2015/11/12(木) - 19:33
前頁で登場頂いた4人のALLEZオーナーに、購入のきっかけや魅力、普段の使い方などを聞いてみた。そこから浮かび上がるALLEZの価値とは、一体どんなものなのだろうか。
若生:私はS-WORKSのALLEZに乗っているのですが、デビュー当時はS-WORKSなのにアルミ!?ととても驚いたことを覚えています。もともとアルミの走り心地が好きでアルミロードを何台か乗り継いでいたこともあり、購入までそう時間は掛かりませんでしたね(笑)。私はレース機材としても使いますので、どうしても落車による破損の恐れがついてきてしまう。カーボンだと高価ですが、アルミならリーズナブル。そんな部分も購入に至った動機ですね。
山本:私も「高性能アルミロード」という響きに興味を持ったことが理由ですね。以前ヨーロッパブランドのフレーム重量1050gという軽量アルミモデルにも乗っていた経験がありますが、それと何が違うんだろうか?と思ったんです。最新のアルミロードを経験してみたかったんですね。
渡辺:スペシャライズドと言えばカーボンというイメージが私自身あったのですが、それを打ち破って出てきたALLEZがどんなものなのかものすごく興味を惹かれましたね。ALLEZの発表直後に本社での研修に参加していたのですが、そこでの印象も良かった。登場直後はエントリーモデルとしての販売のみでしたが、しばらくしてS-WORKS完成車が追加されると知ってチャンスだ!と思ったんです(笑)。
熱田:私も同じですね。2013年にデビューしたばかりのALLEZを購入したのも、やはりキャノンデールさんが大きなシェアを占めているアルミロード市場にあえて殴り込みをかけてきたその意味を知りたかったんです。
CW:みなさん「スペシャライズドのハイスペックアルミロード」に興味を持ったという部分は共通なんですね。普段はどのようにALLEZでライドを楽しんでいるのしょうか?
山本:私はROUBAIXとの併用で使っています。長距離ライドの場合は振動吸収性に長けるROUBAIXですが、短距離の場合はALLEZです。また反応性がとても優れていますから、奥多摩や五日市方面など山を組み込んだ時にはALLEZを選ぶ割合が高くなりますね。私は普段完成車パッケージのまま乗ることも多いのですが、25cのタイヤだったり、マイルドな乗り味のホイールや厚みのあるサドルだったり、初心者にベストなアッセンブリーになっていると思いますね。
それにホイールを組み合わせてあげれば持ちまえの加速感がより活き、ALLEZの本領を発揮できる。フレームのバランスが優れているだけにホイールの選択次第でがらっと乗り味が変わるんです。印象が変わるので飽きがこないとも言えますよね。
熱田:私は非S-WORKSの56サイズを乗っているのですが、最軽量の状態で7.1kgとカーボンモデルのS-WORKSにも肉薄する重量に仕上がったんです。単純な重量だけでは魅力を推し量れませんが、なかなか優秀だな、と(笑)。「今時アルミ?」と言われることもあるのですが、その時はALLEZの走りを体感してもらうチャンス。下手なカーボンバイクよりも確実に走るし、試乗会で乗った人は驚くことが多いですね。
渡辺:スペシャライズドとして、カーボンモデルを中心に据えていることは間違いない事実です。でも今まで溶接工やパイプの製造工場に左右されていたアルミフレームに改革を起こし、チャック・テシェイラとクリス・ダルージオという2人のエンジニアの下、アルミフレームの性能を一歩上に押し上げてきた。そこに投入された資金や労力は並大抵ではなかったと聞いていますね。
