2019/12/25(水) - 12:30
満を持してデビューした「CADEX(カデックス)」を総力特集。ジャイアントが数年に渡る実戦テストで磨き上げ、昨年はサンウェブの、そして今季はチームCCCの走りを支えてきたプレミアムレーシングブランドだ。カーボンスポークを用いた超軽量ホイールや、専用設計のチューブレスタイヤ、そしてサドルなど、世界ナンバーワンブランドのテクノロジーが凝縮されたパーツを、開発者の話やインプレッションを交えながら紹介していきたい。
2019年7月4日、ツール・ド・フランス開幕を目前に控えたベルギー・ブリュッセルにてお披露目されたCADEX(カデックス)。世界最大規模の総合自転車メーカー・ジャイアントが手がけるプレミアムパーツブランドであり、デビューまでの2シーズン、#OVERACHIEVEのハッシュタグつきメッセージロゴが記されたプロトタイプホイールが、サンウェブ、そしてCCCチームによって使用され注目を浴びてきた。
当時のTT世界王者トム・ドゥムラン(オランダ)や、ベルギーが誇るクラシックハンターのグレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー)、そして絶対的な強さを誇る女王マリアンヌ・フォス(オランダ)。これらの事実は、カデックスがトッププロを満足させるハイエンドレーシングパーツブランドであるということを示しており、ジャイアントがいよいよもってその領域に切り込むことを意味する。
カデックスというブランド名は、ジャイアントが1985年に着手した「大量生産可能なカーボンバイクの開発」という先駆的なプロジェクトに由来する。今回、最先端のコンポーネントブランドとして生まれ変わったカデックスは、「不可能への挑戦」という当時のフィロソフィーを色濃く受け継いでいる。
「間違えて欲しくないのは、単に製品価格が高いブランドなのではなく、我々の技術の粋を結集することで従来の限界を突破する性能をライダーに与える"ハイパフォーマンス"ブランドだということ。例えば普通のスチールスポークと同じように扱えるカーボンスポークや、フックレス式チューブレスシステムなどはその一例です」と、ブリュッセルで行われたプレゼンテーションの中で開発者の一人はアピールする。なおカデックスは、女性専用のLiv同様にジャイアントから独立した別ブランドとして扱われるという。
2年間もの実戦テストを経てデビューしたカデックス。ラインナップの中心はセミディープ、ディープ、バトン、ディスクホイールと4タイプのフルカーボンホイール群であり、サドルとチューブレスタイヤがその脇を固める。全てが「THE PURSUIT OF PINNACLE PRODUCT(最高峰プロダクトの追求)」というキャッチフレーズを掲げるプロスペックモデルで、ことホイールに関してはリムブレーキ版やチューブラー版など、プロ選手が要求するスペックも忘れられてはいない。
オールラウンドに使える42mmハイトの「CADEX 42」と、空力性能を重視した65mmハイトの「CADEX 65」という2種類のロード用ホイールが中心に据わり、いずれもリム/ディスクブレーキ、チューブレス/チューブラーと合計8種類が展開される。優れたパワー伝達性とエアロダイナミクス、軽量性、ハンドリングを兼ね備えることが開発テーマで、全モデルにエアロ形状のリムとスポークを採用している。フックレスリムを採用するチューブレスモデルは、軽量化のみならず取り付け部分の段差を無くすことでエアロダイナミクス向上をも叶えた。
リムはフックレス構造でありながら、カーボンレイアップを緻密に計算することで重量と強度とのバランスを整える。ただし構造上、タイヤビードとリムウォールが密着する必要があり、どちらにも高い工作精度が求められるため、現在の認定タイヤはカデックスRACEとジャイアントGAVIA(0および1グレード)のみとなる。
また、一般的な金属製に見えるスポークは実は超軽量のカーボン製で、軽量化に大きく貢献。エアロ形状を採用しているDTスイス社のエアロライトが4.34gであるのに対して、カデックスのスポークは僅か2.85gだ。前後セット37本換算でスポークだけで38.5gの削減に成功している。これら各部の軽量化の積み重ねにより、42mmハイトのリムブレーキモデルでは1,265g、ディスクブレーキモデルでは1,327gを実現している。
