2014/02/21(金) - 10:36
2月16日に徳島県で初開催されたにし阿波シクロクロス。優勝した門田基志(TEAM GIANT)をはじめ、ライダーのこだわりが詰まったシクロクロスバイク5台を紹介。
門田基志(TEAM GIANT) GIANT TCX ADVANCED
C1で圧勝した門田基志選手は、サイズML(トップチューブ560mm)のGIANT TCX ADVANCEDに乗る。コンポーネントはアルテグラDi2で、サテライトシフトを使用する。ブレーキはメカニカルディスクで、リアカセットは最大28Tを装備する。ここ最近クランク長を175mmから172.5mmに変更したという。MTBエリートライダーとして活躍する門田さんは今シーズン6レースを走り、シクロクロス東京で6位入賞。乗り降りを含めてまだバイクに乗り馴れていないというが、トレーニングの一環として楽しそうにシクロクロス走っているのが印象的だ。
福田透さん(ナカガワAS.K Sデザイン) NAKAGAWA CYCLOCROSS
会場で多くの参加者に「福田さんのバイクにするべき」と推薦受けてピックアップさせていただいた、C1で2位に入った福田透さんのバイクはNAKAGAWA。かれこれ5シーズン使用しているバイクで、2年前にトップチューブとダウンチューブを差し替えた際にリア変速フルアウター対応にバージョンアップした。フロント変速ケーブルがBB手前で表に出ているのは、アウター内に水がたまらないようにするため。リアを長くしてしなやかさを出すため、出来る限り長く設計されたシートステーはシートクランプのすぐ下で継がれている。サドルは20年使用しているサンマルコのチタニオ200で、サドル工房アティークで表皮張り替え済み。チェーンは穴開きの7900系ではなく信頼性重視で7800系だ。
菅原成典さん(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) KUALIS Light weight steel CX
C1で4位に入った菅原成典さんは、今シーズンから真っ赤なKUALIS(クオリス)に乗る。オーダーに際してアメリカ在住の日本人フレームビルダー西川氏に出した要望は「最低限の安定性で、切り込める(振り回せる)ハンドリング」。実際に出来上がったバイクはその要望通りの出来で、最初はバイクに振り回されたものの、慣れれば思い通りのラインをトレース出来るハンドリングに仕上がっているという。インナー36Tにリア最大27Tの組み合わせで、レース以外にも六甲山でトレイルライドを楽しんでいる。トレイルで確実にバイクを止めるためにTRPのCX9(MiniVブレーキ)を愛用。シマノの105をセレクトした理由は「5人家族なのでコストパフォーマンス優先」。
窪田博英さん(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) REW10 WORKS CX
Rapha Cycle Club Osakaのスタッフを務める窪田博英さんは、この日チームメイトのアシストとして活躍。東京のRew10Worksが生み出したバイクを駆り、2シーズン足らずでC1の上位争いに食い込むまで成長した。「このバイクはとにかく頑丈。たぶんC1レースを走っているバイクの中で一番重い」と自慢する愛車の重量は10kg前後。現在はほぼレース専用機となっているが、当初は街乗りを含めたオールラウンドな使用を考慮したため、フェンダーやボトルゲージ用のネジが切ってある。ブレーキはAvidのメカニカルディスクBB7 Road(140mmローター)を使用。フロントチェーンリングはWOLF TOOTH COMPONENTSの42Tシングル。ハンドルとステムはSimWorks by Nittoだ。
矢田利夫さん(qtr vs pop) SPEEDVAGEN CROSS
地元徳島県からC3レースに出場した矢田利夫さんのバイクは、会場でひときわ目立つ淡いパープルのSPEEDVAGEN。撮影させていただいたバイクはレース後のため泥付き。シングルスピードで、ギア比は38x17。普段はMTBでライドを楽しんでいるとのことで、レースに初めて投入したシクロクロスバイクのセッティングについては「まだまだこれから」。バイク全体の統一感を重視し、フレームと同色に塗られたステムやハブ、バーテープ、アウターケーブルを組み合わせる。PAULのカンチブレーキもSPEEDVAGENの工房で塗装されたものだ。
