2014/12/06(土) - 09:04
好評連載中のサイクルモード2014フォトレポート。第8弾はガノーや3Tなど数々のブランドを取り扱うアキコーポレーション、国内ウェアメーカーのウエイブワン/カペルミュール、国産として復活したタンゲのチューブがトピックスのエンマバイシクルワークスのブースから注目の新モデル&気になるプロダクツを紹介します。
アキコーポレーション(ガノー/ルイガノ、DARE、KONA、Xpedo、3T、guee、BE・ALLなど)
4区画とサイクルモード全体の出展者の中でも最もブースの規模が大きかったアキコーポレーション。ガノー/ルイガノを筆頭にDARE、KONA、Xpedo、3T、guee、BE・ALLなどの取り扱いブランドが集結。そして、日曜日にはガノーのウェアとヘルメットを使用するユーロップカーの新城幸也選手がトークショーを行い、ブースから溢れんばかりのオーディエンスが集まり大賑わいに。
ガノーを担当する荒井秀喜さんのイチオシは新型TT/トライアスロンバイクの「GENNIX TR1」。フロントフォークやヘッドチューブ周りをはじめとした圧倒的なボリューム感が特徴の1台だ。近年はカムテール形状のバイクが多勢な中にあっては珍しいデザインだが、意外にもオーソドックスな乗り味に仕上がっているのだとか。その他、バイクではロードレーシングモデルのGENNIX R1や、エンデュランスモデルGENNIX E1なども展示されていた。
一方でアパレルも充実しているガノー。特にユーロップカーが使用するヘルメットには大きな注目が集まり、軽量モデルX-LITEやエアロモデルCOURSEのかぶり心地を実際にチェックしている来場者の姿が多く見られた。そしてCW編集部注目なのがロード用シューズの新型ハイエンド「COURSE AIR LITE」だ。その特徴は数あるシューズメーカーでも採用実績の少ないBOAの新型クロージャー「LP-1」を2つ搭載し、しなやかなアッパーと併せて履き心地を高めたこと。既にユーロップカーのライダーたちによって実戦投入されている。
ガノーとは対象的にライト層に適したバイクを展開するがルイガノ。非常に豊富なラインナップの中でも話題になっていたのが「LGS-TRC1」。クリア塗装のみとしてアルミニウムの質感を活かした無骨なスタイルのアーバンクルーザーだ。トップチューブと面一のステムデザインや、ステム一体式のハンドルなどからは非常にレーシーな印象を覚えるが、内装変速やベルトドライブ、機械式ディスクブレーキなど街乗りに適したスペックとなっている。
今季より取り扱いを開始するDARE(ディアー)も注目ブランドの1つ。OEMで培った高い生産力のみならず、有名ブランドから設計を請け負うほどの技術力を有している。国内展開されるのは軽量モデル「MR1」とディスクブレーキにも対応する異色のエアロロード「VSR」というロードバイク2種類。
今回のサイクルモードでは非常にマウンテンバイクの展示が少なかったが、KONAはダウンヒルモデルやオールマウンテン系などサスペンションストロークの大きなMTBがメイン。その他には、他CXバイク「JAKE」シリーズや、通勤通学からシクロクロスまで幅広く対応するマルチパーパスモデル「ROVE」シリーズも。
パーツ類ではXpedoからリリースされるペダル式パワーメーターが最注目。その特徴は、他ブランド踏み面にひずみセンサーを設けていること。なお、クリートとはルックKeoと互換性を持つ。電波法の認可が降り次第の販売開始で、比較的リーズナブルな価格で展開する予定だという。
3Tのトピックスは「MERCURIO」に替わるロードホイールの新ハイエンドモデル「ORBIS」だ。基本的な構造は図従来モデルを踏襲しているが、リムのカーボン素材を変更することで剛性とブレーキング性能の向上を図っている。また、ハンドル、ステム、シートポストはグラフィックが一新され、従来よりも更にシンプルとなった。
