2013/07/21(日) - 08:10
コロンビア出身の小柄なクライマー、ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター)が最終山岳決戦で登坂力を爆発させた。コンタドールが失速したため、クインターナが総合2位に浮上。クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)は100代目ツールチャンピオンの栄冠を掴んだ。
第100回ツール・ド・フランスの総合優勝者を導き出す第20ステージの全長は125kmしかない。パリ凱旋を翌日に控えたこの日の最後に、ツール初登場の超級山岳セムノス峠が待ち構えている。
前半からカテゴリー山岳が立て続けに登場し、ゴールまで47kmを残して1級山岳モンラヴァールをクリア。そこから一旦標高差800mを下り、最後の超級山岳セムノス峠に挑む。登坂距離10.7km、平均勾配8.5%、最大勾配10.5%という登りを攻略し、ダイナミックな山岳風景が望めるという標高1655mの頂上でマイヨジョーヌを受け取った選手が、実質的なツール100代チャンピオンだ。
レース距離の短さは、密度の濃さ、強度の高さを意味している。開始直後に登りが始まることから、選手たちは入念にウォーミングアップしてスタート。ファーストアタックを仕掛けたのは、1ポイント差で山岳賞2位のピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー)だった。
マイヨアポワ狙いのロランにはイェンス・フォイクト(ドイツ、レディオシャック・レオパード)、マークス・ブルグハート(ドイツ、BMCレーシングチーム)、フアンアントニオ・フレチャ(スペイン、ヴァカンソレイユ・DCM)という心強い逃げのスペシャリストが合流。ロランは順調に山岳ポイントを獲得する。
するとシリル・ゴティエ(フランス、ユーロップカー)やクリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)、イゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル)、ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)、サイモン・クラーク(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)、パヴェル・ブラット(ロシア、カチューシャ)が遅れて先頭グループに合流。
こうして10名が先行し、モビスターが牽引するメイン集団が1分遅れで追走する展開に。ステージ優勝狙いのモビスターの集団コントロールによって、逃げグループのタイム差は徹底的に抑え込まれた。
少しでも多くの山岳ポイントを稼ぎたいロランやリブロン、アントンが山岳でバトルを繰り広げる中、1級山岳モンラヴァール(登坂距離15.9km・平均勾配5.6%)でフォイクトがアタックして独走を開始。メイン集団からはティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)とフィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム)らが飛び出し、ロラングループに合流してフォイクトを追う。
最年長41歳フォイクトは勢いを落とす素振りを見せずに1級山岳モンラヴァールを先頭通過。35秒遅れで単独アントン、2分10秒遅れでロランやヴァンガーデレンを含む追走グループ、そして3分30秒遅れでカチューシャとモビスターが率いるメイン集団という状況のままダウンヒル区間へ。
先頭フォイクトはただひたすら前を向いて逃げ続け、フィニッシュが置かれた超級山岳セムノスに独走のまま突入する。結局ヴァンガーデレンやロランは先頭に追いつかずに吸収された。
平均勾配8.5%の本格的な登りを前にした緩斜面区間でスカイプロサイクリングがペースを上げると、メイン集団は早くも数十名にまで絞られる。続いて前日のステージ優勝者ルイ・コスタ(ポルトガル、モビスター)が作るハイペースが更にメイン集団の人数を絞って行く。アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)のペースアップによって総合4位ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ)が脱落した。
残り8kmで先頭のフォイクトが吸収されると、いよいよ本命が動き出す。真っ先に動いたのは総合5位ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)で、これに総合3位ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター)が反応。このペースアップに対応出来ない総合2位アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ)の様子を確認してから、マイヨジョーヌのフルームがシッティングのハイケイデンスアタックでロドリゲスとクインターナに追いついた。
前日の第19ステージを終えた時点で、総合2位コンタドールと総合3位クインターナのタイム差は33秒、総合5位ロドリゲスとのタイム差は47秒。総合表彰台ジャンプアップを狙うロドリゲスが懸命に先頭3名のペースを作ると、失速するコンタドールとのタイム差はすぐに47秒を越える。
その後もロドリゲス、クインターナ、フルームの表彰台トリオが先行し、フラムルージュ手前でフルームがダンシングでアタック。するとカウンターアタックでクインターナが飛び出した。
ロドリゲスとフルームを置き去りにしたクインターナは、そのまま単独で超級山岳セムノスを登頂。18秒差でロドリゲス、29秒差でフルームがフィニッシュした。
最終山岳決戦を制したクインターナは「信じられない。今日だけでなく、3週間ずっとサポートしてくれたチームメイトや、いつも正しい判断を下したホセルイス・アリエッタ監督にまず感謝したい。自分が想像していたよりもずっと良い成績を収めることが出来た。コロンビアの祝日に勝ったこともスペシャルだ」とコメントする。マイヨブランだけでなく、クインターナは総合2位とマイヨアポワまで手中に収めた。
総合表彰台のラストチャンスを掴んだロドリゲスが総合3位。2分28秒遅れたコンタドールは総合表彰台圏外の総合4位にダウンした。サクソ・ティンコフはチーム総合成績トップをキープしている。
「マウンテンバイクに跨がり、ケニアのダート道で始まった長い旅が、マイヨジョーヌという形で結実した」と語るのは、実質的なツール総合優勝を決めたフルーム。「今日のラスト数キロは『やり遂げたんだ』というとてつもない感情を抱きながら走っていた。僕はまだ28歳で、一般的に選手は30代前半でピークを迎える。走る力が有る限り、またツール・ド・フランスに戻ってきたい」。翌日フルームはマイヨジョーヌを着てパリに凱旋する。
選手コメントはレース公式サイトより。
ツール・ド・フランス2013第20ステージ結果
1位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) 3h39'04"
2位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +18"
3位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング) +29"
4位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +1'42"
5位 リッチー・ポルト(オーストラリア、スカイプロサイクリング) +2'17"
