2014/08/24(日) - 17:56
標高2945mの峠まで登りっぱなしの山岳個人タイムトライアルで、リーダージャージを着るティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング)が快走。1年前に自身が塗り替えたコースレコードを35秒も更新する圧倒的な走りを披露した。
トップタイムを叩き出したリーダージャージのティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング) photo:Tim de Waele
USAプロチャレンジ2014第6ステージ image:USA Pro ChallengeUSAプロチャレンジ第6ステージは山間の街ヴェールを舞台にした個人タイムトライアル。全長16.1kmのコースは登りっぱなしで、コース全体の平均勾配は3%。前半は平坦基調で、後半にかけて5%ほどの斜面が続く。
大歓声を受けて登りを進むイェンス・フォイクト(ドイツ、トレックファクトリーレーシング) photo:Tim de Waele実質的に総合優勝者を決めるこの最終日前日の個人TTで、リーダージャージのヴァンガーデレンが他を圧倒した。
ステージ2位に入ったトム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・シャープ) photo:Tim de Waele逆転を狙う総合2位トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・シャープ)も好走したが、ヴァンガーデレンが更にその上を行く。終わってみればステージ2位のダニエルソンを53秒も引き離すタイムでステージ優勝。本降りの雨もヴァンガーデレンを止めることは出来なかった。
同じコースで行なわれた昨年の個人TTでヴァンガーデレンは25分02秒のコースレコードをマークしてステージ優勝。当時、2011年にリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ)がマークしたコースレコードを46秒も上回る圧倒的なタイムだった。しかし今回は更にそのコースレコードを36秒も塗り替えてみせた。
「ヴェールでの個人TTはこれが3回目。初めて走った時は前半から追い込み過ぎ、後半に失速してリーダージャージを失った。去年は何とか総合首位を守ったけど、苦しみながらハンドルにしがみついているような状態だった。今回はスタートからフィニッシュまで脚に力を感じ、落ち着いて走ることが出来たんだ」と、大会連覇に王手をかけたヴァンガーデレンはコメントしている。
ステージ2位のダニエルソンが総合2位を守り、ステージ3位に入ったセルゲイ・トヴェトコフ(ルーマニア、ジェリーベリー・マキシス)がラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)を退けて総合3位に浮上。現役最後のタイムトライアルを走ったイェンス・フォイクト(ドイツ、トレックファクトリーレーシング)はステージ18位だった。
選手コメントはレース公式サイトより。
ステージ4位に入ったラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ) photo:Tim de Waele
シエラネバダペールエールを獲得したトップスリー photo:Tim de Waele
USAプロチャレンジ2014第6ステージ結果
個人総合成績
ポイント賞
キール・レイネン(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
山岳賞
ベン・ジャックメイネス(アメリカ、ジェーミス・ハーゲンスベルマンス)
ヤングライダー賞
クレメン・シェヴリエ(フランス、ビッセルデヴェロップメント)
チーム総合成績
BMCレーシング
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
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同じコースで行なわれた昨年の個人TTでヴァンガーデレンは25分02秒のコースレコードをマークしてステージ優勝。当時、2011年にリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ)がマークしたコースレコードを46秒も上回る圧倒的なタイムだった。しかし今回は更にそのコースレコードを36秒も塗り替えてみせた。
「ヴェールでの個人TTはこれが3回目。初めて走った時は前半から追い込み過ぎ、後半に失速してリーダージャージを失った。去年は何とか総合首位を守ったけど、苦しみながらハンドルにしがみついているような状態だった。今回はスタートからフィニッシュまで脚に力を感じ、落ち着いて走ることが出来たんだ」と、大会連覇に王手をかけたヴァンガーデレンはコメントしている。
ステージ2位のダニエルソンが総合2位を守り、ステージ3位に入ったセルゲイ・トヴェトコフ(ルーマニア、ジェリーベリー・マキシス)がラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)を退けて総合3位に浮上。現役最後のタイムトライアルを走ったイェンス・フォイクト(ドイツ、トレックファクトリーレーシング)はステージ18位だった。
