2014/12/16(火) - 09:01
2014年モデルで、各社が一気にラインナップに追加してきたディスクブレーキロード。アメリカの雄、キャノンデールもいち早くそのトレンドに対応し、エンデュランスロード「SYNAPSE Hi-MOD DISC」をデビューさせた。ディスクブレーキを手に入れたエンデュランスバイクをインプレッションしよう。
キャノンデールのエンデュランスモデルとして、長年ラインナップされ続けてきたシナプス。2014年モデルとして大幅な設計変更を果たし、それまでの快適性だけを重視したコンフォートバイクから、トップレベルのレースユースにも耐えるクラシックレーサーとして進化を遂げたバイクだ。
その高性能ぶりは、数々のレースでの実績が証明している。ペーター・サガンが華麗なウイリーゴールで2013年のヘント~ウェヴェルヘムで優勝したのをはじめとして、今年2014シーズンにはストラーデ・ビアンケで2位、E3プライスで優勝。その他のクラシックレースでもキャノンデールグリーンのシナプスはプロトンの中で大きな存在感を見せてきた。
そしてモデルイヤー2年目となる今年、シナプスはディスクブレーキという新たな武器を手に入れた。とはいえ、昨年からアルミ製シナプスのディスクブレーキバージョンは存在していたので、カーボンモデルとしては初めてということになる。しかし、悪路を主戦場とするエンデュランスロードというカテゴリーゆえ、以前から登場が待たれていたディスクモデル。
ぱっと見ただけでは、従前のシナプス Hi-MODにディスクブレーキをポン付けしただけと思われるかもしれない。だが、キャノンデールはディスクブレーキ化に際して、キャリパーの搭載位置変更と制動力アップに対応するためフロントフォークとリアバックの形状を変更している。
高い振動吸収性を持つ螺旋形状のチェーンステーや、ブレード中央がくびれたフロントフォークといった大きな特徴はシナプスHi-MODそのままだが、よくよく見ればキャリパーブレーキモデルと比較して若干太く、そして直線的なデザインへと変化していることに気づく。とくにフォークエンドは開口部が若干前向きになり、ディスクブレーキの制動力を支えるように設計変更されている。
これらの設計変更に併せてカーボンレイアップの変更も行い、ディスクブレーキが生み出す制動力や、左右の重量バランスへの最適化を行ったシナプス Hi-MOD DISC。ホイールの取り付けは従来通りクイックレリースで行うものの、リアエンド幅は135mmと広げられている。もちろんブレーキホースも内蔵化されており、実のところは全くの新モデルといっても良いアップデートが施されているのだ。
ディスクブレーキ化に伴った部分以外の大きな変更は無く、シナプス Hi-MODの優秀性は失われていない。特に新生シナプスを見る人に強く印象づけた双胴シートチューブ「パワーピラミッド」や従来のシェル幅68mmから5mm拡幅し73mm化した独自の新規格「BB30A」ボトムブラケット、25.4mm径のシートポストなど独自路線は堅持している。
他にも、SUPERSIX EVOのレーシングジオメトリと、一般的なコンフォートロードのジオメトリとのちょうど中間にあたるS.E.R.G.(SYNAPSE Endurance Race Geometry)や、しなやかな乗り心地と究極の路面追従性を司るSAVE PLUS(マイクロサスペンションを進化させたもの)など、シナプスがシナプスたるテクノロジーはそのままだ。
使用する素材によって、カーボンモデル2種類(バリステックHI-MODカーボンもしくはバリステックカーボン)、アルミモデル1種類が存在するシナプスだが、2015年モデルにおいてディスクブレーキ仕様が登場したのは上級グレードのHI-MODのみとなっている。
今回インプレッションするモデルは、シマノの油圧式ブレーキと電動式アルテグラを組み合わせたモデル。なお、市販モデルでは、機械式アルテグラと油圧ブレーキの組み合わせとなる。ホイールはフォーミュラのCED502ディスク、タイヤはシュワルベ ワンの28cをアッセンブルしている。それでは、早速インプレッションに移ろう。
―インプレッション
「シリアスレーサーが乗っても満足のいく仕上がり」山崎敏正(シルベストサイクル)
このバイクは単なるコンフォートなロングライド向けのバイクという見方をしてはいけないモデルですね。トップシーンでレーサーが使っているという実績があるように、しっかりとした剛性を持っています。力をかけると素直に反応して、出ていきたいタイミングで前に進んでいく気持ちよさがあります。
