2015/07/13(月) - 11:28
休息日前のチームTTを走った各選手のコメントを紹介。コンタドールやニーバリに対して更にリードを広げたフルームは「肩の荷が下りた」と語る一方、ヴァンガーデレンは「マイヨジョーヌを狙っていた」と悔しがります。
BMCレーシング
ステージ優勝を飾ったBMCレーシング photo:Tim de Waele
スタート前に集中するティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング) photo:CorVos
トップタイムで優勝したBMCレーシング photo:Tim de Waeleティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ):上手く走れていることが分かっていた。事が完璧に運べばマイヨジョーヌを獲得できるかもしれなかったけれど、ステージ優勝。だから本当のことを言えば喜べない。コーナーは慎重にクリアする必要があったし、常に隊列を崩さずに走ろうと心掛けていた。登りでは力のある選手が長く牽き、最後は5名でゴールした。今日はローハン・デニスが戦略上のキーマンだったし、彼は本当によくやってくれたと思う。
ツール第1週はさまざまな試練が待ち受けていたが、全てはこのステージ優勝に繋がっていたのかもしれない。1週目のテストは全てクリアした。ピレネーでは様子を見ながら駒を進めていきたいと思う。僕はフルームと同じレベルまで達していると思うが、しかし3週目には何が起こるか分からない。ツールはマラソンだ。まだまだ先は長いんだ。常々”ビッグフォー(フルーム、コンタドール、キンタナ、ニーバリ)”と呼ばれているけど、そろそろ”ビッグファイブ”として自分を加えてもらってもいいんじゃないかと思う。メディアは僕についてあまり多く語っていないと思うんだけれど。
ローハン・デニス(オーストラリア):最初の10km地点で既に限界に近かったので心配だった。メンバーが少なくなった時に監督は長めにローテーションを回すよう指示した。
チームスカイ
クリス・フルーム(イギリス)を先頭にフィニッシュに飛び込むチームスカイ photo:CorVos
1秒差のステージ2位 チームスカイ photo:Tim de Waele
マイヨジョーヌを守ったクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) photo:Tim de Waeleクリス・フルーム(イギリス):このコースで勝機はあったが、結果に対して落ち込むべきではないと思う。BMCとスカイの実力は拮抗していた。0.6秒という差がどこで生まれたのか分からない。ロッシュが最後に苦しんでいたのを皆見たと思うが、チームTTでは自然なこと。彼はそれ以前に強力に牽引してくれたんだ。BMCは僕らよりも速く走り、それが全て。何も失っていないし、むしろライバルに対してリードを生み出すことができた。チームTTを終えて、今はプレッシャーから解放された。自分の戦略は思っていたよりも守りになると思う。この時点でニーバリが大きくタイムを失っているとは思わなかった。彼は第1週目で大きなライバルになると思っていたんだ。
リッチー・ポート(オーストラリア):信じられないくらい多くの観客が応援してくれた。最高の景色だったけれど、ほんの僅かな差でステージ優勝を逃したのは残念。最後の登りでスピードを失ってしまったが、総合ライバルに対してはタイムを稼ぐ事ができた。本当に苦しいレースで、最初の5km地点で既にもだえるほど苦しんでいた。
ニコラ・ロッシュ(アイルランド):今の気分は言葉にならない。0.6秒差でステージを逃すとはかなり厳しい結果だ。全力で走ったが僅かに足りなかった。ツールでのステージ優勝はチームの、そして僕の夢。いつもチームTTで勝ちたいと思っていたけれど。。惜しかった。
ティンコフ・サクソ(スペイン)
「良いタイムでゴールできたと思う」アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ) photo:CorVos
「想定したよりも上手く走れた」ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ) photo:CorVosアルベルト・コンタドール:良いタイムでゴールできたと思う。休息をしっかり取り、全てのことが起こりうる山岳ステージに向けて準備を重ねたいと思う。まだたくさんのステージが残っているし、最終日までコンスタントに走る必要がある。僕の得意とする走り方で、山岳では周りをよく見ながら走りたいと思う。ここまでツイてない試合運びをしているライバルも多いが、ティンコフ・サクソは幸いにもそうじゃない。淡々とレースを進めるのは非常に大事なことだし、それが僕を勇気づけてくれる。
ゴールするナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) photo:CorVosペーター・サガン(スロバキア)
自分にとって今日の結果はそこまで重要ではなく、想定していたよりも上手く走れたと思う。自分的には良かったし、最初のハイペースを最後まで保つことができた。28秒という差は軽視できるものではないが悪すぎることもない。明日の休息日には第2週目にどう走るかしっかりと考える必要がある。
モビスターのエウセビオ・ウンスエ監督
4秒差の3位という今日の結果は非常に素晴らしい。でも、観衆が集まっている坂でバラバラになってしまったのは大きな痛手だった。あれが無ければあと10秒は速かったかもしれないと考えると少しほろ苦い結果でもある。
