2015/03/13(金) - 09:08
スイスのハイテクバイクブランドBMCより、新型エントリーグレード「teammachine SLR03」をインプレッション。数々のビッグレースを制してきたオールラウンド系フラッグシップ「SLR01」の血統を色濃く受け継ぐバリューモデルの性能を検証する。
高級機械式腕時計のロレックスやオメガ、工具のPBなど名だたるメーカーが本拠を構えるスイス。精密機械産業においては世界トップクラスの技術力を誇るこの国を代表するバイクメーカーがBMCである。創業1994年と歴史は浅いものの、プロへの積極的な機材供給と、独創性と実用性を兼ね備えたものづくりでレーシングブランドとしての地位を築き上げてきた。
現在、Altitude、Endurance、Aeroと3ジャンルに分類されるBMCのロードバイクラインナップ。その中で登りを多く含むレースやヒルクライム、獲得標高の大きなロングライド向けとされているのがAltitudeに属するSLRシリーズ。今回インプレッションするteammachine SLR03は同シリーズの末弟モデルに位置づけられている。
SLR03の最大の特徴はBMCレーシングがメインバイクとするフラッグシップSLR01と、ミドルグレードSLR02という上位2機種に採用された「Accelerated Composites Evolution:ACEテクノロジー」と呼ばれる開発プロセスを踏襲したことにある。
有限要素解析法(FEM)とカーボン製品開発で使用される分析ツールを組み合わせることで、シミュレーションに要する時間の大幅な短縮に成功したソフトウェア「ACE」はBMCとスイス最大の大学との共同開発によって誕生。SLR01の設計段階では、細やかに条件が異なる34,000通りものフレームデザインを個々に検証することで、強度・剛性・重量を最適化し、従来モデルと比較して14%の軽量化と25%の剛性強化を達成した。
SLR03もACEテクノロジーの恩恵を受けている。8角形のダウンチューブからプレスフィット式のBB周辺にかけてのボリュームある造形や、上下に分かれたトップチューブ後端、そしてシートチューブとの交点を下げたシートステーなどSLR01の面影を至る箇所に見てとることができる。そして、素材も上位グレードと同じく「iSCカーボン」だ。
一方で、SLR03がターゲットとするエントリーレベルのライダーにふさわしいフレーム剛性とすべく、カーボンのレイヤリングを細かく調整しつつも作業工程の見直しなどによってコストダウン。しかしながらSLR02に対する重量増は最小限に抑えられ、54サイズでフレーム単体重量1,230gとエントリーグレードとしては十分な軽さに仕上げられている。
また、SLR01では専用品とされていたシートポストは、オーソドックスな27.2mmシートポストとされ、ビギナーでもライディングポジションを容易に調整できるよう配慮されている。全てのケーブルはメンテナンス性に優れる外出し仕様とされた。なお、電動ケーブル内装には対応していない。
組み合わせられるフォークも上位グレードの基本設計を踏襲している。下ワン1-1/2インチのテーパードデザインや、ショルダー部分を太く、中央~先端を細くしたブレード形状によって、初心者でも安心できる安定感高いハンドリング性能と振動吸収性の両立を図った。また、コラムもカーボン製とすることで重量増を抑えている。
販売パッケージはシマノ105仕様、ティアグラ仕様、SORA仕様とメインコンポーネント別に3モデルの完成車が用意される。今回のテストバイクである105仕様は、ホイールにシマノWH-RS010、ハンドル、ステム、シートポストにBMCオリジナルモデルを採用し、完成車重量は8.4kg。カラーは3モデルそれぞれで異なり、105仕様はBMCレーシングの使用バイクを思わせるブラック/レッドとしている。
SLR01、そしてSLR02のテクノロジーを存分に受け継ぎ登場した「teammachine SLR03」。その走行性能は如何に。早速インプレッションをお届けしよう。
ーインプレッション
「フレームのポテンシャルは価格以上 エントリーグレードであることを感じさせない軽快さがある」
吉田幸司(ワタキ商工株式会社 ニコー製作所)
