2014/09/09(火) - 13:01
アンカーから、待望のフルカーボン製タイムトライアルバイク「RT9」が遂にデビューした。空気抵抗を最大限削減するフォルムやDi2専用設計、深い前傾姿勢を可能とするジオメトリーなど、選手の要求に応えるべく誕生したハイパフォーマンスモデルだ。発表会で撮影した画像と併せて紹介しよう。
「RT9」の発表が行われたのは、9月9日に開催されたアンカー2015年モデル展示会。アンカー2015モデルの中でも白眉として華々しくデビューを飾った。
アンカー初となるフルカーボン製タイムトライアルバイクであるRT9。アンカーがサポートするプロチーム「ブリヂストンアンカー」に所属する選手からのフィードバックのもと、高速巡航を維持するタイムトライアル種目に特化させるべく、走行時に最大の妨げとなる空気抵抗の軽減とフォーク、ダウンチューブ、チェーンステーの剛性を高め、限りなく低重心であることを目指した。
直線的なデザインのフレームの各チューブは前面投影面積を抑えた翼断面形状で、シートポスト、ハンドルステムも空気抵抗を低減するべくオリジナル専用設計パーツを搭載。ダイレクトマウント対応のフロントブレーキはフォーク前側に位置させ整備性を高め、リアブレーキはボトムブラケット下に取り付ける。なおステムはアルミ削り出しの専用品だ。
トップアスリートの使用を第一に考えたハイエンドモデルだけに、シマノのDi2コンポーネント専用としていることも特徴だ。Di2バッテリーはボトムブラケット下からフレーム内部にビルトインする新構造を取り入れることで、リアブレーキと共に空気抵抗低減と低重心化にも貢献している。
エアロダイナミクスを高める一方で走行性能も犠牲にしておらず、フレーム性能を左右するフォーク〜ダウンチューブ〜シートステー(フレーム下側部分)は剛性を高め、ペダリング時のチェーンに掛かるテンションを考慮してチェーンステーは左右異形断面かつ駆動側をより高剛性化。パワーをロス無く推進力に換える剛性バランスを手に入れた。リアエンドはホイールの着脱を考慮してトラックエンドだ。
ジオメトリーはタイムトライアルのスペシャリストのアドバイスを基に、深い前傾姿勢がとれる設定とされているうえ、156cmのライダーから適応するSSサイズもラインナップされる。ブラックとホワイトの塗り分けは「フレーム下側を強く、上側をしなやかに」というアンカーの設計思想と、左右非対称デザインのチェーンステーを強調するデザインだ。フレーム価格は39万円(税抜)で、デリバリーは4月から順次行われる見込みだ。
アンカー RT9
フレーム:Aero HM-Carbon インテグラルヘッド
フロントフォーク HM-Carbon カーボンコラム+アルミインサート オーバーサイズ
ヘッドパーツ:TANGE IS22 ダイレクトインタイプ
フレームサイズ:SS、S、M、L
シートポスト:ANCHOR Aero-Carbon TypeTT オフセット25mm
ハンドルステム:ANCHOR Aero-Aluminium TypeTT 75L
適応身長:156-189cm
フレームカラー:レーシングホワイト
対応コンポーネント:シマノDi2専用
付属品:専用チェーン引き、マニュアルバック
標準販売価格:390,000円(税抜)
「RT9」の発表が行われたのは、9月9日に開催されたアンカー2015年モデル展示会。アンカー2015モデルの中でも白眉として華々しくデビューを飾った。
アンカー初となるフルカーボン製タイムトライアルバイクであるRT9。アンカーがサポートするプロチーム「ブリヂストンアンカー」に所属する選手からのフィードバックのもと、高速巡航を維持するタイムトライアル種目に特化させるべく、走行時に最大の妨げとなる空気抵抗の軽減とフォーク、ダウンチューブ、チェーンステーの剛性を高め、限りなく低重心であることを目指した。
直線的なデザインのフレームの各チューブは前面投影面積を抑えた翼断面形状で、シートポスト、ハンドルステムも空気抵抗を低減するべくオリジナル専用設計パーツを搭載。ダイレクトマウント対応のフロントブレーキはフォーク前側に位置させ整備性を高め、リアブレーキはボトムブラケット下に取り付ける。なおステムはアルミ削り出しの専用品だ。
トップアスリートの使用を第一に考えたハイエンドモデルだけに、シマノのDi2コンポーネント専用としていることも特徴だ。Di2バッテリーはボトムブラケット下からフレーム内部にビルトインする新構造を取り入れることで、リアブレーキと共に空気抵抗低減と低重心化にも貢献している。
エアロダイナミクスを高める一方で走行性能も犠牲にしておらず、フレーム性能を左右するフォーク〜ダウンチューブ〜シートステー(フレーム下側部分)は剛性を高め、ペダリング時のチェーンに掛かるテンションを考慮してチェーンステーは左右異形断面かつ駆動側をより高剛性化。パワーをロス無く推進力に換える剛性バランスを手に入れた。リアエンドはホイールの着脱を考慮してトラックエンドだ。
ジオメトリーはタイムトライアルのスペシャリストのアドバイスを基に、深い前傾姿勢がとれる設定とされているうえ、156cmのライダーから適応するSSサイズもラインナップされる。ブラックとホワイトの塗り分けは「フレーム下側を強く、上側をしなやかに」というアンカーの設計思想と、左右非対称デザインのチェーンステーを強調するデザインだ。フレーム価格は39万円(税抜)で、デリバリーは4月から順次行われる見込みだ。
アンカー RT9
フレーム:Aero HM-Carbon インテグラルヘッド
フロントフォーク HM-Carbon カーボンコラム+アルミインサート オーバーサイズ
ヘッドパーツ:TANGE IS22 ダイレクトインタイプ
フレームサイズ:SS、S、M、L
シートポスト:ANCHOR Aero-Carbon TypeTT オフセット25mm
ハンドルステム:ANCHOR Aero-Aluminium TypeTT 75L
適応身長:156-189cm
フレームカラー:レーシングホワイト
対応コンポーネント:シマノDi2専用
付属品:専用チェーン引き、マニュアルバック
標準販売価格:390,000円(税抜)
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