しかしカデックスはただ軽さを追求したホイールではない。「軽さだけを追い求めた製品は、しばしば剛性や耐久性に欠ける。でも我々が目指しているのはそれらとは違い、軽さを突き詰めながらも信頼性、ハンドリング、空力などを高次元でバランスさせた製品。長い時間をかけた分その点には自信を持っている」と、プロダクト部門ヘッドのジェフ・シュナイダー氏は胸を張る。通常と同じニップル調整式であることも、カーボンスポークホイールとしては注目すべだろう。
パワー伝達効率においては、DBL(ダイナミック・バランスド・レーシング)という技術がポイントだ。DBLとはホイールが回転した時にスポークテンションが最適になるように、組み上げ時のスポークテンションを調整するテクノロジーのこと。ハブの内部構造も丁寧に仕上げられ抵抗低減に役立っているという。
※ディスクのスルーアクスルは付属しない
※ディスクのスルーアクスルは付属しない
TTスペシャリストであるトム・デュムランらの意見を基に作られたのが、TT向けの4バトンホイール「CADEX 4-SPOKE AERO」とディスクホイール「CADEX AERO DISC」だ。テクストリームカーボンの織り目が目を引くこの前後セットは、ジャイアントがエアロロード、PROPEL(現行モデル)の開発で協力体制を築いたフランスの風洞実験研究施設「ACE(Aero Concept Engineering)」で、空力の専門家たちと共に性能を磨き上げてきた意欲作。度重なるシミュレーションを元に6つのプロトタイプが製作され、その中から実際の走行フィーリングをもとに製品版が選ばれた。
こちらもチューブレスとチューブラーの2種類がそれぞれに用意され(ディスクブレーキ用は設定なし)、重量もフロントが760g、リアが1,000gと軽さを維持しつつ、どちらもクラス最高のねじれ剛性を備える。ハブやワイドリムなどの構造はロードホイールと共通で、ことワイドリムとタイヤのマッチングがもたらす空力面のアドバンテージは絶大だ。
カデックスの各チューブレスホイールに合わせて開発されたのが「CADEX RACE TUBELESS」タイヤだ。既にジャイアントブランドで用意されていたロードタイヤ「GAVIA」をベースに、全く新しいRR-Sシリカベースコンパウンドの投入による軽い走行感とコントロール性を両立。乗り味に関してもチューブラータイヤに匹敵するしなやかさが念頭に置かれ、ケーシングを超柔軟な単層構造とした。CCCチームのミヒャエル・シェアー(スイス)などがチューブラーから乗り換えたという事実も、タイヤとホイールの乗り味を表す良い事例と言えるだろう。
幾つものプロトタイプがサンウェブやCCCチームによってテストされてきたサドルは、ショートノーズタイプのレール一体式カーボンベースの「CADEX BOOST」1種類がラインナップされる。流動性の高いCADEX専用のポリウレタンエラストマー粒子が2箇所に配置されることで骨盤を包み込むように支える。手で押し込んでも全体的に硬い印象だが、点ではなく面で体重を分散させることでパワー伝達と快適性を両立したという。
レール一体式のベースは軽量化だけではなく、ベースとレールの接続部分を後方にすることで、座面全体をハンモックのようにしならせて快適性を得たという。構造を見直すことで接着剤の使用量を抑えていることも138gと軽く仕上がっている一つの要因だ。
合計3年間の研究開発期間を経て、いよいよデビューしたカデックス。テスト段階では高剛性ステムやCADEX BOOSTと異なるサドルも目撃されているため、更なるバリエーション拡充にも期待がかかる。2019年11月に入り日本国内でもデリバリーがスタートしており、ジャイアントを扱うショップであれば広くメンテナンスを受けられるのも嬉しい。
次頁では各製品のインプレッションを紹介する。
性能第一主義のプレミアムブランド、CADEXのデビュー
2019年7月4日、ツール・ド・フランス開幕を目前に控えたベルギー・ブリュッセルにてお披露目されたCADEX(カデックス)。世界最大規模の総合自転車メーカー・ジャイアントが手がけるプレミアムパーツブランドであり、デビューまでの2シーズン、#OVERACHIEVEのハッシュタグつきメッセージロゴが記されたプロトタイプホイールが、サンウェブ、そしてCCCチームによって使用され注目を浴びてきた。
