2013/04/21(日) - 02:11
土井雪広、ホセ・ビセンテ、阿部嵩之の3人になってからも落ちないペースのチーム右京。唯一19分台で開幕2連勝を達成した。
平地のスペシャリストにとって待望のチームタイムトライアル。専用機材を使うことで確実にタイムも縮まることからディスクホイールは当たり前、TT専用バイクを投入するチームも。
4月20日(土)、今年で2回目のチーム・タイムトライアルが、和歌山県白浜町の旧南紀白浜空港跡地滑走路で行われた。コースは滑走路を往復する単純なものだが、緩い勾配と常に吹く風が敵。当日は小雨も振り出し、天候に応じた走りをすることも技術のうち。
P1は1周2.5kmを6周する15kmで行われた。1チーム6人までの出走で、3番目の選手のゴールがチームのタイムとなる。スタート順は、前戦までのチーム順位の逆から。3番目スタートまでは曇りで風のある状態。5番目スタートのJPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックスのときに小雨が降りだし路面はドライからウェットへ。マッサは20分59秒63の好タイムで暫定トップに。
昨年第1回大会優勝のキャノンデールのタイムは20分00秒。ラップタイムは3分20秒でこれを上位チームは基準に走る。
次に塗り替えたのはイナーメ信濃山形。途中で橋本健がパンクで隊列が乱れるが修正して20分44秒。終盤スタートのマトリックスパワータグはハイペースで進むが3周目で2人が落車、その影響でもう一人も離れて中盤で3人に。しかしこのマリウス・ヴィズィアック、窪木一茂、池部壮太の3人のラップは落ち込まず暫定トップに。
最終組はチーム右京と宇都宮ブリッツェン、昨年の2位3位だ。1周目からチーム右京が10秒ほどリードする。その後も差を広げるチーム右京だがハイペースにメンバーは土井雪広、ホセ・ビセンテ、阿部嵩之の3人に。しかしペースは落ちず、リードを保ったまま優勝。対する宇都宮ブリッツェンは終盤まで6人全員がまとまって走る展開に。
TTは天候の影響も受ける。今回は序盤は風があったが路面はドライ。終盤は風は弱くなったが路面はウェットに。全体を通してみれば、天候の影響は大差ない範囲だっただろう。マトリックスは中盤前での2人の落車の影響は大きかった。トラックレースにも積極的に取り組み、スピードに定評のある同チームにとっては悔いの残る走りに。
チーム右京はホセ・ビセンテが平地も強力でそのため中盤過ぎには3人となった。が、その後は土井を中心にペースを安定させて走りきることに専念、優勝を手にした。TTの得意な阿部は「準備期間が短かったけれども、期待された結果を出せて嬉しい。自分も嫌いな種目ではありませんから(笑)」と語る。「イージー!と言ったけれどもホセが上げ過ぎて(笑)」と早々に3人になったいきさつを語る土井。片山右京監督によると、さらにコロンビア人選手が加入予定とのこと。開幕2戦目でのこの結果は、まだまだ序の口だ。
結果
P1 15km
1位 チーム右京 19分55秒55
2位 マトリックスパワータグ +19秒
3位 宇都宮ブリッツェン +25秒
4位 イナーメ信濃山形 +48秒
5位 キャノンデール・チャンピオンシステム +58秒
6位 JPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックス +1分04秒
7位 なるしまフレンドレーシングチーム +1分23秒
8位 エスペランススタージュ・ウェイブワン山口 +1分26秒
9位 湘南ベルマーレ +1分38秒
10位 インタープロ・シクリズム +1分38秒
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ(チーム右京)
U23リーダー 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)
F 2.5km
1位 豊岡英子(パナソニックレディース)3分45秒64
2位 吉川美穂(Team ASAHI)+01秒
3位 高山真由子(竹芝サイクルレーシング)+13秒
E1 2.5km
1位 豊田勝徳(チームアヴェル)3分24秒04
2位 小池直樹(SPADE・ACE)
3位 加藤明豊(RITCHEY BREZZAカミハギR)+04秒
4位 今井雄輝(EURO-WORKS Racing)
5位 吉原健太郎(ADON Cycling Team)+05秒
6位 田典幸(Espoir Asia)
E2 2.5km
1位 小西優大(岩井商会レーシング)3分25秒42
2位 笹木哲雄(Espoir Asia)+07秒
3位 若山敦資(ADON Cycling Team)+09秒
4位 山本篤史(チームCB+)
5位 上澤剛(郡山サイクルフレンズ)+12秒
6位 国清雅継(Espoir Asia)
E3 2.5km
1位 中川智(まんま-AO・HANI CyclingTeam)3分29秒69
2位 棚橋峻也(天狗党)+01秒
3位 管籐貴昭(航空電子自転車競技部)+02秒
4位 牧野翼(ボンシャンス)+05秒
5位 西村和樹(Espoir Asia)+06秒
6位 頼近直純(まんま-AO・HANI CyclingTeam)
