2013/05/15(水) - 11:45
「僕にとって初めてのグランツアーのステージ優勝なんだ。遂に勝つことができて本当に嬉しい」と語るのは、終盤の山岳で飛び立ったリゴベルト・ウラン。マリアローザのヴィンツェンツォ・ニーバリは、カデル・エヴァンスが最大のライバルだとコメントした。
ステージ優勝 リゴベルト・ウラン(コロンビア、スカイプロサイクリング)
今日ステージ優勝を勝ち取ることができてとても嬉しく思っているよ。僕にとって初めてのグランツアーのステージ優勝で、以前ギリギリで勝利を逃してしまった分とても満足しているんだ。遂に勝つことができた。本当に嬉しい。
また、チームとしてとても今日は強力な動きが出来たことも、重ねて特別なこと。僕らは常に計画的な作戦をとり、僕の役目は上りでアタックをすることだった。チームは一日を通して信じられないほど素晴らしい働きをしたと思うよ。
結果的に僕は幾つか総合順位をジャンプアップして、今はブラッド(ウィギンズ)の約1秒前にいることになった。これは僕にとっても、チームにとっても良いこと。つまりスカイプロサイクリングは2人の選手を総合上位に位置づけたんだ。まだまだジロは長いけれど、今日僕らは最強チームの一つであるということを改めて証明した。例え一番(強力)ではなくともね。
(リーダーが)ウィギンズか僕なのかは、まだ待ってみないと分からない。今日は休息日明けで、調子の良い選手もいれば悪い選手もいた。今日は最初の山岳テストの日だったのさ。今朝チームでミーティングをして、僕がアタックをした時にどんな反応が起こるかチェックするということを話し合った。チームは強いし、みんな体調に問題も無い。僕らは上りでは最強のチームだ。今日は上手くいったし、こんな展開が僕は好きだ。
(ウィギンズがウランのために働くかを聞かれて)彼はプロフェッショナルだ。僕は彼のことを3年間知っているし、彼の調子も良い。フィジカル的に問題を抱えているけれど、チームとしては良く動けている。
ニーバリは強い。彼は素晴らしいコンディションに仕上がっているし、ジロを良く知っている。雨のコンディションでは強いし、濡れた下りの走りも凄い。彼は今トップコンディションだよ。彼の弱点が現われるのを待って、攻撃を仕掛けていく。
マリアローザを守ったヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)
今日ウランがアタックするのは想定内だった。でも総合で十分なタイム差を持っていたから、彼を追わずにエネルギー消費を最小限にすることに努めたんだ。ウィギンズは少々タイムを失ったけれど上手くリカバリーした。スカルポーニはタイムを稼ぐと思っていたけれど、反対にロスしたね。エヴァンスの体調はキレていて、僕の最も注意すべきライバルだとわかったよ。
まだまだジロはとても長いし、重要なステージも残っている。今日のステージは厳しいものだったけれど、休息日の翌日だったということもある。ウランとウィギンズはそれぞれ2分4秒と2分5秒遅れの位置につけているから、彼らに対して注意を払わなければならない。僕がどう動くかはスカイの戦略によるよ。
チームは序盤からハードに働いてくれて、最後の山岳ではカンゲルトとアニョーリが牽いてくれた。ティラロンゴは病気から回復している途中だけれど、今度はアルが病気を患ってしまった。フィレンツェの寒くて濡れた厳しいステージが彼をノックアウトしてしまった。彼を良い状態に戻したいね。でもスカイが高速で牽いている時もアニョーリが僕の側にいてくれたから、とても安心できていたんだ。
ステージ5位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)
最終的に大してタイムを稼ぐことも出来なかったが、タイムを失うことも無かった。今のポジションにつけていることは間違いなくとても良いこと。これまでのところ、非常に良いと思うよ。まだまだたくさんの山岳ステージが残っているんだ。
後ろで何が起こっていたかは分からなかった。けれどもちろん総合を狙う上で、ニーバリは間違いなく注意していかなければならない選手だ。毎日のように順当に駒を進んでいるように思うけれど、まだまだジロは半分を過ぎたばかりなんだ。(結果について)まだいろいろ話すのは早いかもしれないよ。
ステージ10位以内に2人を送り込んだアージェードゥーゼルのローレン・ボワンディ監督
ステージ2位を獲得できたことに対してとても満足しているよ!チームは全体的にとても良いパフォーマンスを見せてくれた。僕らのリーダー(ベタンクールとポッツォヴィーヴォ)は最終局面で間違いなく最強の選手に数えることのできるパフォーマンスを披露してくれた。僕らの戦略はほとんど成功と言って良い。チーム全体のモチベーションを上げ、ステージ優勝を狙うことに繋がる結果となった。
ステージ6位、新人賞ジャージのラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ)
休息日の前日に頭痛に見舞われた以外は、レースを通して調子が良く、自分自身に強さを感じているよ。世界トップクラスのクライマー達と互角に渡り合うことができてファンタスティックな気分だし、僕のコンディションは日に日に良くなっていっているんだ。
でもこの先のステージで、僕の身体がどうなるのかは予測が出来ないこと。まだ先は長く、とてもタフだ。ステージ優勝を獲りたいと思っている。
1分16秒遅れのステージ12位に沈んだロバート・ヘーシンク(オランダ、ブランコプロサイクリング)
ダメージコントロール(ダメージを最小限に)。毎ステージ真摯に取り組んでいく。僕らの目標は変わらない。
text:So.Isobe
