ブリヂストンアンカー2015体制　西薗良太と一丸尚伍が加入　MTBは日本人3人体制へ

チームブリヂストンアンカーが2015年チーム体制を発表した。ロードチームには既報のとおり西薗良太が現役復帰。そしてEQA23から一丸尚伍が加入する。

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ロードチームはUCIコンチネンタルチームとして水谷壮宏監督のもと、計9人編成で日本、ヨーロッパ、アジアのUCI国際レースに参戦し、世界レベルでの活躍を目指す。

エース清水都貴が引退したが、代わりに1年間のブランクを置いてふたたびアンカーでのサプライズな選手復帰を発表した西薗良太がその穴を埋める。
西薗は12月に伊豆ベロドロームで開催されたTTバイクRT9の実験走行イベントでは、ゼロ発進での3kmのTTを披露、3分41秒79の好タイム（平均時速48.7㎞）をマークした。これは井上和郎のタイムを5秒上回るもので、1年間のブランクを感じさせない走りで周囲を驚かせた。狙うは全日本選手権。ロードでの活躍とともに2012年にタイトルを獲得した全日本TTでの2勝目にも期待がかかる。

サプライズな現役復帰を発表した西薗良太。後方は井上和郎と椿大志 (c)MakotoAYANO経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップで優勝した内間康平（ブリヂストンアンカー） photo:Hideaki TAKAGI


もうひとりのエース、内間康平は昨年の実業団ロード最高峰の大会、経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップで優勝し、ツール・ド・シンカラでも第1、第6ステージでふたつのステージ優勝を挙げた。トマ・ルバとダミアン・モニエのフランス人コンビ、全日本選手権ロード2位のロードチームのキャプテン井上和郎、ツール・ド・おきなわ2013で優勝実績のある初山翔、昨年加入し確実に力をつけてきている寺崎武郎と椿大志が揃う。

EQA U23からブリヂストンアンカーに移籍する一丸尚伍 photo:Yuichiro Hosoda新加入の一丸尚伍は昨年までアンカーの下部チーム的な存在のEQAU23に所属した、2013年にスクラッチの全日本チャンピオンとなったトラック中距離ナショナルチームのメンバー。2014年はシーズン前半に鎖骨骨折の怪我に見舞われ連覇を逃したが、トラック競技で期待がかかる。

MTBチームは2013年フランスU23チャンピオンのジュリアン・トラリューがメンバーから外れ、Jシリーズ3年連続年間チャンピオンの斉藤亮を軸に、平野星矢、沢田時の日本人３名体制で闘う。2016年のリオ五輪を視野に入れ、UCIポイント獲得を目指した国内外での活動を行う。斎藤は年明けの沖縄合宿を終えると例年通り海外遠征に出かける予定だ。

UCI(国際自転車競技連盟)日本コンチネンタル登録ロードチーム
【BRIDGESTONE ANCHOR CYCLINGTEAM】

ロードチーム
監督：水谷 壮宏
選手：井上 和郎
　　　LEBAS Thomas
　　　初山 翔
　　　MONIER Damien
　　　内間 康平
　　　寺崎 武郎
　　　椿 大志
　　　西薗 良太（現役復帰）
　　　一丸 尚伍（EQAU23より加入）

UCI(国際自転車競技連盟)登録MTBクロスカントリーチーム
【BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM】
監督：小林 輝紀
選手：斉藤 亮
　　　平野 星矢
　　　沢田 時


text:Makoto.AYANO