2015/04/05(日) - 14:58
ツール・ド・ランカウイを走ったバイクを紹介するシリーズ最終回。欧米のプロトンの中では見られない個性豊かなUCIコンチネンタルチームのバイクを紹介します。
シナジーバクサイクリング【フジ SST 1.1】
シナジーバクサイクリング【フジ SST 1.1】 photo:Kei Tsuji
アゼルバイジャンのシナジーバクサイクリングはフジに乗る。同社には軽量バイクのALTAMIRAやエアロロードのTRANSONICもラインナップされているが、ランカウイではメンバー全員がC10ハイモジュラスカーボンを使用するSSTに乗った。コンポーネントはUCIコンチネンタルチームのスタンダードとも言える機械式のシマノデュラエース9000。ハンドルやステム、サドルはオーバルコンセプトで、ホイールはHEDを使用する。
ペガサスコンチネンタル【ピナレロ DOGMA 2】
ペガサスコンチネンタル【ピナレロ DOGMA 2】 photo:Kei Tsuji
小柄なクライマーを揃え、チーム総合成績トップに輝いたインドネシアのペガサスコンチネンタルのバイクはピナレロ。エーススプリンターのパトリア・ラストラのみDOGMA65.1 Think2で、他のメンバーはDOGMA2に乗った。ホイールには軽量なコリマAeroプラスを使用するが、荒れたアジアの路面に対応するためタイヤはコンチネンタルのガトースキンを採用するなど軽量性よりも耐パンク性を重視。サドルなどのパーツは選手の好みに合わせた自由なセレクト。
トルクセケルスポール【サルカノ XRS001】
トルクセケルスポール【サルカノ XRS001】 photo:Kei Tsuji
トルコのトルクセケルスポールは、同国のメジャーブランドであるサルカノのバイクをチョイス。チームカラーに塗られたフラッグシップモデルのXRS001に乗る。コンポーネントはシマノデュラエース9000、ホイールは同デュラエースで統一されているが、ハンドルやステム、シートポストはFSAやリッチー、KCNCが混在している。写真のバイクの持ち主セルゲイ・グレチン(ウクライナ)はフロント54Tを愛用。
KSPO【スペシャライズド S-WORKS TARMAC】
KSPO【スペシャライズド S-WORKS TARMAC】 photo:Kei Tsuji
韓国のKSPOはバイクをスペシャライズドのS-WORKS TARMACに統一。チームカラーに合わせた黒と白のシンプルなカラーリングだ。写真はステージ優勝を飾ったソ・ジュンヨン(韓国)のバイク。コンポーネントはシマノデュラエース9070Di2で、サドルからシートポスト、ステム、ハンドルに至るまでPRO製品で統一されている。多くの選手がステージズのパワーメーターを使用していた。
ジャイアント・チャンピオンシステム【ジャイアント PROPEL ADVANCED SL】
ジャイアント・チャンピオンシステム【ジャイアント PROPEL ADVANCED SL】 photo:Kei Tsuji
その名の通りジャイアントがタイトルスポンサーにつく中国のジャイアント・チャンピオンシステムのメインバイクは、TRP製のエアロミニVブレーキを搭載したPROPEL ADVANCED SL。クライマーの中にはTCRをセレクトする選手も。ボリューム感のある同社のCONTACT SLRステムや、ハンドル一体型のCONTACT SLR AERO INTEGRATED DROPを使用する選手もいた。チェーンはKMC、タイヤはKENDA、ボトルケージはOGK。
スカイダイブドバイ【サーヴェロ S5】
スカイダイブドバイ【サーヴェロ S5】 photo:Kei Tsuji
フランシスコ・マンセボ(スペイン)やウラディミール・グセフ(ロシア)といったトップチーム経験選手が揃うアラブ首長国連邦のスカイダイブドバイは、サーヴェロのS5でバイクを統一した。ローターのパワーメーター搭載クランクやフルクラムのホイール、3Tのアルミ製ハンドル&ステムを使用。資金力に定評のあるチームだが、コンポーネントは機械式のシマノデュラエース9000だ。
NSCマレーシア【コンドル LEGGERO】
NSCマレーシア【コンドル LEGGERO】 photo:Kei Tsuji
マレーシアのナショナルスポーツカウンシルチーム(ナショナルチームではない)はイギリスのコンドルサイクルズのレジェーロに乗った。真っ黒なカーボンフレームに、エンヴィのホイール&ステム&ハンドル、アメ色サイドのヴェロフレックスタイヤを組み合わせるセッティングで海外メディアの注目を集めた。コンポーネントはシマノアルテグラ6800で、クランクのみSRM搭載のデュラエース。
マレーシアナショナルチーム【ビアンキ OLTRE XR2】
マレーシアナショナルチーム【ビアンキ OLTRE XR2】 photo:Kei Tsuji
マレーシアナショナルチームはビアンキのフラッグシップモデルOLTRE XR2にカンパニョーロを組み合わせるというイタリア色の強いバイクで出場。黒&グレーの統一感にメカニックやチーム首脳陣のこだわりを感じる。コンポーネントはコーラスでホイールはボーラ・ワン。ステムやハンドルまでイタリアのデダエレメンティで揃えるこだわりようだが、ペダルだけはなぜかシマノ。
シナジーバクサイクリング【フジ SST 1.1】
