2014/06/04(水) - 18:39
キシリウム125と同時に、125thアニバーサリーコレクションとなるジャージ&ビブショーツ、そして2015モデルとしてラインナップされる予定のハイエンドヘルメットも発表された。ホイールだけでなく周辺アクセサリも充実させ、総合ブランドに成長しつつあるマヴィックの新作アパレルを試す。
旧モデルより柔軟性、軽量性、通気性を向上させた素材が使用されているというエルゴ3Dプロパッド。特徴は、ライダーの体型によって設計を変える「サイズスペシフィックデザイン」を取り入れたこと。ライダーの体重が70kg以下と想定されるSサイズとMサイズには厚さ15mmのパッドを、体重が70kg以上と想定されるL~XXLサイズには厚さ17mmのパッドを用いて、体型(体重)に最適化しているのだ。これにより、小柄で軽量なライダーにはしなやかで高いフィット感を提供し、大柄なライダーには体重がかかっても底付きしない快適性を与えてくれる。
Sサイズを使わせてもらったので、使用感をお伝えしたい。新型パッドは厚すぎず薄すぎず、ちょうどよいクッション性だ。立体成型となっていることに加え、3種類の密度と6種類の厚みの素材が適材適所に使われているため、ゴワつくことなく体にフィットしてくれる。ジャージ、ショーツともに生地が縫い合わされる場所は全てフラットシームとなっており、肌に当たる部分が平らなので快適な着用感だ。ただ一つ残念なのは、日本入荷数が少量ということ。
限定ジャージと同時に、新型ヘルメットもデビューしている。これは125周年の記念品ではなく、2015シーズンからカタログに載る通常ラインナップ品。ホイールの最上位モデルと同じ「コスミック・アルティメイト」という名称が与えられたことからも分かるように、この新型ヘルメットは従来のプリズマSLRのさらに上位に位置する、ロード&クロスカントリー用のハイエンドモデルとなる。
第一印象は、「小さくて軽い」。マヴィックのヘルメット処女作となるプラズマとは比べ物にならないほどコンパクトだ。全幅は最大20cm強と、現在の市場で最も小さいと言われているモデルとほぼ同じ。開発するにあたっては、シェルをコンパクトにしつつ安全性を確保するのに苦労したらしいが、カーボン製のケージでシェル内部を補強することで、軽さ、コンパクトさ、安全性を両立させているのだという。もちろん、各国の厳しい規格は全てクリアしている。
筆者が試着したのはSサイズ。カタログ重量は210g(Mサイズ)となっているが、実測すると199gしかなかった。どんどんと軽くなっている現在のロード用ヘルメットだが、200gを切っているモデルはそう多くない。アジャスターは、エルゴホールドリテンションシステムというダイヤル式のものを採用。ストラップもしなやかで軽量のものが使われている。
今のところアジアンフィットが作られる予定はないが、プラズマのアジアンフィットと比べるとやや縦長という程度で、ユーロフィットとアジアンフィットの中間くらいだろうか。カブトがジャストフィットの筆者の頭でも無理なく被れるレベル。これならフィットする日本人ライダーも多いだろう。
とにかく、どこから見ても完成度が非常に高い。このコスミック・アルティメイトの登場によって、マヴィックはヘルメットの分野でもトップブランドと肩を並べることになるはずだ。
HCジャージ125 & HCビブショーツ125 新設計となるパッドを搭載した限定ウエア
マヴィックは、ウエアにも125thアニバーサリーコレクションを追加した。「HCジャージ125」と「HCビブショーツ125」である。キシリウム125のスポークとハブのように、袖と裾のカラーがイエローになった限定ウエアだ。基本的なスペックは従来のHCジャージ&HCビブショーツのものを踏襲するが、ビブショーツのパッドが通常モデルのエルゴ3Dパッドから、新型のエルゴ3Dプロパッドへと改良されている。旧モデルより柔軟性、軽量性、通気性を向上させた素材が使用されているというエルゴ3Dプロパッド。特徴は、ライダーの体型によって設計を変える「サイズスペシフィックデザイン」を取り入れたこと。ライダーの体重が70kg以下と想定されるSサイズとMサイズには厚さ15mmのパッドを、体重が70kg以上と想定されるL~XXLサイズには厚さ17mmのパッドを用いて、体型(体重)に最適化しているのだ。これにより、小柄で軽量なライダーにはしなやかで高いフィット感を提供し、大柄なライダーには体重がかかっても底付きしない快適性を与えてくれる。
Sサイズを使わせてもらったので、使用感をお伝えしたい。新型パッドは厚すぎず薄すぎず、ちょうどよいクッション性だ。立体成型となっていることに加え、3種類の密度と6種類の厚みの素材が適材適所に使われているため、ゴワつくことなく体にフィットしてくれる。ジャージ、ショーツともに生地が縫い合わされる場所は全てフラットシームとなっており、肌に当たる部分が平らなので快適な着用感だ。ただ一つ残念なのは、日本入荷数が少量ということ。
マヴィック HCジャージ125 & HCビブショーツ125
HCジャージ125 | HCビブショーツ125 | |
サイズ | S,M,L,XL,XXL | |
価格 | 14,000円(税別) | 18,000円(税別) |
コスミック・アルティメイト 一気に完成度を上げてきたハイエンドヘルメット
限定ジャージと同時に、新型ヘルメットもデビューしている。これは125周年の記念品ではなく、2015シーズンからカタログに載る通常ラインナップ品。ホイールの最上位モデルと同じ「コスミック・アルティメイト」という名称が与えられたことからも分かるように、この新型ヘルメットは従来のプリズマSLRのさらに上位に位置する、ロード&クロスカントリー用のハイエンドモデルとなる。
第一印象は、「小さくて軽い」。マヴィックのヘルメット処女作となるプラズマとは比べ物にならないほどコンパクトだ。全幅は最大20cm強と、現在の市場で最も小さいと言われているモデルとほぼ同じ。開発するにあたっては、シェルをコンパクトにしつつ安全性を確保するのに苦労したらしいが、カーボン製のケージでシェル内部を補強することで、軽さ、コンパクトさ、安全性を両立させているのだという。もちろん、各国の厳しい規格は全てクリアしている。
筆者が試着したのはSサイズ。カタログ重量は210g(Mサイズ)となっているが、実測すると199gしかなかった。どんどんと軽くなっている現在のロード用ヘルメットだが、200gを切っているモデルはそう多くない。アジャスターは、エルゴホールドリテンションシステムというダイヤル式のものを採用。ストラップもしなやかで軽量のものが使われている。
今のところアジアンフィットが作られる予定はないが、プラズマのアジアンフィットと比べるとやや縦長という程度で、ユーロフィットとアジアンフィットの中間くらいだろうか。カブトがジャストフィットの筆者の頭でも無理なく被れるレベル。これならフィットする日本人ライダーも多いだろう。
とにかく、どこから見ても完成度が非常に高い。このコスミック・アルティメイトの登場によって、マヴィックはヘルメットの分野でもトップブランドと肩を並べることになるはずだ。
マヴィック コスミック・アルティメイト
発売時期 | 10月末以降 |
サイズ | S,M,L |
重量 | 210g(Mサイズ) | 価格 | 32,000円(税別・予価) |
提供:アメアスポーツジャパン 編集/取材:安井行生/シクロワイアード編集部