当時のTT世界王者トム・ドゥムラン(オランダ)や、ベルギーが誇るクラシックハンターのグレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー)、そして絶対的な強さを誇る女王マリアンヌ・フォス(オランダ)。これらの事実は、カデックスがトッププロを満足させるハイエンドレーシングパーツブランドであるということを示しており、ジャイアントがいよいよもってその領域に切り込むことを意味する。
カデックスというブランド名は、ジャイアントが1985年に着手した「大量生産可能なカーボンバイクの開発」という先駆的なプロジェクトに由来する。今回、最先端のコンポーネントブランドとして生まれ変わったカデックスは、「不可能への挑戦」という当時のフィロソフィーを色濃く受け継いでいる。
「間違えて欲しくないのは、単に製品価格が高いブランドなのではなく、我々の技術の粋を結集することで従来の限界を突破する性能をライダーに与える"ハイパフォーマンス"ブランドだということ。例えば普通のスチールスポークと同じように扱えるカーボンスポークや、フックレス式チューブレスシステムなどはその一例です」と、ブリュッセルで行われたプレゼンテーションの中で開発者の一人はアピールする。なおカデックスは、女性専用のLiv同様にジャイアントから独立した別ブランドとして扱われるという。
調整可能なカーボンスポーク、フックレスチューブレス 革新的ロードホイール
2年間もの実戦テストを経てデビューしたカデックス。ラインナップの中心はセミディープ、ディープ、バトン、ディスクホイールと4タイプのフルカーボンホイール群であり、サドルとチューブレスタイヤがその脇を固める。全てが「THE PURSUIT OF PINNACLE PRODUCT(最高峰プロダクトの追求)」というキャッチフレーズを掲げるプロスペックモデルで、ことホイールに関してはリムブレーキ版やチューブラー版など、プロ選手が要求するスペックも忘れられてはいない。
オールラウンドに使える42mmハイトの「CADEX 42」と、空力性能を重視した65mmハイトの「CADEX 65」という2種類のロード用ホイールが中心に据わり、いずれもリム/ディスクブレーキ、チューブレス/チューブラーと合計8種類が展開される。優れたパワー伝達性とエアロダイナミクス、軽量性、ハンドリングを兼ね備えることが開発テーマで、全モデルにエアロ形状のリムとスポークを採用している。フックレスリムを採用するチューブレスモデルは、軽量化のみならず取り付け部分の段差を無くすことでエアロダイナミクス向上をも叶えた。
リムはフックレス構造でありながら、カーボンレイアップを緻密に計算することで重量と強度とのバランスを整える。ただし構造上、タイヤビードとリムウォールが密着する必要があり、どちらにも高い工作精度が求められるため、現在の認定タイヤはカデックスRACEとジャイアントGAVIA(0および1グレード)のみとなる。
また、一般的な金属製に見えるスポークは実は超軽量のカーボン製で、軽量化に大きく貢献。エアロ形状を採用しているDTスイス社のエアロライトが4.34gであるのに対して、カデックスのスポークは僅か2.85gだ。前後セット37本換算でスポークだけで38.5gの削減に成功している。これら各部の軽量化の積み重ねにより、42mmハイトのリムブレーキモデルでは1,265g、ディスクブレーキモデルでは1,327gを実現している。
しかしカデックスはただ軽さを追求したホイールではない。「軽さだけを追い求めた製品は、しばしば剛性や耐久性に欠ける。でも我々が目指しているのはそれらとは違い、軽さを突き詰めながらも信頼性、ハンドリング、空力などを高次元でバランスさせた製品。長い時間をかけた分その点には自信を持っている」と、プロダクト部門ヘッドのジェフ・シュナイダー氏は胸を張る。通常と同じニップル調整式であることも、カーボンスポークホイールとしては注目すべだろう。
パワー伝達効率においては、DBL(ダイナミック・バランスド・レーシング)という技術がポイントだ。DBLとはホイールが回転した時にスポークテンションが最適になるように、組み上げ時のスポークテンションを調整するテクノロジーのこと。ハブの内部構造も丁寧に仕上げられ抵抗低減に役立っているという。
CADEX ロードホイール基本スペック
リム素材 | カーボン | |
リムハイト | 42mm | 65mm |
リム外幅 | 23mm | 26mm |
リム内幅 | チューブレス:19.4mm チューブラー:N/A | チューブレス:22.4mm チューブラー:N/A |
