2015/01/07(水) - 08:00
2015年1月4日、山口県下関市の深坂自然の森で中国シクロクロス第7戦が開催。シングルトラックを多く取り入れた山よりのコースに中国地方内外の選手が挑み、C1で矢野大介(SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM)が、C2で柴田健太郎(Q-mix)がそれぞれ優勝した。
中国地方を舞台に全10戦のスケジュールで開催されている中国シクロクロス。年間4レースを開催する広島県が牽引する形で規模を拡大させており、山口県でも2014年にAJOCCレースが初開催された。
「今シーズンから岡山県も加わり、来シーズンからは鳥取県でも開催。中国地方の全ての県でAJOCCレースが開催されることになります」と語るのは中国シクロクロス事務局の市川雅浩さん(広島県自転車競技連盟)だ。
下関市内からアクセスの良い「深坂自然の森」で行なわれた第7戦には総勢60名がエントリー。毎レース600名前後のエントリーを集める関西シクロクロスと比べると規模は小さいが、中国シクロクロス全体を通してシーズン毎に参加者数は増加している。
参加者の多くを占めるのは中国地方や九州、四国地方からのライダーだが、遠く関西や信州から遠征するライダーも目立った。市川さんも「徐々に関西からの参加者も増えています。今回のように、年が明けると残留切符を確保するために参加される方が多いです」という手応えを得ている。
現地でMCも兼ねたオーガナイザーの棟久明博さん(山口県自転車競技連盟)も「関西や信州の参加者を呼びたいという気持ちで開催しています。まずは全国レベルの運営にしたいですね」と同調する。
今後も中国シクロクロスは拡大予定であり、勢いのある関西、信州、東北に続く定番シリーズを目指している。「全10戦行なわれる中国シクロクロスの参加者数は毎戦30〜80人ほど。他の地方と比べると少ないものの増加傾向にあり、この会場では100人が目標です。山口県内であと何戦か開催してもいいのかなと思います。中国地方や九州地方でシクロクロスを根付かせて、競技者が増えてもらえれば」と棟久さん。
宿泊施設もある「深坂自然の森」に作られたのは1周2km強/高低差60mのアップダウンコース。同会場ではMTBクロスカントリーJ2レースが過去に2回開催されており、今回のシクロクロスにもJ2で使用されるシングルトラックが多く取り入れられた。
3名出走のC1レースで先行したのは関西からC1残留を懸けて遠征した森本禎介(Tonic CX Team Japan)と平尾浩一(662-496部)の2人。野辺山シクロクロスのオーガナイザーであり、長野県から遠征した矢野大介(SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM)がレース中盤にかけて先頭に立ち、2度のパンクに見舞われながらもフィニッシュまで独走した。
同時出走のC2では、福岡県から参戦の柴田健太郎(Q-mix)がC1ライダーを引き離す走りで勝利。同じく福岡県の松尾和昌(MATCH CYCLES)が2位に入り、関西から遠征した菱岡洋志(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB)がC2残留を決めている。
「C1とC2の参加者をどうやって増やすかが今後の課題」という中国シクロクロス。普段走り慣れたシリーズを飛び出して、観光や食の堪能を含めた遠征をお勧めしたい。シクロクロスを軸にまた新たな出会いや可能性が広がるはずだ。
中国シクロクロス2014-2015第7戦下関結果
C1(8周回)
1位 矢野大介(SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM) 1h09'48"
2位 森本禎介(Tonic CX Team Japan) +3'45"
3位 平尾浩一(662-496部) +5'25"
C2(5周回)
1位 柴田健太郎(Q-mix) 41'49"
2位 松尾和昌(MATCH CYCLES) +1'31"
3位 菱岡洋志(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +5'40"
4位 真鍋英祐(サイクルピット240) +5'58"
5位 藤尾雅樹 +6'01"
6位 吉浦満(SBM) +7'31"
7位 竹木秀一(BLUE GRASS) +9'01"
8位 大瀬戸芳和(W.V.OTA-twin) +12'49"
9位 西村和洋(チームアウタートップ) -1Lap
C3(4周回)
1位 村上功太郎(こけむしろ) 35'13"
2位 松井巡平 +1'48"
3位 原直人(サイクルピット240) +3'06"
4位 杉本大輔(サイクルピット240) +3'25"
5位 榎本耕大(チームダックスフンド) +3'33"
6位 瀬戸大貴(Q州弾児) +3'51"
7位 永田幸三 +3'52"
8位 辻啓(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +4'21"
9位 芳谷忠治(team BRANDEX) +4'29"
10位 平岡寛基 +4'56"
CL2(3周回)
1位 市川寿美(Cyclotechイチカワ) 38'39"
2位 矢野麻利(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +10'42"
3位 高島志織(Bicicletta-MANI) -1Lap
CK
1位 村上ヒカル(こけむしろ) 12'36"
