2017/07/11(火) - 01:36
キャノンデールのエンデュランスロード「SYNAPSE(シナプス)」が大幅な進化を遂げモデルチェンジした。リファインされたSAVEシステムと、俊敏な走りを実現する新たなジオメトリー、快適性の向上と高剛性化の両立、そして軽量化により走りが進化。徹底したシステムインテグレーションにより新たな道を切り拓くオールロードバイクとして生まれ変わった。
6月末、世界の主要メディアを招きイタリアはミラノ北部のコモ湖においてキャノンデール新型シナプスのプレゼンテーションが行われた。2006年に登場して以来キャノンデールでも息の長い車種として支持されてきたエンデュランスロード、シナプス。2018年モデルとして発表された新型シナプスのコンセプトは「TRUE ENDURANCE MACHINERY」つまり「真のエンデュランスマシーン」だ。
ピュアレーシング「Elite Road」カテゴリーのモデルとしてSUPERSIX EVOやCAAD12があるなか、シナプスが進むべき方向性は何処か?
速く、より遠くへといった挑戦への欲求。まだ知らないフィールドへ、道を選ばず進みたいという開拓心。よりパーソナルなライディングの追求。目指したのはロードライディングをライフスタイルとする、選択眼の肥えたサイクリストに選ばれるべき「Do it all」なロードバイク。速く走ることと引き換えに快適性やパフォーマンスを犠牲にしたくはない。新型シナプスは、スムーズで軽量、インテグレーション(統合設計)を進めた「Endurance Race」カテゴリーのバイクとして再定義され、開発が進められたのだ。
2006年の発表当時からシナプスのコアテクノロジーとなっている「SAVEマイクロサスペンション」とは、チェーンステイとシートステイ、フロントフォークなどにしなるフレックスゾーンを設けることで、路面からの衝撃や振動を打ち消し、ライダーの疲労を軽減するシステムだ。新型シナプスのSAVEシステムは、リ・エンジニアリングを経てさらに快適性に優れるよう刷新された。基本コンセプトはそのままに、バイブレーションやノイズをより効果的にカットし、かつレーサーも満足させうる反応性や加速性、剛性も兼ね備えることを目指したのだ。ベールを脱いだ新型シナプスは、現行モデルと外観上の違いは大きくはない。
現行モデルではシートステイやフロントフォークが複合的な螺旋状の造形となっていたが、新型シナプスのフレックスゾーンは曲線で構成されつつも捻れの無いすっきりとしたシェイプとなった。路面からの縦方向の振動をより効果的に減衰しつつ、かつ横剛性を高める形状にリファインされたのだ。カーボンレイアップも見直すことで、さらに快適性に優れ、かつ高い反応性と剛性を獲得している。
疲労の少ない快適な走りを実現するフレームジオメトリー「Endurance Race Geometry」もリファインされた。楽に走るためのアップライトさを残しつつも、よりハードに走るためのライディングポジションがとれるジオメトリーに見直された。快適な中にもよりアグレッシブな走りを実現するべく、レスポンスを高め、従来よりやや遠く・低いハンドルポジションとなるように再設計されたのだ。
新ジオメトリーのフレーム各部を前モデルと比べた際のディテールの違いは、現行モデルの56cmサイズのフレームと比較すれば、シートチューブは1cm長く、スタンドオーバーハイトを2.6cm高め、ヘッドチューブは1.3cm短く、ホイールベースを0.5cm、フロントセンターも0.5cm短く。BBハイトは0.4cm高く、トレールは0.2cm短くなった。ヘッドチューブアングルは0.5°立てられ73°になった。つまりよりアグレッシブで反応性の高いレーシーな性格が与えられたのだ。
プロダクトマネジャーのデーヴィッド・デヴァイン氏は言う。「ライダーにとってポジションは非常に重要です。新型シナプスのエンデュランス・レース・ジオメトリーはレースライディングに求められるアグレッシブさとリラックスしたアップライトポジションの中間のバランスで再設計しました。ハードに走るときに必要な低く・前に遠いポジションと、ロングを走るのに必要十分なライズ(上体の起きた姿勢)との最高のマッチポイントを探し直しました」。
快適性が高められた新型シナプスだが、BBやヘッド周辺にはワールドクラスのスプリンターが満足できる高い剛性をもたせているという。フレーム重量は560mmで前モデルより220gも軽量な単体950g(ディスクブレーキ仕様)を実現。フォークは367gで116gの軽量化を果たした。登りで有利に働く軽さをもちながらも、ドイツの試験機関ゼドラー・ラボによる強度試験ではヘッドチューブとBB周辺で約9〜10%の強度アップが実証されたという。
