2014/03/15(土) - 08:24
ツール・ド・ランカウイを走った全21チームのバイクを紹介するシリーズ第2弾。アンドローニジョカトリやMTNキュベカなどのUCIプロコンチネンタルチームをはじめ、愛三工業レーシングやトレンガヌサイクリングなどのバイクをピックアップ。
アンドローニジョカトリ・ベネズエラ【ビアンキ SEMPRE PRO】
スプリンターやクライマーなどの脚質に関係なく、アンドローニジョカトリはメンバー全員がビアンキのSEMPRE PROに乗った。ステージ1勝を飾ったスプリンターのケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ)のみ、フロントにヴィジョンの54Tチェーンリングを使用。ヴィジョンのMETRON81など、ハイプロファイルのカーボンホイールを平坦ステージで使用した。ファンヒュンメルはチーム新加入のためメカニックと打ち合わせしながらセッティングを煮詰めていた。
MTNキュベカ【トレック MADONE 7】
南アフリカのMTNキュベカは、昨年から引き続きトレックのMADONE 7を主に使用する。チームカラーである濃いイエローに、壁画のような手が伸びたデザインが特徴的。トレックのプロジェクトワンでこのチームカラーを購入すると、1台につき200ドルがアフリカ支援団体へ寄付される。コンポーネントはSRAMで、ハンドルやステムはFSA、ホイールはZIPP 404。ダイレクトマウントブレーキ対応フレームに合わせてリアブレーキはボントレガー製。今季から1本ナットのブレーキ対応フォークを用意し、SRAMのフロントブレーキを使用している。
ユナイテッドヘルスケア【ウィリエール CENTO1 SR】
イサーク・ボリバル(コロンビア)を総合3位に送り込み、ステージ1勝を含めて上位入賞を繰り返したユナイテッドヘルスケアのバイクはウィリエールのCENTO1 SR。四角い断面のダウンチューブからBBにかけてのボリューム感が目を引く。シフトケーブルは内蔵式で、ダウンチューブ上部でワイヤーのテンションの調整が可能だ。コンポーネントは機械式のシマノ9000系デュラエース。フォークコラム固定式のK-FORCEのマウントにガーミンのEDGE500を装着する。
イエローフルオ【チポッリーニ RB1000】
大西恵太メカニックが組み上げたチポッリーニのRB1000とBONDに乗るイエローフルオ。エーススプリンターのフランチェスコ・キッキ(イタリア)のみ、エアロバイクという位置づけのRB1000に乗った。ちなみにマリオ・チポッリーニ本人もRB1000に乗っているという。トップチューブからシートステー、シートチューブにかけての湾曲したデザインが特徴的。コンポーネントはカンパニョーロで、FSAのパーツを多用。ホイールはイタリアのURSUSだ。
トレンガヌサイクリング【スペシャライズド S-WORKS VENGE】
地元マレーシアの絶大な声援を受けていたトレンガヌサイクリングは、エーススプリンターのアヌアル・マナン(マレーシア)を含め、スペシャライズドのS-WORKD VENGEをチョイス。3rdディビジョンのUCIコンチネンタルチームながらコンポーネントは最新のシマノ9070系デュラエースDi2で、ホイールやペダルまでデュラエース。見るからに剛性の高いPROのVIBE SPRINTステムを使用した。
愛三工業レーシング【スコット FOIL】
日本から唯一の参戦となった愛三工業レーシングは、今季からスコットにバイクをチェンジ。他にもサドルやステム、ハンドルがシンクロスに変更されている。軽量ロードのADDICTに乗ったクライマーの平塚吉光を除いて、多くのメンバーがFOILをチョイスした。序盤に3名がリタイアしたため、残りのステージでエースを担った西谷泰治は、平坦ステージでボーラウルトラ80のリアホイールを投入。果敢にスプリントに挑み最終日に4位の成績を残した。
OCBCシンガポール【ウィリエール CENTO1】
隣国シンガポールを代表するOCBCシンガポールは、ウィリエールのCENTO1をメインに使用した。バイクメーカーは統一されているが、フレームカラーや各パーツ、コンポーネントが選手によって微妙に異なるあたりがUCIコンチネンタルチームらしい。コンポーネントはSRAMがメインで、クランクやチェーンリングは人それぞれ。格上チームを相手に連日アタックを仕掛けてレースを沸かせた。
