となったRACE EVO3タイヤを展示。タイヤを持つのはマーケティングスタッフの坂本裕規さん
パナレーサー初となるロード用チューブレスが登場
RACE EVO3シリーズには、レーシングタイヤとしては先進的な28Cが登場
国産タイヤメーカーであるパナレーサーのイチオシは、新型ロードレーシングタイヤ「RACE EVO3」だ。シリーズ通しての特徴は、耐貫通パンク強度を高めた新型のケーシング補強材「ProTite」を採用したこと。これにより、重量や振動吸収性を犠牲にすること無く耐貫通パンク性能を24%向上させることに成功している。
加えて、同社のロード用タイヤとしては初となるチューブレス仕様はオールラウンドモデル「RACE A EVO3」に登場したこともトピックス。同社のタイヤの特徴である転がり性能を更に高めつつ、クリンチャー仕様のRACE A EVO3+R'AIRチューブと同等と軽量に仕上がっている。
GravelKingにはMTB用の27.5インチ仕様など新サイズが追加された
モデル名が改められたセミブロック仕様のGravelKing SK
ファットバイク用タイヤ FAT B NIMBLEにも新サイズが追加されている
展示ブースにはラジコン用のタイヤも
また、クリンチャー仕様にはピュアレーシングタイヤとしては先進的な28Cサイズが追加。マーケティングスタッフの坂本裕規さんによれば「弊社としてはチャレンジングな商品であり、転がり性能と快適性は幅広なほどに向上するが同時に重くなるので、バランス取りには苦労しましたが、軽量に仕上げることができました。現状のロードバイクでは取り付けられるモデルが限られますが、オンロードトレーニング用としてCXバイクに、そして今後普及が予想されるディスクロードに最適ではないかと考えています」とのこと。
昨年の発売以来、好評を博しているグラベルライド向けロードタイヤ「GravelKing」シリーズは、700x40Cや27.5インチ仕様など、サイズが拡充された。また従来同シリーズとされていた、セミブロックパターン仕様は「GravelKing SK」に製品名が改められている。
カンパニョーロ
世界観に満ちているカンパニョーロブース
SUPER RECORDコンポーネント群には多くの来場者が足を止めた
最高峰のSUPER RECORDにはダイレクトマウントブレーキが登場した
もちろん人気のホイールも展示されていました
エルゴパワーの体験試乗も開催中だ
ネイビーに彩られ、オシャレな雰囲気を醸し出しているブースはカンパニョーロだ。最高峰のSUPER RECORDにはダイレクトマウントブレーキが登場。RECORDやCHORUSなどコンポーネントに大きな変更はない。BORAシリーズやSHAMAL、EURUS、ZONDA、SIROCCOなどお馴染みのホイールも集結しており、カンパニョーロならではのデザインを一目見ようという来場者でにぎわっている。
カンパニョーロのエルゴパワーを体験できるコーナーは今年も設けられている。親指でのシフトアップやカンパニョーロならではのブラケットの形状を堪能している来場者でコーナーは人気だ。また、機械式と電動EPSの両方を試すことができるため、2つのシフトフィーリングの違いなどを比べる方もいたようだ。
アキコーポレーション



サイクルモードの中でも大きなブースを構えているのがアキコーポレーションだ。ガノーや国内オリジナルモデルのルイガノ、3T、DARE、KONA、バーズマンなどが集まった。ガノーはGENNIX R1や、受注生産品のTTバイクGENNIX TR1などレーシングバイクを中心に展示。エントリーモデルのAXISなども注目だ。
今年のルイガノは使用用途やシチュエーション別にバイクが並べられているため、お気に入りの自転車を見つけやすい。また、ラインアップが拡充されており、レディースのロードバイクやMTBなど種類が多くなったため、見ごたえは十分だ。
今年は3Tのハイエンドカーボンホイールハイエンドモデル「MERCURIO」の後継品で、2016年モデルの「ORBIS2」が展示されている。組み方から一新した新型のハブにはセラミックスピード社製のベアリングが搭載されており、「回転性能も非常にスムーズになっています」と担当の森さん。

フルカーボンのディスクホイール「DISCUS」にも注目したい。ロード用ディスクブレーキの規格が定まらない中、DISCUSは既存のクイックリリースはもちろんのこと、アダプターを使用することで12㎜や15mmスルーアクスルに対応し、さらにエンド幅も135mm、142mmに変更することができるという、他に類を見ない汎用性の高いホイールとなっている。
今年からアキコーポレーションはオーシンメトリックの取り扱いを開始する。クリス・フルームがロゴを消してまでも使用している楕円チェーンリングには注目だ。PC用のベアリングやスラムのコンポーネント開発にも携わった経験のあるベアリングブランド、トライピークも登場。シマノ11速専用のプーリーや、各社の独自規格に対応するBBなど回転性能を高めたいという方にはおススメのブランドだ。




