2015/06/14(日) - 20:50
6月13日にツール・ド・スイスが開幕。初日の5.1km個人タイムトライアルで、地元スイスのスペシャリストを下したオランダTTチャンピオンのトム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)が優勝を飾った。
第79回ツール・ド・スイスがスイス中部のリッシュで開幕した。初日は5.1kmの個人タイムトライアル。プロローグではなく第1ステージとしてカウントされている。
街中を発着するコースは前半に高低差44mの登りが設定されており、大部分が道幅のある幹線道路。スイスの期待を背負うファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング)が5分43秒の暫定トップタイムをマークしたが、オランダTTチャンピオンジャージを着て走ったドゥムランがカンチェラーラのタイムを2秒更新した。
平均スピード53.8km/hで5.1kmを駆け抜けたドゥムランがステージ優勝とリーダージャージ獲得。「シエラネバダでの高地トレーニングを終えた後だったので、脚がどんな反応を見せるのか分からなかった。走っている最中も半信半疑だったけど、実際はスピードを乗せることが出来ていたようだ。結果を出すことが出来て素晴らしい気分」と、ブエルタ・アル・パイスバスコ第6ステージ個人TTに続く今シーズン2勝目を飾ったドゥムランは語る。
翌日は山岳コースが設定されているものの、ドゥムランは「出来る限りリーダージャージをキープしたい。それを可能にする強力なチームメンバーが揃っているんだ」と自信を見せる。ドゥムランは大きな目標であるツール・ド・フランスに向けて好調ぶりを示した。第102回ツールはオランダ・ユトレヒトを舞台にした13.8km個人タイムトライアルで幕開ける。
咽喉感染から復帰したばかりのカンチェラーラが2秒差の2位、元アワーレコード保持者のマティアス・ブランドル(オーストリア、IAMサイクリング)が4秒差の3位、そしてペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ)が5秒差の4位に入っている。
総合有力選手の中ではゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)が7秒差に入った一方で、ヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ)が14秒差、ティボー・ピノ(フランス、FDJ)が16秒差、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール)が19秒差、ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)が20秒差、ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、エティックス・クイックステップ)が21秒差で初日を終えている。
選手コメントはチーム公式サイトより。
ツール・ド・スイス2015第1ステージ結果
1位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) 5’41”
2位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング) +02”
3位 マティアス・ブランドル(オーストリア、IAMサイクリング) +04”
4位 ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ) +05”
5位 スティーブ・モラビート(スイス、FDJ)
6位 グレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシング)
7位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +06”
8位 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター)
9位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、モビスター)
10位 ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) +07”
個人総合成績
1位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) 5’41”
2位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング) +02”
3位 マティアス・ブランドル(オーストリア、IAMサイクリング) +04”
4位 ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ) +05”
5位 スティーブ・モラビート(スイス、FDJ)
6位 グレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシング)
7位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +06”
8位 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター)
9位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、モビスター)
10位 ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) +07”
チーム総合成績
IAMサイクリング
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
第79回ツール・ド・スイスがスイス中部のリッシュで開幕した。初日は5.1kmの個人タイムトライアル。プロローグではなく第1ステージとしてカウントされている。
街中を発着するコースは前半に高低差44mの登りが設定されており、大部分が道幅のある幹線道路。スイスの期待を背負うファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング)が5分43秒の暫定トップタイムをマークしたが、オランダTTチャンピオンジャージを着て走ったドゥムランがカンチェラーラのタイムを2秒更新した。
平均スピード53.8km/hで5.1kmを駆け抜けたドゥムランがステージ優勝とリーダージャージ獲得。「シエラネバダでの高地トレーニングを終えた後だったので、脚がどんな反応を見せるのか分からなかった。走っている最中も半信半疑だったけど、実際はスピードを乗せることが出来ていたようだ。結果を出すことが出来て素晴らしい気分」と、ブエルタ・アル・パイスバスコ第6ステージ個人TTに続く今シーズン2勝目を飾ったドゥムランは語る。
翌日は山岳コースが設定されているものの、ドゥムランは「出来る限りリーダージャージをキープしたい。それを可能にする強力なチームメンバーが揃っているんだ」と自信を見せる。ドゥムランは大きな目標であるツール・ド・フランスに向けて好調ぶりを示した。第102回ツールはオランダ・ユトレヒトを舞台にした13.8km個人タイムトライアルで幕開ける。
咽喉感染から復帰したばかりのカンチェラーラが2秒差の2位、元アワーレコード保持者のマティアス・ブランドル(オーストリア、IAMサイクリング)が4秒差の3位、そしてペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ)が5秒差の4位に入っている。
総合有力選手の中ではゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)が7秒差に入った一方で、ヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ)が14秒差、ティボー・ピノ(フランス、FDJ)が16秒差、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール)が19秒差、ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)が20秒差、ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、エティックス・クイックステップ)が21秒差で初日を終えている。
選手コメントはチーム公式サイトより。
ツール・ド・スイス2015第1ステージ結果
1位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) 5’41”
2位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング) +02”
3位 マティアス・ブランドル(オーストリア、IAMサイクリング) +04”
4位 ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ) +05”
5位 スティーブ・モラビート(スイス、FDJ)
6位 グレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシング)
7位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +06”
8位 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター)
9位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、モビスター)
10位 ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) +07”
個人総合成績
1位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) 5’41”
2位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング) +02”
3位 マティアス・ブランドル(オーストリア、IAMサイクリング) +04”
4位 ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ) +05”
5位 スティーブ・モラビート(スイス、FDJ)
6位 グレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシング)
7位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +06”
8位 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター)
9位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、モビスター)
10位 ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) +07”
チーム総合成績
IAMサイクリング
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele