もうひとつのツール・ド・フランスが日本へ 再びマイヨジョーヌをまとうフルーム

チームはジャパンカップ翌日に東京に移動し、半日観光を楽しんだ後、表参道のギャラリー「ポールスミス・スペース」で行なわれたプライベートパーティーに出席。サー・ポール・スミス本人の厚意によって使用を許可された特別な空間で、チームスポンサーであるRaphaのVIPカスタマーとプレスあわせて約60人が交流を楽しんだ。

ジョゼフ・ドンブロウスキーのトークジョゼフ・ドンブロウスキーのトーク ジャージにサインするダビ・ロペスガルシア(スペイン、スカイプロサイクリング)ジャージにサインするダビ・ロペスガルシア(スペイン、スカイプロサイクリング) photo:Paul Smith Japan

「こんな良い大会だとは思っていなかった。来年また戻ってくる。チームにそうプッシュしておく。約束する」と語るアルヴェセン監督率いるスカイプロサイクリングは、「さいたまクリテリウム」に出場するポルトを残して火曜日に帰国。ポルトは束の間のオフを東京で過ごし、渋谷~原宿界隈で買い物を楽しんだ。「コンバースのオールスターが欲しい」というので靴屋を回り、お気に入りの二足を購入。赤坂見附の宿泊ホテルに近い「バール・デル・ソーレ」のカプチーノがたいそう気に入った様子で、滞在期間中、足しげく通っていたようだ。

木曜日にはチームメイトと合流し、さいたまに移動。「さいたまクリテリウム」に出場したのは、フルーム、ポルト、ピーター・ケノー、"G" ゲラント・トーマスというツール本戦を走ったメンバー。ポルトが楽しげに1週間の出来事を話す姿をチームメイトたちが興味津々で聞いている姿が印象的だった。

Raphaが制作したジャパンカップ限定Tシャツを喜ぶポルトとフルームRaphaが制作したジャパンカップ限定Tシャツを喜ぶポルトとフルーム photo:Kei Tsujiスタートラインにつくクリス・フルームスタートラインにつくクリス・フルーム photo:Kei Tsuji

Raphaがジャパンカップのために限定販売したオリジナルTシャツをプレゼントされたフルームは、マイヨジョーヌにせっせとゼッケン"1"を付けながら「どこかのサイトでTシャツの写真を見たけど、どこで手に入るのか分からなかったんだ」と嬉しそうに語る。その1時間半後、フルームは大歓声を受けながら先頭でフィニッシュラインを切った。

レース翌日の日曜日には、メンバー揃ってツインリンクもてぎで行われたモトGPを観戦。チーム関係者の計らいによってポルトらはパドックに入ることを許されたと言う。

2を意味するVサインは、日本での2勝目あるいは来年のツール2勝目を予告するかのようなゴールシーン2を意味するVサインは、日本での2勝目あるいは来年のツール2勝目を予告するかのようなゴールシーン photo:Kei Tsuji
2007年のツアー・オブ・ジャパンの伊豆ステージで優勝経験のあるフルームは「当時よりもずっと自転車競技の人気が高まっているように感じた。来年、ツールを連覇して、また日本に凱旋したい」と、再び日本に戻ってくることを宣言。日本でオフシーズンに突入したフルームの心中はすでに、2枚目のマイヨジョーヌのうちにある。


よりマイルドな気温帯に選ぶべきウェアとは

風雨に曝された前週のジャパンカップと異なり、さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランスでは太陽が顔を覗かせた。レインジャケットから解放された選手たちだが、10月の下旬ということもあり揃って長袖のジャージをチョイスした。日本の冬と言っても、太陽の出方によっては日中10℃近くまで上昇することは珍しくない。ここでは晩秋や、日差しのある冬、早春まで走ることのできるウェアのコーディネートを見てみよう。

好天の冬の日、風強め、3〜8℃
ジャージの着心地を獲得したPro Team Jacketジャージの着心地を獲得したPro Team Jacket
乾いた空気に太陽が照りつける冬の一日。光は冬特有の暖かみに満ちてこそいるものの、時折吹く空っ風が骨身に凍みるライド。前ページで見てきたほどの重装備はいらずとも、機能的なベースレイヤーで体を冷やさないようにし、防風ジャケットで風をしっかりと止めることが重要なポイントになる。

ジャケット

Pro Team Jacket(プロチームジャケット)

Pro Team Jacket(オレンジ)Pro Team Jacket(オレンジ) Pro Team Jacket(グレー)Pro Team Jacket(グレー) Pro Team Jacket(ブライトブルー)Pro Team Jacket(ブライトブルー)

レースとハイテンポなトレーニングのために開発されたプロチームコレクションのジャケット。前面は防風のパネルを配し、体幹の冷えを防ぎながら背中や腕の裏側には柔軟性に富むジャージ素材を採用することで、ジャージの着心地を持つジャケットに仕上がっている。スリムカットなため、前傾姿勢をとった際にぴたりとライダーの体にフィットする。

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+ジャケット

Classic Wind JacketClassic Wind Jacket Classic Wind Jacket(クラシックウインドジャケット)

風が強い場合や、長い下り坂がある場合には保険としてコンパクトに畳める防風ジャケットをプラス。Pro Team Jacketのポケットに収納でき、またその上に着用しても違和感はない。Raphaが誇る3シーズンジャケットは、秋や春にも大活躍。『Classics Guarantee』対象製品。

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ベースレイヤー

Merino Baselayer Long SleeveMerino Baselayer Long Sleeve Merino Baselayer(メリノベースレイヤー・長袖)