その他、シマノ電動XTRの如く前後のディレーラーを1つのシフターで操作可能とするixowのフロントディレーラーや、ムービーカメラとサイクルコンピュータのマウント&ライトを一体化したgueeのアウトフロントマウント、オリジナルブランドBE・ALLの20インチファットバイク「BNF20」などのユニークなアイテム達も展示されていた。
ウエイブワン/カペルミュール
ウエイブワンは最新のテクノロジーを取入れ、サポートライダーからも高い評価を得ているオーダージャージ、ライト層からの人気が高いオリジナルブランドのカペルミュールを展示。加えて、国内のオフロードシーンを牽引する斉藤亮選手と沢田時選手(共にブリヂストン・アンカー)によるトークショーや、オリジナルキャラクター「ウエイブニャン」のパネルなども注目を集めた。
カペルミュールはウィンターアイテムを中心に取り揃え、マネキンを用いて様々なシーンに合わせたコーディーネートを提案した。比較的ブース内では女性来場者の姿が目立ち、種類豊富にラインナップされるスカートや様々なデザインが用意されるトップスへの注目度が高かった様だ。
ブース担当で、オーダーウェアのデザインを手がけている太郎田能之さんのオススメは新作の「シープボアジャケット」。その名の通り、もこもことした肌触りの「シープボア」をメインに使用した1着で、防風素材と組み合わせて保温性を高めている。
オーダーウェアのコーナーでは、2014シーズンよりサポートを行っているMTB日本代表ウェアや、実際に受注して作成したオーダーウェアのサンプル、バリエーション豊富なパンツ用パッドなどを展示し、相談会も頻繁に行われていた。
エンマバイシクルワークス(タンゲ、シルクなど)
「日本ブランドの育成と再構築」をテーマとし、国内ブランドをメインに取り扱うエンマバイシクルワークス。今回のサイクルモードでのトピックスは、日本が誇るパイプメーカー「タンゲ」がメイドインジャパンとして復活を果たすこと。クロモリが主流だった時代を知る古くからのサイクリストには朗報といえるだろう。加えて様々なデザインのタンゲ製ラグや、取り扱いブランドの1つとしてシルクのバイクなども展示されていた。
text:Yuya.Yamamoto
photo:CW編集部
アキコーポレーション(ガノー/ルイガノ、DARE、KONA、Xpedo、3T、guee、BE・ALLなど)
4区画とサイクルモード全体の出展者の中でも最もブースの規模が大きかったアキコーポレーション。ガノー/ルイガノを筆頭にDARE、KONA、Xpedo、3T、guee、BE・ALLなどの取り扱いブランドが集結。そして、日曜日にはガノーのウェアとヘルメットを使用するユーロップカーの新城幸也選手がトークショーを行い、ブースから溢れんばかりのオーディエンスが集まり大賑わいに。
ガノーを担当する荒井秀喜さんのイチオシは新型TT/トライアスロンバイクの「GENNIX TR1」。フロントフォークやヘッドチューブ周りをはじめとした圧倒的なボリューム感が特徴の1台だ。近年はカムテール形状のバイクが多勢な中にあっては珍しいデザインだが、意外にもオーソドックスな乗り味に仕上がっているのだとか。その他、バイクではロードレーシングモデルのGENNIX R1や、エンデュランスモデルGENNIX E1なども展示されていた。
一方でアパレルも充実しているガノー。特にユーロップカーが使用するヘルメットには大きな注目が集まり、軽量モデルX-LITEやエアロモデルCOURSEのかぶり心地を実際にチェックしている来場者の姿が多く見られた。そしてCW編集部注目なのがロード用シューズの新型ハイエンド「COURSE AIR LITE」だ。その特徴は数あるシューズメーカーでも採用実績の少ないBOAの新型クロージャー「LP-1」を2つ搭載し、しなやかなアッパーと併せて履き心地を高めたこと。既にユーロップカーのライダーたちによって実戦投入されている。
