2019/10/29(火) - 12:08
アソスの着こなしのベースになるアソス・レイヤリング・システム(ALS)。季節に応じたアイテムを選ぶ目安になるが、必ずしもそれにとらわれる必要はない。ALSのクライマレンジに関わらず、うまくアイテムをクロスオーバーすることで、あらゆる寒さに対応させられる上、さらに細かい温度調整も可能なのだ。そこでクライマレンジを超えた活用方法や最小限のアイテムでやりくりするアイテムの揃え方も提案しよう。
これらを全て揃え、季節に応じて使い分けることが理想的ではあるが、現実にはなかなか実現できることではない。どのようにアソスのアイテムを活用するのがいいのだろうか?そのポイントを紹介しよう。
小物を上手に使いこなせば、アソスのウェアをもっと快適に着こなすことができる (c)ダイアテック
スキンフォイル スプリングフォール ベースレイヤーはラウンドネックを採用している (c)ダイアテック
クライマレンジ2スプリング&フォールのニッカーも、ソックスをウインターソックスやウルトラズソックスに替えるだけでも比較的寒くなるまで使えるようになる (c)ダイアテック
薄手のフルフィンガーグローブ、スプリングフォールグローブ (c)ダイアテック
しかし、春先の少し肌寒い日には、春用のロングスリーブジャージの下にウインター用のベースレイヤーを着るのもおすすめだ。程よく体幹を保温してくれるだけでなく、薄手のジャージが適度に風を通すのでオーバーヒートしにくいのだ。
スプリング&フォールのジャケットには同じクライマレンジのベースレイヤーを合わせるのが基本だが、ウィンターベースレイヤー組み合わせてもOK (c)ダイアテック
肌寒い日には生地が厚めで首回りも詰まっていて保温性が高いウインターのベースレイヤーを組み合わせるのもありだ (c)ダイアテック
また、春物の半袖タイプのベースレイヤーは、春や秋の半袖ジャージでは少し肌寒い時期に重宝する。このように、ベースレイヤーはクライマレンジの違う物を一通りそろえておくと、1着のジャケットしかなくても着こなしの幅が広がるのでおすすめだ。
ウィンドジャケットなどを活用すれば様々な気温帯に対応することが可能だ (c)ダイアテック
例えば、春用に長袖スプリングジャージを購入し、肌寒い日にはウインドブロックベストやウインドジャケットを重ね着すれば、ワンランク上の防寒性能を手に入れられる。重ね着なら暑くなったら脱げばよいので、ライド中の温度調整も容易だ。
また、冬であれば、基本はウインタージャケットとし、寒い日にはレインジャケットのストームプリンスやベストを重ね着するのも有効だ。ストームプリンスやベストは、季節を問わず使えるので、1枚持っておくと使い回しがきいて便利だ。
ベストはジャケットの上に羽織ることで胴体部分の保温性を高め、寒さを和らげてくれる便利アイテム。1着持っておくと重宝する (c)ダイアテック
中でもアソスを専門に扱うアソスプロショップは、スタッフが自らアソスの製品を愛用しており、アイテム選びから着こなし方まであらゆる角度からアドバイスをくれるはずだ。
重ね着やベースレイヤーの使い回しで温度調整が可能
アソスの特徴は、ALS(アソス・レイヤリング・システム)という季節ごとのベーシックな着こなしが用意されていることだ。最新のALSでは、SPRING/FALL、WINTER、ULTRAZなどのジャージやジャケット、タイツなど、季節に応じた基本のアイテムがある。さらにそれぞれの時期に対応するベースレイヤーやソックス、重ね着に使えるベストやウインドジャケットなども用意されている。これらを全て揃え、季節に応じて使い分けることが理想的ではあるが、現実にはなかなか実現できることではない。どのようにアソスのアイテムを活用するのがいいのだろうか?そのポイントを紹介しよう。




ポイント1:肌寒い季節は秋春用長袖ジャージ+冬物インナーの組み合わせもオススメ
ベースレイヤーを変えると体幹部分の保温性が大きく変わる。冬にはやはり厚手で首回りがスタンドカラーのようになっているウインター用がいいし、少し暖かい時期には薄手で首回りがラウンドネックになっているスプリング&フォール用がいい。しかし、春先の少し肌寒い日には、春用のロングスリーブジャージの下にウインター用のベースレイヤーを着るのもおすすめだ。程よく体幹を保温してくれるだけでなく、薄手のジャージが適度に風を通すのでオーバーヒートしにくいのだ。


また、春物の半袖タイプのベースレイヤーは、春や秋の半袖ジャージでは少し肌寒い時期に重宝する。このように、ベースレイヤーはクライマレンジの違う物を一通りそろえておくと、1着のジャケットしかなくても着こなしの幅が広がるのでおすすめだ。
ポイント2:アウター1枚で気温変化に対応するのではなく、重ね着で対応
秋にはスプリング&フォールのジャケット、冬にはウインタージャケット、もっと寒くなったらウルトラズシリーズのジャケットと、各シーズンに対応するアイテムを1枚ずつ揃えると快適にサイクリングをこなせるのは間違いない。しかし、ベストやウインドジャケットなどを活用し、重ね着で気温変化に対応すれば、コストを節約しながら快適なサイクリングを楽しめる。
例えば、春用に長袖スプリングジャージを購入し、肌寒い日にはウインドブロックベストやウインドジャケットを重ね着すれば、ワンランク上の防寒性能を手に入れられる。重ね着なら暑くなったら脱げばよいので、ライド中の温度調整も容易だ。
また、冬であれば、基本はウインタージャケットとし、寒い日にはレインジャケットのストームプリンスやベストを重ね着するのも有効だ。ストームプリンスやベストは、季節を問わず使えるので、1枚持っておくと使い回しがきいて便利だ。

ALSにとらわれず、自由に着こなそう
このように、ALSはあくまで着こなしの基本であって、自分が快適と感じるようにアレンジすればいい。とはいえ、アソスを初めて着る人にとって、それはなかなか難易度が高いことではある。そんなときにはアソスの製品を熟知したプロショップの門をたたくことをオススメする。中でもアソスを専門に扱うアソスプロショップは、スタッフが自らアソスの製品を愛用しており、アイテム選びから着こなし方まであらゆる角度からアドバイスをくれるはずだ。
提供:ダイアテック テキスト:浅野真則