6位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +2'27"
7位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ) +2'28"
8位 ジョン・ガドレ(フランス、アージェードゥーゼル) +2'48"
9位 ヘスス・エルナンデス(スペイン、サクソ・ティンコフ) +2'55"
10位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ)
91位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +18'26"
敢闘賞
イェンス・フォイクト(ドイツ、レディオシャック・レオパード)
個人総合成績 マイヨジョーヌ
1位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング) 80h49'33"
2位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) +5'03"
3位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +5'47"
4位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ) +7'10"
5位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ) +8'10"
6位 バウク・モレマ(オランダ、ベルキンプロサイクリング) +12'25"
7位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ) +13'00"
8位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +16'09"
9位 ダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス) +16'35"
10位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +18'22"
ポイント賞 マイヨヴェール
1位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) 383pts
2位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ) 282Pts
3位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) 232pts
山岳賞 マイヨブランアポワルージュ
1位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) 147pts
2位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング 136pts
3位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 119pts
新人賞 マイヨブラン
1位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) 80h54'36"
2位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +13'19"
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)+14'39"
チーム総合成績
1位 サクソ・ティンコフ 241h52'05"
2位 アージェードゥーゼル +8'30"
3位 レディオシャック・レオパード +8'52"
text:Kei Tsuji
photo:A.S.O., Cor Vos, Makoto Ayano
第100回ツール・ド・フランスの総合優勝者を導き出す第20ステージの全長は125kmしかない。パリ凱旋を翌日に控えたこの日の最後に、ツール初登場の超級山岳セムノス峠が待ち構えている。
前半からカテゴリー山岳が立て続けに登場し、ゴールまで47kmを残して1級山岳モンラヴァールをクリア。そこから一旦標高差800mを下り、最後の超級山岳セムノス峠に挑む。登坂距離10.7km、平均勾配8.5%、最大勾配10.5%という登りを攻略し、ダイナミックな山岳風景が望めるという標高1655mの頂上でマイヨジョーヌを受け取った選手が、実質的なツール100代チャンピオンだ。
レース距離の短さは、密度の濃さ、強度の高さを意味している。開始直後に登りが始まることから、選手たちは入念にウォーミングアップしてスタート。ファーストアタックを仕掛けたのは、1ポイント差で山岳賞2位のピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー)だった。
マイヨアポワ狙いのロランにはイェンス・フォイクト(ドイツ、レディオシャック・レオパード)、マークス・ブルグハート(ドイツ、BMCレーシングチーム)、フアンアントニオ・フレチャ(スペイン、ヴァカンソレイユ・DCM)という心強い逃げのスペシャリストが合流。ロランは順調に山岳ポイントを獲得する。
するとシリル・ゴティエ(フランス、ユーロップカー)やクリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)、イゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル)、ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)、サイモン・クラーク(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)、パヴェル・ブラット(ロシア、カチューシャ)が遅れて先頭グループに合流。
こうして10名が先行し、モビスターが牽引するメイン集団が1分遅れで追走する展開に。ステージ優勝狙いのモビスターの集団コントロールによって、逃げグループのタイム差は徹底的に抑え込まれた。
少しでも多くの山岳ポイントを稼ぎたいロランやリブロン、アントンが山岳でバトルを繰り広げる中、1級山岳モンラヴァール(登坂距離15.9km・平均勾配5.6%)でフォイクトがアタックして独走を開始。メイン集団からはティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)とフィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム)らが飛び出し、ロラングループに合流してフォイクトを追う。
最年長41歳フォイクトは勢いを落とす素振りを見せずに1級山岳モンラヴァールを先頭通過。35秒遅れで単独アントン、2分10秒遅れでロランやヴァンガーデレンを含む追走グループ、そして3分30秒遅れでカチューシャとモビスターが率いるメイン集団という状況のままダウンヒル区間へ。
先頭フォイクトはただひたすら前を向いて逃げ続け、フィニッシュが置かれた超級山岳セムノスに独走のまま突入する。結局ヴァンガーデレンやロランは先頭に追いつかずに吸収された。
平均勾配8.5%の本格的な登りを前にした緩斜面区間でスカイプロサイクリングがペースを上げると、メイン集団は早くも数十名にまで絞られる。続いて前日のステージ優勝者ルイ・コスタ(ポルトガル、モビスター)が作るハイペースが更にメイン集団の人数を絞って行く。アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)のペースアップによって総合4位ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ)が脱落した。
