カンチェラーラ「ようやく完調！ジャージは出来る限り着続けたい」

モナコでのツール・ド・フランス第1ステージを終え、活躍した選手たちのコメント。

ステージ優勝＆マイヨジョーヌ獲得のファビアン・カンチェラーラ（スイス、サクソバンク）出典：letour.fr

マイヨジョーヌを着て記者会見に臨むファビアン・カンチェラーラ（スイス、サクソバンク） photo:Makoto Ayano「ようやく“速い自分”が帰ってきた！今年はシーズン序盤から沈んでいたんだ。トップフォームを取り戻すのはとても苦労したよ。すでにツール・ド・スイスで証明済みだったけど、ようやく本来の調子が戻ってきた。今日の勝利で復調が完結したと言っていい。」

「最高のパフォーマンスを発揮できるよう、これまで厳しいトレーニングを積んできた。ツール・ド・スイスで総合優勝したのがまるで2年前の出来事のようだ。今年のツールはスイスと同じナンバー33。ついてるよ。」

「こんなスペシャルなコースでマイヨジョーヌを獲得できたなんて最高の気分！僕は僕のレースをしただけ。自分の中に秘めたパワーを最大限引き出せるよう努力した。気をつけていたのは、上りでオーバーペースにならないこと。最初から下りと比較的平坦なラスト5kmでリードを広げようと考えていたんだ。もちろん最後はタフだった。どれだけ優秀な選手でも、レースでは他の選手と同様に全力を尽くさないといけない。今はこのマイヨジョーヌの喜びに浸っている。出来る限り長い間ジャージを着ていたい。」

ステージ2位で好調をアピールしたアルベルト・コンタドール（スペイン、アスタナ）出典：letour.fr

マイヨアポワを獲得したアルベルト・コンタドール（スペイン、アスタナ） photo:Makoto Ayano「今年のツールは好スタートを切ることができた。チームの信頼にも応えることができたし、やる気を出すためにも充分な結果だ。カンチェラーラに負けたことは悔やむべきではない。カンチェラーラは今日のようなレースが得意で、そして調子もいいんだ。今日は好感触を掴んだので満足している。」

「マイヨアポワ（山岳賞ジャージ）を獲得したことは嬉しい。でも目標は当然マイヨジョーヌだ。コンディションは考えうる限りで最高の状態にある。チームのリーダーシップは問題ない。チームは誰か一人の勝利のために尽くすだけ。」


ランス・アームストロング（アメリカ、アスタナ）出典：lequipe.fr

ランス・アームストロング（アメリカ、アスタナ）の人気は絶大！ photo:Makoto Ayano「私は魔法使いじゃない。マイヨジョーヌ獲得は狙っていなかった。レース序盤は少し緊張していたけど、それは仕方が無かったと思う。結果には満足している。」

「コースはテクニカルで、しかもリズムを掴みにくい難しいレイアウトだった。でもコース条件は全員同じ。とにかく美しいコースだったよ。」
ステージ19位のリーナス・ゲルデマン（ドイツ、ミルラム）出典：team-milram.com
「今日の成績には満足している。リスクを冒すことなく難コースを走りきった。下りはとにかくタイトなコーナーが連続していて、とてもテクニカルだった。とにかく今日の目標は、総合を狙うトップ選手からタイムを失わないことだった。まずは目標達成だ。」

ステージ16位のシルヴァン・シャヴァネル（フランス、クイックステップ）出典：lequipe.fr
「今日はトップ10を狙っていたんだ。自分のタイムは決して悪くないけど、アスタナの選手がとても強かった。今年はクラシックシーズン終了後、ボルタ・ア・カタルーニャとツール・ド・スイスに出場して調整を合わせた。いいツールになると思う。」

ステージ52位のジェローム・ピノー（フランス、クイックステップ）出典：lequipe.fr
「モナコスタートには賛否両論があるけど、僕はこの素晴らしいコースが好きだ。今日は風を感じなかった。今日は勝敗を分けたのは、風ではなくて上りでの走りだ。」