2009/08/08(土) - 10:33
チームミルラムが乗るフォーカス。注目度急上昇のドイツブランドの、ロードバイクのラインナップの最高峰に位置するイザルコEXTREMEをピックアップして紹介する。プロレース最高峰の舞台で使われるフォーカス。その実力はいかに。
フォーカス イザルコEXTEREME (c)MakotoAYANO/cyclowired.jp
新進気鋭のドイツブランド、フォーカス。
2009年、ドイツの強豪プロツアーチーム"チームミルラム"が新興ブランドとも言えるフォーカスを駆っているのは周知の事実だ。結果第一、勝てなければ意味なしのプロロードレース界において、新興ブランドが食いこむ余地は少ない。そうした狭き門をくぐり、バイク供給を実現させたフォーカスは同時に、今もっとも注目されているブランドの一つだ。
ドイツの新鋭ブランド フォーカスは、シクロクロス世界チャンピオンに三度輝いた経験を持つ同国の英雄、マイク・クルーゲによって1992年に創設された。たとえば自転車王国イタリアが誇る、数々の老舗ブランドから見れば、まだまだ知名度の少ないフォーカスはしかし、その躍進振りには目を見張るものがある。
ごくシンプルなラウンド形状のダウンチューブ。多様な異型チューブが跋扈する今日、むしろ迫力を漂わせる
ヘッド、ダウン、そしてトップチューブ。どれもすっきりストレート。
フォーカスのブランドポリシーは至極単純だ。曰く"レースの世界で勝つことができる自転車を開発する"こと。ブランド立ち上げ当初から、創設者・クルーゲが選手生活で得た実戦的ノウハウの反映がされたフォーカスのバイクは高く評価されていた。
その素性を知るには、チームミルラムの戦績を見るのが一番手っ取り早いのだろうが、一般ユーザーとしては、市販バイクの性能もやっぱり気になるところだろう。そこで今回は、フォーカス自慢のトップモデルのイザルコ・エクストリームをインプレッションした。
搭載されるテクノロジー
いわゆるISP=シートポストレスフレームデザインを採用しているのがイザルコ・エクストリームの特徴だろう。
フォーカスではこれを、ISPS(インテグレーテッド・シートポスト・システム)と呼んでおり、シートチューブ上部を延長し、従来のシートポストの役割も担わせることで、シートクランプへの負荷を軽減し、肉厚が必要だったシートピラーには更なる軽量化を可能としている。
基本はストレート。しかしわずかにベントされているのがチェーンステイ。三次元的衝撃吸収性を担わせた
十分なボリュームを持つBB周辺。過剛性なフィールは皆無で、絶妙なバランスが与えられている
SSPSコンセプト(後述)を始めとする基本的構成要素はフォーカスの他のカーボンモデルと同様なのだが、ISPSシステムの採用は、フレーム上部、シートステイの集合部分を強化することにも貢献している。その結果、フレームの全体的な剛性の向上が認められ、その結果、エクストリームのライドフィールは、よりダイレクトでスパルタンなキャラクターとなっている。
エクストリームの走りをより高次元に引き上げるのが3T製フロントフォーク・フンダだ。
シートチューブ根元は、気持ちアウトバテッドされているように見える。差込み式のピラーはリッチー製 また、チームミルラムのレプリカモデルおよびイザルコ・エクストリームには、フロントフォークに3T FUNDAフォークが採用され、プロが要求するより反応性の高いハンドリングを実現している。
オリジナルフォークよりやや細身なブレイドは、薄肉チュービングのイザルコとベストマッチで、過度な剛性感を排除し、優れた振動減衰特性を両立させている。もちろんプロ選手の大パワーにもビクともせず、スプリントはもちろん、急峻でのアタックや時速100Kkm/hを超えるダウンヒルでも、高い操作性と信頼感で乗り手に応えてくれる代物だ。
「ISPSを採用したフレームのデジタルフィールが楽しめる」
三船雅彦
「ISPSを採用したフレームのデジタルフィールが楽しめる」三船雅彦 ノーマルシートピラー仕様の「イザルコ・チーム」とフレーム構成こそ同じだが、インテグレーテッドシートポストの採用によって、踏んだ時の反応性の高さがより増している。