残り8kmで先頭のフォイクトが吸収されると、いよいよ本命が動き出す。真っ先に動いたのは総合5位ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)で、これに総合3位ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター)が反応。このペースアップに対応出来ない総合2位アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ)の様子を確認してから、マイヨジョーヌのフルームがシッティングのハイケイデンスアタックでロドリゲスとクインターナに追いついた。
前日の第19ステージを終えた時点で、総合2位コンタドールと総合3位クインターナのタイム差は33秒、総合5位ロドリゲスとのタイム差は47秒。総合表彰台ジャンプアップを狙うロドリゲスが懸命に先頭3名のペースを作ると、失速するコンタドールとのタイム差はすぐに47秒を越える。
その後もロドリゲス、クインターナ、フルームの表彰台トリオが先行し、フラムルージュ手前でフルームがダンシングでアタック。するとカウンターアタックでクインターナが飛び出した。
ロドリゲスとフルームを置き去りにしたクインターナは、そのまま単独で超級山岳セムノスを登頂。18秒差でロドリゲス、29秒差でフルームがフィニッシュした。
最終山岳決戦を制したクインターナは「信じられない。今日だけでなく、3週間ずっとサポートしてくれたチームメイトや、いつも正しい判断を下したホセルイス・アリエッタ監督にまず感謝したい。自分が想像していたよりもずっと良い成績を収めることが出来た。コロンビアの祝日に勝ったこともスペシャルだ」とコメントする。マイヨブランだけでなく、クインターナは総合2位とマイヨアポワまで手中に収めた。
総合表彰台のラストチャンスを掴んだロドリゲスが総合3位。2分28秒遅れたコンタドールは総合表彰台圏外の総合4位にダウンした。サクソ・ティンコフはチーム総合成績トップをキープしている。
「マウンテンバイクに跨がり、ケニアのダート道で始まった長い旅が、マイヨジョーヌという形で結実した」と語るのは、実質的なツール総合優勝を決めたフルーム。「今日のラスト数キロは『やり遂げたんだ』というとてつもない感情を抱きながら走っていた。僕はまだ28歳で、一般的に選手は30代前半でピークを迎える。走る力が有る限り、またツール・ド・フランスに戻ってきたい」。翌日フルームはマイヨジョーヌを着てパリに凱旋する。
選手コメントはレース公式サイトより。
ツール・ド・フランス2013第20ステージ結果
1位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) 3h39'04"
2位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +18"
3位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング) +29"
4位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +1'42"
5位 リッチー・ポルト(オーストラリア、スカイプロサイクリング) +2'17"
6位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +2'27"
7位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ) +2'28"
8位 ジョン・ガドレ(フランス、アージェードゥーゼル) +2'48"
9位 ヘスス・エルナンデス(スペイン、サクソ・ティンコフ) +2'55"
10位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ)
91位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +18'26"
敢闘賞
イェンス・フォイクト(ドイツ、レディオシャック・レオパード)
個人総合成績 マイヨジョーヌ
1位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング) 80h49'33"
2位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) +5'03"
3位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +5'47"
4位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ) +7'10"
5位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ) +8'10"
6位 バウク・モレマ(オランダ、ベルキンプロサイクリング) +12'25"
7位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ) +13'00"
8位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +16'09"
9位 ダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス) +16'35"
10位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +18'22"
ポイント賞 マイヨヴェール
1位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) 383pts
2位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ) 282Pts
3位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) 232pts
山岳賞 マイヨブランアポワルージュ
1位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) 147pts
2位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング 136pts
3位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 119pts
新人賞 マイヨブラン
1位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) 80h54'36"
2位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +13'19"
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)+14'39"
チーム総合成績
1位 サクソ・ティンコフ 241h52'05"
2位 アージェードゥーゼル +8'30"
3位 レディオシャック・レオパード +8'52"
text:Kei Tsuji
photo:A.S.O., Cor Vos, Makoto Ayano
フォトギャラリー
Amazon.co.jp
Chris Froome: zijn opmerkelijke opkomst
VBK Media
ガーミン ガーミン エッジ 510J 日本版 GPSサイクルコンピュータ(004294)
GARMIN(ガーミン)