サーヴェロのアイデンティティである「エアロ」に注力したSシリーズ。その優れた空力性能を最も手軽に体感できるロングセラーモデルのS2が「NEW S2」として生まれ変わった。先に発表された「NEW S3」と共通のフレームを採用したこと、そしてサーヴェロを駆ける「ガーミン・シャープ」を連想させる仕様が特徴の1台だ。

サーヴェロ NEW S2サーヴェロ NEW S2 (c)東商会
NEW S2は空力性能を追求しながら、剛性と快適性、運動性能の向上を目指し、2014モデルでリニューアルされた上位モデルのNEW S3と共通のフレームを採用するミッドレンジのエアロロード。従来モデルの趣を残しながら、ホイールに沿わせたシートチューブの形状「Rear Wheel Cut」等によって、空気の流れを整えると共に空気抵抗の削減を図っている。

剛性と快適性の向上にはオールラウンドモデルのRシリーズのテクノロジーを流用している。ヘッドチューブ下部の大口径化やサーヴェロ独自のBB規格「BBright」の採用によって、従来のS2と比較してヘッド周りは32%、BB周りは20%の高剛性化を実現。操作性や駆動効率を高めつつ、極めて薄く扁平したシートステーによってエアロロードにありがちな縦方向の硬さを低減し、快適性やトラクションをも向上させている。

ホイールに沿わせたシートチューブ形状「Rear Wheel Cut」によって空力性能を高めるホイールに沿わせたシートチューブ形状「Rear Wheel Cut」によって空力性能を高める (c)東商会NEW S2のみにアセンブルされるFK40フロントフォークNEW S2のみにアセンブルされるFK40フロントフォーク (c)東商会


フロントフォークにはNEW S2の専用品「FK40」をアッセンブル。NEW S3のフォークの流れを汲む形状を採用することからも優れた空力性能と操作性が期待できる。販売パッケージはシマノ105とティアグラのミックスコンポーネントにFSAのBBright専用クランクを組合せた完成車のみ。3Tのハンドル周りや濃いブルーのロゴなど、サーヴェロを駆けるUCIワールドツアーチーム「ガーミン・シャープ」を連想させる仕様となっている。


サーヴェロ NEW S2
フォーク:FK40
ヘッドパーツ:FSA IS3 1-1/8 x 1-3/8"
シートポスト:サーヴェロ Aero Carbon SP15 1 position
ボトムブラケット:BBright PF-30
ハンドル:3T Ergonova
ステム:3T Arx
メインコンポーネント:シマノ 105/ティアグラ
クランク:FSA Gossamer BBright 50 x 34
サドル:セラ・ロイヤル Seta
ホイール:シマノ WH-501
タイヤ:ヴィットリア Rubino Pro 150 tpi(700x23c)
サイズ:48、51、54、56
価 格:390,000円(税抜)


最新ニュース(全ジャンル)