フロントハブ | CADEX Low Friction Hub(ディスクはセンターロック仕様) | |
リアハブ | CADEX Low Friction Hub, Ratchet Driver(ディスクはセンターロック仕様) | |
対応カセット | Shimano 11 / SRAM XDR 12(別売) | |
スポーク (フロント、リア) | Aero Carbon Spoke | |
品質保証 | 2年間 | |
破損交換プログラム | 5年間 | |
税抜価格 | フロント:140,000円、リア180,000円 | フロント:140,000円、リア200,000円 |
CADEX 42 各タイプ比較
車輪タイプ | ディスク/チューブレス | ディスク/チューブラー | リム/チューブレス | リム/チューブラー |
フロントアクスル | 100x12 TA | 100x12 TA | Titanium 100x5 QR | Titanium 100x5 QR |
リアアクスル | 142x12 TA | 142x12 TA | Titanium 130x5 QR | Titanium 130x5 QR |
スポーク組 (フロント) | Straight pull, 21H | Straight pull, 21H | Straight pull, 16H | Straight pull, 16H |
スポーク組 (リア) | DBL, 24H | DBL, 24H | DBL, 21H | DBL, 21H |
重量 (ペア) | 1327g | 1242g | 1265g | 1163g |
CADEX 65 各タイプ比較
車輪タイプ | ディスク/チューブレス | ディスク/チューブラー | リム/チューブレス | リム/チューブラー |
フロントアクスル | 100x12 TA | 100x12 TA | Titanium 100x5 QR | Titanium 100x5 QR |
リアアクスル | 142x12 TA | 142x12 TA | Titanium 130x5 QR | Titanium 130x5 QR |
スポーク組 (フロント) | Straight pull, 21H | Straight pull, 21H | Straight pull, 16H | Straight pull, 16H |
スポーク組 (リア) | DBL, 24H | DBL, 24H | DBL, 21H | DBL, 21H |
重量 (ペア) | 1501g | 1444g | 1425g | 1367g |
アドバンテージは空力だけに非らず TT/トライアスロン用バトン&ディスクホイール
TTスペシャリストであるトム・デュムランらの意見を基に作られたのが、TT向けの4バトンホイール「CADEX 4-SPOKE AERO」とディスクホイール「CADEX AERO DISC」だ。テクストリームカーボンの織り目が目を引くこの前後セットは、ジャイアントがエアロロード、PROPEL(現行モデル)の開発で協力体制を築いたフランスの風洞実験研究施設「ACE(Aero Concept Engineering)」で、空力の専門家たちと共に性能を磨き上げてきた意欲作。度重なるシミュレーションを元に6つのプロトタイプが製作され、その中から実際の走行フィーリングをもとに製品版が選ばれた。
こちらもチューブレスとチューブラーの2種類がそれぞれに用意され(ディスクブレーキ用は設定なし)、重量もフロントが760g、リアが1,000gと軽さを維持しつつ、どちらもクラス最高のねじれ剛性を備える。ハブやワイドリムなどの構造はロードホイールと共通で、ことワイドリムとタイヤのマッチングがもたらす空力面のアドバンテージは絶大だ。
CADEX 4-SPOKE AERO
リムタイプ | クリンチャー(チューブレス・コンバーチブル) | チューブラー |
リム素材 | Ultralight 18K Full Composite | |
リム外幅 | 27.6mm | 27.3mm |
リム内幅 | 21mm | N/A |
フロントハブ | CADEX Low Friction Hub | |
ベアリング | Precision Sealed Cartridge | |
フロントアクスル | Titanium 100x5 QR | |
重量 | 840g | 760g |
品質保証 | 2年間 | |