低価格帯のホイールが装着されているバイクは、走りがもっさりとしている事が常ですが、SLR03は例外でした。エントリーグレードであることや、1,000gを超えるフレーム重量を感じさせないほどに軽快で、スピードの伸びが良く、快適性が高いというのが第一印象です。
この軽快さは体重が軽めで一般的な脚力のホビーレーサーである私が程よい感じる適度な剛性レベルと、フレーム全体の剛性バランスに起因するものでしょう。形状と素材の両面から剛性バランスを調整を行っているようですね。フロント三角はヘッド周りを中心に硬くした一方で、BB周辺にはややしなりを持たせています。
リア三角は剛性と快適性をしっかりと両立できていました。チェーンステーを太くし、シートステーとシートチューブの交点を下方へ移動することで、しなりを抑え駆動効率を高めています。一方でシートステー自体は扁平とし、適度にしならせることで、快適性も担保している様でした。
コラムまでしっかりとカーボンでつくられたフォークはエントリーグレードと感じさせないほどに完成度が高く、癖がなくニュートラル。コーナリングでは狙ったラインをしっかりとトレースしてくれました。時速50kmを超える様なシチュエーションでも、ブレることなくスパッと曲がってくれます。ビギナーの方でも、安心してバイクを操ることができるハンドリングでしょう。ブレーキング性能についても不満はなく、購入後に制動力の強い上位グレードのキャリパーに交換したとしても、その制動力にフォークやフレームが負けることはないはずです。
登りについては比較的緩やかな坂が得意ですね。BBのウィップ感を活かし、ダンシングを混ぜながら高ケイデンスで走ってあげると軽快でした。一方で、こじるように踏みすぎてしまうとウィップ感が1テンポ遅れる印象がありましたが、ロスに繋がっていることはなく、ビギナーレベルであれば、ほぼ気にならないレベルに抑えられています。平地巡航は時速35km/h~40km/hあたりの速度域が気持ち良いですね。
総じて、コストパフォーマンスは非常に高いですね。アッセンブリーについては、フレーム性能と価格のバランスを考慮すれば充分な内容といえるでしょう。強いて言えば、アップダウンの大きなコースをよく走ると言う方や、レースに参加したいという方は、ブレーキをグレードアップしたいところです。
用途としてはサーキットエンデューロに適性がありますね。40~50mmハイトのカーボンホイールを履かせれば、よりレースを楽しむことができるでしょう。またロングライドにはもちろんのこと、疲労の蓄積が少ないことからトライアスロンにも良いのではないでしょうか。初めてのロードバイクとしても、アルミバイクからの乗り換えとしても、ビギナーレベルであれば様々な方におすすめですね。
「剛性バランスに優れるフロントフォークが際立つ。最初の1台としてはベストな選択肢」
中村仁(Hi-Bike)
ハンドリングの安定感が高いというのが第一印象で、ダンシングのバランスの良さが最も印象に残りました。車体が暴れることなく真っ直ぐと進んでくれるため、どの様なレベルのライダーであっても乗りこなしやすいはずです。高速な下りカーブでは、不自然な切れ込みもなく、倒しこみに対してリニアに曲がっていき、狙ったラインをトレースしながら曲がってくれます。
この安定感は硬すぎず柔らかすぎないフォークの絶妙な剛性感に起因するものです。根元が太く、中央から先端にかけて細くなっているブレード形状が効いているのでしょう。この絶妙な剛性感のおかげで、ふらつきやすい急勾配の登りでもバイクが前に進み続けてくれます。対照的にハイスピードからのブレーキングでもフォーク及びフレームがしっかりとブレーキングパワーを受け止めてくれます。
全体的な剛性感は硬めという印象で、休日にロングライドを楽しむよう一般的なサイクリストに最適なレベルです。リア三角はパワーロスが少ない一方で、やや硬いことから路面からの振動を拾いがちでしたが、フォークに充分な振動吸収性を持たせることで、前後のバランスをとっている様です。
コースプロファイルとしては時速35km/h以上のハイペースな平地巡航とダウンヒルが得意ですね。高ケイデンスで回すというよりも、グイグイと踏み込んであげると直進安定性の高さが活かされ、より気持ちよく進んでくれると感じました。そしてバイク全体のトラクション性能は高く、舗装の粗い路面でもバイクが跳ねてしまうこともありません。登りは勾配が緩くダラダラと続くコースが得意ですね。
