世界最大のバイクショー「EUROBIKE(ユーロバイク)」より、現地取材で見つけた数々のプロダクトの中からニューモデル&面白いアイテムを続々とピックアップして紹介していきます。第6弾ではコルナゴ、チネリ、スピードプレイ、タックスをピックアップします。
コルナゴ(イタリア)
新城幸也らユーロップカー使用モデルV1-rのリミテッドエディション
ラグのみにペイントを施すことでコルナゴ伝統のフレーム構造をより際立たせるデザインが施された限定モデルのC60
C60 TRICOLORE LIMITED EDITIONではポップなカラーリングもラインアップされる
コルナゴからは、新城幸也らユーロップカーが愛用する2つのレーシングハイエンド「V1-r」と「C60」に特別カラーが登場した。「V1-r LIMITED EDITION」はシンプルなモノカラーを採用し、オレンジ、ピンク、アッズーラ(水色)、ベルデ(黄緑)のパステルカラーと、シルバーの5カラーをラインアップする。
「C60 TRICOLORE LIMITED EDITION」は各チューブをマットブラックとし、ラグのみにペイントを施すことでコルナゴ伝統のフレーム構造をより際立たせるデザインを採用。完成車仕様では、カンパニョーロの最上位グレードSUPERRECORDがアッセンブルされ、右レバーには緑白赤のトリコローレのスペシャルペイントがあしらわれる。
コルナゴ創業30周年記念モデルArabesqueが復活
ポリッシュ部は眩しい程の輝きを放っている
オリジナルモデルの特徴である唐草模様のラグワークは健在
そして、1980年台中盤に登場したコルナゴ創業30周年記念モデル「Arabesque」が数量限定で復活。オリジナルモデルとは異なりチューブは丸断面ではなく「Master Xlight」と同じくジルコで、フォークがベンドではなくストレートだが、唐草模様のラグワークは健在。ポリッシュ部は眩しい程の輝きを放っており、その完成度は高い。展示車も当時のパーツで組まれており、当時の雰囲気を如実に再現できているとコルナゴの担当は自信をのぞかせた。
フェラーリとのコラボレーションモデルCF10
アートデコールカラーを思わせる新色のC60
V1-rの設計コンセプトを踏襲しモデルチェンジしたCLX
モデルチェンジとなったミドルグレードの「CLX」は、従来モデルがコンフォートよりであったのに対し、新型では「V1-r」の設計コンセプトを踏襲した軽量レーシングモデルに。その他、フェラーリとのコラボレーションモデル「CF10」や、アートデコールカラーを思わせる新色の「C60」なども展示されていた。
チネリ(イタリア)
コロンバスSPIRITを採用した新型スチールバイクNemo Tig
パイプはコロンバス定番のSPIRITだ
バイクネームの通り、TIG溶接によって各チューブを連結
チネリからは新型スチールバイク「Nemo Tig」が登場。名作フレーム「SUPER CORSA」とは異なり、バイクネームの通り各チューブをラグでは無くTIG溶接で接続した、北米系ハンドメイドバイクの様なモダンな1台で、チューブにはコロンバスSPIRITを採用している。
MASHとの新たなコラボレーションピスト「MASH WORK」
酸化皮膜が残されたままの溶接部
チネリブースに姿を表したアントニオ・コロンボ代表
近年さらに関係を深めているMASHとの新たなコラボレーションモデルが「MASH WORK」というピストバイクだ。金属地の各チューブに酸化皮膜を残したままの溶接部と、ストリート感あふれる1台で、カンチブレーキ台座があることからシングルスピードCXバイクとしても使用可能だ。
スピードプレイ(アメリカ)
遂に正式発表となったエアロペダルZERO AERO
ペダルとクリートをディンプル仕様のカバーで覆うことで、空力性能を高めている
スピードプレイからは、兼ねてより開発されていたエアロペダル「ZERO AERO」が正式発表された。構成パーツは片面にディンプル仕様のカバーを装着したZEROペダル、国内でもこの春から販売されていた「ZERO AERO WALKABLE CLEAT」、シューズとの隙間を埋めるスペーサーという3つ。ブラドレー・ウィギンズ(イギリス)がアワーレコード新記録樹立の際にも使用するなど、そのエアロ効果は高いよう。
タックス(オランダ)
タックス初のダイレクトドライブ式ホームトレーナーNeo Smart
コンパクトな造りの負荷ユニット
専用のトレーニングソフトウェアも用意される
タックスからはブランド初となるダイレクトドライブ式のホームトレーナー「Neo Smart」が登場。3枚の板で構成された様な構造はこれまでに無いもので、不使用時にはとてもコンパクトに折りたたむことができる。少しだけ試乗した筆者の印象では、特異な造りの一方で安定感に微塵の不安もなく、150Wぐらいでも負荷のかかり方自然であった。また、近年タックスが推し進めるトレーニングアプリにも完全対応しており、負荷ユニットが薄いことから取り付けるフレームを選びにくそうだ。
photo:Yuya.Yamamoto
コルナゴ(イタリア)



