11月2~4日に幕張メッセにて開催されたサイクルモードインターナショナル。今回より連載で、各ブースで見つけた注目の逸品アイテムやイベント・トークショーの様子をレポートしていきます。
ピナレロ・ジャパン カワシマサイクルサプライ
入場ゲートをくぐってすぐ、会場内で一番に目に付く場所に特大ブースを構えたのはピナレロ・ジャパンだ。
ツール制覇を記念した、ピナレロ・ジャパンの特大展示
ファウスト・ピナレロ氏とクリス・フルーム
クリス・フルームのサイン会には多くの参加者が集まった
昨年のブラドレー・ウィギンスに続き、今年はご存知の通りクリス・フルームがツール・ド・フランスで優勝したことでピナレロはツール2連覇を達成。これを祝いブースはマイヨジョーヌ一色にあしらわれ、イエローカラーのDOGMA65.1やBOLIDEが飾られるなどひと際華やかな印象だった。
そして初日の午後にはファウスト・ピナレロ社長が見守る中、プライベートで来場したフルーム本人によるサイン会が行われ、サプライズ登場にも関わらず一目見ようと長蛇の列ができていた。フルームもその様子を見てTwitterに「最高に礼儀正しい人たちだ」とツイートする一コマも。
ルイ・コスタの直筆サイン入りアルカンシエルとバイクが展示されていた
ナイロ・クインターナの新人賞と山岳賞を祝うバイク
SRAMの油圧ディスクブレーキを搭載したDOGMA 65.1 HYDRO
フィジークがデビューさせたハンドルとステム
他にも同じくDOGMA65.1を駆り世界選手権を獲得したルイ・コスタのバイクや、サイン入りのアルカンシエル、ナイロ・クインターナのツール新人賞&山岳賞を祝う特別塗装バイクとジャージの展示など、その様子はさながら祝勝会のようであった。
SRAMの油圧ディスクブレーキを搭載したDOGMAシリーズや、ディスク専用のCXバイク・FCXの実車は本邦初公開。他フィジークブースでは2014年よりデビューするハンドル&ステムや新型シューズが、チャレンジブースでは新型のハイエンドCXタイヤが披露された。
トライスポーツ
コアな商品展開に定評のあるトライスポーツでは、今年もニールプライドを前面に打ち出したブースを展開。ここ2・3年で一気に知名度を高めた同社のバイクは全てのモデルが試乗可能となっており、常に行列ができていた。
サイクルモードのために来日したニール・プライド氏(中央)
ENVEのエアロロードハンドルとTTハンドルは注目の的
参考出品されていたTNIの軽量カーボンロード。重量855gで10万円台後半の価格を予定
TUFOのクリンチャータイヤが初お目見え。軽量タイプは重量なんと150g。触るとペラペラだ その中でも注目は、エンデュランスレーシングバイクという新しいカテゴリーにトライしたZEPHYR(ゼファー)だろう。また、製品PRと市場調査のためにニール・プライド社長と開発マネージャーも来日し、積極的に来場者と言葉を交わしていた。シクロワイアードでは氏へのインタビューを行ったので、その様子は後日掲載予定です。お楽しみに。
他にもブースでは、ENVEのエアロロードハンドル&TTハンドルや、TUFO初となるクリンチャータイヤ(軽量タイプはなんと重量150g!)などなど、同社が取り扱う様々なブランドのニュープロダクツの他、アルマイトカラーの軽量パーツなど、"トライスポーツらしい"アイテムが目白押し。
参考出品ではあったものの、855gを誇るTNIの軽量カーボンフレームは10万円台後半での発売を予定しているそうで、特にホビーレーサーから人気が出そうだ。
モトクロス・インターナショナル
SalsaやSURLYなどといったバイク・アイテムを輸入販売するモトクロス・インターナショナルブースは、今年もファットバイクやBMX、そしてSTORCK(ストーク)を中心としたブースを展開。
雪上を滑るボードを取り付けた、SalsaのMukluk(マクラク)Ti。チタン製ファットバイクだ
フルカーボンフレームのファットバイク・Beargrease(ベアグリース)
ディスクブレーキに対応したハイエンドモデル・Aeronario Disk Ltd.
ロングホイールベースバイクやファットバイク、BMXバイクの試乗も可能だった CW編集部の注目は、ドイツの気鋭ブランド・ストークコーナーではSRAMの油圧ディスクブレーキを装備した世界50台限定発売の「Aeronario Disk Ltd.」が注目を集めていた。フレーム参考価格535,500円というプライスだが、気になる方も少なくないのでは?