登りも同様に軽快に進んでいきますね。乗る前ではシートピラーが細くて見た目に不安でした。でも実際に乗ってみると快適性は高い一方で、シッティングで踏みこんでもパワーを受け止めてくれるので好印象でした。ダンシングでもシッティングでも中速域からの加速性能に優れていて、シリアスレーサーが乗っても満足のいく仕上がりです。
フロントフォークも快適性のために細く絞られているので、見た目には不安感を持ってしまいがちですが、ディスクブレーキのストッピングパワーに負けてノーズがダイブするようなこともないですし、ハンドリングもいたってニュートラルに仕上がっておりライディング時に不安を感じることは一切ないでしょう。
二股のシートチューブやらせん状のシートステー、無駄に肉を盛っていない臼式のシートクランプ周りなど、色々な面でよく考えられていることが伝わってくるバイクです。最近は中国や台湾のファクトリー任せのブランドも多い中、求める性能を実現するために独自の努力を重ねていることが伺えますね。アッセンブルも隙がないですし、特にシマノの油圧ディスクシステムはロードレーサーにほどよい制動力にチューンされていて、違和感のない仕上がりです。
課題としては、やはり現状のルールでは登録レースで使えないことです。性能としては十分使えるレベルにあるので、今後のルール改正に期待ですね。とはいえ、これまで述べたようにバイクの性能はシリアスアスリートをも十分に満足させるものなので、ディスクブレーキの悪天候への強さや快適性といったメリットを生かして、雨天や長距離練習といったシチュエーションでの練習用バイクとして非常に向いていると思います。
もちろん、速さを追求しないロングライドや、もっと太いタイヤを履かせてグラベルバイクとするには最も適性があるところでしょう。1台目としてなら、あれもこれもしてみたいといった欲張りな方に、2台目としては雨天でも練習したいストイックなレーサーにぴったりです。かくいう私も、雨天練習用に1台欲しいです(笑)。
「独特のしなりで非常に足を回しやすいのでロスなく進んでいくバイク」鈴木卓史(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)
実はプライベートでもこのバイクには乗っているので、よく知っているんですよ(笑)。キャノンデールがこのバイクに込めたコンセプトというのは、28cのタイヤを履いてリア32Tのスプロケットを装着し、ディレイラーもロングケージというところからもわかるように、ロングライドをいかに楽に早く、遠くまで走れるかというものだと思います。
同価格帯のバイクだと、各社ハイエンドレーシングバイクも視野に入ってくる価格帯のなかで、どうやって個性を出すかということが難しいと思うのですが、シナプスはそのコンセプトを追求することで差別化に成功していると思いますね。
特にシナプスが優れているのは平地の巡航性能ですね。マイクロサスペンションである「SAVE」が搭載されたリアバックが非常にしなやかに路面をつかむことで、トラクションがかかりやすくていいですね。荒れている路面ではもちろんバイクが跳ねることを防いでくれますし、きれいな路面でも独特のしなりで非常に足を回しやすいのでロスなく進んでいきます。
反面、ダンシングでビッグギアを踏み込んでいくような乗り方は苦手分野です。登りでは、軽いギアで高いケイデンスを維持して行く方がスムースに進んでいくでしょうね。ひと踏みでの反応性はあまり重視されていないモデルですね。向いているのは淡々と長く走るといったシチュエーションです。ですので、レースであればサーキットエンデューロなどには向いているでしょう。
ディスクブレーキについてですが、バイクのコンセプトからすると雨の日でもブレーキの効きが安定しているというのは非常に大きなメリットでしょう。たとえば2000m級の峠を越えて、寒い下りで手がかじかんでいて、そして次の峠に向かっていくというようなロングライドだったら、確実に油圧ディスクにしていて良かった、となると思います、そして、このシナプスはまさにそういった走り方で真価を発揮するモデルです。握力の低い女性にもぴったりでしょう。
その制動力を受け止めるフロントフォークも見た目がほっそりしているのに、しっかりしていて怖さはないです。ただ、キャリパーブレーキにくらべると左に引っ張られるような感覚は少しありますが、1時間も乗れば慣れてしまう範囲でしょう。
タイヤは28cですが、これ以上太くしてグラベルロード風味にするのも、細くしてより軽快な走行性能を追求するのも良いでしょう。どちらに振ってもシナプスも良さは損なわれません。大きいスプロケットが最初から付いてくるのも、知らない道や荒れた道を走るアドベンチャー的なライドでは非常に心強いでしょう。
キャノンデール SYNAPSE HI-MOD ULTEGRA DISC