photo&text:高木秀彰
平地のスペシャリストにとって待望のチームタイムトライアル。専用機材を使うことで確実にタイムも縮まることからディスクホイールは当たり前、TT専用バイクを投入するチームも。
4月20日(土)、今年で2回目のチーム・タイムトライアルが、和歌山県白浜町の旧南紀白浜空港跡地滑走路で行われた。コースは滑走路を往復する単純なものだが、緩い勾配と常に吹く風が敵。当日は小雨も振り出し、天候に応じた走りをすることも技術のうち。
P1は1周2.5kmを6周する15kmで行われた。1チーム6人までの出走で、3番目の選手のゴールがチームのタイムとなる。スタート順は、前戦までのチーム順位の逆から。3番目スタートまでは曇りで風のある状態。5番目スタートのJPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックスのときに小雨が降りだし路面はドライからウェットへ。マッサは20分59秒63の好タイムで暫定トップに。
昨年第1回大会優勝のキャノンデールのタイムは20分00秒。ラップタイムは3分20秒でこれを上位チームは基準に走る。
次に塗り替えたのはイナーメ信濃山形。途中で橋本健がパンクで隊列が乱れるが修正して20分44秒。終盤スタートのマトリックスパワータグはハイペースで進むが3周目で2人が落車、その影響でもう一人も離れて中盤で3人に。しかしこのマリウス・ヴィズィアック、窪木一茂、池部壮太の3人のラップは落ち込まず暫定トップに。
最終組はチーム右京と宇都宮ブリッツェン、昨年の2位3位だ。1周目からチーム右京が10秒ほどリードする。その後も差を広げるチーム右京だがハイペースにメンバーは土井雪広、ホセ・ビセンテ、阿部嵩之の3人に。しかしペースは落ちず、リードを保ったまま優勝。対する宇都宮ブリッツェンは終盤まで6人全員がまとまって走る展開に。
TTは天候の影響も受ける。今回は序盤は風があったが路面はドライ。終盤は風は弱くなったが路面はウェットに。全体を通してみれば、天候の影響は大差ない範囲だっただろう。マトリックスは中盤前での2人の落車の影響は大きかった。トラックレースにも積極的に取り組み、スピードに定評のある同チームにとっては悔いの残る走りに。
チーム右京はホセ・ビセンテが平地も強力でそのため中盤過ぎには3人となった。が、その後は土井を中心にペースを安定させて走りきることに専念、優勝を手にした。TTの得意な阿部は「準備期間が短かったけれども、期待された結果を出せて嬉しい。自分も嫌いな種目ではありませんから(笑)」と語る。「イージー!と言ったけれどもホセが上げ過ぎて(笑)」と早々に3人になったいきさつを語る土井。片山右京監督によると、さらにコロンビア人選手が加入予定とのこと。開幕2戦目でのこの結果は、まだまだ序の口だ。
結果
P1 15km
1位 チーム右京 19分55秒55
2位 マトリックスパワータグ +19秒
3位 宇都宮ブリッツェン +25秒
4位 イナーメ信濃山形 +48秒
5位 キャノンデール・チャンピオンシステム +58秒
6位 JPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックス +1分04秒
7位 なるしまフレンドレーシングチーム +1分23秒
8位 エスペランススタージュ・ウェイブワン山口 +1分26秒
9位 湘南ベルマーレ +1分38秒
10位 インタープロ・シクリズム +1分38秒
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ(チーム右京)
U23リーダー 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)
F 2.5km
1位 豊岡英子(パナソニックレディース)3分45秒64
2位 吉川美穂(Team ASAHI)+01秒
3位 高山真由子(竹芝サイクルレーシング)+13秒
E1 2.5km
1位 豊田勝徳(チームアヴェル)3分24秒04
2位 小池直樹(SPADE・ACE)
3位 加藤明豊(RITCHEY BREZZAカミハギR)+04秒
4位 今井雄輝(EURO-WORKS Racing)
5位 吉原健太郎(ADON Cycling Team)+05秒
6位 田典幸(Espoir Asia)
E2 2.5km
1位 小西優大(岩井商会レーシング)3分25秒42
2位 笹木哲雄(Espoir Asia)+07秒
3位 若山敦資(ADON Cycling Team)+09秒
4位 山本篤史(チームCB+)
5位 上澤剛(郡山サイクルフレンズ)+12秒
6位 国清雅継(Espoir Asia)
E3 2.5km
1位 中川智(まんま-AO・HANI CyclingTeam)3分29秒69
2位 棚橋峻也(天狗党)+01秒
3位 管籐貴昭(航空電子自転車競技部)+02秒
4位 牧野翼(ボンシャンス)+05秒
5位 西村和樹(Espoir Asia)+06秒
6位 頼近直純(まんま-AO・HANI CyclingTeam)
photo&text:高木秀彰
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