そしてsalsaがリリースしたファットバイク、Beargrease(ベアグリース)とMukluk(マクラク)Tiの2台も強烈な存在感を放っていた。ベアグリースはユーロバイクでも大きな注目と賞賛を浴びたフルカーボン製ファットバイクで、マクラクはチタン製。マクラクのフロントホイールにはウインターシーズンに使えるボードが装備されていて、遊びゴコロ100%な雰囲気。こんなバイクで冬山や砂浜を走ったら、さぞかしクール&ハッピーじゃないですか?
チャンピオンシステム・ジャパン
ランプレ・メリダなどプロチームへのウェア供給実績を誇る高品質、そして小ロット注文可能なオーダージャージが人気のチャンピオンシステム。今年は同社が主催するシクロクロス東京のPRに重きを置いた展示内容となった。
CycloCross Tokyoをアピールしたチャンピオンシステム・ジャパン。シケインを飛んでいるのは社長の棈木亮二さん
ブースには実際にレースで使う2連シケインやCXバイク、第1回大会で優勝したベン・ベルデンが着用したスキンスーツなどが展示され、雰囲気もたっぷり。ちなみに2014年大会の簡単なインフォメーションをお知らせしておくと、開催日は2月8・9日(土・日)。コースは昨年とほぼ同様で、地獄の砂浜区間にはコーナーが追加されている。今年もアメリカ勢を初め、海外選手を招聘する予定というから見逃せない。詳細は後日イベント紹介記事にてお知らせ予定です。
高品質と小ロットオーダーで人気の高いチャンピオンシステム
今年は2月8・9日(土・日)の2日間で開催される予定だ
カタログを入れるのに便利なサコッシュを販売していた
スマホケースやタブレットケースなど、同社の幅広いラインナップを展示
また、ウェアコーナーには好評のジャージ類を始め、普段あまり目にしないネオプレン製スマホケースやタブレットケース、ノートPCケースなど、ジャージだけに留まらない豊富なバリエーションを目にすることができた。100円で販売していたサコッシュは、各ブースのカタログを入れるのに最適。
ロータスインターナショナル ジロ
マスドロード用エアロヘルメットの「AIR ATTACK」やシューレースを採用した「EMPIRER」など話題に事欠かないジロ。今回のサイクルモードでは、カジュアル系サイクルアパレルライン「NEW ROAD」の国内展開開始が発表され、ジロを代表して米国イーストンベルスポーツ社より担当者が来日し記者会見を行った。
話題に事欠かないジロ。今年も大きなブースを構えた
限定色として蛍光イエローとホワイト×オレンジが登場したAIR ATTACK
ジロ本社からPR担当マネージャーが来日した
会見ではAIR ATTACKやNEW ROADシリーズなどエポックメイキングなアイテムの開発ヒストリーや、ジロのブランドヒストリーとコンセプト、今年から展開されるアジアンフィットについての説明が行われた。詳しくは以下の動画をチェックしてほしい。
ヘルメットではライフスタイル系のASPECT(アスペクト)のデビューがトピックスだ。カフェや街に馴染むスタイリングに、取外し可能なバイザーが装備されている事が特徴で、スタイリッシュなNEW ROADシリーズとの相性は抜群だ。ベンチレーションの少なめながらRocLocAirシステムによって通気性を確保しており、快適性も高いそう。その他、AIR ATTACKにはアイ・シールドが付属しないタイプが追加され、レースモデルのミドルグレードSAVANTには待ち望まれていたアジアンフィットモデルが登場している。
今年のエンパイアはオフホワイトやマットブラックをベースにしたカラー展開
カジュアルスニーカーのようなデザインを採用したREPUBLIC
シューズ系で最もエピックなアイテムは、シューレース式でカジュアルスニーカーのようなデザインを採用したREPUBLIC(リパブリック)だ。SPDペダルに対応しているため街乗りやツーリングに最適で、ASPECTと同様にNEW ROADとの相性は抜群だ。EMPIREは早くもカラーチェンジが行われ、今年はマットカラーをベースに、オフホワイトや蛍光カラーを組み合わせる。ロード・MTB系共にソールやアッパーがマイナーチェンジされており、シューズメーカーとしても更に成熟してきた印象だった。
GIRO ブランドプレゼンテーション
text&photo:So.Isobe
ピナレロ・ジャパン カワシマサイクルサプライ
入場ゲートをくぐってすぐ、会場内で一番に目に付く場所に特大ブースを構えたのはピナレロ・ジャパンだ。