選手コメントはレース公式サイトより。
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USAプロチャレンジ2014第6ステージ結果
1位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング)
2位 トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・シャープ)
3位 セルゲイ・トヴェトコフ(ルーマニア、ジェリーベリー・マキシス)
4位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)
5位 マイケル・ロジャース(オーストラリア、ティンコフ・サクソ)
6位 ベン・ヘルマンス(ベルギー、BMCレーシング)
7位 バルトス・フザルスキー(ポーランド、ネットアップ・エンデューラ)
8位 ジョゼフ・ロスコプフ(アメリカ、ヒンカピースポーツウェア)
9位 マシュー・ブッシュ(アメリカ、トレックファクトリーレーシング)
10位 カーター・ジョーンズ(アメリカ、オプティム・ケリーベネフィット)
2位 トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・シャープ)
3位 セルゲイ・トヴェトコフ(ルーマニア、ジェリーベリー・マキシス)
4位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)
5位 マイケル・ロジャース(オーストラリア、ティンコフ・サクソ)
6位 ベン・ヘルマンス(ベルギー、BMCレーシング)
7位 バルトス・フザルスキー(ポーランド、ネットアップ・エンデューラ)
8位 ジョゼフ・ロスコプフ(アメリカ、ヒンカピースポーツウェア)
9位 マシュー・ブッシュ(アメリカ、トレックファクトリーレーシング)
10位 カーター・ジョーンズ(アメリカ、オプティム・ケリーベネフィット)
24'26"
+53"
+1'08"
+1'29"
+1'40"
+1'55"
+2'07"
+2'17"
+2'20"
+2'21"
+53"
+1'08"
+1'29"
+1'40"
+1'55"
+2'07"
+2'17"
+2'20"
+2'21"
個人総合成績
1位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング)
2位 トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・シャープ)
3位 セルゲイ・トヴェトコフ(ルーマニア、ジェリーベリー・マキシス)
4位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)
5位 マシュー・ブッシュ(アメリカ、トレックファクトリーレーシング)
6位 ジョゼフ・ロスコプフ(アメリカ、ヒンカピースポーツウェア)
7位 バルトス・フザルスキー(ポーランド、ネットアップ・エンデューラ)
8位 カーター・ジョーンズ(アメリカ、オプティム・ケリーベネフィット)
9位 ベン・ヘルマンス(ベルギー、BMCレーシング)
10位 ブルーノ・ピレス(ポルトガル、ティンコフ・サクソ)
2位 トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・シャープ)
3位 セルゲイ・トヴェトコフ(ルーマニア、ジェリーベリー・マキシス)
4位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)
5位 マシュー・ブッシュ(アメリカ、トレックファクトリーレーシング)
6位 ジョゼフ・ロスコプフ(アメリカ、ヒンカピースポーツウェア)
7位 バルトス・フザルスキー(ポーランド、ネットアップ・エンデューラ)
8位 カーター・ジョーンズ(アメリカ、オプティム・ケリーベネフィット)
9位 ベン・ヘルマンス(ベルギー、BMCレーシング)
10位 ブルーノ・ピレス(ポルトガル、ティンコフ・サクソ)
17h20'22"
+1'32"
+1'45"
+1'49"
+3'11"
+3'31"
+3'35"
+3'43"
+3'44"
+5'35"
+1'32"
+1'45"
+1'49"
+3'11"
+3'31"
+3'35"
+3'43"
+3'44"
+5'35"
ポイント賞
キール・レイネン(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
山岳賞
ベン・ジャックメイネス(アメリカ、ジェーミス・ハーゲンスベルマンス)
ヤングライダー賞
クレメン・シェヴリエ(フランス、ビッセルデヴェロップメント)
チーム総合成績
BMCレーシング
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
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