目立たないながらメリノウール100%のベースレイヤーはRaphaの中心となるプロダクト。冬はもちろん長袖をチョイス。汗を素早く吸い上げ、体にまとわりつかせないため嫌な冷えを防止する。ブラック、クリーム、グレーの全3色。

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ネックウォーマー

Winter CollarWinter Collar Winter Collar(ウインターカラー)

Merino Baselayerのシステムを首元まで拡張したネックウォーマー。メリノウール100%製の恩恵は保温だけでなく、体がオーバーヒートしない適度な通気性にも表れる。カラーバリエーションが豊富なため、コーディネートのアクセントにもなる優れもの。

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ショーツ

Pro Team Thermal Bib ShortsPro Team Thermal Bib Shorts Pro Team Thermal Bib Shorts(プロチームサーマルビブショーツ)

ヨーロッパのプロ選手が多用する、裏起毛になったショーツ。秋や春先は単品で使用することで腹部の冷えを防ぐばかりでなく、冬場はレッグウォーマーやニーウォーマーを組み合わせることで、タイツの出番を減らすことができる、実は真夏以外使えるロングライフな一品。ロゴの色はHi-Visピンクとシャルトリューズ、ホワイトから選べる。

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レッグウォーマー

Leg WarmersLeg Warmers Leg Warmers(レッグウォーマー)

裏起毛でしなやかな、高い保温性能をもつサーモルーベ生地から作られるレッグウォーマー。膝の裏には反射タブがあしらわれ、ライダーの安全に配慮。サーマルショーツとの組み合わせで冬も軽快にライドを楽しめる。

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シューズカバー

OversocksOversocks Oversocks(オーバーソックス)

シューズの上から履くソックス。目のつまった生地が、爪先の冷えを軽減してくれる。5℃前後の気温帯でライドの快適性を左右する重要なアイテム。目立つ足元に鮮やかなカラーを取り入れるも良し、ブラックでシックにまとめるもよしの全4色。

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小春日和の日中、あるいは早春、5〜10℃
名は体を表すWinter Jersey名は体を表すWinter Jersey
冬の最中とはいえ、時折訪れる陽気を感じる一日。「小春日和」と名付けた先人の語彙感覚に感嘆しつつ、冬のボーナスとしてやってきたライド日和を満喫したい。とはいえ、油断は禁物。体幹を冷やさず、止めるべき風はしっかりと防ぐというウインターライドの基本をここで再確認したい。

ジャージ

Winter JerseyWinter Jersey Winter Jersey(ウインタージャージ)

ジャージとしてはRaphaで最も分厚いスポーツウール生地を採用する、その名の通りの冬用ジャージ。ウールならではの着心地の良さ、厚手の生地による防寒力を誇り、さらにボディサイドのベンチレーションジッパーが登り坂での体温調整に威力を発揮。ジャージの内張りはスプロケットのプリントになっていたりと見えないディティールにもこだわった一着。

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ベースレイヤー

Merino Baselayer Long SleeveMerino Baselayer Long Sleeve Merino Baselayer(メリノベースレイヤー・長袖)

やはり選ぶべきは優秀なメリノウール100%のベースレイヤー。気温帯によっては、あえて半袖を選んでもよい。一度使ったら手放せなくなることを約束する。

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Pro Team Thermal Bib ShortsPro Team Thermal Bib Shorts Pro Team Thermal Bib Shorts(プロチームサーマルビブショーツ)

これも上記のコーディネートと同様のチョイス。組み合わせるウォーマーで気温を選べるため、一着あると何かと便利なショーツだ。

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レッグウォーマー

Merino Leg WarmersMerino Leg Warmers Merino Leg Warmers(メリノレッグウォーマー)

メリノウール製のレッグウォーマー。通常版よりも通気性と伸縮性が高いため、寒すぎない状況では積極的にこちらを選びたい。仮に気温が上がっても、メリノウールのもつ放熱性によりオーバーヒートすることはない。シンプルなデザインのため、どんなショーツとも組み合わせてもスマートなスタイリングに。

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グローブ

Merino GlovesMerino Gloves Merino Gloves(メリノグローブ)

Raphaらしくメリノ製品が並ぶこのコーディネート。今秋新発売となったメリノグローブは、マイルドな冬や秋のライドに最適な薄手のグローブ。パームはチェーンリンクのモチーフのレザー製で、高い質感とグリップ力を誇る。シクロクロスレースにも最適だ。

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ソックス

Winter SocksWinter Socks Winter Socks(ウインターソックス)

この気温帯であれば、しっかりとした冬用ソックスがあればシューズカバーもいらないだろう。爪先、かかとに厚みを持たせたウインターソックスが煩わしいシューズカバーの脱着から解放する。まれにある小春日和に感謝したくなる瞬間。

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Raphaのウェアは公式オンラインサイトで購入可能だ。サイズやカラーの交換は完全無料で、サポート体制も充実。オンラインショッピングの不安を払拭する。また、落車等によるウェア破損の修理も無料だ。上質なウェアと長く付き合うことができる。

これまで見たアイテムの中でも紹介した通り、『Classics Guarantee』(クラシックス・ギャランティ)対象の製品は30日間の完全保証が特徴だ。Raphaの自信作にしか冠せられない「Classic」の文字。冬用ウェアの作り込みに定評のあるRaphaのウェアを先ず試すなら、リスクのないクラシックス・ギャランティ対象製品から入るのも賢い選択だろう。→Classics Guaranteeの詳細へ

製品・サービスの問い合せはRapha Japanにて日本語で承っている。
Rapha Japan
〒384-1305 長野県南佐久郡南牧村野辺山65-10
電話 : 0267-98-5065
メール: japan@rapha.cc
提供:Rapha Japan