2013/07/29(月) - 10:18
北イタリアのドロミティ山塊を代表する3つの1級山岳を越えるツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)第2ステージ。ツール・ド・フランスのラルプ・デュエズを制したクリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)が逃げ切り勝利を収めた。
大会2日目にして最難関のクイーンステージが登場。イタリア北部のヴァル・ディ・ソーレ(太陽の渓谷)にあるマリレーヴァをスタートし、1級山岳パンペアーゴ峠、1級山岳コスタルンガ峠、1級山岳ポルドイ峠を越える。フィニッシュ地点は標高2239mのポルドイ峠頂上だ。
ドロミティを堪能するこの全長206kmの難コースで逃げたのは16名。第1ステージですでに大きく遅れたジロ・デ・イタリア覇者ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)も逃げに乗った。
しかし9月の世界選手権を見据えるニーバリのコンディションは本調子からほど遠い。1つ目の1級山岳パンペアーゴ峠でニーバリは逃げグループから脱落する。
パンペアーゴ峠で先頭はゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ)、マチェイ・パテルスキー(ポーランド、キャノンデールプロサイクリング)、トマシュ・マルチンスキー(ポーランド、ヴァカンソレイユ・DCM)、トーマス・ローレッガー(オーストリア、レディオシャック・レオパード)、ゲオルグ・プレイドラー(オーストリア、アルゴス・シマノ)、そしてリブロンの6名に絞られた。
リーダージャージを着るディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ)が脚の痙攣によってコスタルンガ峠で脱落する中、逃げグループは2分のリードを得たまま登坂距離10.5km・平均勾配が9%を超えるポルドイ峠に差し掛かる。ゴールまで8kmを残して、リブロンが逃げグループの中から飛び出した。
リブロンはローレッガーやプレイドラーとの距離を広げながら登坂。メイン集団とのタイム差は徐々に縮まるが、リブロンのペースは落ちない。最終的にリブロンは2位ローレッガーを1分02秒引き離してフィニッシュ。メイン集団は1分35秒遅れでセルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、スカイプロサイクリング)を先頭にフィニッシュした。
リーダージャージのウリッシが27分26秒遅れたため、ステージ5位のラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ)が総合1位に浮上。4秒差でエナオモントーヤ、6秒差でステージ優勝者リブロンが続いている。
クイーンステージ制覇を成し遂げ、総合3位に浮上したリブロンは「とにかく厳しくて、長い一日だった。しかも最後の登りには強い風が吹き付けていた。この2ステージは本当に険しかった。こんな短い期間にラルプ・デュエズとポルドイで優勝したなんて本当にゾクゾクするよ」と興奮気味に話す。
リーダージャージを着て母国ポーランドに凱旋することになったマイカは「リーダージャージを着てポーランドに向かう意味は大きい。エナオを始めとするライバルたちのタイム差も小さいし、明後日からも激しい闘いになると思う。この順位を守るために全力を尽くす」とコメントする。
レースは休息日を挟んでポーランドに移動。第3ステージはスプリンター向きの平坦コースが用意されている。
レース内容や選手コメントはレース公式サイトより。
ツール・ド・ポローニュ2013第2ステージ結果
1位 クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル) 6h03'40"
2位 トーマス・ローレッガー(オーストリア、レディオシャック・レオパード) +1'02"
3位 ゲオルグ・プレイドラー(オーストリア、アルゴス・シマノ) +1'18"
4位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、スカイプロサイクリング) +1'35"
5位 ラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ)
6位 ピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ) +1'38"
7位 クリスアンケル・セレンセン(デンマーク、サクソ・ティンコフ) +1'40"
8位 ヨン・イサギーレ(スペイン、エウスカルテル)
9位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、アージェードゥーゼル) +1'44"
10位 エロス・カペッキ(イタリア、モビスター)
個人総合成績
1位 ラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ) 11h04'43"
2位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、スカイプロサイクリング) +04"
3位 クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル) +06"
4位 ピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ) +07"
5位 ヨン・イサギーレ(スペイン、エウスカルテル) +09"
6位 クリスアンケル・セレンセン(デンマーク、サクソ・ティンコフ)
7位 エロス・カペッキ(イタリア、モビスター) +13"
8位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、アージェードゥーゼル)
9位 ロベルト・キセロフスキー(クロアチア、レディオシャック・レオパード) +16"
10位 トーマス・ローレッガー(オーストリア、レディオシャック・レオパード) +18"
ポイント賞
ラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ)
山岳賞
トーマス・ローレッガー(オーストリア、レディオシャック・レオパード)
スプリント賞
バルトス・フザルスキー(ポーランド、ネットアップ・エンドゥーラ)