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アゼルバイジャンのシナジーバクサイクリングはフジに乗る。同社には軽量バイクのALTAMIRAやエアロロードのTRANSONICもラインナップされているが、ランカウイではメンバー全員がC10ハイモジュラスカーボンを使用するSSTに乗った。コンポーネントはUCIコンチネンタルチームのスタンダードとも言える機械式のシマノデュラエース9000。ハンドルやステム、サドルはオーバルコンセプトで、ホイールはHEDを使用する。
ペガサスコンチネンタル【ピナレロ DOGMA 2】
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小柄なクライマーを揃え、チーム総合成績トップに輝いたインドネシアのペガサスコンチネンタルのバイクはピナレロ。エーススプリンターのパトリア・ラストラのみDOGMA65.1 Think2で、他のメンバーはDOGMA2に乗った。ホイールには軽量なコリマAeroプラスを使用するが、荒れたアジアの路面に対応するためタイヤはコンチネンタルのガトースキンを採用するなど軽量性よりも耐パンク性を重視。サドルなどのパーツは選手の好みに合わせた自由なセレクト。
トルクセケルスポール【サルカノ XRS001】
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トルコのトルクセケルスポールは、同国のメジャーブランドであるサルカノのバイクをチョイス。チームカラーに塗られたフラッグシップモデルのXRS001に乗る。コンポーネントはシマノデュラエース9000、ホイールは同デュラエースで統一されているが、ハンドルやステム、シートポストはFSAやリッチー、KCNCが混在している。写真のバイクの持ち主セルゲイ・グレチン(ウクライナ)はフロント54Tを愛用。
KSPO【スペシャライズド S-WORKS TARMAC】
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韓国のKSPOはバイクをスペシャライズドのS-WORKS TARMACに統一。チームカラーに合わせた黒と白のシンプルなカラーリングだ。写真はステージ優勝を飾ったソ・ジュンヨン(韓国)のバイク。コンポーネントはシマノデュラエース9070Di2で、サドルからシートポスト、ステム、ハンドルに至るまでPRO製品で統一されている。多くの選手がステージズのパワーメーターを使用していた。
ジャイアント・チャンピオンシステム【ジャイアント PROPEL ADVANCED SL】
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その名の通りジャイアントがタイトルスポンサーにつく中国のジャイアント・チャンピオンシステムのメインバイクは、TRP製のエアロミニVブレーキを搭載したPROPEL ADVANCED SL。クライマーの中にはTCRをセレクトする選手も。ボリューム感のある同社のCONTACT SLRステムや、ハンドル一体型のCONTACT SLR AERO INTEGRATED DROPを使用する選手もいた。チェーンはKMC、タイヤはKENDA、ボトルケージはOGK。
スカイダイブドバイ【サーヴェロ S5】
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フランシスコ・マンセボ(スペイン)やウラディミール・グセフ(ロシア)といったトップチーム経験選手が揃うアラブ首長国連邦のスカイダイブドバイは、サーヴェロのS5でバイクを統一した。ローターのパワーメーター搭載クランクやフルクラムのホイール、3Tのアルミ製ハンドル&ステムを使用。資金力に定評のあるチームだが、コンポーネントは機械式のシマノデュラエース9000だ。
NSCマレーシア【コンドル LEGGERO】
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マレーシアのナショナルスポーツカウンシルチーム(ナショナルチームではない)はイギリスのコンドルサイクルズのレジェーロに乗った。真っ黒なカーボンフレームに、エンヴィのホイール&ステム&ハンドル、アメ色サイドのヴェロフレックスタイヤを組み合わせるセッティングで海外メディアの注目を集めた。コンポーネントはシマノアルテグラ6800で、クランクのみSRM搭載のデュラエース。
マレーシアナショナルチーム【ビアンキ OLTRE XR2】
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マレーシアナショナルチームはビアンキのフラッグシップモデルOLTRE XR2にカンパニョーロを組み合わせるというイタリア色の強いバイクで出場。黒&グレーの統一感にメカニックやチーム首脳陣のこだわりを感じる。コンポーネントはコーラスでホイールはボーラ・ワン。ステムやハンドルまでイタリアのデダエレメンティで揃えるこだわりようだが、ペダルだけはなぜかシマノ。
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