2009/08/09(日) - 07:29
ツール・ド・ポローニュを締めくくる第7ステージは大集団によるスプリント勝負に持ち込まれ、アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア・HTC)が優勝。アレッサンドロ・バッラン(イタリア、ランプレ)が最後まで総合首位の座を守り抜いた。
ポローニュ最終ステージは、ラプカ・ズドルイからクラクフまでの136kmで行なわれた。コース全長は短く、カテゴリー山岳も無し。最後は平坦な4kmの周回コースを3周してゴールとなる。
レース前半から逃げグループを形成したのは、ミハエル・アルバジーニ(スイス、チームコロンビア・HTC)やイアン・スタンナード(イギリス、ISD)ら11名。しかしこの中に総合8位のマルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ)が入っていたため、ランプレはメイン集団のスピードを弱めなかった。
タイム差は最大2分25秒まで広がったが、レース後半にかけて縮小。逃げ吸収が近づくと先頭グループからスタンナードが飛び出し、メイン集団から総合6位マレック・ルトキェビッチ(ポーランド、ポルスカBGZ)とフランシス・ムレー(フランス、フランセーズデジュー)が合流。しかしこの3名もスプリンターチームの牽くメイン集団に吸収された。
メイン集団を積極的に牽いたのはチームコロンビア・HTC。アスタナとガーミンが対抗する中、最終周回で発生した落車によってコロンビアトレインの隊列が崩れたが、それでもチームコロンビア・HTCは他チームに主導権を与えず。
最後はグライペルがクリストファー・サットン(オーストラリア、ガーミン)らを下して勝利。最終日にしてようやく勝利を手にしたグライペルは、チームコロンビア・HTCの公式サイトの中で「決して簡単なフィニッシュではなかったよ。ゴールの3.5km手前で起こった落車でチームメイト3人が足止めを食らったので、リードトレインを失ってしまった」と振り返る。
「目の前での落車だったけど何とか回避して、残り1500mでチームメイトのマルセル・シーベルグの後ろについた。そこからは彼に牽かれてゴールに向かったんだ。彼は完璧なリードを見せてくれた。」
「とても意味のある勝利だ。今日が最後のチャンスだったから、何としても負けるわけにはいかなかった。このポローニュでは何回もミスを繰り返していたけど、最後に何とか勝利を掴めたよ。チームメイトに感謝している」。
チームコロンビア・HTCはエドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー)の2勝目に続く大会3勝目。ツアー・ダウンアンダーのステージ優勝でシーズンをスタートさせたグライペルは、早くもシーズン15勝目だ。
そして、同時に世界チャンピオンバッランのポローニュ制覇が決定。ランプレのチーム公式サイトの中でバッランは「この成功を強く望み続けていたんだ。総合優勝を狙えるほど好調なのは初日から分かっていた。抜群のサポートをしてくれたチームメイトたちには本当に感謝しているよ」と語っている。ブエルタ・ア・エスパーニャの難関山岳ステージ制覇や世界選手権ロードレースでの優勝以降、ずっと低迷していたバッランがポーランドで再び輝きを取り戻した。
ランプレはバッランの総合優勝の他にも、アンジェロ・フルラン(イタリア)がステージ1勝、フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア)が総合10位、そしてダヴィド・ロースリ(スイス)がスプリント賞獲得などの活躍を見せた。
ツール・ド・ポローニュ2009第7ステージ結果
1位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア・HTC)2h55'39"
2位 クリストファー・サットン(オーストラリア、ガーミン)
3位 ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)
4位 マシュー・ゴス(オーストラリア、サクソバンク)
5位 マテウス・プロンク(オランダ、ヴァカンソレイユ)
6位 ダニーロ・ナポリターノ(イタリア、カチューシャ)
7位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)
8位 ドミニク・ロエルス(ドイツ、ミルラム)
9位 ティモシー・グッセル(ニュージーランド、フランセーズデジュー)
10位 アレッサンドロ・バッラン(イタリア、ランプレ)
個人総合成績
1位 アレッサンドロ・バッラン(イタリア、ランプレ)28h46'13"
2位 ダニエル・モレーノ(スペイン、ケースデパーニュ)+10"
3位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームコロンビア・HTC)+11"
4位 ピーター・ウェーニング(オランダ、ラボバンク)+12"
5位 フランチェスコ・レーダ(イタリア、クイックステップ)+16"
6位 マレック・ルトキェビッチ(ポーランド、ポルスカBGZ)
7位 シルヴェスタ・シュミット(ポーランド、リクイガス)
8位 マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ)+23"
9位 パブロ・ラストラス(スペイン、ケースデパーニュ)+26"
10位 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、ランプレ)
ポイント賞
ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、サイレンス・ロット)
スプリント賞
ダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)