昨年のブラドレー・ウィギンスに続き、今年はご存知の通りクリス・フルームがツール・ド・フランスで優勝したことでピナレロはツール2連覇を達成。これを祝いブースはマイヨジョーヌ一色にあしらわれ、イエローカラーのDOGMA65.1やBOLIDEが飾られるなどひと際華やかな印象だった。
そして初日の午後にはファウスト・ピナレロ社長が見守る中、プライベートで来場したフルーム本人によるサイン会が行われ、サプライズ登場にも関わらず一目見ようと長蛇の列ができていた。フルームもその様子を見てTwitterに「最高に礼儀正しい人たちだ」とツイートする一コマも。




他にも同じくDOGMA65.1を駆り世界選手権を獲得したルイ・コスタのバイクや、サイン入りのアルカンシエル、ナイロ・クインターナのツール新人賞&山岳賞を祝う特別塗装バイクとジャージの展示など、その様子はさながら祝勝会のようであった。
SRAMの油圧ディスクブレーキを搭載したDOGMAシリーズや、ディスク専用のCXバイク・FCXの実車は本邦初公開。他フィジークブースでは2014年よりデビューするハンドル&ステムや新型シューズが、チャレンジブースでは新型のハイエンドCXタイヤが披露された。
トライスポーツ
コアな商品展開に定評のあるトライスポーツでは、今年もニールプライドを前面に打ち出したブースを展開。ここ2・3年で一気に知名度を高めた同社のバイクは全てのモデルが試乗可能となっており、常に行列ができていた。




他にもブースでは、ENVEのエアロロードハンドル&TTハンドルや、TUFO初となるクリンチャータイヤ(軽量タイプはなんと重量150g!)などなど、同社が取り扱う様々なブランドのニュープロダクツの他、アルマイトカラーの軽量パーツなど、"トライスポーツらしい"アイテムが目白押し。
参考出品ではあったものの、855gを誇るTNIの軽量カーボンフレームは10万円台後半での発売を予定しているそうで、特にホビーレーサーから人気が出そうだ。
モトクロス・インターナショナル
SalsaやSURLYなどといったバイク・アイテムを輸入販売するモトクロス・インターナショナルブースは、今年もファットバイクやBMX、そしてSTORCK(ストーク)を中心としたブースを展開。




そしてsalsaがリリースしたファットバイク、Beargrease(ベアグリース)とMukluk(マクラク)Tiの2台も強烈な存在感を放っていた。ベアグリースはユーロバイクでも大きな注目と賞賛を浴びたフルカーボン製ファットバイクで、マクラクはチタン製。マクラクのフロントホイールにはウインターシーズンに使えるボードが装備されていて、遊びゴコロ100%な雰囲気。こんなバイクで冬山や砂浜を走ったら、さぞかしクール&ハッピーじゃないですか?
チャンピオンシステム・ジャパン
ランプレ・メリダなどプロチームへのウェア供給実績を誇る高品質、そして小ロット注文可能なオーダージャージが人気のチャンピオンシステム。今年は同社が主催するシクロクロス東京のPRに重きを置いた展示内容となった。

ブースには実際にレースで使う2連シケインやCXバイク、第1回大会で優勝したベン・ベルデンが着用したスキンスーツなどが展示され、雰囲気もたっぷり。ちなみに2014年大会の簡単なインフォメーションをお知らせしておくと、開催日は2月8・9日(土・日)。コースは昨年とほぼ同様で、地獄の砂浜区間にはコーナーが追加されている。今年もアメリカ勢を初め、海外選手を招聘する予定というから見逃せない。詳細は後日イベント紹介記事にてお知らせ予定です。




また、ウェアコーナーには好評のジャージ類を始め、普段あまり目にしないネオプレン製スマホケースやタブレットケース、ノートPCケースなど、ジャージだけに留まらない豊富なバリエーションを目にすることができた。100円で販売していたサコッシュは、各ブースのカタログを入れるのに最適。
ロータスインターナショナル ジロ
マスドロード用エアロヘルメットの「AIR ATTACK」やシューレースを採用した「EMPIRER」など話題に事欠かないジロ。今回のサイクルモードでは、カジュアル系サイクルアパレルライン「NEW ROAD」の国内展開開始が発表され、ジロを代表して米国イーストンベルスポーツ社より担当者が来日し記者会見を行った。



会見ではAIR ATTACKやNEW ROADシリーズなどエポックメイキングなアイテムの開発ヒストリーや、ジロのブランドヒストリーとコンセプト、今年から展開されるアジアンフィットについての説明が行われた。詳しくは以下の動画をチェックしてほしい。
ヘルメットではライフスタイル系のASPECT(アスペクト)のデビューがトピックスだ。カフェや街に馴染むスタイリングに、取外し可能なバイザーが装備されている事が特徴で、スタイリッシュなNEW ROADシリーズとの相性は抜群だ。ベンチレーションの少なめながらRocLocAirシステムによって通気性を確保しており、快適性も高いそう。その他、AIR ATTACKにはアイ・シールドが付属しないタイプが追加され、レースモデルのミドルグレードSAVANTには待ち望まれていたアジアンフィットモデルが登場している。


シューズ系で最もエピックなアイテムは、シューレース式でカジュアルスニーカーのようなデザインを採用したREPUBLIC(リパブリック)だ。SPDペダルに対応しているため街乗りやツーリングに最適で、ASPECTと同様にNEW ROADとの相性は抜群だ。EMPIREは早くもカラーチェンジが行われ、今年はマットカラーをベースに、オフホワイトや蛍光カラーを組み合わせる。ロード・MTB系共にソールやアッパーがマイナーチェンジされており、シューズメーカーとしても更に成熟してきた印象だった。
GIRO ブランドプレゼンテーション
text&photo:So.Isobe
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