オールラウンダーな乗り味は公道を使ったエンデューロやラインレースにピッタリではないでしょうか。ビギナー向けとはいっても剛性も充分に確保されており、国内のレーサーで好みが合えば上位カテゴリーでも通用するはず。一方で、快適性の高さはロングライドにもぴったりです。
パーツのアップグレードにも十分に対応できるフレームのポテンシャルを考えれば、コストパフォーマンスはかなり高いといえます。105完成車の標準状態でも特に不満はないですが、敢えていうならばブレーキを5800系の純正品以上のグレードに交換したいですね。35mm程度のミドルハイトのカーボンホイールを組み合わせれば、よりフレームの軽快さが際立つことでしょう。最初の1台としてはベストな選択肢の1つですね。
BMC teammachine SLR03
フレーム:iSC カーボン、TCC、BB86
フォーク:SLR03 専用、フルカーボン、TCC、1-1/8 - 1-1/2インチ
ハンドル、ステム、シートポスト:BMC
サドル:Selle Royal Sirio
重量:1,230g (サイズ54)
コンポーネント:シマノ105、シマノ ティアグラ、シマノSORA
カラー:ブラック(105)、レッド(ティアグラ)、ホワイト(SORA)
価格:257,000円(税抜、105)、225,000円(税抜、ティアグラ)、198,000円(税抜、SORA)
インプレッションライダーのプロフィール
中村仁(Hi-Bike)
茨城県つくば市に店舗を構えるHi-Bikeの店長を務めると同時に、JCF強化支援スタッフで主にレースメカニックを務めている。過去にはイノアックに在籍し、師事していた元オリンピック代表選手 高橋松吉さんのもとで自転車競技に打ち込む。現役引退後は一般企業とプロショップに勤め経験を積んだ後、独立し現在のつくばに店を構える。「ロードレースで活躍する日本人を見たい」という夢の実現に向けて、ショップでは充実したバイクライフをサポートするサービスを提供し、メカニック業務では後進の育成を務めることをモットーとしている。
Hi-Bike HP
ウエア協力:ジェッセージ
ウエアのインプレッションはこちら
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
高級機械式腕時計のロレックスやオメガ、工具のPBなど名だたるメーカーが本拠を構えるスイス。精密機械産業においては世界トップクラスの技術力を誇るこの国を代表するバイクメーカーがBMCである。創業1994年と歴史は浅いものの、プロへの積極的な機材供給と、独創性と実用性を兼ね備えたものづくりでレーシングブランドとしての地位を築き上げてきた。
現在、Altitude、Endurance、Aeroと3ジャンルに分類されるBMCのロードバイクラインナップ。その中で登りを多く含むレースやヒルクライム、獲得標高の大きなロングライド向けとされているのがAltitudeに属するSLRシリーズ。今回インプレッションするteammachine SLR03は同シリーズの末弟モデルに位置づけられている。
SLR03の最大の特徴はBMCレーシングがメインバイクとするフラッグシップSLR01と、ミドルグレードSLR02という上位2機種に採用された「Accelerated Composites Evolution:ACEテクノロジー」と呼ばれる開発プロセスを踏襲したことにある。
有限要素解析法(FEM)とカーボン製品開発で使用される分析ツールを組み合わせることで、シミュレーションに要する時間の大幅な短縮に成功したソフトウェア「ACE」はBMCとスイス最大の大学との共同開発によって誕生。SLR01の設計段階では、細やかに条件が異なる34,000通りものフレームデザインを個々に検証することで、強度・剛性・重量を最適化し、従来モデルと比較して14%の軽量化と25%の剛性強化を達成した。
SLR03もACEテクノロジーの恩恵を受けている。8角形のダウンチューブからプレスフィット式のBB周辺にかけてのボリュームある造形や、上下に分かれたトップチューブ後端、そしてシートチューブとの交点を下げたシートステーなどSLR01の面影を至る箇所に見てとることができる。そして、素材も上位グレードと同じく「iSCカーボン」だ。
