2015/05/02(土) - 08:10
「聖母マリアの家」に至る2級山岳でツアー・オブ・ターキーの総合優勝者が(実質的に)誕生。クリスチャン・デュラセック(クロアチア、ランプレ・メリダ)が総合首位に立ち、ステージ優勝の栄光はペーリョ・ビルバオ(スペイン、カハルーラル)が手にした。
セルチュク郊外にある「聖母マリアの家」でフィニッシュを迎えるツアー・オブ・ターキー第6ステージ。フィニッシュ地点の一帯はトルコ有数の観光地として知られており、紀元前に作られたギリシア時代のエフェス古代都市遺跡が最も有名だ。その他にも古代遺跡が点在しており、海外からの観光客を乗せた大型バスが常に行き交っている。
フィニッシュラインが引かれているのは聖母マリアが晩年を過ごしたとされている家の前。セルチュクを見下ろす歴史的な家に向かって、登坂距離5.3km・平均勾配7.6%の登りが続いている。残り1kmを切ってから勾配が10%オーバーを刻むこの2級山岳でツアー・オブ・ターキーの実質的な総合優勝者が決まる。
ポーランドのUCIプロコンチネンタルチームであるCCCスプランディポルコウィチェの牙城を崩そうと、スタート直後からUCIワールドチームのランプレ・メリダやティンコフ・サクソがアタックを連発する展開。逃げに選手を送り込んで終盤の勝負に備えたいチームの攻撃によって、最初の1時間でカバーした距離は実に52kmに及んだ。
UCIワールドチームの選手が断続的にアタックし、CCCスプランディポルコウィチェのアシストたちがフル稼働で潰し、またアタックがかかる。アタックの応酬の末に飛び出したのはUCIワールドチームを含まない4名だった。
最大3分のリードを得て逃げたのはロイ・ヤンス(ベルギー、ワンティ・グループグベルト)、ヤール・サロメイン(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)、マルコム・ルドルフ(オーストラリア、ドラパック)、アフメト・アクディレク(トルコ、トルク・セケルスポール)の4名。この日も逃げを狙って最前列でスタートした山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)は4名の逃げに乗り遅れ、単独で追走をかけたものの追いつけず。山本は10km強にわたって追走した後、メイン集団に戻っている。
悪く言えば退屈で、良く言ったとしても単調な幹線道路をひたすら西に向かって進む先頭4名。メイン集団の先頭を固めたのはオレンジジャージではなく蛍光イエロージャージ。
前日の登りスプリントで3位に入った総合4位ジェイ・マッカーシー(オーストラリア)の総合ジャンプアップを狙うティンコフ・サクソがメイン集団を牽引して追いかける。ユライ・サガン(スロバキア)とニコライ・トルソーフ(ロシア)の2名が淡々とペースを刻むと、残り25kmでタイム差は1分を割り込んだ。
残り22km地点の3級山岳で先頭は身長193cmのサロメインに絞られ、メイン集団から飛び出したダニエーレ・コッリ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)が先頭を奪って独走。続いて山岳ポイントを狙ったフアンパブロ・バレンシア(コロンビア、コロンビア)らも飛び出したが、結果的に逃げは全てメイン集団に吸収される。
最後の2級山岳セルチュクに向けた位置取りによってメイン集団のペースが徐々に上がり、ティンコフ・サクソやランプレ・メリダが人数を揃えて集団先頭に上がる。集団スプリントさながらの位置取りの末に、ハイスピードヒルクライムが始まった。
頂上まで5kmを残したナジム・バキルチ(トルコ、トルク・セケルスポール)のアタックは短命に終わり、続いてブルターニュ・セシェやMTNキュベカが集団先頭でペースを上げる。すると残り3kmを切ったところでミゲルアンヘル・ロペスモレーノ(コロンビア、アスタナ)がアタック。若手の登竜門ツール・ド・ラヴニールで2014年に総合優勝を飾った21歳が、反応したジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ・サクソ)を振り切って独走を開始した。
遅れて追走を仕掛けたのはペーリョ・ビルバオ(スペイン、カハルーラル)で、縮小した集団の後方ではリーダージャージのダヴィデ・レベッリン(イタリア、CCCスプランディポルコウィチェ)が力なく失速する。ビルバオは先頭ロペスモレーノを捉え、先頭2名で残り1kmアーチを通過した。
ビルバオとロペスモレーノは拮抗する登坂力で後続を引き離し、スプリント一騎打ちを繰り広げる。余力あるスプリントでロペスモレーノを引き離したビルバオが、フィニッシュラインまで距離を残して両手を広げた。
