2015/04/26(日) - 08:56
昨年、キャリアの締めくくりにシンプルながらも最ハードと呼ばれる自転車競技種目「アワーレコード」に挑み、見事新記録を樹立したイェンス・フォイクト。このチャレンジのために開発された様々なスペシャルプロダクトの中から、ボントレガーのヘルメット「Hour Record」が数量限定にて発売されることとなった。
ボントレガー Hour Record Helmet (c)Yuya.Yamamoto
今回登場した「Hour Record」は、ボントレガーとして初となる本格的なエアロヘルメット。2014年9月18日に行われたイェンス・フォイクト（ドイツ）のアワーレコード挑戦のために生み出された特別アイテム1つで、プロが認める高い性能を持つプロダクト「Race Shop Limited」に位置づけられている。
開発にあたってはトレックとボントレガーの流体力学エンジニアが前傾姿勢でエアロ効果が最大になる様に研究に研究を重ねたという。そして辿り着いたのが、前後がすぼまった形状と鏡の様に滑らかなアウターシェルであり、その優れた空力性能は当時新記録の51.115km/hを樹立したことによって実証されている。なお、DHポジションに最適化されているものの、ロードバイクの乗車姿勢においても優れたエアロ効果を発揮するという。
一方で、エアロ効果を妨げることなく効率的にヘルメット内に空気を取り込み排出するためのベンチレーションホールを前頭部と後頭部のそれぞれに設置。内部の設けられたエアフローを促すためのチャネルとあわせて優れた通気性を実現した。極限状態にあってもライダーを快適にサポートしてくれるだろう。
上部には1hourを示すマークがあしらわれている 
片手で調節可能なダイヤル式クロージャー「Headmaster II」を搭載する
前面に設けられたベンチレーションホールによってエアロヘルメットながら優れた通気性を確保 
内部には大きなインナーパッドを装備。EPSシェルのチャネルによって効率的なエアフローを実現した
もちろんヘルメットの最も重要な役目であるプロテクション性能にも優れているHour Record。EPS製のインナーシェルにポリカーボネート製のアウターシェルを組み合わせたポピュラーな構造を採用。エアロヘルメットとしては軽量な実測270g（実測）ながら、EN 1078などの安全規格をパスする高い耐衝撃性を実現した。
また競技に則したプロダクトながら、一般のライダーやその使用環境においても扱いやすく設計されている。クロージャーはトレックファクトリーレーシングのライダーがメインで使用する「Velocis」と共通で、周囲方向には約2mm間隔で、縦には3段階で調整可能なダイヤル式の「Headmaster II」を採用する。
真っ赤なインナーパッドも「Velocis」と共通。厚さ6.5mmほどとクッション性に富み、アジャスターシステムや帽体の設計とあわせて高いフィット感を実現している。加えて吸湿速乾性にも優れ、パッド自体の面積も大きいことから積極的に汗を吸って快適な状態をキープしてくれるだろう。
Hour Record Helmetを着用しアワーレコードに挑むイェンス・フォイクト（ドイツ、トレックファクトリーレーシング） photo:Ulf Schiller/Trek Factory Racing
サイズは頭部の周囲が54～60cmに対応するMの1種類。縦×幅×深さはそれぞれ、211mm×163mm×105mm（いずれも実測値）。ジロAEONはSサイズという編集部員でぴったりと、かなり小さめだ。カラーはフォイクトが使用したブラックで、後頭部のベンチレーションの上には1hourを示すマークが、サイドにはトレックファクトリーレーシングのチームロゴがあしらわれている。価格は20,000円（税込）とエアロヘルメットとしては比較的お手頃だ。
世界新記録達成のために開発され、見事にその目的を達成したHour Record Helmet。速さを追い求めるホビーレーサーはもちろんのこと、国内にも多いフォイクトのファンや、プロのスペシャル機材に興味がある方まで様々な方におすすめ。取り扱いはトレック・ジャパン。
ボントレガー Hour Record Helmet