でも、この結果については楽観的にとらえている。ツールのチームタイムトライアルでの勝利に非常に近づいていたからだ。過去4年間のTTTの結果を見ると非常に進歩していると思うよ。このステージで勝てる実力があると確信していた。コンタドールやウランといった、キンタナの総合成績でのライバルに対するビハインドを返上することができたし、ヴァンガーデレンやフルームにたいしても、4秒しか離されなかった。
だから総合のライバルと山岳での戦いに向けて準備は整ったということができる。でも、決定的に誰かが遅れているわけでもないから、山岳ステージは集中して戦う必要があるね。ピレネーはきっとサプライズを起こしてくれると思っている。特にプラトー・ド・ベイユは誰が一番強いかを明らかにしてくれるだろう。第2週の山岳の連戦は総合成績に大きな変動をもたらすはずだ。
第1スタートのオリカ・グリーンエッジのマシュー・ホワイト監督
今日は出来るだけ少ない労力で6人のライダーがフィニッシュすることが目的だった。マイケル・マシューズは日に日に調子を上げて、どこかのステージでの優勝を狙えるようになっている。今日のTTTはそのために役に立つはずだ。明日は休息日で、その後ツールは第2段階へと移っていく。スプリンターチーム達から、クライマーチームへと戦いの主役が代わる。第2週のいくつかのステージで仕掛けていくことになるだろうね。
各選手のコメントはチーム公式サイト、レース公式サイト、個人SNSより。
text:So.Isobe,Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.Ayano,Kei.Tsuji,CorVos,Tim de Waele
BMCレーシング
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ツール第1週はさまざまな試練が待ち受けていたが、全てはこのステージ優勝に繋がっていたのかもしれない。1週目のテストは全てクリアした。ピレネーでは様子を見ながら駒を進めていきたいと思う。僕はフルームと同じレベルまで達していると思うが、しかし3週目には何が起こるか分からない。ツールはマラソンだ。まだまだ先は長いんだ。常々”ビッグフォー(フルーム、コンタドール、キンタナ、ニーバリ)”と呼ばれているけど、そろそろ”ビッグファイブ”として自分を加えてもらってもいいんじゃないかと思う。メディアは僕についてあまり多く語っていないと思うんだけれど。
ローハン・デニス(オーストラリア):最初の10km地点で既に限界に近かったので心配だった。メンバーが少なくなった時に監督は長めにローテーションを回すよう指示した。
チームスカイ
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リッチー・ポート(オーストラリア):信じられないくらい多くの観客が応援してくれた。最高の景色だったけれど、ほんの僅かな差でステージ優勝を逃したのは残念。最後の登りでスピードを失ってしまったが、総合ライバルに対してはタイムを稼ぐ事ができた。本当に苦しいレースで、最初の5km地点で既にもだえるほど苦しんでいた。
ニコラ・ロッシュ(アイルランド):今の気分は言葉にならない。0.6秒差でステージを逃すとはかなり厳しい結果だ。全力で走ったが僅かに足りなかった。ツールでのステージ優勝はチームの、そして僕の夢。いつもチームTTで勝ちたいと思っていたけれど。。惜しかった。
ティンコフ・サクソ(スペイン)
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自分にとって今日の結果はそこまで重要ではなく、想定していたよりも上手く走れたと思う。自分的には良かったし、最初のハイペースを最後まで保つことができた。28秒という差は軽視できるものではないが悪すぎることもない。明日の休息日には第2週目にどう走るかしっかりと考える必要がある。
モビスターのエウセビオ・ウンスエ監督
4秒差の3位という今日の結果は非常に素晴らしい。でも、観衆が集まっている坂でバラバラになってしまったのは大きな痛手だった。あれが無ければあと10秒は速かったかもしれないと考えると少しほろ苦い結果でもある。
でも、この結果については楽観的にとらえている。ツールのチームタイムトライアルでの勝利に非常に近づいていたからだ。過去4年間のTTTの結果を見ると非常に進歩していると思うよ。このステージで勝てる実力があると確信していた。コンタドールやウランといった、キンタナの総合成績でのライバルに対するビハインドを返上することができたし、ヴァンガーデレンやフルームにたいしても、4秒しか離されなかった。
だから総合のライバルと山岳での戦いに向けて準備は整ったということができる。でも、決定的に誰かが遅れているわけでもないから、山岳ステージは集中して戦う必要があるね。ピレネーはきっとサプライズを起こしてくれると思っている。特にプラトー・ド・ベイユは誰が一番強いかを明らかにしてくれるだろう。第2週の山岳の連戦は総合成績に大きな変動をもたらすはずだ。
第1スタートのオリカ・グリーンエッジのマシュー・ホワイト監督
今日は出来るだけ少ない労力で6人のライダーがフィニッシュすることが目的だった。マイケル・マシューズは日に日に調子を上げて、どこかのステージでの優勝を狙えるようになっている。今日のTTTはそのために役に立つはずだ。明日は休息日で、その後ツールは第2段階へと移っていく。スプリンターチーム達から、クライマーチームへと戦いの主役が代わる。第2週のいくつかのステージで仕掛けていくことになるだろうね。
各選手のコメントはチーム公式サイト、レース公式サイト、個人SNSより。
text:So.Isobe,Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.Ayano,Kei.Tsuji,CorVos,Tim de Waele
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