トレックSilque（シルク）　絹の様な乗り心地を持つ女性専用設計のエンデュランスバイク

2014/05/07(水) - 13:29

トレック・ファクトリーレーシングの活躍を支えるトレックのロードエンデュランスモデル「Domane（ドマーネ）」。その特徴である安定性とレーシング性能の優れたバランスを女性ライダーに最適化したバイク「Silque（シルク）」が登場した。

トレック Silque SSL (c)トレック・ジャパン

優れた安定性を実現するIsoSpeedテクノロジー (c)トレック・ジャパン

各チューブの裏面を使ったグラッフィクが採用される (c)トレック・ジャパン

ロンド・ファン・フラーンデレンやパリ～ルーベなど石畳が多く登場する北のクラシックはもちろんのこと、エンデュランスモデルながらファビアン・カンチェラーラ（スイス）らトレック・ファクトリーレーシングのライダーがグランツールの超級山岳ステージでも使用するDomane。その流れを汲む女性専用設計バイクがSilqueだ。「女性ライダーでも男性用モデル同様に長く、速く、そしてスムーズに走れるバイク」をコンセプトとしている。WSDのノウハウを持つ同社。Silqueのジオメトリーに関しては女性専用のものとして開発された。

カーマイケル・トレーニングシステムとの共同研究の基、Silqueを開発する上でトレックが着目したのが、同じサイズに乗る男性ライダーと女性ライダーを比べた際の体重と出力の大きな違いである。男女の違いをに基づいて様々な要素を最適化し、数ヶ月に渡ってテストライドを行うことで、Domane WSDと比較して、安定性とレーシング性能のバランスを更に高めることに成功したという。

エンデュランスモデルながら登りにも対応する軽さを持つ (c)トレック・ジャパン

下りやコーナリングでは高い安定性を発揮する (c)トレック・ジャパン

最たる変更点であるジオメトリーは従来の「WSD」デザインと比較して、足つき性を高めると同時にハンドルをわずかに高く、ホイールベースを延長するためにシートチューブを短くしたことがトピックス。加えてホイールベースとチェーンステーはMadoneより長くDomaneより短く、ハンガー下がりはMadoneと同様の値に。これらの変更によって出力効率と安定性の向上を実現した。

もちろん、先端が後方へとオフセットしたフロントフォークと、シートチューブをトップチューブとシートステーから独立させて前後方向にしならせる革新的な構造によって、高い安定性を実現した「IsoSpeed（アイソスピード）」テクノロジーを搭載する。素材にはトレックが誇るOCLVカーボンを採用し、Silque独自のレイアップとチューブ形状によってDomane WSDと比較して、各サイズで平均120gの軽量化を達成した。

トレック Silque SLX (c)トレック・ジャパン

トレック Silque SL (c)トレック・ジャパン

トレック Silque (c)トレック・ジャパン
加えて細部にも女性ライダーに向けた配慮がなされており、最新の11速コンポーネントと、長い年月に渡って女性用モデルを造り続けてきた経験やノウハウを活かしたワイヤリングによって優れた走破性と操作性を実現。3Sチェーンキーパーや内蔵式ケーブルによってトラブルのリスクを低減している。

ラインナップは600シリーズOCLVカーボンを採用した「Silque SSL」と「Silque SLX」、400シリーズOCLVカーボンを採用した「Silque SL」と「Silque」の4グレード。販売パッケージは全グレードで完成車のみ設定され、ハイエンドモデルの「SSL」のみカラーとパーツアッセンブルが選択できるProject Oneに対応する。

ハイエンドモデルSSLはProjectOneに対応する (c)トレック・ジャパントレック Silque ラインナップ
Silque SSL（Project One対応）　509,760円（税込）から
製品詳細： http://tr.im/5cjp5

Silque SLX 　410,000円（税込）
製品詳細： http://tr.im/5cjp8

Silque SL　340,000円（税込）
製品詳細： http://tr.im/5cjpd

Silque　220,000円（税込）
製品詳細： http://tr.im/5cjpf