text&photo:Kei Tsuji
アンドローニジョカトリ・ベネズエラ【ビアンキ SEMPRE PRO】
スプリンターやクライマーなどの脚質に関係なく、アンドローニジョカトリはメンバー全員がビアンキのSEMPRE PROに乗った。ステージ1勝を飾ったスプリンターのケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ)のみ、フロントにヴィジョンの54Tチェーンリングを使用。ヴィジョンのMETRON81など、ハイプロファイルのカーボンホイールを平坦ステージで使用した。ファンヒュンメルはチーム新加入のためメカニックと打ち合わせしながらセッティングを煮詰めていた。
MTNキュベカ【トレック MADONE 7】
南アフリカのMTNキュベカは、昨年から引き続きトレックのMADONE 7を主に使用する。チームカラーである濃いイエローに、壁画のような手が伸びたデザインが特徴的。トレックのプロジェクトワンでこのチームカラーを購入すると、1台につき200ドルがアフリカ支援団体へ寄付される。コンポーネントはSRAMで、ハンドルやステムはFSA、ホイールはZIPP 404。ダイレクトマウントブレーキ対応フレームに合わせてリアブレーキはボントレガー製。今季から1本ナットのブレーキ対応フォークを用意し、SRAMのフロントブレーキを使用している。
ユナイテッドヘルスケア【ウィリエール CENTO1 SR】
イサーク・ボリバル(コロンビア)を総合3位に送り込み、ステージ1勝を含めて上位入賞を繰り返したユナイテッドヘルスケアのバイクはウィリエールのCENTO1 SR。四角い断面のダウンチューブからBBにかけてのボリューム感が目を引く。シフトケーブルは内蔵式で、ダウンチューブ上部でワイヤーのテンションの調整が可能だ。コンポーネントは機械式のシマノ9000系デュラエース。フォークコラム固定式のK-FORCEのマウントにガーミンのEDGE500を装着する。
イエローフルオ【チポッリーニ RB1000】
大西恵太メカニックが組み上げたチポッリーニのRB1000とBONDに乗るイエローフルオ。エーススプリンターのフランチェスコ・キッキ(イタリア)のみ、エアロバイクという位置づけのRB1000に乗った。ちなみにマリオ・チポッリーニ本人もRB1000に乗っているという。トップチューブからシートステー、シートチューブにかけての湾曲したデザインが特徴的。コンポーネントはカンパニョーロで、FSAのパーツを多用。ホイールはイタリアのURSUSだ。
トレンガヌサイクリング【スペシャライズド S-WORKS VENGE】
地元マレーシアの絶大な声援を受けていたトレンガヌサイクリングは、エーススプリンターのアヌアル・マナン(マレーシア)を含め、スペシャライズドのS-WORKD VENGEをチョイス。3rdディビジョンのUCIコンチネンタルチームながらコンポーネントは最新のシマノ9070系デュラエースDi2で、ホイールやペダルまでデュラエース。見るからに剛性の高いPROのVIBE SPRINTステムを使用した。
愛三工業レーシング【スコット FOIL】
日本から唯一の参戦となった愛三工業レーシングは、今季からスコットにバイクをチェンジ。他にもサドルやステム、ハンドルがシンクロスに変更されている。軽量ロードのADDICTに乗ったクライマーの平塚吉光を除いて、多くのメンバーがFOILをチョイスした。序盤に3名がリタイアしたため、残りのステージでエースを担った西谷泰治は、平坦ステージでボーラウルトラ80のリアホイールを投入。果敢にスプリントに挑み最終日に4位の成績を残した。
OCBCシンガポール【ウィリエール CENTO1】
隣国シンガポールを代表するOCBCシンガポールは、ウィリエールのCENTO1をメインに使用した。バイクメーカーは統一されているが、フレームカラーや各パーツ、コンポーネントが選手によって微妙に異なるあたりがUCIコンチネンタルチームらしい。コンポーネントはSRAMがメインで、クランクやチェーンリングは人それぞれ。格上チームを相手に連日アタックを仕掛けてレースを沸かせた。
text&photo:Kei Tsuji