2014/03/12(水) - 15:54
ツール・ド・台湾2014(UCI.2.1)第3ステージ、登坂をこなしてからのゴールスプリントで、ドラパックサイクリングのワウテル・ウィッパートがステージ優勝。宮澤崇史がステージ8位に食い込み、レミ・ディグレゴリオは総合リーダージャージを守った。
八卦山の大仏殿へからスタート。154kmをかけて、再びこの坂を駆け上がる photo:tourdetw/Sonoko.Tanaka
台湾中西部にある彰化縣市内を走る photo:tourdetw/Sonoko.Tanaka台湾を北から南に縦断するツール・ド・台湾も半分を経過。3月11日に開催された第3ステージの舞台は、湾中西部にある彰化縣を巡る154kmのサーキットコース。スタート/ゴールとなるのは彰化のシンボル・大仏がある郊外の八卦山で、最後は標高89mの頂上まで約1kmを駆け上がってスプリントにもつれ込むのが通例だ。
山岳ポイントの獲得を狙うフェン・チュンカイ(台湾、チームガスト) photo:tourdetw/Sonoko.Tanakaコースは序盤14.2km地点に標高258mのカテゴリー2級山岳がある以外は概ねフラットで、登坂力のあるスプリンターや、アタッカーに有利。過去には鈴木真理(当時シマノレーシング)や宮澤崇史(当時日本ナショナルチーム)がステージ優勝をさらっている。
リーダージャージを着て走るレミ・ディグレゴリオ(フランス、ラポムマルセイユ) photo:tourdetw/Sonoko.Tanakaこの日もスタート後からハイペースのアタック合戦が続き、序盤の山岳でのポイントを狙う地元台湾のスター、フェン・チュンカイ(台湾、チームガスト)が動く。しかしこの登りでは逃げが決まらず、レースが落ち着きを見せたのはレースのおよそ1/3を経過してから。アルド・イレシック(スロベニア、ユナイテッドヘルスケア)ら4名は、最大4分のリードを得て終盤まで逃げ続けるとこととなる。
ゴール勝負を狙うドラパックサイクリングや、リーダージャージを着るレミ・ディグレゴリオ(フランス)擁するラポムマルセイユがペースメイクする集団は、ゴールに向けての位置取り争いが激しさを増していく中、最後の登り付近で逃げメンバーをキャッチしていく。
「最後の10kmは本当にナーバスだった。チームメイトが最後まで逃げたイレシックとの差を詰めてくれて、ロングスプリントを開始。残り400mでイレシックをようやく捕まえたんだ。」とレース終盤を振り返るのは、ワウテル・ウィッパート(オランダ、ドラパックサイクリング)。
クリストフ・シュワイザー(ドイツ、シナジーバクサイクリング)との一騎打ちを制し、ステージ優勝の栄冠に輝いた。
彰化の市内を駆け抜けるツール・ド・台湾第3ステージ photo:tourdetw/Sonoko.Tanaka
ゴール勝負を制したワウテル・ウィッパート(オランダ、ドラパックサイクリング) photo:tourdetw/Sonoko.Tanakaそして先頭2人から2秒遅れで入ったメイン集団では、宮澤崇史(日本ナショナルチーム)が8位に食い込む。自身のFacebookへと以下のようにコメントした。
リーダージャージを守ったレミ・ディグレゴリオ(フランス、ラポムマルセイユ) photo:tourdetw/Sonoko.Tanaka「今日は、中根で集団内のポジションをキープ、黒枝で残り1kmを先頭でクリアー、中島が最終コーナーを先頭で、入る作戦だ。最終コーナーまでストレートが続く数年前とはコースが変わった。残り4kmからコーナーが続き、早い段階で黒枝を使い切ってしまったが、落ち着いて中島ー宮澤ー内間で最終コーナーへほぼ先頭で、入り上りへ入る。内間を後ろにつけ、前半の400mはテンポで上り、残り150mで周りがタレた所でスプリントにいく。」
「しかし、石畳を抜けた所からスプリントに入るも伸びきれずゴール。全体を通して、チームは常に状況に合わせた判断で走れた。何回もイメージを繰り返し、レース前のミーティング通り良い仕事をしてくれた。最後は力勝負して負けてしまったが、この形を続けていく中で勝ちを手に入れたいと強く思った。」
勝利したウィッパートは、「今回の台湾が初めてのアジアレースだったけれど、今日はスタート前に下見をする時間があったので、どんな作戦を使えば良いか分かっていたんだ。良いフィニッシュ。(アムステルゴールドレースの)カウベルグフィニッシュに少し似ていたね。初めてのUCIクラス1での勝利だったから、まるでプロ初勝利のときとおなじような気分だ。」と語った。
また、リーダージャージのレミ・ディグレゴリオはステージ4位に入り、危なげなくリーダージャージをキープ。「僕向きのフィニッシュだったから、良い形で終えることができた。初めての台湾だが、チームとしてとても良い結果をキープできているよ。今日はレースをコントロールする責務が合ったけれど、ドラパックが手伝ってくれたので助かった。」と語った。
ツール・ド・台湾2014第3ステージ結果
1位 ワウテル・ウィッパート(オランダ、ドラパックサイクリング)
2位 クリストフ・シュワイザー(ドイツ、シナジーバクサイクリング)
3位 ジョン・マーフィー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
4位 レミ・ディグレゴリオ(フランス、ラポムマルセイユ)
5位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール)
6位 ジョルジオ・ブグラス(ギリシャ、SPテーブルウェア)
7位 イーリ・ポルニキー(チェコ、バクネット・アーサー)
8位 宮澤崇史(日本ナショナルチーム)
9位 ギャスパー・オケローエン(オランダ、パークホテル・ファルケンブルグ)
10位 マルコ・ザノッティ(イタリア、パークホテル・ファルケンブルグ)
