2015/03/25(水) - 12:10
冷たい雨に見舞われたボルタ・ア・カタルーニャ第2ステージ。テレビ中継にも影響する悪天候のレースはスプリント勝負に持ち込まれ、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)が総勢100名オーバーの勝負を制した。
地中海に面したマタロの街から一路プロトンは内陸部へ。2つの3級山岳を越えて山間の町オロトにフィニッシュする。朝から降り続いた雨によってテレビ中継の開始が予定よりも遅れた。
4分リードで逃げたサム・ビューリー(ニュージーランド、オリカ・グリーンエッジ)、トム・スタムスニデル(オランダ、ジャイアント・アルペシン)、ツガブ・グルメイ(エチオピア、ランプレ・メリダ)、ルイス・マスボネ(スペイン、カハルーラル)を、リーダージャージ擁するCCCスプランディ・ポルコウィチェが集団を率いて追撃する。
フィニッシュ15km手前の3級山岳モンタグトで先頭はグルメイとマスボネの2人に絞られたが、いずれも集団を振りきれずに吸収。その後のアップダウンを経ても集団の人数は絞られず、およそ100名の大集団がオロトのフィニッシュ地点にやってきた。
残り3kmを切ってから連続する濡れた街中コーナーを切り抜け、モビスターやエティックス・クイックステップが集団を牽引して残り1km。ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)を発射したバルベルデがそのまま自身もスプリント。バルベルデが先着し、ロハスとのワンツー勝利を飾った。ステージ7位には昨年マトリックスパワータグで走っていたエドゥアルド・プラデス(スペイン、カハルーラル)が入っている。
「今日は危険回避の意味もあってスプリントに挑んだ。チーム一丸となって残り数キロから集団先頭に陣取り、そのままスプリントに持ち込んだんだ。こんな大集団でのスプリントで勝利するなんて久しぶりだ」とバルベルデは語る。マヨルカチャレンジに続く今シーズン2勝目で、ボーナスタイムによって総合4位にジャンプアップしている。
しかし総合首位マチェイ・パテルスキー(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)との総合タイム差は依然として2分40秒。総合争いについてバルベルデは「昨日逃げ切った3名はいずれも強力な選手であり、彼らとのタイム差を挽回するのは本当に難しい。明日からの山岳ステージでは激しい闘いが繰り広げられると思う。特にクイーンステージの木曜日は(山頂フィニッシュが設定された)1級山岳ラ・モリーナから離れた場所からアタックがかかるだろう」と予想する。
翌日のジローナにフィニッシュする第3ステージも降雨が予想されており、カタルーニャ名物の悪天候が選手たちを引き続き苦しめる。
選手コメントはレース公式サイトより。
ボルタ・ア・カタルーニャ2015第2ステージ結果
1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) 5h02’49”
2位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
3位 マルティン・エルミガー(スイス、IAMサイクリング)
4位 ジョナタン・イヴェール(フランス、ブルターニュ・セシェ)
5位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ロットNLユンボ)
6位 ジュリアン・シモン(フランス、コフィディス)
7位 エドゥアルド・プラデス(スペイン、カハルーラル)
8位 ファビオ・シルベストレ(ポーランド、トレックファクトリーレーシング)
9位 パヴェル・コチェトコフ(ロシア、カチューシャ)
10位 ダヴィデ・マラカルネ(イタリア、アスタナ)
146位 別府史之(日本、トレックファクトリーレーシング) +6’01”
個人総合成績
1位 マチェイ・パテルスキー(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ) 9h36’20”
2位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) +04”
3位 バルト・デクレルク(ベルギー、ロット・ソウダル) +08”
4位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +2’40”
5位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター) +2’44”
6位 マルティン・エルミガー(スイス、IAMサイクリング) +2’46”
7位 ワウテル・ポエルス(オランダ、チームスカイ) +2’47”
8位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、チームスカイ) +2’48”
9位 ダニエル・マーティン(アイルランド、キャノンデール・ガーミン) +2’49”
10位 ジュリアン・シモン(フランス、コフィディス) +2’50”
山岳賞
マチェイ・パテルスキー(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)
スプリント賞
ルイス・マスボネ(スペイン、カハルーラル)
ヤングライダー賞
ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ロットNLユンボ)
チーム総合成績
ユーロップカー