一方で、SLR03がターゲットとするエントリーレベルのライダーにふさわしいフレーム剛性とすべく、カーボンのレイヤリングを細かく調整しつつも作業工程の見直しなどによってコストダウン。しかしながらSLR02に対する重量増は最小限に抑えられ、54サイズでフレーム単体重量1,230gとエントリーグレードとしては十分な軽さに仕上げられている。
また、SLR01では専用品とされていたシートポストは、オーソドックスな27.2mmシートポストとされ、ビギナーでもライディングポジションを容易に調整できるよう配慮されている。全てのケーブルはメンテナンス性に優れる外出し仕様とされた。なお、電動ケーブル内装には対応していない。
組み合わせられるフォークも上位グレードの基本設計を踏襲している。下ワン1-1/2インチのテーパードデザインや、ショルダー部分を太く、中央~先端を細くしたブレード形状によって、初心者でも安心できる安定感高いハンドリング性能と振動吸収性の両立を図った。また、コラムもカーボン製とすることで重量増を抑えている。
販売パッケージはシマノ105仕様、ティアグラ仕様、SORA仕様とメインコンポーネント別に3モデルの完成車が用意される。今回のテストバイクである105仕様は、ホイールにシマノWH-RS010、ハンドル、ステム、シートポストにBMCオリジナルモデルを採用し、完成車重量は8.4kg。カラーは3モデルそれぞれで異なり、105仕様はBMCレーシングの使用バイクを思わせるブラック/レッドとしている。
SLR01、そしてSLR02のテクノロジーを存分に受け継ぎ登場した「teammachine SLR03」。その走行性能は如何に。早速インプレッションをお届けしよう。
ーインプレッション
「フレームのポテンシャルは価格以上 エントリーグレードであることを感じさせない軽快さがある」
吉田幸司(ワタキ商工株式会社 ニコー製作所)
低価格帯のホイールが装着されているバイクは、走りがもっさりとしている事が常ですが、SLR03は例外でした。エントリーグレードであることや、1,000gを超えるフレーム重量を感じさせないほどに軽快で、スピードの伸びが良く、快適性が高いというのが第一印象です。
この軽快さは体重が軽めで一般的な脚力のホビーレーサーである私が程よい感じる適度な剛性レベルと、フレーム全体の剛性バランスに起因するものでしょう。形状と素材の両面から剛性バランスを調整を行っているようですね。フロント三角はヘッド周りを中心に硬くした一方で、BB周辺にはややしなりを持たせています。
リア三角は剛性と快適性をしっかりと両立できていました。チェーンステーを太くし、シートステーとシートチューブの交点を下方へ移動することで、しなりを抑え駆動効率を高めています。一方でシートステー自体は扁平とし、適度にしならせることで、快適性も担保している様でした。
コラムまでしっかりとカーボンでつくられたフォークはエントリーグレードと感じさせないほどに完成度が高く、癖がなくニュートラル。コーナリングでは狙ったラインをしっかりとトレースしてくれました。時速50kmを超える様なシチュエーションでも、ブレることなくスパッと曲がってくれます。ビギナーの方でも、安心してバイクを操ることができるハンドリングでしょう。ブレーキング性能についても不満はなく、購入後に制動力の強い上位グレードのキャリパーに交換したとしても、その制動力にフォークやフレームが負けることはないはずです。
登りについては比較的緩やかな坂が得意ですね。BBのウィップ感を活かし、ダンシングを混ぜながら高ケイデンスで走ってあげると軽快でした。一方で、こじるように踏みすぎてしまうとウィップ感が1テンポ遅れる印象がありましたが、ロスに繋がっていることはなく、ビギナーレベルであれば、ほぼ気にならないレベルに抑えられています。平地巡航は時速35km/h~40km/hあたりの速度域が気持ち良いですね。
総じて、コストパフォーマンスは非常に高いですね。アッセンブリーについては、フレーム性能と価格のバランスを考慮すれば充分な内容といえるでしょう。強いて言えば、アップダウンの大きなコースをよく走ると言う方や、レースに参加したいという方は、ブレーキをグレードアップしたいところです。