よりデジタルなペダリングフィールを実現しながら、フォーカスのカーボンバイク全般に共通な高い振動減衰特性を損なわないキャラクターは、本格的レース志向の乗り手から、ハイペースなロングライドを好む向きまで、広く評価されるはずだ。
フレーム全体の剛性バランスの向上によって、ダンシングからシッティングへの移行時の振る舞いにも優れる。ペダリングに集中したい競技者には特に評価されるポイントだろう。
アッセンブルされているフロントフォーク、3T・フンダとの相性も抜群で、ハンドリングがじつにキビキビしている。
フォーカスの場合、同じ系統のハイエンドグレードのバイクに、フォーカスオリジナルフォークと3Tフンダフォーク装備のモデルが並ぶのが購入を考えているユーザーにとっては迷いどころだと思う。そのポイントについてもイザルコ・チーム(フォーカスオリジナルフォーク装備モデル)にも乗ってみた。
結果、その違いは微妙であるが、その2タイプのフォークを乗り比べてみての感想は、実質的なパフォーマンスの相違は感じられず、ダンシング時の振りやすさとか、あるいはハンドリングの軽快さ等に、フンダの優位性が表出する程度だ。
あえて言えば、肝心な反応性や剛性面では互いに遜色ない能力を発揮し、ライフ面(扱いやすさやタフさ)ではむしろオリジナルフォークの方が優位にある。アクシデントやインシデントへの備え方、あるいは乗り手の能力次第で、それぞれのフォークの優位列は上下することになるだろう。
一口に言って、よりレベルの高い運動性能を求めるなら3Tフンダ。タフさや扱いやすいニュートラルさ、気を遣わずに済む安定性を重視するならフォーカスオリジナルフォーク装備のイザルコチーム等を選べばよいだろう。
「名前通りの究極仕様。この走りに文句は言えない」
桜澤淳樹(バイクジャーナリスト)
「名前通りの究極仕様。この走りに文句は言えない」桜澤淳樹 基本的にはノーマルシートピラー版のイザルコと違いはないが、ISPS化によって四本のチューブ(シートステイ、トップ&シート)が交わる部分の強化がされたことで、いっそうの高剛性なフィールが顕著なバイクといえる。
ノーマルシートピラー仕様のチームとは違い、このエクストリームのフロントフォークは、3T・フンダがアッセンブルされている。オリジナルフォークとの違いは、剛性と軽さ。フンダの方がややしなやかで、質量が小さい分だけハンドリングに軽快感が生まれている...というのが三船さんをはじめとするエキスパート達の評価らしい。
しかるに当然、フンダ仕様のイザルコが、彼らの眼鏡にかなうらしいが、アマチュア代表の私からすれば、両者に目立った相違は感じ取れなかった。
むしろオリジナルフォークの方が、乗った感じも見た目にも、なんだかしっかりしているし、ハンドリングも良好だ。「気持ちショックが来るかな…」という程度だし、そんな程度の差はホイールやタイヤ次第でなんとでもなるレベルだ。
今日的な薄肉カーボンチュービングのイザルコには、安全率(ジャーナリスト的に言えばマージン、保険といったところか)を加味した結果、ともするとやや過剛性なオリジナルフォークよりも、フンダの方がマッチングはいいようだ。が、普通のサイクリストに言わせれば、どちらも優劣つけがたい。ようするに、どちらのフォークでもその素晴らしい走りに文句はないということ。
もともと完成度が高いイザルコなのだから、ISPSの有無も含めて、いっそのこと見た目で選んだとしても、多分後悔はしないと思う。
フォーカス イザルコEXTEREME (c)MakotoAYANO/cyclowired.jp
フォーカスIZALCO EXTREME スペック
FOCUS IZALCO EXTREME FRAMESET(FRAME, FORK, HEAD SET, SEAT CLAMP)
カラー:カーボン×ゴールド
サイズ:48,50,52,54
フレーム:フォーカス ハイモデュラスUDカーボン
フォーク:3T フンダpro カーボン
メーカー希望税込価格 ¥376,950(本体価格 ¥359,000)
FOCUS IZALCO EXTREME DURA ACE
BBセット:7900デュラエース
ギアクランク:7900デュラエース