「今日はチームとして明確な戦略を立てて最後の登りに挑んだ。チームの登りの力には自信を持っていたし、何としてもその力を生かしたかったんだ」。ツアー・オブ・ターキー最後の山頂フィニッシュを制したビルバオは語る。ビルバオはスペイン・バスク出身の25歳で、2011年にエウスカルテルでプロデビュー。チーム解散に伴って2014年にカハルーラルに移り、同年クラシカ・プリマベラで優勝を飾っている。
ビルバオはチームリーダーとしてツアー・オブ・ターキーに挑んだものの第3ステージでパンクに見舞われて20分のビハインド。総合成績を諦め、この日の勝利に集中していた。「当初は総合成績を狙っていたものの、(山頂フィニッシュが設定された)第3ステージの肝心なところでパンクしてしまい、そこから今日のステージに目標をスイッチした。第3ステージの出来事は本当に残念だったけど、このステージ優勝で報われたよ」。
ビルバオから18秒遅れて総合2位デュラセックがフィニッシュ。リーダージャージのレベッリンが1分01秒遅れたため、22秒差をひっくり返したデュラセックが逆転で総合首位に立った。
「チャンスがあると思っていたよ」と、どこかあどけなさを残す27歳のデュラセックは語る。「失うものがなかったので攻撃する以外に方法がなかったし、何と言っても今日が逆転のラストチャンスだった。全力を尽くした成果が出たよ」と、ツアー・オブ・ターキーの総合優勝に王手をかけたデュラセック。
「レベッリンの失速には驚かなかった。逆に第3ステージで彼があそこまで力を見せたことに驚いた。アスタナの選手(ロペスモレーノ)がアタックした時、レベッリンが追うと思っていたけど、彼はもうそこにいなかったんだ」。レベッリンに対して21秒の総合リードを得たデュラセックはターコイズブルーのリーダージャージを着て残る2ステージに挑む。
敗れた43歳のレベッリンは「何故だかは分からないけど登りで力が入らなかった」と肩を落とす。「いきなり強度の高い登りが始まったからかも知れない。いくつかの登りをこなした後であれば、脚が温まって勝負に持ち込めていたと思う。自分の脚質に適していただけにとにかく残念の一言。でもこれがレースであり、スポーツだ」。
翌日の第7ステージはセルチュクからイズミルまでの166km。残り29km地点で1級山岳を通過するが、デュラセックは「総合が動くような難易度ではない」と予想する。イズミルにフィニッシュ後、選手たちにはイスタンブールへの空路移動が待っている。
ツアー・オブ・ターキー2015第6ステージ結果
1位 ペーリョ・ビルバオ(スペイン、カハルーラル) 4h38’46”
2位 ミゲルアンヘル・ロペスモレーノ(コロンビア、アスタナ) +03”
3位 エイネル・パッラ(スペイン、カハルーラル) +11”
4位 トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル) +14”
5位 アレックス・カノアルディラ(コロンビア、コロンビア)
6位 クリスチャン・デュラセック(クロアチア、ランプレ・メリダ) +18”
7位 エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ブルターニュ・セシェ)
8位 ルイス・マスボネ(スペイン、カハルーラル) +34”
9位 ファブリシオ・フェラーリ(ウルグアイ、カハルーラル)
10位 ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ・サクソ)
19位 ダヴィデ・レベッリン(イタリア、CCCスプランディポルコウィチェ) +1’01”
147位 山本元喜(日本、NIPPOヴィーニファンティーニ) +14’25”
148位 黒枝士揮(日本、NIPPOヴィーニファンティーニ)
個人総合成績
1位 クリスチャン・デュラセック(クロアチア、ランプレ・メリダ) 24h21’34”
2位 ダヴィデ・レベッリン(イタリア、CCCスプランディポルコウィチェ) +21”
3位 エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ブルターニュ・セシェ) +32”
4位 ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ・サクソ) +1’14”
5位 アレックス・カノアルディラ(コロンビア、コロンビア) +1’30”
6位 セルジュ・パウエルス(ベルギー、MTNキュベカ) +1”32”
7位 ミルコ・セルヴァッジ(イタリア、ワンティ・グループグベルト) +2’05”
8位 エンリーコ・バルビン(イタリア、バルディアーニCSF) +2’08”
9位 アダム・ハンセン(オーストラリア、ロット・ソウダル) +2’18”
10位 トマシュ・マルチンスキー(ポーランド、トルク・セケルスポール) +2’20”
ポイント賞
サーシャ・モードロ(イタリア、ランプレ・メリダ)
山岳賞
フアンパブロ・バレンシア(コロンビア、コロンビア)
ビューティーズオブターキースプリント賞
ルイス・マスボネ(スペイン、カハルーラル)
チーム総合成績