サイズ:48、51、54、56、58cm
フォーク:Synapse SAVE PLUS, Ball isTec Hi-MOD Carbon, Disc Specific,1-1/8” to 1-1/4” Tapered Carbon Steerer
クランク:Cannondale Hollowgram Si PRO, BB30, FSA Chainrings , 50/34
BB:BB30A
メインコンポ:シマノ アルテグラ
ブレーキシステム: RS685
ホイール:Formula CRD502 Disc
価格:550,000円(税抜)
インプレライダーのプロフィール
山崎敏正(シルベストサイクル)
「てnち」のニックネームで親しまれているシルベストサイクル総括店長。選手としてはモスクワオリンピックの日本代表に選出された経験を持つ一方で、サンツアーの開発部に在籍していたことから機材への造詣も深い。現在もロードレースで現役で、実業団ロードで入賞する好調ぶり。シルベストサイクルは梅田、箕面、京都と関西に3箇所に店舗を構え「頑張るアスリートのためのショップ」として信頼の技術力や確かなフィッティングサービスなどを提供している。加えて、ロードレースやロングライド、トライアスロン、トレイルランなど様々なジャンルのソフトサービスを展開している。
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ショップHP
鈴木卓史(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)
スポーツバイクファクトリー北浦和スズキの店長兼代表取締役を務める。過去には大手自転車ショップで修行を積んだ後、独立し現在の北浦和に店を構える。週末はショップのお客さんとのライドやトライアスロンに力を入れている。ショップでは個人のポジションやフィッティングを追求すると同時に、ツーリングなどのイベントを開催することで走る場を提供し、ユーザーに満足してもらうことを第一に考えている。「買ってもらった方に自転車を続けてもらう」ことをモットーに魅力あるバイクライフを提案する日々を送っている。
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ショップHP
ウエア協力:reric
ウエアのインプレッションはこちら
text:Naoki.YASUOKA
photo:Makoto.AYANO
キャノンデールのエンデュランスモデルとして、長年ラインナップされ続けてきたシナプス。2014年モデルとして大幅な設計変更を果たし、それまでの快適性だけを重視したコンフォートバイクから、トップレベルのレースユースにも耐えるクラシックレーサーとして進化を遂げたバイクだ。
その高性能ぶりは、数々のレースでの実績が証明している。ペーター・サガンが華麗なウイリーゴールで2013年のヘント~ウェヴェルヘムで優勝したのをはじめとして、今年2014シーズンにはストラーデ・ビアンケで2位、E3プライスで優勝。その他のクラシックレースでもキャノンデールグリーンのシナプスはプロトンの中で大きな存在感を見せてきた。
そしてモデルイヤー2年目となる今年、シナプスはディスクブレーキという新たな武器を手に入れた。とはいえ、昨年からアルミ製シナプスのディスクブレーキバージョンは存在していたので、カーボンモデルとしては初めてということになる。しかし、悪路を主戦場とするエンデュランスロードというカテゴリーゆえ、以前から登場が待たれていたディスクモデル。
ぱっと見ただけでは、従前のシナプス Hi-MODにディスクブレーキをポン付けしただけと思われるかもしれない。だが、キャノンデールはディスクブレーキ化に際して、キャリパーの搭載位置変更と制動力アップに対応するためフロントフォークとリアバックの形状を変更している。
高い振動吸収性を持つ螺旋形状のチェーンステーや、ブレード中央がくびれたフロントフォークといった大きな特徴はシナプスHi-MODそのままだが、よくよく見ればキャリパーブレーキモデルと比較して若干太く、そして直線的なデザインへと変化していることに気づく。とくにフォークエンドは開口部が若干前向きになり、ディスクブレーキの制動力を支えるように設計変更されている。
これらの設計変更に併せてカーボンレイアップの変更も行い、ディスクブレーキが生み出す制動力や、左右の重量バランスへの最適化を行ったシナプス Hi-MOD DISC。ホイールの取り付けは従来通りクイックレリースで行うものの、リアエンド幅は135mmと広げられている。もちろんブレーキホースも内蔵化されており、実のところは全くの新モデルといっても良いアップデートが施されているのだ。
