トレックがファビアン・カンチェラーラがパリ〜ルーベやロンド・ファン・フラーンデレンのパヴェ(石畳)を制するために開発したIsoSpeedテクノロジーを搭載した新型シクロクロスバイク「Boone(ブーン)」を発表した。

トレックBoone スヴェン・ネイスモデル(日本未展開)トレックBoone スヴェン・ネイスモデル(日本未展開) (c)トレック・ジャパン
トップチューブにはアルカンシェルカラーをあしらうトップチューブにはアルカンシェルカラーをあしらう (c)トレック・ジャパンシクロクロス世界チャンピオンのスヴェン・ネイス(ベルギー)率いるクレラン・AAドリンクに、トレックがバイクスポンサーとして参画したことは既報の通り。それは単なるスポンサーシップではなく、新型バイク開発も伴うものだった。
新しいバイクに乗り換えてのデビュー戦となる1月1日、自身の名を冠したGPスヴェンネイスにおいて早速ネイスはBooneで勝利を飾り、新しいシクロクロスバイクの優秀性をアピールした。
Booneの詳細についてトレックによる製品資料リリースより紹介する。


新型シクロクロスバイク「Boone」

Boone専用に設計されたIsoSpeedテクノロジー(写真のモデルは日本未展開)Boone専用に設計されたIsoSpeedテクノロジー(写真のモデルは日本未展開) (c)トレック・ジャパンIsoSpeedテクノロジー
Booneには、ファビアン・カンチェラーラのクラシック制覇で証明された、Domane(ドマーネ)の高い走破性をもたらすIsoSpeedテクノロジーが搭載されています。シートチューブをトップチューブから完全に独立させ、一般的なカーボンバイクに比べて2倍もの垂直方向への柔軟性を発揮しながらも、ペダリング効率は一切損なうことがありません。シクロクロスレースにおいても、IsoSpeedテクノロジーは荒れた路面でライダーを速く、快適に走らせてくれます。

シクロクロス専用に改良されたジオメトリー
シクロクロスワールドカップ覇者のケイティ・コンプトンと開発を行い、度重なるテストの結果からシクロクロスに最適なジオメトリーを完成させました。また、シクロクロスレースの特徴でもある「肩に担ぐ」という動きに対応するため、IsoSpeedテクノロジーやトップチューブの位置を変更し、担ぎやすいようにクリアランスを広げました。

タフなレースでこそ発揮される実力
OCLVカーボンを使用したBooneのフレームはシクロクロスフレームの中でも最軽量の部類に入るにも関わらず、フレーム内部に埋め込まれた「Carbon Armor」によって、落車などのリスクを伴うシクロクロスのレースでも抜群の防御力でフレームを守ります。また、内蔵バッテリーと3Sチェーンキーパーが、泥にまみれるような激しいレースでもチェーンの脱落やシフティングのトラブルを防ぎます。

最強のライダーと最強のバイク
トレックは、ワールドカップ覇者のケイティ・コンプトンに加え、シクロクロス界の頂点に君臨する絶対王者で現世界チャンピオンのスヴェン・ネイスと新たに契約を結びました。両選手はトレックとボントレガーが提供する機材でレースを走るだけではなく、シクロクロスバイクの開発にも加わります。初めてブーンに乗った時、スヴェン・ネイスはその性能に驚き、暫し言葉を失い、Booneの改善点をエンジニアから聞かれ、「完璧」とだけ答えました。

トレックBoone 9 DiscトレックBoone 9 Disc (c)トレック・ジャパン
トレックBoone 5 DiscトレックBoone 5 Disc (c)トレック・ジャパン

Booneラインナップ
■Boone 9 Disc    ¥682,500
■Boone 5 Disc    ¥367,500
■Boone Disc F/S   ¥320,250
■Boone (Canti) F/S ¥320,250
※サイズは、各50、52、54、56、58、61cm
※F/Sはフレームセットの略
※価格は全て5%税込

トレックBoone Disc フレームセットトレックBoone Disc フレームセット (c)トレック・ジャパントレックBoone (カンティ) フレームセットトレックBoone (カンティ) フレームセット (c)トレック・ジャパン




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