3h15'14"
+02"
+06"
7h39'57"
+06"
+07"
+10"
+11"
+12"
+15"
+16"
ポイント賞
レミ・ディグレゴリオ(フランス、ラポムマルセイユ)
山岳賞
ウー・ナン(中国、ジャイアント・チャンピオンシステム)
チーム総合成績
ラポムマルセイユ
text:So.ISobe
photo:tourdetw/Sonoko.Tanaka
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ゴール勝負を狙うドラパックサイクリングや、リーダージャージを着るレミ・ディグレゴリオ(フランス)擁するラポムマルセイユがペースメイクする集団は、ゴールに向けての位置取り争いが激しさを増していく中、最後の登り付近で逃げメンバーをキャッチしていく。
「最後の10kmは本当にナーバスだった。チームメイトが最後まで逃げたイレシックとの差を詰めてくれて、ロングスプリントを開始。残り400mでイレシックをようやく捕まえたんだ。」とレース終盤を振り返るのは、ワウテル・ウィッパート(オランダ、ドラパックサイクリング)。
クリストフ・シュワイザー(ドイツ、シナジーバクサイクリング)との一騎打ちを制し、ステージ優勝の栄冠に輝いた。
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「しかし、石畳を抜けた所からスプリントに入るも伸びきれずゴール。全体を通して、チームは常に状況に合わせた判断で走れた。何回もイメージを繰り返し、レース前のミーティング通り良い仕事をしてくれた。最後は力勝負して負けてしまったが、この形を続けていく中で勝ちを手に入れたいと強く思った。」
勝利したウィッパートは、「今回の台湾が初めてのアジアレースだったけれど、今日はスタート前に下見をする時間があったので、どんな作戦を使えば良いか分かっていたんだ。良いフィニッシュ。(アムステルゴールドレースの)カウベルグフィニッシュに少し似ていたね。初めてのUCIクラス1での勝利だったから、まるでプロ初勝利のときとおなじような気分だ。」と語った。
また、リーダージャージのレミ・ディグレゴリオはステージ4位に入り、危なげなくリーダージャージをキープ。「僕向きのフィニッシュだったから、良い形で終えることができた。初めての台湾だが、チームとしてとても良い結果をキープできているよ。今日はレースをコントロールする責務が合ったけれど、ドラパックが手伝ってくれたので助かった。」と語った。
ツール・ド・台湾2014第3ステージ結果
1位 ワウテル・ウィッパート(オランダ、ドラパックサイクリング)
2位 クリストフ・シュワイザー(ドイツ、シナジーバクサイクリング)
3位 ジョン・マーフィー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
4位 レミ・ディグレゴリオ(フランス、ラポムマルセイユ)
5位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール)
6位 ジョルジオ・ブグラス(ギリシャ、SPテーブルウェア)
7位 イーリ・ポルニキー(チェコ、バクネット・アーサー)
8位 宮澤崇史(日本ナショナルチーム)
9位 ギャスパー・オケローエン(オランダ、パークホテル・ファルケンブルグ)
10位 マルコ・ザノッティ(イタリア、パークホテル・ファルケンブルグ)
3h15'14"
+02"
+06"
個人総合成績
1位 レミ・ディグレゴリオ(フランス、ラポムマルセイユ)
2位 ベンジャミン・ジロー(フランス、ラポムマルセイユ)
3位 ジョン・マーフィー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
4位 ヤン・ディエテレン(ドイツ、チームストルティング)
5位 マークス・アイベッガー(オーストリア、シナジーバクサイクリング)
6位 マルコ・ザノッティ(パークホテル・ファルケンブルグ)
7位 イーリ・ポルニキー(チェコ、バクネット・アーサー)
8位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール)
9位 キャメロン・ウルフ(オーストラリア、キャノンデール)
10位 イオアニス・タモウリディス(ギリシャ、SPテーブルウェア)
1位 レミ・ディグレゴリオ(フランス、ラポムマルセイユ)
2位 ベンジャミン・ジロー(フランス、ラポムマルセイユ)
3位 ジョン・マーフィー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
4位 ヤン・ディエテレン(ドイツ、チームストルティング)
5位 マークス・アイベッガー(オーストリア、シナジーバクサイクリング)
6位 マルコ・ザノッティ(パークホテル・ファルケンブルグ)
7位 イーリ・ポルニキー(チェコ、バクネット・アーサー)
8位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール)
9位 キャメロン・ウルフ(オーストラリア、キャノンデール)
10位 イオアニス・タモウリディス(ギリシャ、SPテーブルウェア)
7h39'57"
+06"
+07"
+10"
+11"
+12"
+15"
+16"
ポイント賞
レミ・ディグレゴリオ(フランス、ラポムマルセイユ)
山岳賞
ウー・ナン(中国、ジャイアント・チャンピオンシステム)
チーム総合成績
ラポムマルセイユ
text:So.ISobe
photo:tourdetw/Sonoko.Tanaka
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