Gueeやバーズマン、ムーンなどアクセサリー類が充実しているのもアキコーポレーションである。Gueeからは周辺光にあわせて光量が変化するライトTHETAや、強く引っ張っても白くならないシリコンバーテープSioなどが並べられている。そして、ポンプブランドGIYOはポンプとスマホをBluetoothで連携させることで、スマホの画面にエアゲージを表示させることができるハンドポンプが展示されていた。
そして、KONAからはPRECEPTやPROCESSなど下り系MTBが中心に並べられている。また、KONAは弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLE MODEにも出展しており、シクロクロス会場では実際に試乗可能だ。
トライスポーツ



数多くのサイクルブランドを取り扱うトライスポーツ。中でも来場者の注目を集めていたのは、AX-ライトネスやTHM-カーボネスなどの超軽量パーツで組上げられた軽量バイク。4.1㎏と恐るべき重量に仕上げられたバイクを前に、来場した人々はおそるおそる持ち上げてみて、その手ごたえに一様に驚いていた。
トライスポーツの主力製品であるエンヴィは、2015年モデルよりラインアップをはじめたMTB用リムを展示。特にDH用のリムの頑丈さをアピールするために、カットサンプルを思い切りコンクリートブロックにたたきつけて割れてしまったら粗品をプレゼントというデモを実施していた。ちなみに私も思い切りやってみたところ、すごい音がしたもののリムの表面にコンクリートブロックの削りかすがついただけ。ヒビらしきものは一切見当たらず、むしろ自分の手首のほうが痛いだけという結果に。




他には、鼻に装着するだけで空気の吸入量がアップし、出力を増大させる効果があるタービンのフィッティング販売や、デックスシェルの完全防水ソックスや手袋を実際に水につけて試すデモコーナーなど、多彩な取り扱い製品それぞれの特長を実際に体験できるブースづくりが今年のトライスポーツブースの魅力だ。
パナレーサー



国産タイヤメーカーであるパナレーサーのイチオシは、新型ロードレーシングタイヤ「RACE EVO3」だ。シリーズ通しての特徴は、耐貫通パンク強度を高めた新型のケーシング補強材「ProTite」を採用したこと。これにより、重量や振動吸収性を犠牲にすること無く耐貫通パンク性能を24%向上させることに成功している。
加えて、同社のロード用タイヤとしては初となるチューブレス仕様はオールラウンドモデル「RACE A EVO3」に登場したこともトピックス。同社のタイヤの特徴である転がり性能を更に高めつつ、クリンチャー仕様のRACE A EVO3+R'AIRチューブと同等と軽量に仕上がっている。




また、クリンチャー仕様にはピュアレーシングタイヤとしては先進的な28Cサイズが追加。マーケティングスタッフの坂本裕規さんによれば「弊社としてはチャレンジングな商品であり、転がり性能と快適性は幅広なほどに向上するが同時に重くなるので、バランス取りには苦労しましたが、軽量に仕上げることができました。現状のロードバイクでは取り付けられるモデルが限られますが、オンロードトレーニング用としてCXバイクに、そして今後普及が予想されるディスクロードに最適ではないかと考えています」とのこと。
昨年の発売以来、好評を博しているグラベルライド向けロードタイヤ「GravelKing」シリーズは、700x40Cや27.5インチ仕様など、サイズが拡充された。また従来同シリーズとされていた、セミブロックパターン仕様は「GravelKing SK」に製品名が改められている。
カンパニョーロ





ネイビーに彩られ、オシャレな雰囲気を醸し出しているブースはカンパニョーロだ。最高峰のSUPER RECORDにはダイレクトマウントブレーキが登場。RECORDやCHORUSなどコンポーネントに大きな変更はない。BORAシリーズやSHAMAL、EURUS、ZONDA、SIROCCOなどお馴染みのホイールも集結しており、カンパニョーロならではのデザインを一目見ようという来場者でにぎわっている。
カンパニョーロのエルゴパワーを体験できるコーナーは今年も設けられている。親指でのシフトアップやカンパニョーロならではのブラケットの形状を堪能している来場者でコーナーは人気だ。また、機械式と電動EPSの両方を試すことができるため、2つのシフトフィーリングの違いなどを比べる方もいたようだ。
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