そしてフレームサイズごとに共通した剛性バランスやハンドリング特性が揃うように、サイズごとの最適設計を取り入れている。サイズごとに上下で異なるベアリング口径のヘッドチューブを採用し、ハンドリング特性を決めるフロントフォークも、フレームサイズごとに3種類の異なるオフセット量のフォークを用意している。
そしてディスクブレーキ採用フレームのチェーンステイやシートステイには、ブレーキングパフォーマンスを高めつつもSAVEマイクロサスペンションの効果をスポイルしないアシンメトリー(左右非対称)設計が取り入れられている。ディスクブレーキがエンデュランスロードの標準装備となるこれからにおいて、ディスクブレーキに最適化されたフレーム設計となっているのはもちろんのことだ。
そして新たに加わったのが画期的構造のコックピット「SAVEシステムバー」だ。アルミニウム製のベースステムに専用設計の翼状カーボンハンドルを組み合わせたこのシステムは、ハンドル自体がSAVEマイクロサスペンションとなって路面からの振動を緩和する。※SAVEシステムバーは生産上の課題が生じたため、来季以降のスペックインとなることが発表された。(2017年8月28日)
通常のライディング状況においてSAVEシステムバーは、路面の衝撃に対して上下方向に4〜6mmのしなりをもって衝撃をいなすという(荷重試験では最大15mmまでしなることが確認されている)。また、ポジションが限定されるステム一体型ハンドルとは違い、異なる長さと角度のベースステムとハンドルを組み合わせるツーピース構造により、+6°・ 70〜100mm、-6°・80〜130mm のコンビネーションから選べる。つまり体格やライディングポジションにあわせた自由度の高いセッティングが可能になっているのだ。
SAVEシステムバーのハンドルの曲げやドロップなどのシェイプは現在主流のエルゴ形状を採用。ステムとハンドルの固定は4本のボルトで行うため、ハンドルの「送り・しゃくり」の角度も±8°の範囲で無段階に調整できる構造をもっているのだ。
開発エンジニアのイアン・スッラ氏は言う。「このシステムバーは他のSAVEシステムと完全に調和したマイクロサスペンション効果を発揮します。スムーズでコントローラブルなハンドリングを提供しつつ、独自のツーピース設計によりステムの長さ、ハンドルの幅、角度などがノーマルステムとハンドルの組み合わせ同様にライダーの好みに合わせて調整でき、他の一体型ハンドルのような不都合はまったくありません」。
十分な強度を持ちつつ振動吸収を担うこのハンドルは、ガーミンなどのサイクルコンピューターとfabric製のLumarayライトを取り付けられる専用ブラケットが付属され、クリーンでスマートなコックピットを実現する。このSAVEシステムバーは単体販売もされる予定だ。
シート部には縦方向にしなりをもたせたシナプス専用の25.4mm径をもつSAVEシートポストが組み合わされる。シートクランプ機能は前モデルと同様にシートピラーのしなり量を稼ぐために臼状のパーツがフレームに内蔵される構造だ。こうして新型シナプスのSAVEシステムは、全方位的に快適性を高めることに成功している。
ダウンチューブ上部に備えられたインテリジェント・ケーブルポートは、Di2のコントロールユニットを埋め込むかたちで収めることができるほか、メカニカル式シフター採用の際はケーブル類をスマートに集約して収納し、スマートなルックスとケーブル交換の際の高いメンテナンス性を両立している。
そしてエンデュランスロードとして不可欠なフェンダー(泥除け)を取り付けるためのアイレット(ネジ穴)をフォークやシートステー内側に備える。リアフェンダーをシートステーに確実に固定することができるブリッジはスマートで取外しが可能。これらを用いることでフルフェンダーを安定した状態で取り付けることができ、悪条件のグラベルや雨の降るなかでの長時間のライドでも、泥や水しぶきを浴びることなく快適に走り続けることができるのだ。フェンダーは市販のものを好みで選んで取り付ける汎用性の高い設計だ。
新型シナプスは「ニューロード」を視野に入れた設計により、32mmの太さのタイヤまでを許容するクリアランスをもっている。完成車として用意されるSE(Special Edition)シリーズは、ニューロードとしての広がりを強く意識したモデルで WTB Exposure 30Cタイヤを標準装備。グラベルライドなど新たな方向へと広がり続けるライディングスタイルの提案が込められている。
ユーザーによるモディファイにも幅広く対応する新型シナプスは「TRUE ENDURANCE MACHINERY」の言葉通り、さらに高い走りの基本性能「True Performance」と、「Expanding New Road」つまり新たな道を走破するべく、走りの自由度と拡張性を兼ね備えた新たな時代のエンデュランスロードバイクといえそうだ。
