2013/02/01(金) - 11:41
ツアー・ダウンアンダーを走ったUCIプロチームのバイクを紹介するシリーズ第2弾。終始レースをリードしてステージ優勝と総合3位を獲得したスカイプロサイクリングや、フォイクトとAシュレクの出場で大きな歓声を受けたレディオシャック・レオパード、そしてファラーをエーススプリンターに立てたガーミン・シャープのバイクを紹介。
スカイプロサイクリング
ピナレロ DOGMA 2
ゲラント・トーマス(イギリス、スカイプロサイクリング)のピナレロ DOGMA2 photo:Kei Tsuji
ステージ優勝を飾り、総合3位に入ったゲラント・トーマス(イギリス)のバイク。2012年から引き続きピナレロ・ドグマ2を駆る。コンポーネントはデュラエース7970シリーズだが、他のシマノDi2使用チームと同様に、ヨーロッパ到着後にデュラエース9070シリーズを搭載する予定。春のクラシックまでに、2013年カラーのニューバイクを投入するという。パーツ構成に変更は無く、ハンドルやステムはPRO、サドルはフィジーク。タイヤはヴェロフレックスのチューブラーを使用する。なお、「北のクラシック」での活躍が期待される大柄なイアン・スタナード(イギリス)のみドグマKに乗る。
選手によってフィジークのアリオネやアンタレス、アリアンテを使い分ける photo:Kei Tsuji
アイゼルは日本のファンからプレゼントされたステッカーをヘッドチューブに貼る photo:Kei Tsuji
レディオシャック・レオパード
トレック Madone 7
ジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック・レオパード)のトレック Madone 7 photo:Kei Tsuji
チーム総合成績トップに輝いたレディオシャック・レオパードは、引き続きトレックのマドン7シリーズに乗る。コンポーネントはデュラエース7970シリーズ。BB下部に配されたブレーキは、ダイレクトマウント方式を採用したデュラエースのBR9010。メカニック曰く、ブレーキ構造や位置、取り回しについて違和感は無し。ペダルはスピードプレイで、タイヤはシュワルベのアルトレモHTチューブラー25mm。この数年でタイヤの幅は25mm前後が主流になった感もある。なお、サドルからステム、ハンドル、ホイールに至るまでボントレガー製品が使用されている。イェンス・フォイクト(ドイツ)のバイクに刻まれた彼の経歴を振り返る数字が目を引いた。
ダイレクトマウント方式を採用したデュラエースのBR9010 photo:Kei Tsuji
フォイクトのバイクには「走行距離805,000km、消費パスタ3,100kg、縫合110針、落車100回、64勝、40歳、ボルト25本、地球16周、骨折11回」と書かれている photo:Kei Tsuji
ガーミン・シャープ
サーヴェロ R5
デーヴィッド・タナー(オーストラリア、ガーミン・シャープ)のサーヴェロ R5 photo:Kei Tsuji
ガーミン・シャープはサーヴェロのR5とS5を用意。エーススプリンターのタイラー・ファラー(アメリカ)は、エアロダイナミクスを追求したS5ではなく、反応性を重視して写真のR5を主に使用した。コンポーネントはデュラエース7970シリーズで、S5には何故かアルテグラ6770シリーズが搭載されていた。ハンドルやステム、シートポストは3T製。ステムにはガーミンのマウント一体型の3Tインテグラを使う。ホイールとタイヤは2013年もマヴィックで、コスミックカーボン80やコスミックカーボンSLRなどを使い分ける。SRM搭載のROTORクランクを使用しており、楕円チェーンリングと真円チェーンリングの使用率は半々。
楕円チェーンリングと真円チェーンリングの使用率は半々 photo:Kei Tsujiphoto:Kei Tsuji
ガーミンのマウント一体型ステム、3Tインテグラを使う photo:Kei Tsuji
text&photo:Kei Tsuji
スカイプロサイクリング
ピナレロ DOGMA 2
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ステージ優勝を飾り、総合3位に入ったゲラント・トーマス(イギリス)のバイク。2012年から引き続きピナレロ・ドグマ2を駆る。コンポーネントはデュラエース7970シリーズだが、他のシマノDi2使用チームと同様に、ヨーロッパ到着後にデュラエース9070シリーズを搭載する予定。春のクラシックまでに、2013年カラーのニューバイクを投入するという。パーツ構成に変更は無く、ハンドルやステムはPRO、サドルはフィジーク。タイヤはヴェロフレックスのチューブラーを使用する。なお、「北のクラシック」での活躍が期待される大柄なイアン・スタナード(イギリス)のみドグマKに乗る。
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レディオシャック・レオパード
トレック Madone 7
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チーム総合成績トップに輝いたレディオシャック・レオパードは、引き続きトレックのマドン7シリーズに乗る。コンポーネントはデュラエース7970シリーズ。BB下部に配されたブレーキは、ダイレクトマウント方式を採用したデュラエースのBR9010。メカニック曰く、ブレーキ構造や位置、取り回しについて違和感は無し。ペダルはスピードプレイで、タイヤはシュワルベのアルトレモHTチューブラー25mm。この数年でタイヤの幅は25mm前後が主流になった感もある。なお、サドルからステム、ハンドル、ホイールに至るまでボントレガー製品が使用されている。イェンス・フォイクト(ドイツ)のバイクに刻まれた彼の経歴を振り返る数字が目を引いた。
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ガーミン・シャープ
サーヴェロ R5
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ガーミン・シャープはサーヴェロのR5とS5を用意。エーススプリンターのタイラー・ファラー(アメリカ)は、エアロダイナミクスを追求したS5ではなく、反応性を重視して写真のR5を主に使用した。コンポーネントはデュラエース7970シリーズで、S5には何故かアルテグラ6770シリーズが搭載されていた。ハンドルやステム、シートポストは3T製。ステムにはガーミンのマウント一体型の3Tインテグラを使う。ホイールとタイヤは2013年もマヴィックで、コスミックカーボン80やコスミックカーボンSLRなどを使い分ける。SRM搭載のROTORクランクを使用しており、楕円チェーンリングと真円チェーンリングの使用率は半々。
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text&photo:Kei Tsuji
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