カハルーラル
text&photo:Kei Tsuji in Selcuk, Turkey
セルチュク郊外にある「聖母マリアの家」でフィニッシュを迎えるツアー・オブ・ターキー第6ステージ。フィニッシュ地点の一帯はトルコ有数の観光地として知られており、紀元前に作られたギリシア時代のエフェス古代都市遺跡が最も有名だ。その他にも古代遺跡が点在しており、海外からの観光客を乗せた大型バスが常に行き交っている。
フィニッシュラインが引かれているのは聖母マリアが晩年を過ごしたとされている家の前。セルチュクを見下ろす歴史的な家に向かって、登坂距離5.3km・平均勾配7.6%の登りが続いている。残り1kmを切ってから勾配が10%オーバーを刻むこの2級山岳でツアー・オブ・ターキーの実質的な総合優勝者が決まる。
ポーランドのUCIプロコンチネンタルチームであるCCCスプランディポルコウィチェの牙城を崩そうと、スタート直後からUCIワールドチームのランプレ・メリダやティンコフ・サクソがアタックを連発する展開。逃げに選手を送り込んで終盤の勝負に備えたいチームの攻撃によって、最初の1時間でカバーした距離は実に52kmに及んだ。
UCIワールドチームの選手が断続的にアタックし、CCCスプランディポルコウィチェのアシストたちがフル稼働で潰し、またアタックがかかる。アタックの応酬の末に飛び出したのはUCIワールドチームを含まない4名だった。
最大3分のリードを得て逃げたのはロイ・ヤンス(ベルギー、ワンティ・グループグベルト)、ヤール・サロメイン(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)、マルコム・ルドルフ(オーストラリア、ドラパック)、アフメト・アクディレク(トルコ、トルク・セケルスポール)の4名。この日も逃げを狙って最前列でスタートした山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)は4名の逃げに乗り遅れ、単独で追走をかけたものの追いつけず。山本は10km強にわたって追走した後、メイン集団に戻っている。
悪く言えば退屈で、良く言ったとしても単調な幹線道路をひたすら西に向かって進む先頭4名。メイン集団の先頭を固めたのはオレンジジャージではなく蛍光イエロージャージ。
前日の登りスプリントで3位に入った総合4位ジェイ・マッカーシー(オーストラリア)の総合ジャンプアップを狙うティンコフ・サクソがメイン集団を牽引して追いかける。ユライ・サガン(スロバキア)とニコライ・トルソーフ(ロシア)の2名が淡々とペースを刻むと、残り25kmでタイム差は1分を割り込んだ。
残り22km地点の3級山岳で先頭は身長193cmのサロメインに絞られ、メイン集団から飛び出したダニエーレ・コッリ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)が先頭を奪って独走。続いて山岳ポイントを狙ったフアンパブロ・バレンシア(コロンビア、コロンビア)らも飛び出したが、結果的に逃げは全てメイン集団に吸収される。
最後の2級山岳セルチュクに向けた位置取りによってメイン集団のペースが徐々に上がり、ティンコフ・サクソやランプレ・メリダが人数を揃えて集団先頭に上がる。集団スプリントさながらの位置取りの末に、ハイスピードヒルクライムが始まった。
頂上まで5kmを残したナジム・バキルチ(トルコ、トルク・セケルスポール)のアタックは短命に終わり、続いてブルターニュ・セシェやMTNキュベカが集団先頭でペースを上げる。すると残り3kmを切ったところでミゲルアンヘル・ロペスモレーノ(コロンビア、アスタナ)がアタック。若手の登竜門ツール・ド・ラヴニールで2014年に総合優勝を飾った21歳が、反応したジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ・サクソ)を振り切って独走を開始した。
遅れて追走を仕掛けたのはペーリョ・ビルバオ(スペイン、カハルーラル)で、縮小した集団の後方ではリーダージャージのダヴィデ・レベッリン(イタリア、CCCスプランディポルコウィチェ)が力なく失速する。ビルバオは先頭ロペスモレーノを捉え、先頭2名で残り1kmアーチを通過した。
ビルバオとロペスモレーノは拮抗する登坂力で後続を引き離し、スプリント一騎打ちを繰り広げる。余力あるスプリントでロペスモレーノを引き離したビルバオが、フィニッシュラインまで距離を残して両手を広げた。
「今日はチームとして明確な戦略を立てて最後の登りに挑んだ。チームの登りの力には自信を持っていたし、何としてもその力を生かしたかったんだ」。ツアー・オブ・ターキー最後の山頂フィニッシュを制したビルバオは語る。ビルバオはスペイン・バスク出身の25歳で、2011年にエウスカルテルでプロデビュー。チーム解散に伴って2014年にカハルーラルに移り、同年クラシカ・プリマベラで優勝を飾っている。