新型シナプスの日本での発売は2017年8月より。以下のラインナップでスタートする。
※SAVEシステムバーは生産上の課題が生じたためデリバリーの見通しが立たず、来季以降のスペックインとなることが発表された。そのため対象モデルのスペックが以下の通り変更される。(2017年8月28日)
対象モデル
SYNAPSE Hi-MOD DISC DURA ACE Di2
ハンドルバー: Cannondale SAVE SystemBar, Carbon => ENVE Carbon Road Compact Handlebar
ステム: Cannondale SAVE System => ENVE Carbon Stem
価 格:¥1,050,000+税(変更なし)
SYNAPSE Hi-MOD DISC DURA ACE
ハンドルバー: Cannondale SAVE SystemBar, Carbon => Cannondale Escape Hanger Carbon Handlebar
ステム: Cannondale SAVE System => C1 Ultralight Alloy Stem
価 格: ¥650,000+税(変更なし)
6月末、世界の主要メディアを招きイタリアはミラノ北部のコモ湖においてキャノンデール新型シナプスのプレゼンテーションが行われた。2006年に登場して以来キャノンデールでも息の長い車種として支持されてきたエンデュランスロード、シナプス。2018年モデルとして発表された新型シナプスのコンセプトは「TRUE ENDURANCE MACHINERY」つまり「真のエンデュランスマシーン」だ。
ピュアレーシング「Elite Road」カテゴリーのモデルとしてSUPERSIX EVOやCAAD12があるなか、シナプスが進むべき方向性は何処か?
速く、より遠くへといった挑戦への欲求。まだ知らないフィールドへ、道を選ばず進みたいという開拓心。よりパーソナルなライディングの追求。目指したのはロードライディングをライフスタイルとする、選択眼の肥えたサイクリストに選ばれるべき「Do it all」なロードバイク。速く走ることと引き換えに快適性やパフォーマンスを犠牲にしたくはない。新型シナプスは、スムーズで軽量、インテグレーション(統合設計)を進めた「Endurance Race」カテゴリーのバイクとして再定義され、開発が進められたのだ。
リファインされたSAVEマイクロサスペンションとEndurance Raceジオメトリー
2006年の発表当時からシナプスのコアテクノロジーとなっている「SAVEマイクロサスペンション」とは、チェーンステイとシートステイ、フロントフォークなどにしなるフレックスゾーンを設けることで、路面からの衝撃や振動を打ち消し、ライダーの疲労を軽減するシステムだ。新型シナプスのSAVEシステムは、リ・エンジニアリングを経てさらに快適性に優れるよう刷新された。基本コンセプトはそのままに、バイブレーションやノイズをより効果的にカットし、かつレーサーも満足させうる反応性や加速性、剛性も兼ね備えることを目指したのだ。ベールを脱いだ新型シナプスは、現行モデルと外観上の違いは大きくはない。
現行モデルではシートステイやフロントフォークが複合的な螺旋状の造形となっていたが、新型シナプスのフレックスゾーンは曲線で構成されつつも捻れの無いすっきりとしたシェイプとなった。路面からの縦方向の振動をより効果的に減衰しつつ、かつ横剛性を高める形状にリファインされたのだ。カーボンレイアップも見直すことで、さらに快適性に優れ、かつ高い反応性と剛性を獲得している。
疲労の少ない快適な走りを実現するフレームジオメトリー「Endurance Race Geometry」もリファインされた。楽に走るためのアップライトさを残しつつも、よりハードに走るためのライディングポジションがとれるジオメトリーに見直された。快適な中にもよりアグレッシブな走りを実現するべく、レスポンスを高め、従来よりやや遠く・低いハンドルポジションとなるように再設計されたのだ。
新ジオメトリーのフレーム各部を前モデルと比べた際のディテールの違いは、現行モデルの56cmサイズのフレームと比較すれば、シートチューブは1cm長く、スタンドオーバーハイトを2.6cm高め、ヘッドチューブは1.3cm短く、ホイールベースを0.5cm、フロントセンターも0.5cm短く。BBハイトは0.4cm高く、トレールは0.2cm短くなった。ヘッドチューブアングルは0.5°立てられ73°になった。つまりよりアグレッシブで反応性の高いレーシーな性格が与えられたのだ。