破損交換プログラム | 5年間 | |
税抜価格 | 190,000円 |
CADEX AERO DISC
リムタイプ | クリンチャー(チューブレス・コンバーチブル) | チューブラー |
リム素材 | Ultralight 18K Full Composite | |
リム外幅 | 27.6mm | 27.3mm |
リム内幅 | 21mm | N/A |
リアハブ | CADEX Low Friction Hub, Rachet Driver | |
対応カセット | Shimano 11 / SRAM XDR 12(別売) | |
ベアリング | Precision Sealed Cartridge | |
フロントアクスル | Titanium 130x5 QR | |
重量 | 1180g | 1000g |
品質保証 | 2年間 | |
破損交換プログラム | 5年間 | |
税抜価格 | 260,000円 |
レーシングチューブレスタイヤと一体式カーボンベースのサドルもラインナップ
カデックスの各チューブレスホイールに合わせて開発されたのが「CADEX RACE TUBELESS」タイヤだ。既にジャイアントブランドで用意されていたロードタイヤ「GAVIA」をベースに、全く新しいRR-Sシリカベースコンパウンドの投入による軽い走行感とコントロール性を両立。乗り味に関してもチューブラータイヤに匹敵するしなやかさが念頭に置かれ、ケーシングを超柔軟な単層構造とした。CCCチームのミヒャエル・シェアー(スイス)などがチューブラーから乗り換えたという事実も、タイヤとホイールの乗り味を表す良い事例と言えるだろう。
幾つものプロトタイプがサンウェブやCCCチームによってテストされてきたサドルは、ショートノーズタイプのレール一体式カーボンベースの「CADEX BOOST」1種類がラインナップされる。流動性の高いCADEX専用のポリウレタンエラストマー粒子が2箇所に配置されることで骨盤を包み込むように支える。手で押し込んでも全体的に硬い印象だが、点ではなく面で体重を分散させることでパワー伝達と快適性を両立したという。
レール一体式のベースは軽量化だけではなく、ベースとレールの接続部分を後方にすることで、座面全体をハンモックのようにしならせて快適性を得たという。構造を見直すことで接着剤の使用量を抑えていることも138gと軽く仕上がっている一つの要因だ。
CADEX RACE TUBELESS
サイズ | 700x23C、25C、28C |
重量 | 255g(23C)、270g(25C)、325g(28C) |
ETRTO | 23x622、25x622、28x622 |
最大空気圧 PSI | (23Cと25C)85-125psi、(28C)85-115psi |
最大空気圧 BAR | (23Cと25C)5.9-8.6bar、(28C)5.9-7.9bar |
TPI | 170 |
ビード | Carbon/Kevlar Composite |
ビードタイプ | Folding |
コンパウンド | RR-S |
耐パンク性能 | Race Shield |
税抜価格 | 10,000円 |
CADEX BOOST
重量 | 138g |
レール素材 | Carbon with Advanced Forged Composite Technology |
レールサイズ | 9mm, Integrated Rail Design |
ベース | Advanced Forged Composite Technology |
カバー | Microfiber |
パッド | EVA+ETPU Particle Flow |
サイズ | 幅149mm、長さ246mm、スタックハイト44mm |
仕様 | Uniclip対応 |
品質保証 | 2年間 |
破損交換プログラム | 5年間 |
税抜価格 | 33,000円 |
合計3年間の研究開発期間を経て、いよいよデビューしたカデックス。テスト段階では高剛性ステムやCADEX BOOSTと異なるサドルも目撃されているため、更なるバリエーション拡充にも期待がかかる。2019年11月に入り日本国内でもデリバリーがスタートしており、ジャイアントを扱うショップであれば広くメンテナンスを受けられるのも嬉しい。
次頁では各製品のインプレッションを紹介する。
提供:ジャイアント・ジャパン 制作:シクロワイアード編集部