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
地中海に面したマタロの街から一路プロトンは内陸部へ。2つの3級山岳を越えて山間の町オロトにフィニッシュする。朝から降り続いた雨によってテレビ中継の開始が予定よりも遅れた。
4分リードで逃げたサム・ビューリー(ニュージーランド、オリカ・グリーンエッジ)、トム・スタムスニデル(オランダ、ジャイアント・アルペシン)、ツガブ・グルメイ(エチオピア、ランプレ・メリダ)、ルイス・マスボネ(スペイン、カハルーラル)を、リーダージャージ擁するCCCスプランディ・ポルコウィチェが集団を率いて追撃する。
フィニッシュ15km手前の3級山岳モンタグトで先頭はグルメイとマスボネの2人に絞られたが、いずれも集団を振りきれずに吸収。その後のアップダウンを経ても集団の人数は絞られず、およそ100名の大集団がオロトのフィニッシュ地点にやってきた。
残り3kmを切ってから連続する濡れた街中コーナーを切り抜け、モビスターやエティックス・クイックステップが集団を牽引して残り1km。ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)を発射したバルベルデがそのまま自身もスプリント。バルベルデが先着し、ロハスとのワンツー勝利を飾った。ステージ7位には昨年マトリックスパワータグで走っていたエドゥアルド・プラデス(スペイン、カハルーラル)が入っている。
「今日は危険回避の意味もあってスプリントに挑んだ。チーム一丸となって残り数キロから集団先頭に陣取り、そのままスプリントに持ち込んだんだ。こんな大集団でのスプリントで勝利するなんて久しぶりだ」とバルベルデは語る。マヨルカチャレンジに続く今シーズン2勝目で、ボーナスタイムによって総合4位にジャンプアップしている。
しかし総合首位マチェイ・パテルスキー(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)との総合タイム差は依然として2分40秒。総合争いについてバルベルデは「昨日逃げ切った3名はいずれも強力な選手であり、彼らとのタイム差を挽回するのは本当に難しい。明日からの山岳ステージでは激しい闘いが繰り広げられると思う。特にクイーンステージの木曜日は(山頂フィニッシュが設定された)1級山岳ラ・モリーナから離れた場所からアタックがかかるだろう」と予想する。
翌日のジローナにフィニッシュする第3ステージも降雨が予想されており、カタルーニャ名物の悪天候が選手たちを引き続き苦しめる。
選手コメントはレース公式サイトより。
ボルタ・ア・カタルーニャ2015第2ステージ結果
1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) 5h02’49”
2位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
3位 マルティン・エルミガー(スイス、IAMサイクリング)
4位 ジョナタン・イヴェール(フランス、ブルターニュ・セシェ)
5位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ロットNLユンボ)
6位 ジュリアン・シモン(フランス、コフィディス)
7位 エドゥアルド・プラデス(スペイン、カハルーラル)
8位 ファビオ・シルベストレ(ポーランド、トレックファクトリーレーシング)
9位 パヴェル・コチェトコフ(ロシア、カチューシャ)
10位 ダヴィデ・マラカルネ(イタリア、アスタナ)
146位 別府史之(日本、トレックファクトリーレーシング) +6’01”
個人総合成績
1位 マチェイ・パテルスキー(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ) 9h36’20”
2位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) +04”
3位 バルト・デクレルク(ベルギー、ロット・ソウダル) +08”
4位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +2’40”
5位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター) +2’44”
6位 マルティン・エルミガー(スイス、IAMサイクリング) +2’46”
7位 ワウテル・ポエルス(オランダ、チームスカイ) +2’47”
8位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、チームスカイ) +2’48”
9位 ダニエル・マーティン(アイルランド、キャノンデール・ガーミン) +2’49”
10位 ジュリアン・シモン(フランス、コフィディス) +2’50”
山岳賞
マチェイ・パテルスキー(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)
スプリント賞
ルイス・マスボネ(スペイン、カハルーラル)
ヤングライダー賞
ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ロットNLユンボ)
チーム総合成績
ユーロップカー
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
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