チーム総合成績
レディオシャック・レオパード
text:Kei Tsuji
photo:Riccardo Scanferla
大会2日目にして最難関のクイーンステージが登場。イタリア北部のヴァル・ディ・ソーレ(太陽の渓谷)にあるマリレーヴァをスタートし、1級山岳パンペアーゴ峠、1級山岳コスタルンガ峠、1級山岳ポルドイ峠を越える。フィニッシュ地点は標高2239mのポルドイ峠頂上だ。
ドロミティを堪能するこの全長206kmの難コースで逃げたのは16名。第1ステージですでに大きく遅れたジロ・デ・イタリア覇者ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)も逃げに乗った。
しかし9月の世界選手権を見据えるニーバリのコンディションは本調子からほど遠い。1つ目の1級山岳パンペアーゴ峠でニーバリは逃げグループから脱落する。
パンペアーゴ峠で先頭はゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ)、マチェイ・パテルスキー(ポーランド、キャノンデールプロサイクリング)、トマシュ・マルチンスキー(ポーランド、ヴァカンソレイユ・DCM)、トーマス・ローレッガー(オーストリア、レディオシャック・レオパード)、ゲオルグ・プレイドラー(オーストリア、アルゴス・シマノ)、そしてリブロンの6名に絞られた。
リーダージャージを着るディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ)が脚の痙攣によってコスタルンガ峠で脱落する中、逃げグループは2分のリードを得たまま登坂距離10.5km・平均勾配が9%を超えるポルドイ峠に差し掛かる。ゴールまで8kmを残して、リブロンが逃げグループの中から飛び出した。
リブロンはローレッガーやプレイドラーとの距離を広げながら登坂。メイン集団とのタイム差は徐々に縮まるが、リブロンのペースは落ちない。最終的にリブロンは2位ローレッガーを1分02秒引き離してフィニッシュ。メイン集団は1分35秒遅れでセルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、スカイプロサイクリング)を先頭にフィニッシュした。
リーダージャージのウリッシが27分26秒遅れたため、ステージ5位のラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ)が総合1位に浮上。4秒差でエナオモントーヤ、6秒差でステージ優勝者リブロンが続いている。
クイーンステージ制覇を成し遂げ、総合3位に浮上したリブロンは「とにかく厳しくて、長い一日だった。しかも最後の登りには強い風が吹き付けていた。この2ステージは本当に険しかった。こんな短い期間にラルプ・デュエズとポルドイで優勝したなんて本当にゾクゾクするよ」と興奮気味に話す。
リーダージャージを着て母国ポーランドに凱旋することになったマイカは「リーダージャージを着てポーランドに向かう意味は大きい。エナオを始めとするライバルたちのタイム差も小さいし、明後日からも激しい闘いになると思う。この順位を守るために全力を尽くす」とコメントする。
レースは休息日を挟んでポーランドに移動。第3ステージはスプリンター向きの平坦コースが用意されている。
レース内容や選手コメントはレース公式サイトより。
ツール・ド・ポローニュ2013第2ステージ結果
1位 クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル) 6h03'40"
2位 トーマス・ローレッガー(オーストリア、レディオシャック・レオパード) +1'02"
3位 ゲオルグ・プレイドラー(オーストリア、アルゴス・シマノ) +1'18"
4位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、スカイプロサイクリング) +1'35"
5位 ラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ)
6位 ピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ) +1'38"
7位 クリスアンケル・セレンセン(デンマーク、サクソ・ティンコフ) +1'40"
8位 ヨン・イサギーレ(スペイン、エウスカルテル)
9位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、アージェードゥーゼル) +1'44"
10位 エロス・カペッキ(イタリア、モビスター)
個人総合成績
1位 ラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ) 11h04'43"
2位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、スカイプロサイクリング) +04"
3位 クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル) +06"
4位 ピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ) +07"
5位 ヨン・イサギーレ(スペイン、エウスカルテル) +09"
6位 クリスアンケル・セレンセン(デンマーク、サクソ・ティンコフ)
7位 エロス・カペッキ(イタリア、モビスター) +13"
8位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、アージェードゥーゼル)
9位 ロベルト・キセロフスキー(クロアチア、レディオシャック・レオパード) +16"
10位 トーマス・ローレッガー(オーストリア、レディオシャック・レオパード) +18"
ポイント賞
ラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ)
山岳賞
トーマス・ローレッガー(オーストリア、レディオシャック・レオパード)
スプリント賞
バルトス・フザルスキー(ポーランド、ネットアップ・エンドゥーラ)
チーム総合成績
レディオシャック・レオパード
text:Kei Tsuji
photo:Riccardo Scanferla
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