ブレーキ:7900デュラエース
フロントディレーラー:7900デュラエース
リアディレーラー:7900デュラエース
シフター/ブレーキレバー:7900デュラエース
スプロケット:7900デュラエース
ヘッドセット:FSA INTEGRAL 41.8
ハンドルバー:D-FITS
ハンドルステム:D-FITS
サドル:Arione K-IUM black
シートピラー:RITCHEY integrated
ホイール:シマノ WH-7850 C24 CL
タイヤ:VITTORIA
ペダル:NONE
メーカー希望税込価格 ¥733,950(本体価格 ¥699,000)
三船雅彦(みふねまさひこ) 三船雅彦(みふねまさひこ)
9シーズンをプロとして走り(プロチームとの契約年数は8年)プロで700レース以上、プロアマ通算1,000レース以上を経験した、日本屈指の元プロサイクルロードレーサー。入賞回数は実に200レースほどにのぼる。2003年より国内のチームに移籍し活動中。国内の主要レースを中心に各地を転戦。レース以外の活動も精力的に行い、2003年度よりJスポーツのサイクルロードレースではゲスト解説を。特にベルギーでのレースにおいては、10年間在住していた地理感などを生かした解説に定評がある。2005年より若手育成のためにチームマサヒコミフネドットコムを立ち上げ、チームのオーナーとしてチーム運営も行っている。
過去数多くのバイクに乗り、実戦で闘ってきたばかりでなく、タイヤや各種スポーツバイクエキップメントの開発アドバイザーを担う。その評価の目は厳しく、辛辣だ。選手活動からは2009年を持って引退したが、今シーズンからはスポーツバイク普及のためのさまざまな活動を始めている。ホビー大会のゲスト参加やセミナー開催にも意欲的だ。
マサヒコ・ミフネ・ドットコム
桜沢淳樹(さくらざわ・あつき) 桜沢淳樹(さくらざわ・あつき)
本職はフリーのフランス語通訳で、文学書などの翻訳・監修をつとめる。専門誌等のバイクインプレッション記事の編集&ライダ(タ)ー経験が豊富。ツール・ド・フランスの文化や機材に精通しており、ツール現地帯同取材も数度経験。ホビーサイクリストとしても(レースには一切出ないが)トップアマチュアレベルの脚力をもつ。スポーツバイクのコレクターおよびマニアで、2009年には自分でカーボンパイプとエポキシ樹脂を用いてカーボンフレームを自作してしまった。
text:桜澤淳樹
edit&photo:綾野 真
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新進気鋭のドイツブランド、フォーカス。
2009年、ドイツの強豪プロツアーチーム"チームミルラム"が新興ブランドとも言えるフォーカスを駆っているのは周知の事実だ。結果第一、勝てなければ意味なしのプロロードレース界において、新興ブランドが食いこむ余地は少ない。そうした狭き門をくぐり、バイク供給を実現させたフォーカスは同時に、今もっとも注目されているブランドの一つだ。
ドイツの新鋭ブランド フォーカスは、シクロクロス世界チャンピオンに三度輝いた経験を持つ同国の英雄、マイク・クルーゲによって1992年に創設された。たとえば自転車王国イタリアが誇る、数々の老舗ブランドから見れば、まだまだ知名度の少ないフォーカスはしかし、その躍進振りには目を見張るものがある。
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フォーカスのブランドポリシーは至極単純だ。曰く"レースの世界で勝つことができる自転車を開発する"こと。ブランド立ち上げ当初から、創設者・クルーゲが選手生活で得た実戦的ノウハウの反映がされたフォーカスのバイクは高く評価されていた。
その素性を知るには、チームミルラムの戦績を見るのが一番手っ取り早いのだろうが、一般ユーザーとしては、市販バイクの性能もやっぱり気になるところだろう。そこで今回は、フォーカス自慢のトップモデルのイザルコ・エクストリームをインプレッションした。
搭載されるテクノロジー
いわゆるISP=シートポストレスフレームデザインを採用しているのがイザルコ・エクストリームの特徴だろう。