山岳賞
マレック・ルトキェビッチ(ポーランド、ポルスカBGZ)
チーム総合成績
ケースデパーニュ
ポローニュ最終ステージは、ラプカ・ズドルイからクラクフまでの136kmで行なわれた。コース全長は短く、カテゴリー山岳も無し。最後は平坦な4kmの周回コースを3周してゴールとなる。
レース前半から逃げグループを形成したのは、ミハエル・アルバジーニ(スイス、チームコロンビア・HTC)やイアン・スタンナード(イギリス、ISD)ら11名。しかしこの中に総合8位のマルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ)が入っていたため、ランプレはメイン集団のスピードを弱めなかった。
タイム差は最大2分25秒まで広がったが、レース後半にかけて縮小。逃げ吸収が近づくと先頭グループからスタンナードが飛び出し、メイン集団から総合6位マレック・ルトキェビッチ(ポーランド、ポルスカBGZ)とフランシス・ムレー(フランス、フランセーズデジュー)が合流。しかしこの3名もスプリンターチームの牽くメイン集団に吸収された。
メイン集団を積極的に牽いたのはチームコロンビア・HTC。アスタナとガーミンが対抗する中、最終周回で発生した落車によってコロンビアトレインの隊列が崩れたが、それでもチームコロンビア・HTCは他チームに主導権を与えず。
最後はグライペルがクリストファー・サットン(オーストラリア、ガーミン)らを下して勝利。最終日にしてようやく勝利を手にしたグライペルは、チームコロンビア・HTCの公式サイトの中で「決して簡単なフィニッシュではなかったよ。ゴールの3.5km手前で起こった落車でチームメイト3人が足止めを食らったので、リードトレインを失ってしまった」と振り返る。
「目の前での落車だったけど何とか回避して、残り1500mでチームメイトのマルセル・シーベルグの後ろについた。そこからは彼に牽かれてゴールに向かったんだ。彼は完璧なリードを見せてくれた。」
「とても意味のある勝利だ。今日が最後のチャンスだったから、何としても負けるわけにはいかなかった。このポローニュでは何回もミスを繰り返していたけど、最後に何とか勝利を掴めたよ。チームメイトに感謝している」。
チームコロンビア・HTCはエドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー)の2勝目に続く大会3勝目。ツアー・ダウンアンダーのステージ優勝でシーズンをスタートさせたグライペルは、早くもシーズン15勝目だ。
そして、同時に世界チャンピオンバッランのポローニュ制覇が決定。ランプレのチーム公式サイトの中でバッランは「この成功を強く望み続けていたんだ。総合優勝を狙えるほど好調なのは初日から分かっていた。抜群のサポートをしてくれたチームメイトたちには本当に感謝しているよ」と語っている。ブエルタ・ア・エスパーニャの難関山岳ステージ制覇や世界選手権ロードレースでの優勝以降、ずっと低迷していたバッランがポーランドで再び輝きを取り戻した。
ランプレはバッランの総合優勝の他にも、アンジェロ・フルラン(イタリア)がステージ1勝、フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア)が総合10位、そしてダヴィド・ロースリ(スイス)がスプリント賞獲得などの活躍を見せた。
ツール・ド・ポローニュ2009第7ステージ結果
1位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア・HTC)2h55'39"
2位 クリストファー・サットン(オーストラリア、ガーミン)
3位 ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)
4位 マシュー・ゴス(オーストラリア、サクソバンク)
5位 マテウス・プロンク(オランダ、ヴァカンソレイユ)
6位 ダニーロ・ナポリターノ(イタリア、カチューシャ)
7位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)
8位 ドミニク・ロエルス(ドイツ、ミルラム)
9位 ティモシー・グッセル(ニュージーランド、フランセーズデジュー)
10位 アレッサンドロ・バッラン(イタリア、ランプレ)
個人総合成績
1位 アレッサンドロ・バッラン(イタリア、ランプレ)28h46'13"
2位 ダニエル・モレーノ(スペイン、ケースデパーニュ)+10"
3位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームコロンビア・HTC)+11"
4位 ピーター・ウェーニング(オランダ、ラボバンク)+12"
5位 フランチェスコ・レーダ(イタリア、クイックステップ)+16"
6位 マレック・ルトキェビッチ(ポーランド、ポルスカBGZ)
7位 シルヴェスタ・シュミット(ポーランド、リクイガス)
8位 マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ)+23"
9位 パブロ・ラストラス(スペイン、ケースデパーニュ)+26"
10位 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、ランプレ)
ポイント賞
ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、サイレンス・ロット)
スプリント賞
ダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)
山岳賞
マレック・ルトキェビッチ(ポーランド、ポルスカBGZ)
チーム総合成績
ケースデパーニュ
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