コルナゴからは、新城幸也らユーロップカーが愛用する2つのレーシングハイエンド「V1-r」と「C60」に特別カラーが登場した。「V1-r LIMITED EDITION」はシンプルなモノカラーを採用し、オレンジ、ピンク、アッズーラ(水色)、ベルデ(黄緑)のパステルカラーと、シルバーの5カラーをラインアップする。
「C60 TRICOLORE LIMITED EDITION」は各チューブをマットブラックとし、ラグのみにペイントを施すことでコルナゴ伝統のフレーム構造をより際立たせるデザインを採用。完成車仕様では、カンパニョーロの最上位グレードSUPERRECORDがアッセンブルされ、右レバーには緑白赤のトリコローレのスペシャルペイントがあしらわれる。



そして、1980年台中盤に登場したコルナゴ創業30周年記念モデル「Arabesque」が数量限定で復活。オリジナルモデルとは異なりチューブは丸断面ではなく「Master Xlight」と同じくジルコで、フォークがベンドではなくストレートだが、唐草模様のラグワークは健在。ポリッシュ部は眩しい程の輝きを放っており、その完成度は高い。展示車も当時のパーツで組まれており、当時の雰囲気を如実に再現できているとコルナゴの担当は自信をのぞかせた。



モデルチェンジとなったミドルグレードの「CLX」は、従来モデルがコンフォートよりであったのに対し、新型では「V1-r」の設計コンセプトを踏襲した軽量レーシングモデルに。その他、フェラーリとのコラボレーションモデル「CF10」や、アートデコールカラーを思わせる新色の「C60」なども展示されていた。
チネリ(イタリア)



チネリからは新型スチールバイク「Nemo Tig」が登場。名作フレーム「SUPER CORSA」とは異なり、バイクネームの通り各チューブをラグでは無くTIG溶接で接続した、北米系ハンドメイドバイクの様なモダンな1台で、チューブにはコロンバスSPIRITを採用している。



近年さらに関係を深めているMASHとの新たなコラボレーションモデルが「MASH WORK」というピストバイクだ。金属地の各チューブに酸化皮膜を残したままの溶接部と、ストリート感あふれる1台で、カンチブレーキ台座があることからシングルスピードCXバイクとしても使用可能だ。
スピードプレイ(アメリカ)


スピードプレイからは、兼ねてより開発されていたエアロペダル「ZERO AERO」が正式発表された。構成パーツは片面にディンプル仕様のカバーを装着したZEROペダル、国内でもこの春から販売されていた「ZERO AERO WALKABLE CLEAT」、シューズとの隙間を埋めるスペーサーという3つ。ブラドレー・ウィギンズ(イギリス)がアワーレコード新記録樹立の際にも使用するなど、そのエアロ効果は高いよう。
タックス(オランダ)



タックスからはブランド初となるダイレクトドライブ式のホームトレーナー「Neo Smart」が登場。3枚の板で構成された様な構造はこれまでに無いもので、不使用時にはとてもコンパクトに折りたたむことができる。少しだけ試乗した筆者の印象では、特異な造りの一方で安定感に微塵の不安もなく、150Wぐらいでも負荷のかかり方自然であった。また、近年タックスが推し進めるトレーニングアプリにも完全対応しており、負荷ユニットが薄いことから取り付けるフレームを選びにくそうだ。
photo:Yuya.Yamamoto
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