若生:なるしまフレンドオリジナルのアルミフレームを何本がオーダーした経験があるのですが、いろいろなパイプを組み合わせてみるものの、なかなか上手くいきませんでした。でもALLEZに乗ってみて、自分が探し求めていたアルミフレームの性能がしっかりと実現できていた。個人と大手では比べるのことすら失礼ですが、やっぱりすごいな、開発力があるな、と思い知らされました。
それと溶接がとても美しいことも驚きました。昔は溶接箇所を綺麗に見せるならばヤスリ掛けをしていましたが、ALLEZだとその必要すらないほどです。高級チタンバイクのような所有欲も満たされますね。これは他社のアルミではなかなか無いように思います。
熱田:2013年のデビュー以来、ALLEZは絶えず好調なセールスを維持していますし、「高性能アルミロード」という存在を確固たるものにしてきたという実感があります。いつかの試乗会で「この値段でこの走りを生み出せるなら、カーボンは要らないかもしれない」という意見を頂いたこともありました。もちろん予算に余裕があればカーボンモデルのS-WORKSがベストですが、ALLEZだってなかなかやりますよ(笑)。
山本:基本性能が高いから、完成車そのままでも良いけれど、たとえばホイールを交換してあげればグッと伸びる。そういう意味でも長く楽しめるバイクですし、古くならない。特に学生ライダーだったら初期投資を抑えた分で遠征費にも充てられますね。お客さんに自信を持ってオススメできるほど基本性能の高い、価値あるアルミフレームです。
ALLEZの最新モデルを試そう!全国を巡る試乗プログラムがスタート
スペシャライズド・ジャパンでは、ALLEZの性能を実際に体感できる試乗プログラムを全国の販売店で実施する。試乗車はシマノ105を装備した高級モデル「ALLEZ DSW SL Comp」。革新的な構造でアルミロードバイクの最先端をひた走るALLEZを自分の脚で試すチャンスだ。スケジュールはALLEZ 試乗車プログラム紹介ページ内のカレンダーから確認のこと。試乗可能な時間や使用状況などの詳細は、各店舗へ問い合わせてほしい。
ALLEZを選んだ理由
若生:私はS-WORKSのALLEZに乗っているのですが、デビュー当時はS-WORKSなのにアルミ!?ととても驚いたことを覚えています。もともとアルミの走り心地が好きでアルミロードを何台か乗り継いでいたこともあり、購入までそう時間は掛かりませんでしたね(笑)。私はレース機材としても使いますので、どうしても落車による破損の恐れがついてきてしまう。カーボンだと高価ですが、アルミならリーズナブル。そんな部分も購入に至った動機ですね。
山本:私も「高性能アルミロード」という響きに興味を持ったことが理由ですね。以前ヨーロッパブランドのフレーム重量1050gという軽量アルミモデルにも乗っていた経験がありますが、それと何が違うんだろうか?と思ったんです。最新のアルミロードを経験してみたかったんですね。
渡辺:スペシャライズドと言えばカーボンというイメージが私自身あったのですが、それを打ち破って出てきたALLEZがどんなものなのかものすごく興味を惹かれましたね。ALLEZの発表直後に本社での研修に参加していたのですが、そこでの印象も良かった。登場直後はエントリーモデルとしての販売のみでしたが、しばらくしてS-WORKS完成車が追加されると知ってチャンスだ!と思ったんです(笑)。
熱田:私も同じですね。2013年にデビューしたばかりのALLEZを購入したのも、やはりキャノンデールさんが大きなシェアを占めているアルミロード市場にあえて殴り込みをかけてきたその意味を知りたかったんです。
CW:みなさん「スペシャライズドのハイスペックアルミロード」に興味を持ったという部分は共通なんですね。普段はどのようにALLEZでライドを楽しんでいるのしょうか?