photo:Cor.Vos.Kei.Tsuji,Riccardo.Scanferla
ステージ優勝 リゴベルト・ウラン(コロンビア、スカイプロサイクリング)
今日ステージ優勝を勝ち取ることができてとても嬉しく思っているよ。僕にとって初めてのグランツアーのステージ優勝で、以前ギリギリで勝利を逃してしまった分とても満足しているんだ。遂に勝つことができた。本当に嬉しい。
また、チームとしてとても今日は強力な動きが出来たことも、重ねて特別なこと。僕らは常に計画的な作戦をとり、僕の役目は上りでアタックをすることだった。チームは一日を通して信じられないほど素晴らしい働きをしたと思うよ。
結果的に僕は幾つか総合順位をジャンプアップして、今はブラッド(ウィギンズ)の約1秒前にいることになった。これは僕にとっても、チームにとっても良いこと。つまりスカイプロサイクリングは2人の選手を総合上位に位置づけたんだ。まだまだジロは長いけれど、今日僕らは最強チームの一つであるということを改めて証明した。例え一番(強力)ではなくともね。
(リーダーが)ウィギンズか僕なのかは、まだ待ってみないと分からない。今日は休息日明けで、調子の良い選手もいれば悪い選手もいた。今日は最初の山岳テストの日だったのさ。今朝チームでミーティングをして、僕がアタックをした時にどんな反応が起こるかチェックするということを話し合った。チームは強いし、みんな体調に問題も無い。僕らは上りでは最強のチームだ。今日は上手くいったし、こんな展開が僕は好きだ。
(ウィギンズがウランのために働くかを聞かれて)彼はプロフェッショナルだ。僕は彼のことを3年間知っているし、彼の調子も良い。フィジカル的に問題を抱えているけれど、チームとしては良く動けている。
ニーバリは強い。彼は素晴らしいコンディションに仕上がっているし、ジロを良く知っている。雨のコンディションでは強いし、濡れた下りの走りも凄い。彼は今トップコンディションだよ。彼の弱点が現われるのを待って、攻撃を仕掛けていく。
マリアローザを守ったヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)
今日ウランがアタックするのは想定内だった。でも総合で十分なタイム差を持っていたから、彼を追わずにエネルギー消費を最小限にすることに努めたんだ。ウィギンズは少々タイムを失ったけれど上手くリカバリーした。スカルポーニはタイムを稼ぐと思っていたけれど、反対にロスしたね。エヴァンスの体調はキレていて、僕の最も注意すべきライバルだとわかったよ。
まだまだジロはとても長いし、重要なステージも残っている。今日のステージは厳しいものだったけれど、休息日の翌日だったということもある。ウランとウィギンズはそれぞれ2分4秒と2分5秒遅れの位置につけているから、彼らに対して注意を払わなければならない。僕がどう動くかはスカイの戦略によるよ。
チームは序盤からハードに働いてくれて、最後の山岳ではカンゲルトとアニョーリが牽いてくれた。ティラロンゴは病気から回復している途中だけれど、今度はアルが病気を患ってしまった。フィレンツェの寒くて濡れた厳しいステージが彼をノックアウトしてしまった。彼を良い状態に戻したいね。でもスカイが高速で牽いている時もアニョーリが僕の側にいてくれたから、とても安心できていたんだ。
ステージ5位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)
最終的に大してタイムを稼ぐことも出来なかったが、タイムを失うことも無かった。今のポジションにつけていることは間違いなくとても良いこと。これまでのところ、非常に良いと思うよ。まだまだたくさんの山岳ステージが残っているんだ。
後ろで何が起こっていたかは分からなかった。けれどもちろん総合を狙う上で、ニーバリは間違いなく注意していかなければならない選手だ。毎日のように順当に駒を進んでいるように思うけれど、まだまだジロは半分を過ぎたばかりなんだ。(結果について)まだいろいろ話すのは早いかもしれないよ。
ステージ10位以内に2人を送り込んだアージェードゥーゼルのローレン・ボワンディ監督
ステージ2位を獲得できたことに対してとても満足しているよ!チームは全体的にとても良いパフォーマンスを見せてくれた。僕らのリーダー(ベタンクールとポッツォヴィーヴォ)は最終局面で間違いなく最強の選手に数えることのできるパフォーマンスを披露してくれた。僕らの戦略はほとんど成功と言って良い。チーム全体のモチベーションを上げ、ステージ優勝を狙うことに繋がる結果となった。
ステージ6位、新人賞ジャージのラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ)
休息日の前日に頭痛に見舞われた以外は、レースを通して調子が良く、自分自身に強さを感じているよ。世界トップクラスのクライマー達と互角に渡り合うことができてファンタスティックな気分だし、僕のコンディションは日に日に良くなっていっているんだ。
でもこの先のステージで、僕の身体がどうなるのかは予測が出来ないこと。まだ先は長く、とてもタフだ。ステージ優勝を獲りたいと思っている。
1分16秒遅れのステージ12位に沈んだロバート・ヘーシンク(オランダ、ブランコプロサイクリング)
ダメージコントロール(ダメージを最小限に)。毎ステージ真摯に取り組んでいく。僕らの目標は変わらない。
text:So.Isobe
photo:Cor.Vos.Kei.Tsuji,Riccardo.Scanferla
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