フォーカスではこれを、ISPS(インテグレーテッド・シートポスト・システム)と呼んでおり、シートチューブ上部を延長し、従来のシートポストの役割も担わせることで、シートクランプへの負荷を軽減し、肉厚が必要だったシートピラーには更なる軽量化を可能としている。
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SSPSコンセプト(後述)を始めとする基本的構成要素はフォーカスの他のカーボンモデルと同様なのだが、ISPSシステムの採用は、フレーム上部、シートステイの集合部分を強化することにも貢献している。その結果、フレームの全体的な剛性の向上が認められ、その結果、エクストリームのライドフィールは、よりダイレクトでスパルタンなキャラクターとなっている。
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オリジナルフォークよりやや細身なブレイドは、薄肉チュービングのイザルコとベストマッチで、過度な剛性感を排除し、優れた振動減衰特性を両立させている。もちろんプロ選手の大パワーにもビクともせず、スプリントはもちろん、急峻でのアタックや時速100Kkm/hを超えるダウンヒルでも、高い操作性と信頼感で乗り手に応えてくれる代物だ。
― インプレッション ―
「ISPSを採用したフレームのデジタルフィールが楽しめる」
三船雅彦
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よりデジタルなペダリングフィールを実現しながら、フォーカスのカーボンバイク全般に共通な高い振動減衰特性を損なわないキャラクターは、本格的レース志向の乗り手から、ハイペースなロングライドを好む向きまで、広く評価されるはずだ。
フレーム全体の剛性バランスの向上によって、ダンシングからシッティングへの移行時の振る舞いにも優れる。ペダリングに集中したい競技者には特に評価されるポイントだろう。
アッセンブルされているフロントフォーク、3T・フンダとの相性も抜群で、ハンドリングがじつにキビキビしている。
フォーカスの場合、同じ系統のハイエンドグレードのバイクに、フォーカスオリジナルフォークと3Tフンダフォーク装備のモデルが並ぶのが購入を考えているユーザーにとっては迷いどころだと思う。そのポイントについてもイザルコ・チーム(フォーカスオリジナルフォーク装備モデル)にも乗ってみた。
結果、その違いは微妙であるが、その2タイプのフォークを乗り比べてみての感想は、実質的なパフォーマンスの相違は感じられず、ダンシング時の振りやすさとか、あるいはハンドリングの軽快さ等に、フンダの優位性が表出する程度だ。
あえて言えば、肝心な反応性や剛性面では互いに遜色ない能力を発揮し、ライフ面(扱いやすさやタフさ)ではむしろオリジナルフォークの方が優位にある。アクシデントやインシデントへの備え方、あるいは乗り手の能力次第で、それぞれのフォークの優位列は上下することになるだろう。
一口に言って、よりレベルの高い運動性能を求めるなら3Tフンダ。タフさや扱いやすいニュートラルさ、気を遣わずに済む安定性を重視するならフォーカスオリジナルフォーク装備のイザルコチーム等を選べばよいだろう。
「名前通りの究極仕様。この走りに文句は言えない」
桜澤淳樹(バイクジャーナリスト)
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ノーマルシートピラー仕様のチームとは違い、このエクストリームのフロントフォークは、3T・フンダがアッセンブルされている。オリジナルフォークとの違いは、剛性と軽さ。フンダの方がややしなやかで、質量が小さい分だけハンドリングに軽快感が生まれている...というのが三船さんをはじめとするエキスパート達の評価らしい。
しかるに当然、フンダ仕様のイザルコが、彼らの眼鏡にかなうらしいが、アマチュア代表の私からすれば、両者に目立った相違は感じ取れなかった。
