2015/08/18(火) - 13:12
ブラジル、リオデジャネイロにてオリンピックプレレースが開催され、フランスのアレクシ・ヴィエルモーズが独走勝利。日本チームの指揮を取った浅田監督のレポートを元にお伝えしよう。
レースは2016年リオオリンピックと同じコースを周回する164.9km。風の影響を受ける海沿いの平坦、2.5㎞の石畳区間と急勾配の丘越えを含む前半周回、本格的な峠を含む後半周回と、大まかにはこの3つの要素で構成される。UCIカテゴリーは1.2ながらリオ五輪のプレレースということもあり、選手たちはナショナルチームとして参戦。フランスを中心に多くのプロチーム所属選手が顔を揃えた。
日本からは内間康平(ブリヂストン・アンカー)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、中根英登(愛三工業レーシング)、土井雪広(チーム右京)の4名が参加し、浅田顕監督が指揮に当たった。
レースは序盤からティボー・ピノやロメン・バルデを揃えるフランスや、ロシアらを中心に展開され、途中フランス、イタリアら5選手が先行する展開で石畳周回へ突入していく。すると後半の勝負どころで先頭グループが減り、人数を揃えたフランスが代わる代わるアタックを仕掛けることに。
その中から抜け出しに成功したのはアレクシ・ヴィエルモーズ。ツールでのステージ優勝から好調をキープする27歳がそのまま独走し、後続を22秒引き離して勝利を飾った。
「最終盤に4人を残していたので互いにアタックを掛け続け、自分が抜け出すことに成功した。ワールドツアーレースでなければ格式も高くないけれど。とても良い勝利になった。コースは勾配のある長い登りが続くのでクライマー向き」と語るヴィエルモーズは今シーズン3勝目だ。
日本チームは荒れた路面にメカトラが続き、序盤に増田がチェーントラブル、中根がパンクと続き、結果的に二人は集団へ復帰できず。土井も本格的なペースアップに遅れ、内間は3番目のグループで最終回を迎えたものの、最後は登りでグループから遅れてのゴールとなった。
浅田監督はJCFのレポート内で「コースは情報以上にハードで、路面状態も非常に悪かった。ロードレースの色々な要素が含まれるが、パワーと登坂力のある選手向き。五輪では展開でごまかしが効かない力勝負のレースになることが予想される」と振り返る。リオ五輪本番、男子エリートは241.5kmの距離で争われる予定だ。
レース展開などはJCFより。
アケセ・リオ インターナショナルロードサイクリングチャレンジ2015
1位 アレクシ・ヴィエルモーズ(フランス) 4h20'27"
2位 セルジュ・パウエルス(ベルギー) +22"
3位 ロメン・バルデ(フランス)
4位 トニ・ギャロパン(フランス)
5位 ユーリ・トロフィモフ(ロシア)
6位 ティボー・ピノ(フランス) +26"
7位 クレベル・ラモス(ブラジル) +3'42"
8位 ワレン・バーギル(フランス) +4'24"
9位 ベン・スウィフト(イギリス) +6'56"
10位 サイモン・クラーク(オーストラリア)
26位 内間康平(日本)
DNF 増田成幸(日本)
DNF 中根英登(日本)
DNF 土井雪広(日本)
text:So.Isobe
photo: Rio 2016
レースは2016年リオオリンピックと同じコースを周回する164.9km。風の影響を受ける海沿いの平坦、2.5㎞の石畳区間と急勾配の丘越えを含む前半周回、本格的な峠を含む後半周回と、大まかにはこの3つの要素で構成される。UCIカテゴリーは1.2ながらリオ五輪のプレレースということもあり、選手たちはナショナルチームとして参戦。フランスを中心に多くのプロチーム所属選手が顔を揃えた。
日本からは内間康平(ブリヂストン・アンカー)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、中根英登(愛三工業レーシング)、土井雪広(チーム右京)の4名が参加し、浅田顕監督が指揮に当たった。
レースは序盤からティボー・ピノやロメン・バルデを揃えるフランスや、ロシアらを中心に展開され、途中フランス、イタリアら5選手が先行する展開で石畳周回へ突入していく。すると後半の勝負どころで先頭グループが減り、人数を揃えたフランスが代わる代わるアタックを仕掛けることに。
その中から抜け出しに成功したのはアレクシ・ヴィエルモーズ。ツールでのステージ優勝から好調をキープする27歳がそのまま独走し、後続を22秒引き離して勝利を飾った。
「最終盤に4人を残していたので互いにアタックを掛け続け、自分が抜け出すことに成功した。ワールドツアーレースでなければ格式も高くないけれど。とても良い勝利になった。コースは勾配のある長い登りが続くのでクライマー向き」と語るヴィエルモーズは今シーズン3勝目だ。
日本チームは荒れた路面にメカトラが続き、序盤に増田がチェーントラブル、中根がパンクと続き、結果的に二人は集団へ復帰できず。土井も本格的なペースアップに遅れ、内間は3番目のグループで最終回を迎えたものの、最後は登りでグループから遅れてのゴールとなった。
浅田監督はJCFのレポート内で「コースは情報以上にハードで、路面状態も非常に悪かった。ロードレースの色々な要素が含まれるが、パワーと登坂力のある選手向き。五輪では展開でごまかしが効かない力勝負のレースになることが予想される」と振り返る。リオ五輪本番、男子エリートは241.5kmの距離で争われる予定だ。
レース展開などはJCFより。
アケセ・リオ インターナショナルロードサイクリングチャレンジ2015
1位 アレクシ・ヴィエルモーズ(フランス) 4h20'27"
2位 セルジュ・パウエルス(ベルギー) +22"
3位 ロメン・バルデ(フランス)
4位 トニ・ギャロパン(フランス)
5位 ユーリ・トロフィモフ(ロシア)
6位 ティボー・ピノ(フランス) +26"
7位 クレベル・ラモス(ブラジル) +3'42"
8位 ワレン・バーギル(フランス) +4'24"
9位 ベン・スウィフト(イギリス) +6'56"
10位 サイモン・クラーク(オーストラリア)
26位 内間康平(日本)
DNF 増田成幸(日本)
DNF 中根英登(日本)
DNF 土井雪広(日本)
text:So.Isobe
photo: Rio 2016
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