用途としてはサーキットエンデューロに適性がありますね。40~50mmハイトのカーボンホイールを履かせれば、よりレースを楽しむことができるでしょう。またロングライドにはもちろんのこと、疲労の蓄積が少ないことからトライアスロンにも良いのではないでしょうか。初めてのロードバイクとしても、アルミバイクからの乗り換えとしても、ビギナーレベルであれば様々な方におすすめですね。
「剛性バランスに優れるフロントフォークが際立つ。最初の1台としてはベストな選択肢」
中村仁(Hi-Bike)
ハンドリングの安定感が高いというのが第一印象で、ダンシングのバランスの良さが最も印象に残りました。車体が暴れることなく真っ直ぐと進んでくれるため、どの様なレベルのライダーであっても乗りこなしやすいはずです。高速な下りカーブでは、不自然な切れ込みもなく、倒しこみに対してリニアに曲がっていき、狙ったラインをトレースしながら曲がってくれます。
この安定感は硬すぎず柔らかすぎないフォークの絶妙な剛性感に起因するものです。根元が太く、中央から先端にかけて細くなっているブレード形状が効いているのでしょう。この絶妙な剛性感のおかげで、ふらつきやすい急勾配の登りでもバイクが前に進み続けてくれます。対照的にハイスピードからのブレーキングでもフォーク及びフレームがしっかりとブレーキングパワーを受け止めてくれます。
全体的な剛性感は硬めという印象で、休日にロングライドを楽しむよう一般的なサイクリストに最適なレベルです。リア三角はパワーロスが少ない一方で、やや硬いことから路面からの振動を拾いがちでしたが、フォークに充分な振動吸収性を持たせることで、前後のバランスをとっている様です。
コースプロファイルとしては時速35km/h以上のハイペースな平地巡航とダウンヒルが得意ですね。高ケイデンスで回すというよりも、グイグイと踏み込んであげると直進安定性の高さが活かされ、より気持ちよく進んでくれると感じました。そしてバイク全体のトラクション性能は高く、舗装の粗い路面でもバイクが跳ねてしまうこともありません。登りは勾配が緩くダラダラと続くコースが得意ですね。
オールラウンダーな乗り味は公道を使ったエンデューロやラインレースにピッタリではないでしょうか。ビギナー向けとはいっても剛性も充分に確保されており、国内のレーサーで好みが合えば上位カテゴリーでも通用するはず。一方で、快適性の高さはロングライドにもぴったりです。
パーツのアップグレードにも十分に対応できるフレームのポテンシャルを考えれば、コストパフォーマンスはかなり高いといえます。105完成車の標準状態でも特に不満はないですが、敢えていうならばブレーキを5800系の純正品以上のグレードに交換したいですね。35mm程度のミドルハイトのカーボンホイールを組み合わせれば、よりフレームの軽快さが際立つことでしょう。最初の1台としてはベストな選択肢の1つですね。
BMC teammachine SLR03
フレーム:iSC カーボン、TCC、BB86
フォーク:SLR03 専用、フルカーボン、TCC、1-1/8 - 1-1/2インチ
ハンドル、ステム、シートポスト:BMC
サドル:Selle Royal Sirio
重量:1,230g (サイズ54)
コンポーネント:シマノ105、シマノ ティアグラ、シマノSORA
カラー:ブラック(105)、レッド(ティアグラ)、ホワイト(SORA)
価格:257,000円(税抜、105)、225,000円(税抜、ティアグラ)、198,000円(税抜、SORA)
インプレッションライダーのプロフィール
中村仁(Hi-Bike)
茨城県つくば市に店舗を構えるHi-Bikeの店長を務めると同時に、JCF強化支援スタッフで主にレースメカニックを務めている。過去にはイノアックに在籍し、師事していた元オリンピック代表選手 高橋松吉さんのもとで自転車競技に打ち込む。現役引退後は一般企業とプロショップに勤め経験を積んだ後、独立し現在のつくばに店を構える。「ロードレースで活躍する日本人を見たい」という夢の実現に向けて、ショップでは充実したバイクライフをサポートするサービスを提供し、メカニック業務では後進の育成を務めることをモットーとしている。
Hi-Bike HP
ウエア協力:ジェッセージ
ウエアのインプレッションはこちら
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
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