2014/11/25(火) - 09:06
国内でも有数の伝統あるスポーツバイクブランド、ミヤタサイクル。同社のアイデンティティである「S.S.T.B」加工を施したクロモリ製チューブを使用するCXバイク「Elevation CX」が登場。今シーズンより小坂光（宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム）が駆ることで話題を集めるmade in Japanの1台を紹介する。
ミヤタ Elevation CX（ストームブルー） (c)ミヤタサイクル
ミヤタが培ってきたスチールに関する経験やノウハウの粋を投入し、カーボンレーサーにも引けをとらない優れた運動性能と、クロモリ製ロードとしては世界最軽量を同時に達成した「Elevation EXR」。その最たる特徴で、素材と加工法の両方にこだわって設計されるチューブ「S.S.T.B (Spiral Spline Triple Butted) 」を採用したシクロクロスバイクが「Elevation CX」だ。今シーズンから小坂光（宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム）が駆り話題となっている1台で、既にジャパンカップシクロクロスを始めとした国内トップカテゴリーのレースで勝利に貢献している。
ミヤタ Elevation CX（レッドミラー） (c)ミヤタサイクルチューブはイタリアの老舗メーカー「コロンバス」がミヤタサイクルのためだけに製造する「FORCELITE Nb」。素材は一般的なクロモリ鋼にニオブを添加した「NIOBIUM」で、熱処理を施すことで強度や伸びなど様々な機械的性質の向上が可能に。加えて、チューブ内側には螺旋状の溝を設ける「スパイラルスプライン加工」を行うことで剛性を確保した。
一方、全体的にチューブを細身とし、クロモリフレームならではの美しいシルエットを実現すると同時に、適度なウィップを持たせることでオフロードでの優れたトラクション性能を実現しているとのこと。インテグラルタイプのヘッドチューブは下側1.5インチの上下異径とし、ブレーキングやコーナリング等の運動性能を向上。もちろん、フレーム各部の接合はミヤタのノウハウが注ぎ込まれたフィレット溶接で、芸術的な滑らかさに仕上がっている。
美しいフィレット溶接。東北地方にある工場の職人たちの手作業によって仕上げられている（以下細部カットは小坂光の実車より） (c)MakotoAYANO
ヘッドは下側1.5インチのテーパード (c)MakotoAYANO
コロンバスがミヤタのために製造しているFORCELITE Nbチューブを使用する (c)MakotoAYANO
トップチューブには三角形状につぶし入れることで担ぎやすくしている (c)MakotoAYANO
また、実戦での使い勝手を考慮し、担ぎを考慮したトップチューブ形状や広めに取られたタイヤクリアランス、未だ多くのプロの間では未だに主流のカンチブレーキ仕様のみとした点も大きなポイントだ。ケーブル類はブレーキのみ上通しで、シフトは前後とも引きの軽い下通し。ダウンチューブにのみボトルゲージ台座を設置。なお、フォークにはストレートブレードの「コロンバス MUD PAD CX Carbon Monocoque 3K」をセット。
販売パッケージはフレームセットのみ。サイズは480、520、550の3種類がラインナップされ、ジオメトリーは標準的な寸法に。カラーはレッドミラーとストームブルーの2色で、いずれもメタリック仕上げとなっている。重量はフレームが単体で1.95kg（サイズ480）、フォークが470g。完全受注生産となり、納期は受注の4ヶ月後になる。
ミヤタ Elevation CXを駆る小坂光（宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム） photo:Hideaki TAKAGI
ミヤタ Elevation CX（フレームセット）
フレーム：ミヤタ SSTB Cr-mo Filet Brazing
フォーク：コロンバス MUD PAD CX Carbon Monocoque 3K
ヘッドパーツ：コロンバス COMPASS 1.5" CARBO CERAMIC
サイズ：480、520、550
重量 (サイズ480)：1.95kg（フレーム）、470g（フォーク）
カラー：レッドミラー、ストームブルー
価 格：330,000円（税込）
ミヤタ Elevation CX（ストームブルー） (c)ミヤタサイクルミヤタが培ってきたスチールに関する経験やノウハウの粋を投入し、カーボンレーサーにも引けをとらない優れた運動性能と、クロモリ製ロードとしては世界最軽量を同時に達成した「Elevation EXR」。その最たる特徴で、素材と加工法の両方にこだわって設計されるチューブ「S.S.T.B (Spiral Spline Triple Butted) 」を採用したシクロクロスバイクが「Elevation CX」だ。今シーズンから小坂光（宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム）が駆り話題となっている1台で、既にジャパンカップシクロクロスを始めとした国内トップカテゴリーのレースで勝利に貢献している。
ミヤタ Elevation CX（レッドミラー） (c)ミヤタサイクルチューブはイタリアの老舗メーカー「コロンバス」がミヤタサイクルのためだけに製造する「FORCELITE Nb」。素材は一般的なクロモリ鋼にニオブを添加した「NIOBIUM」で、熱処理を施すことで強度や伸びなど様々な機械的性質の向上が可能に。加えて、チューブ内側には螺旋状の溝を設ける「スパイラルスプライン加工」を行うことで剛性を確保した。一方、全体的にチューブを細身とし、クロモリフレームならではの美しいシルエットを実現すると同時に、適度なウィップを持たせることでオフロードでの優れたトラクション性能を実現しているとのこと。インテグラルタイプのヘッドチューブは下側1.5インチの上下異径とし、ブレーキングやコーナリング等の運動性能を向上。もちろん、フレーム各部の接合はミヤタのノウハウが注ぎ込まれたフィレット溶接で、芸術的な滑らかさに仕上がっている。
美しいフィレット溶接。東北地方にある工場の職人たちの手作業によって仕上げられている（以下細部カットは小坂光の実車より） (c)MakotoAYANOヘッドは下側1.5インチのテーパード (c)MakotoAYANOコロンバスがミヤタのために製造しているFORCELITE Nbチューブを使用する (c)MakotoAYANOトップチューブには三角形状につぶし入れることで担ぎやすくしている (c)MakotoAYANOまた、実戦での使い勝手を考慮し、担ぎを考慮したトップチューブ形状や広めに取られたタイヤクリアランス、未だ多くのプロの間では未だに主流のカンチブレーキ仕様のみとした点も大きなポイントだ。ケーブル類はブレーキのみ上通しで、シフトは前後とも引きの軽い下通し。ダウンチューブにのみボトルゲージ台座を設置。なお、フォークにはストレートブレードの「コロンバス MUD PAD CX Carbon Monocoque 3K」をセット。
販売パッケージはフレームセットのみ。サイズは480、520、550の3種類がラインナップされ、ジオメトリーは標準的な寸法に。カラーはレッドミラーとストームブルーの2色で、いずれもメタリック仕上げとなっている。重量はフレームが単体で1.95kg（サイズ480）、フォークが470g。完全受注生産となり、納期は受注の4ヶ月後になる。
ミヤタ Elevation CXを駆る小坂光（宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム） photo:Hideaki TAKAGIミヤタ Elevation CX（フレームセット）
フレーム：ミヤタ SSTB Cr-mo Filet Brazing
フォーク：コロンバス MUD PAD CX Carbon Monocoque 3K
ヘッドパーツ：コロンバス COMPASS 1.5" CARBO CERAMIC
サイズ：480、520、550
重量 (サイズ480)：1.95kg（フレーム）、470g（フォーク）
カラー：レッドミラー、ストームブルー
価 格：330,000円（税込）
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