text&photo:Kei Tsuji
門田基志(TEAM GIANT) GIANT TCX ADVANCED
C1で圧勝した門田基志選手は、サイズML(トップチューブ560mm)のGIANT TCX ADVANCEDに乗る。コンポーネントはアルテグラDi2で、サテライトシフトを使用する。ブレーキはメカニカルディスクで、リアカセットは最大28Tを装備する。ここ最近クランク長を175mmから172.5mmに変更したという。MTBエリートライダーとして活躍する門田さんは今シーズン6レースを走り、シクロクロス東京で6位入賞。乗り降りを含めてまだバイクに乗り馴れていないというが、トレーニングの一環として楽しそうにシクロクロス走っているのが印象的だ。
福田透さん(ナカガワAS.K Sデザイン) NAKAGAWA CYCLOCROSS
会場で多くの参加者に「福田さんのバイクにするべき」と推薦受けてピックアップさせていただいた、C1で2位に入った福田透さんのバイクはNAKAGAWA。かれこれ5シーズン使用しているバイクで、2年前にトップチューブとダウンチューブを差し替えた際にリア変速フルアウター対応にバージョンアップした。フロント変速ケーブルがBB手前で表に出ているのは、アウター内に水がたまらないようにするため。リアを長くしてしなやかさを出すため、出来る限り長く設計されたシートステーはシートクランプのすぐ下で継がれている。サドルは20年使用しているサンマルコのチタニオ200で、サドル工房アティークで表皮張り替え済み。チェーンは穴開きの7900系ではなく信頼性重視で7800系だ。
菅原成典さん(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) KUALIS Light weight steel CX
C1で4位に入った菅原成典さんは、今シーズンから真っ赤なKUALIS(クオリス)に乗る。オーダーに際してアメリカ在住の日本人フレームビルダー西川氏に出した要望は「最低限の安定性で、切り込める(振り回せる)ハンドリング」。実際に出来上がったバイクはその要望通りの出来で、最初はバイクに振り回されたものの、慣れれば思い通りのラインをトレース出来るハンドリングに仕上がっているという。インナー36Tにリア最大27Tの組み合わせで、レース以外にも六甲山でトレイルライドを楽しんでいる。トレイルで確実にバイクを止めるためにTRPのCX9(MiniVブレーキ)を愛用。シマノの105をセレクトした理由は「5人家族なのでコストパフォーマンス優先」。
窪田博英さん(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) REW10 WORKS CX
Rapha Cycle Club Osakaのスタッフを務める窪田博英さんは、この日チームメイトのアシストとして活躍。東京のRew10Worksが生み出したバイクを駆り、2シーズン足らずでC1の上位争いに食い込むまで成長した。「このバイクはとにかく頑丈。たぶんC1レースを走っているバイクの中で一番重い」と自慢する愛車の重量は10kg前後。現在はほぼレース専用機となっているが、当初は街乗りを含めたオールラウンドな使用を考慮したため、フェンダーやボトルゲージ用のネジが切ってある。ブレーキはAvidのメカニカルディスクBB7 Road(140mmローター)を使用。フロントチェーンリングはWOLF TOOTH COMPONENTSの42Tシングル。ハンドルとステムはSimWorks by Nittoだ。
矢田利夫さん(qtr vs pop) SPEEDVAGEN CROSS
地元徳島県からC3レースに出場した矢田利夫さんのバイクは、会場でひときわ目立つ淡いパープルのSPEEDVAGEN。撮影させていただいたバイクはレース後のため泥付き。シングルスピードで、ギア比は38x17。普段はMTBでライドを楽しんでいるとのことで、レースに初めて投入したシクロクロスバイクのセッティングについては「まだまだこれから」。バイク全体の統一感を重視し、フレームと同色に塗られたステムやハブ、バーテープ、アウターケーブルを組み合わせる。PAULのカンチブレーキもSPEEDVAGENの工房で塗装されたものだ。
text&photo:Kei Tsuji
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