むしろオリジナルフォークの方が、乗った感じも見た目にも、なんだかしっかりしているし、ハンドリングも良好だ。「気持ちショックが来るかな…」という程度だし、そんな程度の差はホイールやタイヤ次第でなんとでもなるレベルだ。
今日的な薄肉カーボンチュービングのイザルコには、安全率(ジャーナリスト的に言えばマージン、保険といったところか)を加味した結果、ともするとやや過剛性なオリジナルフォークよりも、フンダの方がマッチングはいいようだ。が、普通のサイクリストに言わせれば、どちらも優劣つけがたい。ようするに、どちらのフォークでもその素晴らしい走りに文句はないということ。
もともと完成度が高いイザルコなのだから、ISPSの有無も含めて、いっそのこと見た目で選んだとしても、多分後悔はしないと思う。
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フォーカスIZALCO EXTREME スペック
FOCUS IZALCO EXTREME FRAMESET(FRAME, FORK, HEAD SET, SEAT CLAMP)
カラー:カーボン×ゴールド
サイズ:48,50,52,54
フレーム:フォーカス ハイモデュラスUDカーボン
フォーク:3T フンダpro カーボン
メーカー希望税込価格 ¥376,950(本体価格 ¥359,000)
FOCUS IZALCO EXTREME DURA ACE
BBセット:7900デュラエース
ギアクランク:7900デュラエース
ブレーキ:7900デュラエース
フロントディレーラー:7900デュラエース
リアディレーラー:7900デュラエース
シフター/ブレーキレバー:7900デュラエース
スプロケット:7900デュラエース
ヘッドセット:FSA INTEGRAL 41.8
ハンドルバー:D-FITS
ハンドルステム:D-FITS
サドル:Arione K-IUM black
シートピラー:RITCHEY integrated
ホイール:シマノ WH-7850 C24 CL
タイヤ:VITTORIA
ペダル:NONE
メーカー希望税込価格 ¥733,950(本体価格 ¥699,000)
インプレライダーのプロフィール
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9シーズンをプロとして走り(プロチームとの契約年数は8年)プロで700レース以上、プロアマ通算1,000レース以上を経験した、日本屈指の元プロサイクルロードレーサー。入賞回数は実に200レースほどにのぼる。2003年より国内のチームに移籍し活動中。国内の主要レースを中心に各地を転戦。レース以外の活動も精力的に行い、2003年度よりJスポーツのサイクルロードレースではゲスト解説を。特にベルギーでのレースにおいては、10年間在住していた地理感などを生かした解説に定評がある。2005年より若手育成のためにチームマサヒコミフネドットコムを立ち上げ、チームのオーナーとしてチーム運営も行っている。
過去数多くのバイクに乗り、実戦で闘ってきたばかりでなく、タイヤや各種スポーツバイクエキップメントの開発アドバイザーを担う。その評価の目は厳しく、辛辣だ。選手活動からは2009年を持って引退したが、今シーズンからはスポーツバイク普及のためのさまざまな活動を始めている。ホビー大会のゲスト参加やセミナー開催にも意欲的だ。
マサヒコ・ミフネ・ドットコム
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本職はフリーのフランス語通訳で、文学書などの翻訳・監修をつとめる。専門誌等のバイクインプレッション記事の編集&ライダ(タ)ー経験が豊富。ツール・ド・フランスの文化や機材に精通しており、ツール現地帯同取材も数度経験。ホビーサイクリストとしても(レースには一切出ないが)トップアマチュアレベルの脚力をもつ。スポーツバイクのコレクターおよびマニアで、2009年には自分でカーボンパイプとエポキシ樹脂を用いてカーボンフレームを自作してしまった。
text:桜澤淳樹
edit&photo:綾野 真
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