2013/11/26(火) - 10:19
連載でお届けするプロバイクレポート。今回は現マウンテンバイクXCOスペンチャンピオンのホセ・ヘルミダ(マルチバン・メリダ・バイキングチーム)が駆るメリダ BIG.NINE Carbon Teamにスポットを当てる。身長172cmと小柄なヘルミダだけに、そのセッティングは多くの日本人ライダーが参考にできるだろう。
2004年に現チームに所属して以来、10年近くに渡ってメリダのバイクに乗り続けるMTBクロスカントリー界の”皇帝”ことヘルミダ。現在は27.5インチのBIG SEVENと29インチのBIG NINEをコースによって乗り分けているが、今回の来日ではBIG.NINE Carbon Teamを持ち込んだ。
このバイクはチューブ内部にリブを設けるダブルチャンバーテクノロジーやナノマトリックスカーボンなど、メリダの最新技術を投入し、26インチに匹敵する反応性を実現した29erのカーボンハードテイルモデルだ。その最たる特徴は各メーカーの29erと比較して非常に短いヘッドチューブを採用したコンパクトなジオメトリーだ。しかしながら、より低いハンドル位置を狙ってヘルミダのバイクには大きい角度のステムが装着され、さらにはヘッドパーツのトップキャップを取外すことで理想のライディングポジションを実現している。
フォークにはロックショックスのSID XXS 29を採用。コンポーネントは世界的に広まりつつあるフロントシングル×リア11速のスラムXX1をアッセンブルし、グリップシフトを用いる。ブレーキはAVID製でトップライダーのみに供給されるネーム入りレバーにプロトタイプと思われるロゴ無しのキャリパーを組み合わせていた。
ホイールは本来フルクラムがサプライヤーであるものの、ロゴ無しの手組ホイールを装着する。恐らく昨年まで使用していたアレックスリムとDTスイスの180Sハブで組んだものだと思われる。タイヤはマキシス製で、フロントに太さ2.1インチのASPEN、リアには2.20インチのIKONを組み合わせる。
ハンドルとステム、シートポストはドイツの軽量パーツブランドPRC製で固められる。グリップはメーカー不詳だがオーソドックスなスポンジ製グリップをアッセンブル。サドルはプロロゴ製でCPCアンチスリップラバーを採用したモデルだったが、市販品に存在しない配置のモデルを装着していた。テール部分にはスペインカラーの小物を組み合わせる。ペダルはタイムのATAC。ボトルゲージは高い固定力と軽さを両立したオーソドックスな形状のキングゲージのチタンモデルとしている。
text&photo:Yuya.Yamamoto
2004年に現チームに所属して以来、10年近くに渡ってメリダのバイクに乗り続けるMTBクロスカントリー界の”皇帝”ことヘルミダ。現在は27.5インチのBIG SEVENと29インチのBIG NINEをコースによって乗り分けているが、今回の来日ではBIG.NINE Carbon Teamを持ち込んだ。
このバイクはチューブ内部にリブを設けるダブルチャンバーテクノロジーやナノマトリックスカーボンなど、メリダの最新技術を投入し、26インチに匹敵する反応性を実現した29erのカーボンハードテイルモデルだ。その最たる特徴は各メーカーの29erと比較して非常に短いヘッドチューブを採用したコンパクトなジオメトリーだ。しかしながら、より低いハンドル位置を狙ってヘルミダのバイクには大きい角度のステムが装着され、さらにはヘッドパーツのトップキャップを取外すことで理想のライディングポジションを実現している。
フォークにはロックショックスのSID XXS 29を採用。コンポーネントは世界的に広まりつつあるフロントシングル×リア11速のスラムXX1をアッセンブルし、グリップシフトを用いる。ブレーキはAVID製でトップライダーのみに供給されるネーム入りレバーにプロトタイプと思われるロゴ無しのキャリパーを組み合わせていた。
ホイールは本来フルクラムがサプライヤーであるものの、ロゴ無しの手組ホイールを装着する。恐らく昨年まで使用していたアレックスリムとDTスイスの180Sハブで組んだものだと思われる。タイヤはマキシス製で、フロントに太さ2.1インチのASPEN、リアには2.20インチのIKONを組み合わせる。
ハンドルとステム、シートポストはドイツの軽量パーツブランドPRC製で固められる。グリップはメーカー不詳だがオーソドックスなスポンジ製グリップをアッセンブル。サドルはプロロゴ製でCPCアンチスリップラバーを採用したモデルだったが、市販品に存在しない配置のモデルを装着していた。テール部分にはスペインカラーの小物を組み合わせる。ペダルはタイムのATAC。ボトルゲージは高い固定力と軽さを両立したオーソドックスな形状のキングゲージのチタンモデルとしている。
text&photo:Yuya.Yamamoto
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