プロダクトマネジャーのデーヴィッド・デヴァイン氏は言う。「ライダーにとってポジションは非常に重要です。新型シナプスのエンデュランス・レース・ジオメトリーはレースライディングに求められるアグレッシブさとリラックスしたアップライトポジションの中間のバランスで再設計しました。ハードに走るときに必要な低く・前に遠いポジションと、ロングを走るのに必要十分なライズ(上体の起きた姿勢)との最高のマッチポイントを探し直しました」。
快適性が高められた新型シナプスだが、BBやヘッド周辺にはワールドクラスのスプリンターが満足できる高い剛性をもたせているという。フレーム重量は560mmで前モデルより220gも軽量な単体950g(ディスクブレーキ仕様)を実現。フォークは367gで116gの軽量化を果たした。登りで有利に働く軽さをもちながらも、ドイツの試験機関ゼドラー・ラボによる強度試験ではヘッドチューブとBB周辺で約9〜10%の強度アップが実証されたという。
そしてフレームサイズごとに共通した剛性バランスやハンドリング特性が揃うように、サイズごとの最適設計を取り入れている。サイズごとに上下で異なるベアリング口径のヘッドチューブを採用し、ハンドリング特性を決めるフロントフォークも、フレームサイズごとに3種類の異なるオフセット量のフォークを用意している。
そしてディスクブレーキ採用フレームのチェーンステイやシートステイには、ブレーキングパフォーマンスを高めつつもSAVEマイクロサスペンションの効果をスポイルしないアシンメトリー(左右非対称)設計が取り入れられている。ディスクブレーキがエンデュランスロードの標準装備となるこれからにおいて、ディスクブレーキに最適化されたフレーム設計となっているのはもちろんのことだ。
そして新たに加わったのが画期的構造のコックピット「SAVEシステムバー」だ。アルミニウム製のベースステムに専用設計の翼状カーボンハンドルを組み合わせたこのシステムは、ハンドル自体がSAVEマイクロサスペンションとなって路面からの振動を緩和する。※SAVEシステムバーは生産上の課題が生じたため、来季以降のスペックインとなることが発表された。(2017年8月28日)
通常のライディング状況においてSAVEシステムバーは、路面の衝撃に対して上下方向に4〜6mmのしなりをもって衝撃をいなすという(荷重試験では最大15mmまでしなることが確認されている)。また、ポジションが限定されるステム一体型ハンドルとは違い、異なる長さと角度のベースステムとハンドルを組み合わせるツーピース構造により、+6°・ 70〜100mm、-6°・80〜130mm のコンビネーションから選べる。つまり体格やライディングポジションにあわせた自由度の高いセッティングが可能になっているのだ。
SAVEシステムバーのハンドルの曲げやドロップなどのシェイプは現在主流のエルゴ形状を採用。ステムとハンドルの固定は4本のボルトで行うため、ハンドルの「送り・しゃくり」の角度も±8°の範囲で無段階に調整できる構造をもっているのだ。
開発エンジニアのイアン・スッラ氏は言う。「このシステムバーは他のSAVEシステムと完全に調和したマイクロサスペンション効果を発揮します。スムーズでコントローラブルなハンドリングを提供しつつ、独自のツーピース設計によりステムの長さ、ハンドルの幅、角度などがノーマルステムとハンドルの組み合わせ同様にライダーの好みに合わせて調整でき、他の一体型ハンドルのような不都合はまったくありません」。
十分な強度を持ちつつ振動吸収を担うこのハンドルは、ガーミンなどのサイクルコンピューターとfabric製のLumarayライトを取り付けられる専用ブラケットが付属され、クリーンでスマートなコックピットを実現する。このSAVEシステムバーは単体販売もされる予定だ。
シート部には縦方向にしなりをもたせたシナプス専用の25.4mm径をもつSAVEシートポストが組み合わされる。シートクランプ機能は前モデルと同様にシートピラーのしなり量を稼ぐために臼状のパーツがフレームに内蔵される構造だ。こうして新型シナプスのSAVEシステムは、全方位的に快適性を高めることに成功している。
徹底したシステムインテグレーションと拡張性が新たな道を切り拓く
前後フォークエンドとブレーキシステムには、これからのディスクロードの主流となる前後12mmスルーアクスル(F:100mm、R:142mm)とディスクキャリパーのフラットマウントに対応しているのはもちろん、フロントディレイラーの取り付け台座には、Di2など電子制御メカの高い作動負荷に耐えるFD台座を備える。着脱が可能な方式を採用し、破損の際は交換が可能なだけでなく、台座を取り外せば1✕11をスマートに使用することもできる。ダウンチューブ上部に備えられたインテリジェント・ケーブルポートは、Di2のコントロールユニットを埋め込むかたちで収めることができるほか、メカニカル式シフター採用の際はケーブル類をスマートに集約して収納し、スマートなルックスとケーブル交換の際の高いメンテナンス性を両立している。