ディスクブレーキ化に伴った部分以外の大きな変更は無く、シナプス Hi-MODの優秀性は失われていない。特に新生シナプスを見る人に強く印象づけた双胴シートチューブ「パワーピラミッド」や従来のシェル幅68mmから5mm拡幅し73mm化した独自の新規格「BB30A」ボトムブラケット、25.4mm径のシートポストなど独自路線は堅持している。
他にも、SUPERSIX EVOのレーシングジオメトリと、一般的なコンフォートロードのジオメトリとのちょうど中間にあたるS.E.R.G.(SYNAPSE Endurance Race Geometry)や、しなやかな乗り心地と究極の路面追従性を司るSAVE PLUS(マイクロサスペンションを進化させたもの)など、シナプスがシナプスたるテクノロジーはそのままだ。
使用する素材によって、カーボンモデル2種類(バリステックHI-MODカーボンもしくはバリステックカーボン)、アルミモデル1種類が存在するシナプスだが、2015年モデルにおいてディスクブレーキ仕様が登場したのは上級グレードのHI-MODのみとなっている。
今回インプレッションするモデルは、シマノの油圧式ブレーキと電動式アルテグラを組み合わせたモデル。なお、市販モデルでは、機械式アルテグラと油圧ブレーキの組み合わせとなる。ホイールはフォーミュラのCED502ディスク、タイヤはシュワルベ ワンの28cをアッセンブルしている。それでは、早速インプレッションに移ろう。
―インプレッション
「シリアスレーサーが乗っても満足のいく仕上がり」山崎敏正(シルベストサイクル)
このバイクは単なるコンフォートなロングライド向けのバイクという見方をしてはいけないモデルですね。トップシーンでレーサーが使っているという実績があるように、しっかりとした剛性を持っています。力をかけると素直に反応して、出ていきたいタイミングで前に進んでいく気持ちよさがあります。
登りも同様に軽快に進んでいきますね。乗る前ではシートピラーが細くて見た目に不安でした。でも実際に乗ってみると快適性は高い一方で、シッティングで踏みこんでもパワーを受け止めてくれるので好印象でした。ダンシングでもシッティングでも中速域からの加速性能に優れていて、シリアスレーサーが乗っても満足のいく仕上がりです。
フロントフォークも快適性のために細く絞られているので、見た目には不安感を持ってしまいがちですが、ディスクブレーキのストッピングパワーに負けてノーズがダイブするようなこともないですし、ハンドリングもいたってニュートラルに仕上がっておりライディング時に不安を感じることは一切ないでしょう。
二股のシートチューブやらせん状のシートステー、無駄に肉を盛っていない臼式のシートクランプ周りなど、色々な面でよく考えられていることが伝わってくるバイクです。最近は中国や台湾のファクトリー任せのブランドも多い中、求める性能を実現するために独自の努力を重ねていることが伺えますね。アッセンブルも隙がないですし、特にシマノの油圧ディスクシステムはロードレーサーにほどよい制動力にチューンされていて、違和感のない仕上がりです。
課題としては、やはり現状のルールでは登録レースで使えないことです。性能としては十分使えるレベルにあるので、今後のルール改正に期待ですね。とはいえ、これまで述べたようにバイクの性能はシリアスアスリートをも十分に満足させるものなので、ディスクブレーキの悪天候への強さや快適性といったメリットを生かして、雨天や長距離練習といったシチュエーションでの練習用バイクとして非常に向いていると思います。
もちろん、速さを追求しないロングライドや、もっと太いタイヤを履かせてグラベルバイクとするには最も適性があるところでしょう。1台目としてなら、あれもこれもしてみたいといった欲張りな方に、2台目としては雨天でも練習したいストイックなレーサーにぴったりです。かくいう私も、雨天練習用に1台欲しいです(笑)。
「独特のしなりで非常に足を回しやすいのでロスなく進んでいくバイク」鈴木卓史(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)
実はプライベートでもこのバイクには乗っているので、よく知っているんですよ(笑)。キャノンデールがこのバイクに込めたコンセプトというのは、28cのタイヤを履いてリア32Tのスプロケットを装着し、ディレイラーもロングケージというところからもわかるように、ロングライドをいかに楽に早く、遠くまで走れるかというものだと思います。
同価格帯のバイクだと、各社ハイエンドレーシングバイクも視野に入ってくる価格帯のなかで、どうやって個性を出すかということが難しいと思うのですが、シナプスはそのコンセプトを追求することで差別化に成功していると思いますね。