ALLEZの使いかた、その魅力
若生:実業団レースを軸に据えながら、通勤やレースなどもすべてALLEZでこなしています。やはり複数台を所有するのも限度がありますし、ホイールを交換しながらどんな場面でも使いますね。納車してから半年ほどですが、これまでに数レースをこなしました。山本:私はROUBAIXとの併用で使っています。長距離ライドの場合は振動吸収性に長けるROUBAIXですが、短距離の場合はALLEZです。また反応性がとても優れていますから、奥多摩や五日市方面など山を組み込んだ時にはALLEZを選ぶ割合が高くなりますね。私は普段完成車パッケージのまま乗ることも多いのですが、25cのタイヤだったり、マイルドな乗り味のホイールや厚みのあるサドルだったり、初心者にベストなアッセンブリーになっていると思いますね。
それにホイールを組み合わせてあげれば持ちまえの加速感がより活き、ALLEZの本領を発揮できる。フレームのバランスが優れているだけにホイールの選択次第でがらっと乗り味が変わるんです。印象が変わるので飽きがこないとも言えますよね。
熱田:私は非S-WORKSの56サイズを乗っているのですが、最軽量の状態で7.1kgとカーボンモデルのS-WORKSにも肉薄する重量に仕上がったんです。単純な重量だけでは魅力を推し量れませんが、なかなか優秀だな、と(笑)。「今時アルミ?」と言われることもあるのですが、その時はALLEZの走りを体感してもらうチャンス。下手なカーボンバイクよりも確実に走るし、試乗会で乗った人は驚くことが多いですね。
渡辺:スペシャライズドとして、カーボンモデルを中心に据えていることは間違いない事実です。でも今まで溶接工やパイプの製造工場に左右されていたアルミフレームに改革を起こし、チャック・テシェイラとクリス・ダルージオという2人のエンジニアの下、アルミフレームの性能を一歩上に押し上げてきた。そこに投入された資金や労力は並大抵ではなかったと聞いていますね。
若生:なるしまフレンドオリジナルのアルミフレームを何本がオーダーした経験があるのですが、いろいろなパイプを組み合わせてみるものの、なかなか上手くいきませんでした。でもALLEZに乗ってみて、自分が探し求めていたアルミフレームの性能がしっかりと実現できていた。個人と大手では比べるのことすら失礼ですが、やっぱりすごいな、開発力があるな、と思い知らされました。
それと溶接がとても美しいことも驚きました。昔は溶接箇所を綺麗に見せるならばヤスリ掛けをしていましたが、ALLEZだとその必要すらないほどです。高級チタンバイクのような所有欲も満たされますね。これは他社のアルミではなかなか無いように思います。
価値あるアルミロードバイクとしてのALLEZ
渡辺:アルミニウムという、一旦は隅に追いやられてしまった素材をもう一度表舞台に立たせることは、メーカーにとって大いなるチャレンジでした。コストを考えればスマートウェルドは採用されずともおかしくない構造ですが、デビューまで繋げたのは余程の自信があるから。そのため他社の同クラス車と比較すれば若干高めの値段設定ですが、その裏にはきっちりとした理由があるんです。熱田:2013年のデビュー以来、ALLEZは絶えず好調なセールスを維持していますし、「高性能アルミロード」という存在を確固たるものにしてきたという実感があります。いつかの試乗会で「この値段でこの走りを生み出せるなら、カーボンは要らないかもしれない」という意見を頂いたこともありました。もちろん予算に余裕があればカーボンモデルのS-WORKSがベストですが、ALLEZだってなかなかやりますよ(笑)。
山本:基本性能が高いから、完成車そのままでも良いけれど、たとえばホイールを交換してあげればグッと伸びる。そういう意味でも長く楽しめるバイクですし、古くならない。特に学生ライダーだったら初期投資を抑えた分で遠征費にも充てられますね。お客さんに自信を持ってオススメできるほど基本性能の高い、価値あるアルミフレームです。
ALLEZ DSW SL COMP スペック
フレーム | Specialized E5 Premium Aluminum w/ D'Aluisio Smartweld SL Technology, hydroformed aluminum tubing, tapered head tube, OSBB |
フォーク | Specialized FACT carbon, full monocoque, 1-3/8" lower bearing |
コンポーネント | シマノ105 |
ブレーキ | AXIS 2.0 |
クランクセット | FSA Gossamer Pro, BB30, compact, 50/34T |
ホイール | AXIS 2.0 |
タイヤ | Specialized Espoir Elite, 60TPI, folding bead, double BlackBelt protection, 700x25mm |
サドル | Body Geometry Toupé Sport, hollow Cr-Mo rails, 143mm |
価格 | 189,000円(希望小売価格) |
ALLEZの最新モデルを試そう!全国を巡る試乗プログラムがスタート
スペシャライズド・ジャパンでは、ALLEZの性能を実際に体感できる試乗プログラムを全国の販売店で実施する。試乗車はシマノ105を装備した高級モデル「ALLEZ DSW SL Comp」。革新的な構造でアルミロードバイクの最先端をひた走るALLEZを自分の脚で試すチャンスだ。スケジュールはALLEZ 試乗車プログラム紹介ページ内のカレンダーから確認のこと。試乗可能な時間や使用状況などの詳細は、各店舗へ問い合わせてほしい。
提供:スペシャライズド・ジャパン、製作:シクロワイアード編集部