そしてエンデュランスロードとして不可欠なフェンダー(泥除け)を取り付けるためのアイレット(ネジ穴)をフォークやシートステー内側に備える。リアフェンダーをシートステーに確実に固定することができるブリッジはスマートで取外しが可能。これらを用いることでフルフェンダーを安定した状態で取り付けることができ、悪条件のグラベルや雨の降るなかでの長時間のライドでも、泥や水しぶきを浴びることなく快適に走り続けることができるのだ。フェンダーは市販のものを好みで選んで取り付ける汎用性の高い設計だ。
新型シナプスは「ニューロード」を視野に入れた設計により、32mmの太さのタイヤまでを許容するクリアランスをもっている。完成車として用意されるSE(Special Edition)シリーズは、ニューロードとしての広がりを強く意識したモデルで WTB Exposure 30Cタイヤを標準装備。グラベルライドなど新たな方向へと広がり続けるライディングスタイルの提案が込められている。
ユーザーによるモディファイにも幅広く対応する新型シナプスは「TRUE ENDURANCE MACHINERY」の言葉通り、さらに高い走りの基本性能「True Performance」と、「Expanding New Road」つまり新たな道を走破するべく、走りの自由度と拡張性を兼ね備えた新たな時代のエンデュランスロードバイクといえそうだ。
新型シナプスの日本での発売は2017年8月より。以下のラインナップでスタートする。
キャノンデール SYNAPSE ラインナップ
SYNAPSE HI-MOD DISC DURA-ACE DI2
コンポーネント | ShimanoDura-AceDi29150、Shimano Dura-Ace Di2 9170 hydro disc |
価格 | ¥1,050,000+税 |
SYNAPSE HI-MOD DISC DURA-ACE
コンポーネント | ShimanoDura-Ace9100、Shimano Dura-Ace 9120 hydro disc |
価格 | ¥650,000+税 |
SYNAPSE CARBON DISC ULTEGRA
コンポーネント | Shimano Ultegra R8000、Shimano Ultegra R8020 hydro disc |
価格 | ¥340,000+税 |
SYNAPSE CARBON ULTEGRA
コンポーネント | Shimano Ultegra R8000 |
価格 | ¥270,000+税 |
SYNAPSE CARBON DISC 105
コンポーネント | Shimano 105、Shimano RS505 hydro disc |
価格 | ¥280,000+税 |
SYNAPSE CARBON 105
コンポーネント | Shimano 105 |
価格 | ¥240,000+税 |
SYNAPSE DISC 105 SE
コンポーネント | Shimano 105、他 |
価格 | ¥170,000+税 |
SYNAPSE DISC TIAGRA
コンポーネント | Shimano Tiagra、他 |
価格 | ¥125,000+税 |
※SAVEシステムバーは生産上の課題が生じたためデリバリーの見通しが立たず、来季以降のスペックインとなることが発表された。そのため対象モデルのスペックが以下の通り変更される。(2017年8月28日)
対象モデル
SYNAPSE Hi-MOD DISC DURA ACE Di2
ハンドルバー: Cannondale SAVE SystemBar, Carbon => ENVE Carbon Road Compact Handlebar
ステム: Cannondale SAVE System => ENVE Carbon Stem
価 格:¥1,050,000+税(変更なし)
SYNAPSE Hi-MOD DISC DURA ACE
ハンドルバー: Cannondale SAVE SystemBar, Carbon => Cannondale Escape Hanger Carbon Handlebar
ステム: Cannondale SAVE System => C1 Ultralight Alloy Stem
価 格: ¥650,000+税(変更なし)
提供:キャノンデール・ジャパン Photo&Report : Makoto.AYANO