2位 畑野央貴(GENKI) +1'51"
3位 野田康介 +2'17"
text&photo:Kei Tsuji
中国地方を舞台に全10戦のスケジュールで開催されている中国シクロクロス。年間4レースを開催する広島県が牽引する形で規模を拡大させており、山口県でも2014年にAJOCCレースが初開催された。
「今シーズンから岡山県も加わり、来シーズンからは鳥取県でも開催。中国地方の全ての県でAJOCCレースが開催されることになります」と語るのは中国シクロクロス事務局の市川雅浩さん(広島県自転車競技連盟)だ。
下関市内からアクセスの良い「深坂自然の森」で行なわれた第7戦には総勢60名がエントリー。毎レース600名前後のエントリーを集める関西シクロクロスと比べると規模は小さいが、中国シクロクロス全体を通してシーズン毎に参加者数は増加している。
参加者の多くを占めるのは中国地方や九州、四国地方からのライダーだが、遠く関西や信州から遠征するライダーも目立った。市川さんも「徐々に関西からの参加者も増えています。今回のように、年が明けると残留切符を確保するために参加される方が多いです」という手応えを得ている。
現地でMCも兼ねたオーガナイザーの棟久明博さん(山口県自転車競技連盟)も「関西や信州の参加者を呼びたいという気持ちで開催しています。まずは全国レベルの運営にしたいですね」と同調する。
今後も中国シクロクロスは拡大予定であり、勢いのある関西、信州、東北に続く定番シリーズを目指している。「全10戦行なわれる中国シクロクロスの参加者数は毎戦30〜80人ほど。他の地方と比べると少ないものの増加傾向にあり、この会場では100人が目標です。山口県内であと何戦か開催してもいいのかなと思います。中国地方や九州地方でシクロクロスを根付かせて、競技者が増えてもらえれば」と棟久さん。
宿泊施設もある「深坂自然の森」に作られたのは1周2km強/高低差60mのアップダウンコース。同会場ではMTBクロスカントリーJ2レースが過去に2回開催されており、今回のシクロクロスにもJ2で使用されるシングルトラックが多く取り入れられた。
3名出走のC1レースで先行したのは関西からC1残留を懸けて遠征した森本禎介(Tonic CX Team Japan)と平尾浩一(662-496部)の2人。野辺山シクロクロスのオーガナイザーであり、長野県から遠征した矢野大介(SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM)がレース中盤にかけて先頭に立ち、2度のパンクに見舞われながらもフィニッシュまで独走した。
同時出走のC2では、福岡県から参戦の柴田健太郎(Q-mix)がC1ライダーを引き離す走りで勝利。同じく福岡県の松尾和昌(MATCH CYCLES)が2位に入り、関西から遠征した菱岡洋志(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB)がC2残留を決めている。
「C1とC2の参加者をどうやって増やすかが今後の課題」という中国シクロクロス。普段走り慣れたシリーズを飛び出して、観光や食の堪能を含めた遠征をお勧めしたい。シクロクロスを軸にまた新たな出会いや可能性が広がるはずだ。
中国シクロクロス2014-2015第7戦下関結果
C1(8周回)
1位 矢野大介(SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM) 1h09'48"
2位 森本禎介(Tonic CX Team Japan) +3'45"
3位 平尾浩一(662-496部) +5'25"
C2(5周回)
1位 柴田健太郎(Q-mix) 41'49"
2位 松尾和昌(MATCH CYCLES) +1'31"
3位 菱岡洋志(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +5'40"
4位 真鍋英祐(サイクルピット240) +5'58"
5位 藤尾雅樹 +6'01"
6位 吉浦満(SBM) +7'31"
7位 竹木秀一(BLUE GRASS) +9'01"
8位 大瀬戸芳和(W.V.OTA-twin) +12'49"
9位 西村和洋(チームアウタートップ) -1Lap
C3(4周回)
1位 村上功太郎(こけむしろ) 35'13"
2位 松井巡平 +1'48"
3位 原直人(サイクルピット240) +3'06"
4位 杉本大輔(サイクルピット240) +3'25"
5位 榎本耕大(チームダックスフンド) +3'33"
6位 瀬戸大貴(Q州弾児) +3'51"
7位 永田幸三 +3'52"
8位 辻啓(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +4'21"
9位 芳谷忠治(team BRANDEX) +4'29"
10位 平岡寛基 +4'56"
CL2(3周回)
1位 市川寿美(Cyclotechイチカワ) 38'39"
2位 矢野麻利(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +10'42"
3位 高島志織(Bicicletta-MANI) -1Lap
CK
1位 村上ヒカル(こけむしろ) 12'36"
2位 畑野央貴(GENKI) +1'51"
3位 野田康介 +2'17"
text&photo:Kei Tsuji
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