2015/11/04(水) - 09:13
ドライブトレインのフリクションロス低減を追求するセラミックスピードより、上下共に17Tという超大径プーリーと対応ケージのセット「Oversized Pulley Wheel System(OPWS)」が登場。常時2.4ワット以上のフリクションロス低減を可能としたスペシャルなパーツを紹介する。
セラミックスピード Oversized Pulley Wheel System
自社製の高精度なセラミックベアリングに加え、この夏には表面加工と特殊コーティングで最大5Wもの摩擦抵抗低減に成功した「UFOチェーン」をリリースしたセラミックスピード。ドライブドレインのフリクションロス低減を追求する同社が次に着目したのが、リアディレイラーの超大径プーリーである。
Oversized Pulley Wheel Systemの取り付け例 (c)ceramicspeed.com
ケージは製品版に至るまで様々な形状と素材が検討された (c)ceramicspeed.com2010年頃に登場した大径プーリーは、プーリー自体の回転数を低下させると同時に、チェーンの屈折度合いを抑えることで摩擦抵抗を低減し、駆動効率を高めてくれるというもの。プロレースの中でも、機材にこだわるエース級のライダーがここぞという時に使用している。
今回セラミックスピードから登場した超大径プーリー「Oversized Pulley Wheel System」では、上側のガイドプーリーと下側のテンションプーリーの両方に17Tを採用。開発にあたってはセラミックスピードでは15T、16T、17Tという3つのサイズでラボテストと実走テストを繰り返し実施。「プーリーが大きいほどに、つまり17Tの場合に最も駆動抵抗が少なくなった」という。
なお、コンポーネントメーカー純正品は11T、他ブランドの大径プーリーは最大でも15Tであり、17Tプーリーの見た目のインパクトは圧倒的だ。
もちろん、ベアリングにはセラミックスピード製を採用。結果、「Oversized Pulley Wheel System」が常時2.4ワット以上の駆動抵抗を実現している。また、アメリカの第三者研究機関であるFriction Factsによるテストでも、その駆動抵抗低減効果が認められている。
組み合わせる専用のケージは、カーボンによって強化されたポリアミド製で、MTNキュベカをはじめとしたサポートプロライダーのハイパワーに耐えうる高い強度を実現。また、チタンボルトを採用するなど軽量化にも配慮されており、存在感ある見た目の一方で55.4gをマーク。純正品からの重量増も最小限に抑えられている。
専用ケージはカーボン強化ポリアミド製 (c)トライスポーツ
シマノDURA-ACEの標準時とOPWS換装時の比較 (c)ceramicspeed.com
リアディレーラーとの接続部。11s世代及び10s世代のDURA-ACE及びULTEGRAに対応する (c)トライスポーツ
ベアリング用のオイルが付属する (c)トライスポーツ
対応するのはシマノDURA-ACE及びULTEGRAのリアディレーラーで、11s世代に加え10s世代にも取付可能なほか、機械式用とDi2用の区分はない。ベアリングはノーマルタイプとより低抵抗なCOATEDタイプから、プーリーのカラーはブラックとレッドから選択可能だ。取り扱いはトライスポーツ。
セラミックスピード Oversized Pulley Wheel System
対応リアディレーラー:シマノ RD-9000、9070、6800、6870、7900、7970、6700、6770
ケージ素材:カーボン強化ポリアミド
プーリー素材:アルミ
プーリー歯数:17T(上下共に)
ベアリング:ノーマル、COATED
カラー:ブラック、レッド
重量:55.4g
価格(税抜):64,000円(ノーマルベアリング)、75,000円(COATEDベアリング)
![セラミックスピード Oversized Pulley Wheel System](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/10/09/IMG_3708.jpg)
自社製の高精度なセラミックベアリングに加え、この夏には表面加工と特殊コーティングで最大5Wもの摩擦抵抗低減に成功した「UFOチェーン」をリリースしたセラミックスピード。ドライブドレインのフリクションロス低減を追求する同社が次に着目したのが、リアディレイラーの超大径プーリーである。
![Oversized Pulley Wheel Systemの取り付け例](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/11/02/150825_Tim-Don-rides-with-new-CeramicSpeed-OSPW-System-pulley-wheel-close-up.jpg)
![ケージは製品版に至るまで様々な形状と素材が検討された](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/11/02/2_568x320.jpg)
今回セラミックスピードから登場した超大径プーリー「Oversized Pulley Wheel System」では、上側のガイドプーリーと下側のテンションプーリーの両方に17Tを採用。開発にあたってはセラミックスピードでは15T、16T、17Tという3つのサイズでラボテストと実走テストを繰り返し実施。「プーリーが大きいほどに、つまり17Tの場合に最も駆動抵抗が少なくなった」という。
なお、コンポーネントメーカー純正品は11T、他ブランドの大径プーリーは最大でも15Tであり、17Tプーリーの見た目のインパクトは圧倒的だ。
もちろん、ベアリングにはセラミックスピード製を採用。結果、「Oversized Pulley Wheel System」が常時2.4ワット以上の駆動抵抗を実現している。また、アメリカの第三者研究機関であるFriction Factsによるテストでも、その駆動抵抗低減効果が認められている。
組み合わせる専用のケージは、カーボンによって強化されたポリアミド製で、MTNキュベカをはじめとしたサポートプロライダーのハイパワーに耐えうる高い強度を実現。また、チタンボルトを採用するなど軽量化にも配慮されており、存在感ある見た目の一方で55.4gをマーク。純正品からの重量増も最小限に抑えられている。
![専用ケージはカーボン強化ポリアミド製](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/11/02/CpPl_overPULLY_Bk_003_15Wb.jpg)
![シマノDURA-ACEの標準時とOPWS換装時の比較](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/11/02/Slide3_541x406.jpg)
![リアディレーラーとの接続部。11s世代及び10s世代のDURA-ACE及びULTEGRAに対応する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/11/02/CpPl_overPULLY__Bk_001_15Wb-1.jpg)
![ベアリング用のオイルが付属する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/11/02/CpPl_overPULLY_oil_Bk_001_15Wb.jpg)
対応するのはシマノDURA-ACE及びULTEGRAのリアディレーラーで、11s世代に加え10s世代にも取付可能なほか、機械式用とDi2用の区分はない。ベアリングはノーマルタイプとより低抵抗なCOATEDタイプから、プーリーのカラーはブラックとレッドから選択可能だ。取り扱いはトライスポーツ。
セラミックスピード Oversized Pulley Wheel System
対応リアディレーラー:シマノ RD-9000、9070、6800、6870、7900、7970、6700、6770
ケージ素材:カーボン強化ポリアミド
プーリー素材:アルミ
プーリー歯数:17T(上下共に)
ベアリング:ノーマル、COATED
カラー:ブラック、レッド
重量:55.4g
価格(税抜):64,000円(ノーマルベアリング)、75,000円(COATEDベアリング)
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