2015/05/05(火) - 09:05
2014年のツール覇者ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)らアスタナをサポートするフランスの老舗カーボンホイールブランド、コリマ。刷新された2015ラインアップより、前後セットで1,037gという超軽量フルカーボンモデル「24mm MCC"S+"」をピックアップして紹介しよう。
ヘリコプターのパーツメーカーをバックグラウンドに持ち、かつてはカンパニョーロにリムを供給するなどカーボンホイールの権威として名高いコリマ。そんな同社が持つテクノロジーの粋を結集して開発されたのが、カーボンスポークを採用するハイエンドモデル「MCC」シリーズである。
2010年に登場して以来、ここ一番というビッグレースでプロが使用し、ロンドンオリンピックではアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン)の金メダル貢献に獲得。そして2015モデルではラインアップが拡充され、32mmの追加によって従来2種類であったリムハイトが3種類に。同時にハブとスポークにアップデートが施されている。
この内、今回紹介するのが最もリムハイトが低く、コリマの全ラインアップの中で最も軽量な「24mm MCC"S+"」。同じく24mmハイトの「Winium PLUS MCC」の後継モデルにあたり、フロントが432g、リアが605g、前後セットで1,037g(実測)をマークしている。
MCCシリーズ最大の特長であるカーボンスポークはフロントのみをエアロ形状へと変更。トレンドのワイドなリム形状や、前後共に12本という極限まで減らされたスポーク数とあわせて、空気抵抗を最小限におさえている。リアスポークは丸断面のままとし、駆動側と同じく非駆動側もハブの接線方向にスポークが伸びる独自のスポーキングを採用することで剛性を確保。ホイール全体の軽さを引き立たせている。
そしてハブは前後とも新型となり、素材は3KカーボンからUDカーボンへと変更。またリアは反応速度を高める30Tフリ―ホイールラチェットリングや、チタンとアルミを適材適所で組み合わせた直径17mmオーバーサイズシャフトによって強化。フリーボディは工具なしで簡単に着脱可能になり、メンテナンス性が向上している。
3Kカーボン製リムはエアロダイナミクスと横剛性に優れるカムテール断面を採用し、幅は従来モデルと同じく近年主流の幅広タイヤの相性の良い22.6mm。また、内部には発泡フォームを充填することで耐久性を向上させ、予めスピードセンサー用マグネットを埋め込むことで偏心を防止した。
フリーボディはシマノ9/10/11s対応とンパニョーロ9/10/11s対応の2種類をラインアップ。ハブと同じUDカーボン製レバーにチタンシャフトを組み合わせた軽量QRレバー、リムへのダメージが少ないオリジナルのコルク製ブレーキシュー、ステッカーが付属する。取り扱いはトライスポーツ。
コリマ 24mm MCC"S+"
ホイールサイズ:700C
リム形式:チューブラー
リムハイト:24mm
リム幅:22.6mm
スポーク:12H(フロント)、12H(リア)
ハ ブ:MCC"S+"ハブ(フロント)、"S+"ハブ(リア)
実測重量:432g(フロント)、605g(リア)
対応カセット:シマノ9/10/11s、カンパニョーロ9/10/11s
付属品:ステッカー、ブレーキシュー
税抜価格:205,000円(フロント)、237,000円(リア)
ヘリコプターのパーツメーカーをバックグラウンドに持ち、かつてはカンパニョーロにリムを供給するなどカーボンホイールの権威として名高いコリマ。そんな同社が持つテクノロジーの粋を結集して開発されたのが、カーボンスポークを採用するハイエンドモデル「MCC」シリーズである。
2010年に登場して以来、ここ一番というビッグレースでプロが使用し、ロンドンオリンピックではアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン)の金メダル貢献に獲得。そして2015モデルではラインアップが拡充され、32mmの追加によって従来2種類であったリムハイトが3種類に。同時にハブとスポークにアップデートが施されている。
この内、今回紹介するのが最もリムハイトが低く、コリマの全ラインアップの中で最も軽量な「24mm MCC"S+"」。同じく24mmハイトの「Winium PLUS MCC」の後継モデルにあたり、フロントが432g、リアが605g、前後セットで1,037g(実測)をマークしている。
MCCシリーズ最大の特長であるカーボンスポークはフロントのみをエアロ形状へと変更。トレンドのワイドなリム形状や、前後共に12本という極限まで減らされたスポーク数とあわせて、空気抵抗を最小限におさえている。リアスポークは丸断面のままとし、駆動側と同じく非駆動側もハブの接線方向にスポークが伸びる独自のスポーキングを採用することで剛性を確保。ホイール全体の軽さを引き立たせている。
そしてハブは前後とも新型となり、素材は3KカーボンからUDカーボンへと変更。またリアは反応速度を高める30Tフリ―ホイールラチェットリングや、チタンとアルミを適材適所で組み合わせた直径17mmオーバーサイズシャフトによって強化。フリーボディは工具なしで簡単に着脱可能になり、メンテナンス性が向上している。
3Kカーボン製リムはエアロダイナミクスと横剛性に優れるカムテール断面を採用し、幅は従来モデルと同じく近年主流の幅広タイヤの相性の良い22.6mm。また、内部には発泡フォームを充填することで耐久性を向上させ、予めスピードセンサー用マグネットを埋め込むことで偏心を防止した。
フリーボディはシマノ9/10/11s対応とンパニョーロ9/10/11s対応の2種類をラインアップ。ハブと同じUDカーボン製レバーにチタンシャフトを組み合わせた軽量QRレバー、リムへのダメージが少ないオリジナルのコルク製ブレーキシュー、ステッカーが付属する。取り扱いはトライスポーツ。
コリマ 24mm MCC"S+"
ホイールサイズ:700C
リム形式:チューブラー
リムハイト:24mm
リム幅:22.6mm
スポーク:12H(フロント)、12H(リア)
ハ ブ:MCC"S+"ハブ(フロント)、"S+"ハブ(リア)
実測重量:432g(フロント)、605g(リア)
対応カセット:シマノ9/10/11s、カンパニョーロ9/10/11s
付属品:ステッカー、ブレーキシュー
税抜価格:205,000円(フロント)、237,000円(リア)
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