ビルバオはチームリーダーとしてツアー・オブ・ターキーに挑んだものの第3ステージでパンクに見舞われて20分のビハインド。総合成績を諦め、この日の勝利に集中していた。「当初は総合成績を狙っていたものの、(山頂フィニッシュが設定された)第3ステージの肝心なところでパンクしてしまい、そこから今日のステージに目標をスイッチした。第3ステージの出来事は本当に残念だったけど、このステージ優勝で報われたよ」。
ビルバオから18秒遅れて総合2位デュラセックがフィニッシュ。リーダージャージのレベッリンが1分01秒遅れたため、22秒差をひっくり返したデュラセックが逆転で総合首位に立った。
「チャンスがあると思っていたよ」と、どこかあどけなさを残す27歳のデュラセックは語る。「失うものがなかったので攻撃する以外に方法がなかったし、何と言っても今日が逆転のラストチャンスだった。全力を尽くした成果が出たよ」と、ツアー・オブ・ターキーの総合優勝に王手をかけたデュラセック。
「レベッリンの失速には驚かなかった。逆に第3ステージで彼があそこまで力を見せたことに驚いた。アスタナの選手(ロペスモレーノ)がアタックした時、レベッリンが追うと思っていたけど、彼はもうそこにいなかったんだ」。レベッリンに対して21秒の総合リードを得たデュラセックはターコイズブルーのリーダージャージを着て残る2ステージに挑む。
敗れた43歳のレベッリンは「何故だかは分からないけど登りで力が入らなかった」と肩を落とす。「いきなり強度の高い登りが始まったからかも知れない。いくつかの登りをこなした後であれば、脚が温まって勝負に持ち込めていたと思う。自分の脚質に適していただけにとにかく残念の一言。でもこれがレースであり、スポーツだ」。
翌日の第7ステージはセルチュクからイズミルまでの166km。残り29km地点で1級山岳を通過するが、デュラセックは「総合が動くような難易度ではない」と予想する。イズミルにフィニッシュ後、選手たちにはイスタンブールへの空路移動が待っている。
ツアー・オブ・ターキー2015第6ステージ結果
1位 ペーリョ・ビルバオ(スペイン、カハルーラル) 4h38’46”
2位 ミゲルアンヘル・ロペスモレーノ(コロンビア、アスタナ) +03”
3位 エイネル・パッラ(スペイン、カハルーラル) +11”
4位 トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル) +14”
5位 アレックス・カノアルディラ(コロンビア、コロンビア)
6位 クリスチャン・デュラセック(クロアチア、ランプレ・メリダ) +18”
7位 エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ブルターニュ・セシェ)
8位 ルイス・マスボネ(スペイン、カハルーラル) +34”
9位 ファブリシオ・フェラーリ(ウルグアイ、カハルーラル)
10位 ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ・サクソ)
19位 ダヴィデ・レベッリン(イタリア、CCCスプランディポルコウィチェ) +1’01”
147位 山本元喜(日本、NIPPOヴィーニファンティーニ) +14’25”
148位 黒枝士揮(日本、NIPPOヴィーニファンティーニ)
個人総合成績
1位 クリスチャン・デュラセック(クロアチア、ランプレ・メリダ) 24h21’34”
2位 ダヴィデ・レベッリン(イタリア、CCCスプランディポルコウィチェ) +21”
3位 エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ブルターニュ・セシェ) +32”
4位 ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ・サクソ) +1’14”
5位 アレックス・カノアルディラ(コロンビア、コロンビア) +1’30”
6位 セルジュ・パウエルス(ベルギー、MTNキュベカ) +1”32”
7位 ミルコ・セルヴァッジ(イタリア、ワンティ・グループグベルト) +2’05”
8位 エンリーコ・バルビン(イタリア、バルディアーニCSF) +2’08”
9位 アダム・ハンセン(オーストラリア、ロット・ソウダル) +2’18”
10位 トマシュ・マルチンスキー(ポーランド、トルク・セケルスポール) +2’20”
ポイント賞
サーシャ・モードロ(イタリア、ランプレ・メリダ)
山岳賞
フアンパブロ・バレンシア(コロンビア、コロンビア)
ビューティーズオブターキースプリント賞
ルイス・マスボネ(スペイン、カハルーラル)
チーム総合成績
カハルーラル
text&photo:Kei Tsuji in Selcuk, Turkey
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