2009/11/11(水) - 12:13
仲沢 このコンパクトはアルミフレームですが、カーボン全盛時代にアルミに乗ると、実に新鮮な印象がありますね。
吉本 そうですね。キビキビしていて、本当に楽しいフレームでした。ホイールをフルクラム・レーシング3とかカンパニョーロ・ゾンダあたりに履き替えたら、さらに良い感じになるでしょうね。カーボンフレームは良いけど、これはこれでアリだと思います。
仲沢 アルミ合金は軽くて硬いので、レーシングバイクにはとても向いている素材だと言えますよね。でも、欠点がないわけではない。一番の欠点は振動減衰特性の悪さ。アルミはいったん振動すると、なかなかそれが収まらないんですね。この辺が、アルミブームが去り、カーボンブームがやってきたひとつの要因でもありますね。
吉本 でも、コンパクトはアルミとしてはかなり乗り心地が良い方ですよ。思ったよりしなやかなので、ビックリしました。
仲沢 その辺が「リドレーマジック」なんでしょうね。ちゃんとパヴェ(石畳)でテストをして、しっかりと乗り味を煮詰めている。凝った造形のチューブを採用するなど、ホントによく研究していることが感じられますね。
吉本 ハンドリングもとても素直で扱いやすいですね。コーナリング時の安定感が抜群で、とてもコントローラブルなバイクでした。フレームの設計が良いからでしょうね。さすがヨーロッパのバイクだと思わせる安定感があると思いました。
仲沢 ブレーキング時の挙動もとても良かったですね。上級者はもちろんのこと、初心者がでも安心して乗ることができるでしょう。
吉本 このバイク、ダモクレスのアルミ版という感じじゃないですか? 遠目にはダモクレスみたいだし、たとえ塗装を剥がしたとしても一目見てリドレーだとわかる。オリジナリティという点でも評価できますね。
仲沢 確かに。最近は塗装を剥がすとどこのフレームかわからない物も多いけど、リドレーはしっかりとオリジナリティを主張していますね。趣味の自転車として、これはとても重要なことだと思います。
吉本 乗り味もダモクレスに似ていますね。踏み出しは特に印象に残らないんだけど、実用速度域での加速が抜群に良い! だから、実際に長距離なんかを乗ると、「ああ、これは良いバイクなんだな」と実感できるでしょうね。ヘタなカーボンフレームに乗るよりも、このコンパクトに乗った方がずっと良いですよ。
仲沢 今でもアルミのシャキッとした乗り味を好む人は多いですよね。プロ選手の中にもわざわざアルミフレームをチョイスする人がいるほどですし。しかし、今ではどのメーカーもハイエンドモデルはフルカーボンで、アルミは廉価版ばかりになってしまった。ちょっと良いアルミフレームというのは、選択肢が非常に少ないのが現状なんですよね。そういった意味でも、この高級感溢れるコンパクトは貴重な存在だと思いますよ。
吉本 今はフルカーボンフレーム全盛の時代ですけど、このバイクに乗ってみて「アルミも悪くないな」と改めて思いました。アルミのキビキビ感が楽しめて、振動吸収性もそこそこ高いから、これはレーシングバイクのひとつの理想型かもしれませんね。
仲沢 使用用途としては、レースが一番似つかわしいのかもしれませんね。アルミのキビキビ感は、距離の短いホビーレースでアドバンテージになるでしょう。反面、のんびりとロングライドするのには向いていないかもしれません。ハイスピードでガンガン走る人には良いけど、私ならのんびり派にはもっとしなやかなフレームを勧めると思います。
吉本 そうですね。アルミフレームというと最近では入門バイクという印象が強くなってしまいましたが、ある程度スキルがあって脚もある人が乗ったら、そのパフォーマンスがより生きるような気がします。
吉本 そうですね。キビキビしていて、本当に楽しいフレームでした。ホイールをフルクラム・レーシング3とかカンパニョーロ・ゾンダあたりに履き替えたら、さらに良い感じになるでしょうね。カーボンフレームは良いけど、これはこれでアリだと思います。
仲沢 アルミ合金は軽くて硬いので、レーシングバイクにはとても向いている素材だと言えますよね。でも、欠点がないわけではない。一番の欠点は振動減衰特性の悪さ。アルミはいったん振動すると、なかなかそれが収まらないんですね。この辺が、アルミブームが去り、カーボンブームがやってきたひとつの要因でもありますね。
吉本 でも、コンパクトはアルミとしてはかなり乗り心地が良い方ですよ。思ったよりしなやかなので、ビックリしました。
仲沢 その辺が「リドレーマジック」なんでしょうね。ちゃんとパヴェ(石畳)でテストをして、しっかりと乗り味を煮詰めている。凝った造形のチューブを採用するなど、ホントによく研究していることが感じられますね。
吉本 ハンドリングもとても素直で扱いやすいですね。コーナリング時の安定感が抜群で、とてもコントローラブルなバイクでした。フレームの設計が良いからでしょうね。さすがヨーロッパのバイクだと思わせる安定感があると思いました。
仲沢 ブレーキング時の挙動もとても良かったですね。上級者はもちろんのこと、初心者がでも安心して乗ることができるでしょう。
吉本 このバイク、ダモクレスのアルミ版という感じじゃないですか? 遠目にはダモクレスみたいだし、たとえ塗装を剥がしたとしても一目見てリドレーだとわかる。オリジナリティという点でも評価できますね。
仲沢 確かに。最近は塗装を剥がすとどこのフレームかわからない物も多いけど、リドレーはしっかりとオリジナリティを主張していますね。趣味の自転車として、これはとても重要なことだと思います。
吉本 乗り味もダモクレスに似ていますね。踏み出しは特に印象に残らないんだけど、実用速度域での加速が抜群に良い! だから、実際に長距離なんかを乗ると、「ああ、これは良いバイクなんだな」と実感できるでしょうね。ヘタなカーボンフレームに乗るよりも、このコンパクトに乗った方がずっと良いですよ。
仲沢 今でもアルミのシャキッとした乗り味を好む人は多いですよね。プロ選手の中にもわざわざアルミフレームをチョイスする人がいるほどですし。しかし、今ではどのメーカーもハイエンドモデルはフルカーボンで、アルミは廉価版ばかりになってしまった。ちょっと良いアルミフレームというのは、選択肢が非常に少ないのが現状なんですよね。そういった意味でも、この高級感溢れるコンパクトは貴重な存在だと思いますよ。
吉本 今はフルカーボンフレーム全盛の時代ですけど、このバイクに乗ってみて「アルミも悪くないな」と改めて思いました。アルミのキビキビ感が楽しめて、振動吸収性もそこそこ高いから、これはレーシングバイクのひとつの理想型かもしれませんね。
仲沢 使用用途としては、レースが一番似つかわしいのかもしれませんね。アルミのキビキビ感は、距離の短いホビーレースでアドバンテージになるでしょう。反面、のんびりとロングライドするのには向いていないかもしれません。ハイスピードでガンガン走る人には良いけど、私ならのんびり派にはもっとしなやかなフレームを勧めると思います。
吉本 そうですね。アルミフレームというと最近では入門バイクという印象が強くなってしまいましたが、ある程度スキルがあって脚もある人が乗ったら、そのパフォーマンスがより生きるような気がします。
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