ガノーとは対象的にライト層に適したバイクを展開するがルイガノ。非常に豊富なラインナップの中でも話題になっていたのが「LGS-TRC1」。クリア塗装のみとしてアルミニウムの質感を活かした無骨なスタイルのアーバンクルーザーだ。トップチューブと面一のステムデザインや、ステム一体式のハンドルなどからは非常にレーシーな印象を覚えるが、内装変速やベルトドライブ、機械式ディスクブレーキなど街乗りに適したスペックとなっている。
今季より取り扱いを開始するDARE(ディアー)も注目ブランドの1つ。OEMで培った高い生産力のみならず、有名ブランドから設計を請け負うほどの技術力を有している。国内展開されるのは軽量モデル「MR1」とディスクブレーキにも対応する異色のエアロロード「VSR」というロードバイク2種類。
今回のサイクルモードでは非常にマウンテンバイクの展示が少なかったが、KONAはダウンヒルモデルやオールマウンテン系などサスペンションストロークの大きなMTBがメイン。その他には、他CXバイク「JAKE」シリーズや、通勤通学からシクロクロスまで幅広く対応するマルチパーパスモデル「ROVE」シリーズも。
パーツ類ではXpedoからリリースされるペダル式パワーメーターが最注目。その特徴は、他ブランド踏み面にひずみセンサーを設けていること。なお、クリートとはルックKeoと互換性を持つ。電波法の認可が降り次第の販売開始で、比較的リーズナブルな価格で展開する予定だという。
3Tのトピックスは「MERCURIO」に替わるロードホイールの新ハイエンドモデル「ORBIS」だ。基本的な構造は図従来モデルを踏襲しているが、リムのカーボン素材を変更することで剛性とブレーキング性能の向上を図っている。また、ハンドル、ステム、シートポストはグラフィックが一新され、従来よりも更にシンプルとなった。
その他、シマノ電動XTRの如く前後のディレーラーを1つのシフターで操作可能とするixowのフロントディレーラーや、ムービーカメラとサイクルコンピュータのマウント&ライトを一体化したgueeのアウトフロントマウント、オリジナルブランドBE・ALLの20インチファットバイク「BNF20」などのユニークなアイテム達も展示されていた。
ウエイブワン/カペルミュール
ウエイブワンは最新のテクノロジーを取入れ、サポートライダーからも高い評価を得ているオーダージャージ、ライト層からの人気が高いオリジナルブランドのカペルミュールを展示。加えて、国内のオフロードシーンを牽引する斉藤亮選手と沢田時選手(共にブリヂストン・アンカー)によるトークショーや、オリジナルキャラクター「ウエイブニャン」のパネルなども注目を集めた。
カペルミュールはウィンターアイテムを中心に取り揃え、マネキンを用いて様々なシーンに合わせたコーディーネートを提案した。比較的ブース内では女性来場者の姿が目立ち、種類豊富にラインナップされるスカートや様々なデザインが用意されるトップスへの注目度が高かった様だ。
ブース担当で、オーダーウェアのデザインを手がけている太郎田能之さんのオススメは新作の「シープボアジャケット」。その名の通り、もこもことした肌触りの「シープボア」をメインに使用した1着で、防風素材と組み合わせて保温性を高めている。
オーダーウェアのコーナーでは、2014シーズンよりサポートを行っているMTB日本代表ウェアや、実際に受注して作成したオーダーウェアのサンプル、バリエーション豊富なパンツ用パッドなどを展示し、相談会も頻繁に行われていた。
エンマバイシクルワークス(タンゲ、シルクなど)
「日本ブランドの育成と再構築」をテーマとし、国内ブランドをメインに取り扱うエンマバイシクルワークス。今回のサイクルモードでのトピックスは、日本が誇るパイプメーカー「タンゲ」がメイドインジャパンとして復活を果たすこと。クロモリが主流だった時代を知る古くからのサイクリストには朗報といえるだろう。加えて様々なデザインのタンゲ製ラグや、取り扱いブランドの1つとしてシルクのバイクなども展示されていた。
text:Yuya.Yamamoto
photo:CW編集部
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