2015/10/08(木) - 08:48
UCI(国際自転車競技連盟)はツール・ド・フランス期間中に行われたドーピング検査の詳細を発表した。合計656回ドーピング検査が行われ、陽性が検出されたのはルーカ・パオリーニ(イタリア、カチューシャ)の1件だけだった。
レース中に貼り出されるドーピング検査対象選手リスト photo:Makoto AyanoUCIのもとでAFLD(フランスアンチドーピング機関)と協力してドーピング検査を行ったCADF(自転車競技アンチドーピング基金)によると、ツール期間中に合計656回(2013年622回、2014年719回)のドーピング検査が行われた。内訳は血液検査が482回、尿検査が174回だった。
ルーカ・パオリーニ(イタリア、カチューシャ) photo:Tim de Waele血液検査で採取されたサンプルはバイオロジカルパスポートと照らし合わせた精密検査も行われている。CADFのフランチェスカ・ロッシ氏によると、AFLDと連携し、選手のパフォーマンスやその他のデータをもとにターゲットを絞った検査も行われたという。
その結果、新たな陽性反応は検出されなかった。ツール期間中のドーピング陽性は第7ステージ終了後に発覚したパオリーニのコカイン陽性のみ。なお、新たな検査方法が確立されることを考慮し、グランツールの総合上位5名のサンプルは今後10年間保管される。
UCIのブライアン・クックソン会長は「アンチドーピングに取り組む全ての関係者の素晴らしい姿勢を強調したい。特にAFLDとCADFのコラボレーションに感謝している。アンチドーピング関係機関の間で情報を共有し、ターゲットを絞った検査を行うことで、我々のアンチドーピングプログラムがより堅固なものになっている」とプレスリリースの中でコメントしている。
text:Kei Tsuji
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その結果、新たな陽性反応は検出されなかった。ツール期間中のドーピング陽性は第7ステージ終了後に発覚したパオリーニのコカイン陽性のみ。なお、新たな検査方法が確立されることを考慮し、グランツールの総合上位5名のサンプルは今後10年間保管される。
UCIのブライアン・クックソン会長は「アンチドーピングに取り組む全ての関係者の素晴らしい姿勢を強調したい。特にAFLDとCADFのコラボレーションに感謝している。アンチドーピング関係機関の間で情報を共有し、ターゲットを絞った検査を行うことで、我々のアンチドーピングプログラムがより堅固なものになっている」とプレスリリースの中でコメントしている。
text:Kei Tsuji
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