カラー：ブラック
サイズ：M（54～60cm）
重 量：270g（実測）
価 格： 20,000円（税込）
ボントレガー Hour Record Helmet (c)Yuya.Yamamoto今回登場した「Hour Record」は、ボントレガーとして初となる本格的なエアロヘルメット。2014年9月18日に行われたイェンス・フォイクト（ドイツ）のアワーレコード挑戦のために生み出された特別アイテム1つで、プロが認める高い性能を持つプロダクト「Race Shop Limited」に位置づけられている。
開発にあたってはトレックとボントレガーの流体力学エンジニアが前傾姿勢でエアロ効果が最大になる様に研究に研究を重ねたという。そして辿り着いたのが、前後がすぼまった形状と鏡の様に滑らかなアウターシェルであり、その優れた空力性能は当時新記録の51.115km/hを樹立したことによって実証されている。なお、DHポジションに最適化されているものの、ロードバイクの乗車姿勢においても優れたエアロ効果を発揮するという。
一方で、エアロ効果を妨げることなく効率的にヘルメット内に空気を取り込み排出するためのベンチレーションホールを前頭部と後頭部のそれぞれに設置。内部の設けられたエアフローを促すためのチャネルとあわせて優れた通気性を実現した。極限状態にあってもライダーを快適にサポートしてくれるだろう。
上部には1hourを示すマークがあしらわれている 片手で調節可能なダイヤル式クロージャー「Headmaster II」を搭載する 前面に設けられたベンチレーションホールによってエアロヘルメットながら優れた通気性を確保 内部には大きなインナーパッドを装備。EPSシェルのチャネルによって効率的なエアフローを実現した もちろんヘルメットの最も重要な役目であるプロテクション性能にも優れているHour Record。EPS製のインナーシェルにポリカーボネート製のアウターシェルを組み合わせたポピュラーな構造を採用。エアロヘルメットとしては軽量な実測270g（実測）ながら、EN 1078などの安全規格をパスする高い耐衝撃性を実現した。
また競技に則したプロダクトながら、一般のライダーやその使用環境においても扱いやすく設計されている。クロージャーはトレックファクトリーレーシングのライダーがメインで使用する「Velocis」と共通で、周囲方向には約2mm間隔で、縦には3段階で調整可能なダイヤル式の「Headmaster II」を採用する。
真っ赤なインナーパッドも「Velocis」と共通。厚さ6.5mmほどとクッション性に富み、アジャスターシステムや帽体の設計とあわせて高いフィット感を実現している。加えて吸湿速乾性にも優れ、パッド自体の面積も大きいことから積極的に汗を吸って快適な状態をキープしてくれるだろう。
Hour Record Helmetを着用しアワーレコードに挑むイェンス・フォイクト（ドイツ、トレックファクトリーレーシング） photo:Ulf Schiller/Trek Factory Racingサイズは頭部の周囲が54～60cmに対応するMの1種類。縦×幅×深さはそれぞれ、211mm×163mm×105mm（いずれも実測値）。ジロAEONはSサイズという編集部員でぴったりと、かなり小さめだ。カラーはフォイクトが使用したブラックで、後頭部のベンチレーションの上には1hourを示すマークが、サイドにはトレックファクトリーレーシングのチームロゴがあしらわれている。価格は20,000円（税込）とエアロヘルメットとしては比較的お手頃だ。
世界新記録達成のために開発され、見事にその目的を達成したHour Record Helmet。速さを追い求めるホビーレーサーはもちろんのこと、国内にも多いフォイクトのファンや、プロのスペシャル機材に興味がある方まで様々な方におすすめ。取り扱いはトレック・ジャパン。
ボントレガー Hour Record Helmet
カラー：ブラック
サイズ：M（54～60cm）
重 量：270g（実測）
価 格： 20,000円（税込）
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