特にシナプスが優れているのは平地の巡航性能ですね。マイクロサスペンションである「SAVE」が搭載されたリアバックが非常にしなやかに路面をつかむことで、トラクションがかかりやすくていいですね。荒れている路面ではもちろんバイクが跳ねることを防いでくれますし、きれいな路面でも独特のしなりで非常に足を回しやすいのでロスなく進んでいきます。
反面、ダンシングでビッグギアを踏み込んでいくような乗り方は苦手分野です。登りでは、軽いギアで高いケイデンスを維持して行く方がスムースに進んでいくでしょうね。ひと踏みでの反応性はあまり重視されていないモデルですね。向いているのは淡々と長く走るといったシチュエーションです。ですので、レースであればサーキットエンデューロなどには向いているでしょう。
ディスクブレーキについてですが、バイクのコンセプトからすると雨の日でもブレーキの効きが安定しているというのは非常に大きなメリットでしょう。たとえば2000m級の峠を越えて、寒い下りで手がかじかんでいて、そして次の峠に向かっていくというようなロングライドだったら、確実に油圧ディスクにしていて良かった、となると思います、そして、このシナプスはまさにそういった走り方で真価を発揮するモデルです。握力の低い女性にもぴったりでしょう。
その制動力を受け止めるフロントフォークも見た目がほっそりしているのに、しっかりしていて怖さはないです。ただ、キャリパーブレーキにくらべると左に引っ張られるような感覚は少しありますが、1時間も乗れば慣れてしまう範囲でしょう。
タイヤは28cですが、これ以上太くしてグラベルロード風味にするのも、細くしてより軽快な走行性能を追求するのも良いでしょう。どちらに振ってもシナプスも良さは損なわれません。大きいスプロケットが最初から付いてくるのも、知らない道や荒れた道を走るアドベンチャー的なライドでは非常に心強いでしょう。
キャノンデール SYNAPSE HI-MOD ULTEGRA DISC
サイズ:48、51、54、56、58cm
フォーク:Synapse SAVE PLUS, Ball isTec Hi-MOD Carbon, Disc Specific,1-1/8” to 1-1/4” Tapered Carbon Steerer
クランク:Cannondale Hollowgram Si PRO, BB30, FSA Chainrings , 50/34
BB:BB30A
メインコンポ:シマノ アルテグラ
ブレーキシステム: RS685
ホイール:Formula CRD502 Disc
価格:550,000円(税抜)
インプレライダーのプロフィール
山崎敏正(シルベストサイクル)
「てnち」のニックネームで親しまれているシルベストサイクル総括店長。選手としてはモスクワオリンピックの日本代表に選出された経験を持つ一方で、サンツアーの開発部に在籍していたことから機材への造詣も深い。現在もロードレースで現役で、実業団ロードで入賞する好調ぶり。シルベストサイクルは梅田、箕面、京都と関西に3箇所に店舗を構え「頑張るアスリートのためのショップ」として信頼の技術力や確かなフィッティングサービスなどを提供している。加えて、ロードレースやロングライド、トライアスロン、トレイルランなど様々なジャンルのソフトサービスを展開している。
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鈴木卓史(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)
スポーツバイクファクトリー北浦和スズキの店長兼代表取締役を務める。過去には大手自転車ショップで修行を積んだ後、独立し現在の北浦和に店を構える。週末はショップのお客さんとのライドやトライアスロンに力を入れている。ショップでは個人のポジションやフィッティングを追求すると同時に、ツーリングなどのイベントを開催することで走る場を提供し、ユーザーに満足してもらうことを第一に考えている。「買ってもらった方に自転車を続けてもらう」ことをモットーに魅力あるバイクライフを提案する日々を送っている。
CWレコメンドショップページ
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ウエア協力:reric
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photo:Makoto.AYANO
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